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しおりを挟むクルトとアルトともそれぞれ夫婦の営みを持ち、今までしなかった事が嘘のように毎晩交代で抱かれている。今日は順番だとクルトの筈だ。彼はベッドの中でも凄く優しい。彼の甘くて刺激のある愛撫を思い出すと下腹部がきゅんきゅんする。
・・・いけない。これじゃ淫乱じゃないか。
頭を左右に振り考えないと決める。だが次にアルトとの夫婦の営みを思い出してしまった。アルトは普段からかわれたりするので意地悪をされるのかと思ったらクルト同様に優しいのだ。逆にからかうのが面白い。コハルが上になりアルトの反応を見ながら腰を動かすと、彼は恥ずかしそうに顔を隠してしまう。その手を退かし目を見つめながら頑張って腰を動かすと彼は顔を真っ赤に染めて興奮しているのがとても可愛いのだ。最終的にはされるがままになってしまうのだが。
・・・いけない。淫乱、淫乱。
再度頭を左右に振る。そして問題児はラウルだ。彼は何度も潮が出るまで追い詰める。基本激しいのだが時折見せてくれる優しさが堪らない。意外な事にピロートークが長くて甘いのだ。いつも寝付くまで会話に付き合ってくれて頭を撫でてくれる。行為をしている時とのギャップがいい。最近ではふとした時に彼の指を見ると、自分の中をかき乱している快楽を思い出してしまう。
いけない、重症淫乱だ。
体育座りをして頭を抱えていると寝室の扉がノックされた。中に入って来たのはクルトとアルトだった。なぜアルトが?今日はしないのかなと首を傾げる。最近は毎晩していたからたまには休憩しなくてはと自分の中で結論付けた。きっと二人は優しいから身体を労わってくれたのだろう。
コハルは笑顔で自分の両サイドのベッドを叩き、隣へ誘導した。双子は笑顔でそれに従う。
さあ寝ましょう!眠ろうとして目を閉じる。
ちゅ ちゅ
「あの、寝ないのかな?」
双子は同じタイミングでコハルの頬と鎖骨にキスをした。せーのと言い合ったかの様に見事に同じタイミングだったので流石双子だなと思う。
「今日は俺達がアンタを可愛がってあげる」
「やりたい事もあるし、ね?」
二人はコハルの頬にキスをすると服を脱ぎ始めた。イケメン二人が裸になり面食らっていると、脱ぎ終えたクルトがコハルの服を脱がそうとして正気に戻る。
「二人とも嫌じゃないの?は、恥ずかしくない?」
コハルの言葉に双子は揃って首を傾げた。
「別に兄貴となら?」
「前も三人でした事あるよ?」
クルトは森で致した事を話しているのだが記憶を失ったコハルは愕然としている。いつの間にか二人に服を脱がされてしまった。全裸でベッドに横たわる。いつも一人に見られていた為、二人同時に見られているかと思うと羞恥心が込み上がる。
クルトにキスをされて舌を絡め合う。いつもの優しくて気持ちのいいキスだ。クルトのキスを堪能していると、アルトに顎を掴まれて顔の向きを変えされ彼とも深いキスをした。二人同時に首筋を下から上へ舐め上げられ、耳朶を舐められた。それだけで体がうねる。
「すご、もうぐっしょりじゃん」
「コハル、いれるね?」
クルトの指がコハルの蜜壷に入りかき乱す。同時にアルトの指が陰核を刺激する。既にどういう動きをすればコハルが悦ぶのか熟知した二人は的確に動かした。
そして、ここからが凄かった。両耳の穴を彼等の舌が入り犯された。吸われたり、甘噛みされ、チロチロと舌先で小さな刺激を与えられたと思ったらじゅぷじゅぷと舌が激しく出し入れされる。ただでさえ下の刺激が強すぎるのに耳を犯されたコハルは簡単に達してしまった。だが下の刺激は止まらない。
下の刺激はそのまま、双子はコハルの両手を頭上へ上げ、アルトが手で固定をした。ばんざいの状態になったコハルは下の刺激に耐えていて余裕がない。また直ぐ達してしまいそうになるのを我慢していたら、双子が脇を舐めた。
「やぁっそんなとこっ汚いからやめてぇー!」
「コハルに汚いとこなんてないよ」
ねっとりと舌で舐められる。
擽ったい、汚い、恥ずかしい、気持ちいい。
感情が混乱する中コハルは達してしまった。やっと下の刺激が収まり、呼吸を整える。
「あれ、まだ潮出ないの?ちゃんと水分とったー?」
「んむっんぐっ」
アルトは水を口へ含むと浅い呼吸を繰り返すコハルの顎を持ち上げ口移しで水分を補給させた。突然水が口の中に入り、一生懸命飲もうとするが溢れてしまう。それをクルトが舐め上げ口へ戻す。
「こぼしてる」
クルトの舌が口の中へ入り込み息が上手く出来ない。やっと唇が離れた頃にはコハルはグズグズに蕩けていた。クルトは寝そべりコハルに股がってとお願いをする。コハルは素直に従いクルトに股がり、クルトの肉棒の先を蜜壷に当て、穴を探すようにグリグリした。先を刺激されたクルトは我慢出来ず下から突き上げる。挿入された刺激に喘ぎ声が止まらず、下からの刺激を受け入れた。
背中をゆっくりとアルトに押され前に倒れたコハルは近づいたクルトの唇に自然な流れでキスをした。角度を変えてキスを繰り返す。そろそろ達しそうだと思ったところでクルトの腰が止まった。
「あっもうすぐっいきそうなのにっなんでーーやあっちょ!アルト!どこ舐めてっやぁあ!」
クルトの肉棒を入れたまま、アルトが後の穴を舐めたのだ。周りをねっとりと舐められ穴をつんつんと刺激し、舌を出し入れしている。
「やめてっ汚いからやめてっお願いっんむっんんっんんんっ!」
抵抗する口をクルトがキスで塞ぐ。いつの間に用意していたのか、アルトは指に潤滑剤をつけてコハルの後ろの穴に指を一本入れた。
「んぁああっやめっそれっおかしくなるゅっ」
アルトの指が抜く度に何かを出してしまっているようで羞恥心が異常に刺激される。アルトの指が抜かれるのに合わせてクルトが下を突き上げる。言いようのない強い刺激がコハルを襲った。
「やぁっいっちゃうっいっちゃうー!」
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「あー、その、ごめん。でもここもいつかは使うからアンタの為にほぐしてあげたくて」
アルトに抱きしめら、頭を撫でられる。
「お尻も、使うの?」
「そうだよ?当たり前じゃん」
当たり前という言葉に驚いた。一妻多夫のこの国では前と後ろ両方使うのは一般的な事である。コハルが痛がらないようゆっくりと時間をかけて解してあげる事は彼等の優しさだ。
「これから頑張ろうな」
「うん。わかったーーえ?やぁああっ!」
「次は俺の番だよ?」
アルトの肉棒が中へ入り込む。そしてなぜか上機嫌なクルトに後ろを解されて過去一番に達したコハルであった。
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