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 湯浴みをし、夜の営みの準備をし終えたコハルはいつもと雰囲気が違う寝室を見て驚いていた。部屋の至る所にキャンドルが灯されていてベッドの上には様々な色の花弁が散りばめられていた。いざこれからやりますと言っている様な部屋に恥ずかしくなる。

先程会った爺やがとても良い笑顔をしていたのはこの事なのだろうか。もしかしたら公爵家の使用人達が皆今日夫婦の営みを持つ事を知っていて準備をしてくれたかと思うと恥ずかしくて、明日からどう接していいのか分からない。

本当に今からするんだ・・・。

「夫婦だからこれまで散々して来た筈だよね?何でこんなに緊張するんだろう」

自分の心臓の音がうるさい。コハルは緊張からか予め用意されていた水を沢山飲んだ。そう言えば先程爺やからも水分を取った方が良いと言われた。だが飲みすぎてお花をつみたい。

まだラウルは来なさそうだし、今の内にトイレに行っておこう。

動き出そうとしたら扉がノックされた。入って来たラウルは部屋を見るなり額に手を当てて深い溜め息を吐いた。そうだよね、やりすぎだよね。とコハルはクスクス笑う。

「少し待ってて?御手洗いに行ってきます」

コハルが部屋から出て行こうとしたら手を掴まれて引き止められてしまう。首を傾げると彼は問題ないと言いベッドへ誘導した。ベッドに腰掛けたラウルは自身の膝を両手で叩いた後その手を広げてコハルが乗ってくるのを待っている。トイレに行きたいのになと思ったが尿意を我慢し大人しく従い、彼の膝上に股がった。ラウルはコハルの腰に手を当てて二本の親指で彼女の下腹部をグリグリと揉み押し、尿意を更に刺激する。声にならない声が出そうになり慌てて退こうとするが、掴まれている腰が全く動かない。やめてと言っても止めてくれない。コハルは凄く焦った。ラウルに小水をかける訳にはいかないと我慢をするのに必死だ。なのに彼は反応を見てニヤニヤしている。

コハルはラウルを睨みつけ彼の両頬を手で挟みぶしゅっと顔を挟み潰した。唇を尖らせた彼は不細工になる筈なのにイケメンのまま。何でイケメンのままなのだと悔しくなり、何を思ったのか自分の頬を両手で挟みラウルの時同様に潰してみた。するとラウルは仰け反りながら笑っている。自分は不細工だったかと改めて痛感し涙が出そうになった。だが、下腹部の刺激を止めたのでこれで良しとしよう。

コハルが着用しているワンピースの裾からラウルの手が侵入し、コハルの太腿に当てられた。コハルの肌はサラサラとしていて滑らかで柔らかく肌触りがとてもいい。その手はどんどん上っていき臀部を揉み上げた。両手で鷲掴みにされたお尻は上下に揉まれ左右に広げられ蜜壷を小さく刺激する。その小さな刺激がもどかしい。コハルはラウルへキスをした。二人の唇が重なり合い舌を絡める。

「濡れてるな」

ラウルの指が下着の中を探り、蜜壷を撫でる。少し触られただけなのにそこはぐっしょり濡れていた。恥ずかしいが、好きな人だからこそ濡れてしまうのは仕方がないではないか。

「・・・好きだから濡れちゃうの」

照れくさそうに目を逸らしたコハルが可愛くてラウルの心に火が灯る。

指を一本中に入れられた。その刺激に感じてしまい、キスをしていた唇を離し喘ぐ。

「離すな」
「あ、ふあっあむ、んー!」

片手で頭を押さえられ再びキスを繰り返す。中の指が激しく動き出し喘ぐ声がとまらない。今度は器用に中の指を動かしながら親指で陰核を刺激される。

「まってそれっいっちゃうっ」
「離すなよ」

ずっとキスをしていろと言うラウルに従い、コハルはキスをしながらラウルの指で達してしまった。ラウルに体を預け浅くなった呼吸を整える。

「まだまだこれからだぞ」

コハルの服を一枚脱がした。丈の長いキャミソール姿になったコハルは女性らしい色気を放っている。ラウルも服を脱ぎ始めた。彼のストリップショーをコハルは釘付けに見つめる。釘付けになるしかなかった。彼はシャツのボタン一つ一つを外す度に異常な程色気を漂わせるのだ。上半身裸になった彼は細そうに見えたのに筋肉質だった。二の腕も太い。なのに肌が白いからとても爽やかに見える。顔もイケメン、体もイケメン、なんだそりゃ。コハルはこれ以上このイケメンを見られないと思い顔を手で隠した。ラウルはコハルの表情が見られないのはつまらないと思い、彼女を抱き抱えベッドに押し倒した。隠しているコハルの手を掴み顔を出させる。目が合ったコハルが恥ずかしそうに下唇を噛んでいるのを見て、口角が上がった。

下の下着を取り、彼女の脚を広げコハルの大事なところを露にする。

「へえ」

面白いものを見つけたかの様にコハルのツルツルのアソコを見て笑った。

コハルの膝裏を高く持ち上げ腰を浮かせる。頭を枕に付けた状態なのにラウルの顔と自分のアソコがよく見えた。コハルに見せびらかす様にラウルは彼女の蜜壷を舐め始める。

「んー!!」

卑猥な音が部屋に響く。あのラウルが舐めているのだ。その事にも驚くが彼が舐める姿を見て興奮している自分にも驚く。感じながら自分のアソコにしゃぶりつく彼を見ると時々目が合って羞恥心が湧く。なのに目が離せない。コハルはまたしても達してしまった。

ぐったりしているコハルの脚を広げその脚をコハルに持てと指示を出した。

「離すなよ」

自分の脚を持ち、大事なところを自分から見せている様な気持ちになり凄く恥ずかしくなる。指を蜜壷に入れられて刺激される。手が脚から離れようとしたが一生懸命固定した。中で指が陰核の裏側を擦り達しそうになる。我慢していたらラウルの大きい手がコハルの下腹部に当たり、上から押さえられた。

「やあ!おしっこ出ちゃうっ」

慌てて止めようと脚から手を離しお腹を刺激しているラウルの手を退けようとしたら怒られてしまった。彼の手はコハルを刺激したままだ。

「離すなと言っただろう」

怒られてしまった事がショックで再び脚を広げて固定する。

「んんっ、もうダメっいっちゃうー!」

再び達してしまったが小水を出さなかった事にほっとする。だがラウルは達したばかりのコハルを追い詰める様に激しく指を動かす。

「んあ!まってっまってラウル!いったばかりでっああ!やめっまたきちゃうっやーー!!」

再び達してしまい今度こそコハルは小水を洩らしてしまった。これは潮ではない。においで分かる。

「ばか!ばかばかっごめんなさい」

止めどなく出てしまう小水にコハルは羞恥心で頭がぐちゃくちゃになり顔を隠す。

「可愛かった」
「へ?あっ!なんでっ」

まだ小水が出ている最中なのにラウルは指を抜くどころか再び中を刺激する。

「いまっでててっお願いラウルやめてっ早く拭かなきゃっ」
「・・・わかった」

漸く中からラウルの指が離れた。解放されたコハルはぐったりと横になってしまう。

人前でおしっこをしてしまった。どうしよう。

「大丈夫か?」
「・・・大丈夫。ありがーーっ!?」

心配してくれたと思ったのにいつの間に下の服を脱いでいたのかラウルは裸になり欲棒をコハルの蜜壷に当て、ゆっくりと挿入した。想像以上の大きさに中が締まる。

「蓋したぞ」
「やあっもっでにゃいから!」

もう小水は出たのにラウルは腰を動かしながらお腹を押さえる。もう出ない筈なのに感じて達する度にぴゅっぴゅと潮が吹き出す。

「これじゃ蓋の意味がないな」
「もうっゆるひてっ頭おかしくなるゅっあむっんんっんん゛ー!!」

喘ぐコハルの口をキスで塞ぎ堪能する。腰を激しく打ち付け最奥に果てた。


浴室で二人揃って湯船に浸かっている。
何故かコハルはラウルの膝の上に座っていた。彼がそうしろと言ったのだ。いきすぎて疲れたコハルはお言葉に甘えてラウルの体にもたれ掛かっている。

「ラウル様意地悪でした」

背後から抱きしめられ肩に彼の顔が乗せられた。

「可愛かったぞ」

ラウルに可愛いと言ってもらえるのは嬉しい。だけど彼の目の前で洩らしてしまったのだ。凄く恥ずかしかったし、背徳感がある。だが正直に言うと尿意を我慢しながらの行為は凄く気持ちが良かった。

「誰かに見られる前に片付けなきゃ」

あのビショビショのシーツは自分で片付けたい。ラウルは使用人に任せればいいだろうと言うがあの水溜まりを誰かに見られるわけにはいかないのだ。

「なあ、敬称で呼ぶな。さっきみたいに呼び捨てでいい」
「・・・ラウル?」
「よく出来ました」
「っー!!?」

呼び捨てをしたらラウルは褒めた後コハルの耳朶を食べた。突然の行動に身体が反応する。

「もう一回するか?」
「きょ、今日のところは勘弁して下さい!」

 寝室に戻ったコハルは綺麗にベッドメイキングされた部屋を見て、床へ崩れ落ち灰になった。


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