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第三章

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「んぁっ・・やめっ・・・やだぁっ・・・!」

いったいどの位の時間が経っただろうか。
レオナルドはリリーの腕をベッドの支柱に拘束したまま媚薬を含ませた筆攻めをし虐めた。肉芽を指で摘みシコシコと上下に擦りながら中に指を入れいい所に当てるとグリグリと擦る。

「嫌じゃないよね。君のよわよわクリちんぽ擦ってあげてるのに・・・ほら、いーけ♪いーけ♪」

「ぅん!?んんっんんー!!」

ぷしゅっ

「あーあ。潮吹いちゃった。後で掃除してね・・・おかしいなあ。あの薬一本でも善がり狂うはずなのにな。奥が疼いて欲しくて仕方なくなるはずなのに、君は二本も注がれてどうして求めないの?神経が図太いのかな・・・」

不思議そうに首を傾げるレオナルドは確かに美丈夫で彼の素性を知らず、普通の出会い方をしていれば惚れる程カッコイイのかもしれないがリリーにとっては嫌悪感の対象でしかなかった。

キッと睨みつけたリリー。まだそんな表情が出来るのかとレオナルドは口角を上げ不敵に笑った。

パチンッ パチンッ パチンッ

「ッー!?いたい!痛いっ!とって!」

左右の乳首と肉芽にクリップを付けられ余りの痛さに悶絶する。

「そんな小さな乳首じゃ挟む箇所も狭いから痛そうだね・・・あれ?泣いちゃったの?」

経験した事のない痛みに目から涙が溢れた。泣きたくないのに勝手に出る涙を下唇を噛み締め堪えようとする。

「んー。泣かせるの好きなんだけど君の泣き顔は罪悪感が生まれるね」

レオナルドはクリップを外し腫れた肉芽に顔を近付けた。

「お詫びに舐めてあげる。僕舐めたことないんだよね。汚いじゃん?ここ」

ジュルジュル クリクリ チュウチュウ ジュチュジュチュ

「ひぁ!?いぅっ・・ぁあ!・・・ああッ!」

再びイカされてしまい全身で呼吸をする。
顔を離したレオナルドは休む暇を与えず指を中に入れ掻き回した。

「んんッ ぃぐっ やあ゛ッんん゛ー!」

「あ゛ー。君捨てるの勿体ないね。顔も体もタイプだしこのままここで育ててあげようかな」

「やあッ やめッ もうッ やめてッ んー!」

「んー、でもそれじゃあエレン・オルレアンをどうしようか・・・あ!孕ませて毎月お腹の膨らみ具合を送り付けるのどう?いい考えだよね!そうしよう」

「ゆびっ!ゆびとめてぇー!」

ぷしゃああッ

連続絶頂し意識を飛ばしそうになるが薬のせいでお腹の奥が刺激されもどかしい。もっと太くて大きい物で刺激してほしい。そう願うがこの男じゃ嫌だと理性を保てている。

「外見は完璧なんだけど性格がなぁ。僕甘えてくる子が好きなんだ。薬の効果も効いてる筈だし奥に欲しくて仕方ないんじゃない?言ってごらん。ご主人様のここに下さいって」

フルフルと顔を横に振り否定した。

「好きじゃないからッあなたの事好きじゃないから言わない!」

ちっ。と舌打ちをしたレオナルドが懐から新たな注射器を取り出しリリーに見せびらかす。それを見たリリーは恐怖で怯え距離を取るべく這いつくばり逃げようとしたが片足を掴まれてしまった。

「三本目はまだ人に打ったことがないんだ。さすがに正気じゃいられないだろうけど、飼い慣らしてあげるからね。これでもう僕のことが好きで堪らなくなるよ」

「やだ!やだやだやだ!あー!」

三本目の媚薬を盛られてしまったリリー。
恐怖と快楽で混乱し涙が溢れる。
中に欲しい。太くて大きいのが中にほしい。いっぱいめちゃくちゃにしてほしい。

「顔ぐちゃぐちゃでトロトロだね。たまらないな。もう、挿れるよ」

レオナルドが大きくて太い肉棒をぶら下げながら近付いてくる。リリーの瞳には肉棒しか映らず物欲しく見つめてしまう。

あれがほしいッ あれがほしいッ あれがほしいッ


バンッ!!

「「「 リリーーッ! 」」」

勢いよく扉が開かれ外から現れたのはウィルフレッド、エレン、リヒャルトの三人。

三人はベッドの支柱に拘束されているリリーを見ると凄まじく恐ろしい表情を浮かべ、リリーとレオナルドに近付いた。

「エレン・オルレアン!?警備の者は何をやっている!」

「誰も来ないよ」

ぐほおっ!!

エレンが思い切りレオナルドの顔面を殴りベッドから彼を飛ばした。横たわった彼の上に跨ぎ上から顔を殴り続ける。

「よくも僕のリリーにあんな事をッ!!」

「・・・ハッ!ハハッ!お前の女は僕が好きなんだ。何度もイカされて善がり狂ってたよ!あの物欲しそうな顔ッお前にも見せたかった!」

「貴様っ!!」

急いでリリーの拘束を解いた二人は彼女を抱き寄せた。だがリリーは薬のせいで苦しそうに呼吸をしている。慌てたリヒャルトはエレンに殴られているレオナルドに詰め寄った。

「解熱剤は!?なんか抑える薬あるんだろ!?」

胸元を押さえられ息苦しくなり苦痛の表情を浮かべるレオナルドはリヒャルトをもっと苦しめたくなった。

「そんなものはない!あるとすれば子種だ!一晩中犯し続けなきゃ狂うだろうな。麻薬を投与されてるんだ。その女はもう普通じゃいられないさ!ハハッハハハハ!」

ガッ!

「クソ野郎ッ」

リヒャルトの強烈な右ストレートが炸裂した。
それでもレオナルドは笑っている。

「暗殺部隊!こいつらを殺せ!」

シュタッと真っ黒い衣装に身を包んだ複数の人影が現れた。影のように見えるが影とはまた違う。突然の敵襲にエレンは直ぐに状況を判断すると取り逃がさないようにレオナルドの後頭部を攻撃し意識を無くした。今のリリーは戦える状況じゃない。彼女を守らなくてはならない。剣を握り敵と見合わせる。

ベッドシーツをリリーの体に巻き付けたウィルフレッドは彼女を抱え立ち上がった。

「エレン!リヒャルト!後は任せた!」

「ああ!・・・ってどこ行くの!?」
「ウィルフレッド!?」

部屋から逃げ出そうとするウィルフレッドに襲いかかろうとする暗殺部隊の攻撃を防いだエレンとリヒャルト。その隙にウィルフレッドはリリーを抱え館から飛び出した。

ウィルフレッドは途中リリーが身につけていたネックレスを外して地面に投げつける。

苦しそうに呼吸を続ける腕の中のリリーを見て苦痛の表情を浮かべ急いで駆けた。

街中にある貴族御用達のホテルへ着くと顔パスで部屋へ案内されたウィルフレッド。

彼女をベッドに寝かせると上にかぶさり優しくリリーの顔を撫でた。ぼやける視界の中ウィルフレッドを見上げるリリー。焦点が合うとレオナルドじゃないウィルフレッドの姿に安心したリリーは小さく微笑んだ。


「・・・今から俺が君の男になる。君は、俺の女だ」


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