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第二章

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 「いやー!君達本当に強くなったね!感激だよ~!」

 騎士団長ジョンに褒められた五人は余裕な態度で騎士同士の模擬戦を連勝していた。影の訓練で行ったスパルタな魔獣狩りのおかげで格段と強くなった騎士五人はジョンから拍手喝采を送られている。

「そうだ。ジャックから聞いたんだけど君達リリーと仲良くなったみたいだね」

ニコニコと可愛い部下を見つめる瞳は慈愛に満ちていたが途端にジョンの瞳から光が失われ驚く騎士五人。

「リリーは泣き虫で天使だけど気をつけた方がいいよ。悪魔だから」

ピクッと反応した騎士五人はジョンから視線を逸らすことが出来なかった。泣き虫だけど天使で悪魔とはどういう事だ?

「手網は手放さいこと」

困惑する騎士五人にニッコリと笑顔を向けたジョン。

気を許してくれたと思ったらあの子はどこかへいなくなっちゃうからね。

これから起こる彼らの不幸をジョンは笑って見届けようと瞼を閉じた。




***



 影の野外訓練場にて本日の訓練を終わらせたリリーとシルヴィと騎士五人。終わる頃を見計らってレン、ロビン、メルの三人が現れた。

ビクッと体で反応し怯えるノエルとルーク。
シルヴィを含めた影四人が怯える二人に笑顔を向けた。

「リリーちょっとこの子達に付き合ってよ」
「トイレ行きたい」
「終わったら行きなって」

ロビンに言われ何事だと疑問を抱いたリリー。
ノエルとルーク以外の騎士三人は仲間の怯えた姿に首を傾げた。

ガシッとリリーの肩を掴んだルークが勢い良くリリーを揺すった。

「・・・リリー、私とキスをしてくれ。頼む!じゃないと掘られる!」

必死に体を揺らしてくるルークを見たリリーはジト目で仲間の影達を見た。

「いじめてるの?」

「そんな心外だよ」
「度胸試しってとこ」

ロビンとシルヴィが楽しそうに笑って言った。
リリーはため息を吐きまっすぐルークを見る。

「嫌な事はしなくていい。ルークのお尻は私が守る」

ブハッとリリーの発言に爆笑する影達とリヒャルト。リヒャルトは笑い上戸だ。仲間の危機なのに・・・よく見たらウィルフレッドの口角も少し上がっている。

「二十四時間ずっと一緒にいてくれるわけではないだろう。貴様がよければ私はしたい。いいか?」

頷いたリリーはキスの為に瞳を閉じた。
だが一向にキスをされない。いつするんだ?

「ん。」

リリーはいつでも良いよのつもりで目を閉じたまま顔を近づけ誘うように「ん。」と言った。それでもキスをされないので目を開けると顔を真っ赤にして瞬きをしているルークがいた。

可哀想。そんなに嫌なのか。

しゅんとしてしまったリリー。
そんな二人を見た影達は肩を震わせ笑いを堪えている。

一方仲間の騎士達はリリーの可愛さをガン見していた。

(なにあの顔・・・可愛くない?・・・)

覚悟を決めたルークはギュッと瞳を閉じ勢い良くリリーにキスをした。だが勢いがよすぎて強く当たってしまい顔面で殴られたかと思ったリリーはぶつけられた唇を押さえて涙目になった。

ギャハハハハッ!!

指をさして涙を流しながらゲラゲラ笑う影達。
いくら緊張していても今のキスはないと野次を飛ばしている。

謝りながら狼狽えているルークが可哀想だと思ったリリーは徐にに顔を近づけ優しいキスをした。優しく触れて離しまた角度をつけて優しく触れて離した。

「キスはこうやってするの。わかった?」
「あ、ああ・・・・・・これでいいか?」

リリーに言われた通り自らキスをしたルーク。
上手に出来た彼の頭に手を当て撫でたリリーは優しく笑った。

なんだこれ・・・心臓がうるさい・・・。

顔も耳も首までも赤くしてしまったルークは俯いてしまい、それを見て罪悪感にかられたリリーは影達を睨んだ。

影達はお構い無しに次はノエルだと言いルークと交代させた。

ノエルもルークと同様に顔が真っ赤だ。

「ノエルも無理しないで?お尻守る自信あるよ」

もうダメだ腹痛えとレンが膝をついた。

「リリー、僕のこと絶対嫌いにならないって約束してくれます?」

「?・・・うん」

「絶対!絶対!絶っ対ですよ!」

「うん。約束する」

約束をもらったノエルはリリーを抱き寄せスマートにキスをした。

なんだ、簡単に出来るじゃないか。

これで終わりだと思っていたリリーはいつ離すのだろうと抱き締められる腕の力が緩むのを待ったが、その逆で力が込められ身動きが取れなくなってしまった。

「ノエル?」

くちゃ ぬる ぴちゃ

!? !?

触れるだけのキスだと思っていたのにノエルは舌を入れてきた。咄嗟に離れようとしたが後頭部を手で押さえられ顔を離すことが出来ない。

「・・・のえ、る・・・っ・・・ん・・・んぐ・・・ぁ・・・」

抵抗出来ずに身悶えしていたらズボンの中に手を入れられた。

くちゅり ぬるぬる ぬるぅうっ

「ふぁっ・・・やめっ・・・ひゃぁっ!・・・」

ノエルの指が蜜口に入りぐちゅぐちゅと掻き回す。器用に指と指で芽肉を挟まれシコシコと上下に擦られ腰が跳ねた。頭を掴んでいた手はいつの間にかお尻からズボンの中に入りお尻の穴を擦っている。蜜口から溢れた蜜を後の穴に当て滑りやすくし一本指を入れた。

!? !? !?

「なにあいつサイコパス?」
「ちょっとやばい雰囲気だよね」

その様子を見たレンとロビンが呟いた。

前からも後ろからも責められたリリーは悲鳴に近い喘ぎ声をあげそうになるが、それすらもノエルの深いキスで防がれてしまう。

この間に既に二回イってしまった。
これ以上はまずい。おしっこが出てしまう。
トイレを我慢していたので限界だ。
イヤイヤと首を振るがノエルがリリーの舌を強く吸い上げ動かすなと叱った。

ちゅぽんと離された舌。
やっと酸素が吸えたリリーはこの機会を逃さないよう必死に叫んだ。

「もうやめて!おしっこでちゃう!」
「洩らしなよ」

抵抗しようとしたリリーの口を直ぐにキスで塞いでしまったノエル。責め立てる指を加速させリリーを追い詰めた。

「・・・もっやぁっ・・・んんーーー!!」

チロチロ ショロショロ ジョロジョロ

頂点に達したと同時に洩らしてしまったリリー。
顔を真っ赤にし羞恥の頂点にいるのにノエルの指が止まらない。

「にゃんでっ・・・もうっ・・・とめてよぉ・・・!」

(可愛い・・・かわいい・・・かわいい・・・!・・・)

おしっこを止めたくても止められないのにその間に責められまたイかされてしまったリリーは力を無くしその場に背中から倒れ込んでしまった。

「うわっ!リリーがイき過ぎて倒れた!?ちょっと皆顔赤くしてないで助けてよ!!」

リリーが倒れた事で酷く焦った少年メルはリリーが死んじゃうと慌てふためいた。だが彼以外全員顔を真っ赤にしリリーを見つめ動けないでいる。

ひぐっ ぐすっ ぐすっ

リリーが泣いているのに気付きハッと我に返った全員が慌ててリリーに駆け寄った。その中には理性を取り戻したノエルも含まれる。

「うわー!!リリーごめんなさい!!!」

我に返ったノエルは青ざめた表情でリリーを覗き込んだ。

リリーは涙が止まらない目を擦りながら顔を真っ赤にしえんえんと泣いている。

「どうしよう・・・気持ちいいの抑えられなくて皆の前でおしっこしちゃった!・・・やめてって言ったのに・・・気持ちいいの・・・がまん出来なかったの・・・みんながえっちな体にするからっ・・・おしっこ恥ずかしい・・・恥ずかしいのに気持ちいいの・・・どうしよぉ・・・」

ムラムラ じわじわ キュンキュン ゾクゾクッ

バッと顔を逸らした面々。
シルヴィは堪えきれず鼻血を出しながらその場で自慰を始めた。

「いやこっちがどうしようだよ!リリーさん可愛すぎて今日眠れないかも。僕がおしっこ洩らさせたかった!」

「泣き顔久しぶりに見た・・・最高っ」

「お前の反応やばっ本気で勃った犯していい?」

メル以外の影達は興奮が抑えられず今すぐリリーを襲いそうな雰囲気が出ている。騎士達はリリーの泣き顔を初めて見て興奮している自分の感情に戸惑っていた。

ただ一人を除いて。

「このバカ狼共が!泣いている女がいれば手を差し出せ!そこで反省していろ!」



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