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三章 旅立つ少女
炎の剣
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ジャイアントスライムは不気味な程ゆっくりと動いていた。
その度に水が押し寄せ、私達の服を濡らしていく。
私の魔力は尽き、バッシュさんの魔法や魔銃は殆ど効果がない……。
おまけにスライムなので剣などの物理攻撃は効果がないのだと言う。
ここは、一度引き上げて皆の体力や私の魔力を回復させてから改めて挑むのが得策だろう……。
「バッシュさん……、ミーナ……。ここは一度引いたほうが良いかも知れない……っ!」
「確かに……!このままでは勝ち目はねえな……っ!」
「ならボクに付いて来て……!一番近い出口に案内するから……!」
私達が逃走の算段をしていると、突然ジャイアントスライムは高く飛び上がり、地下下水道の天井へと張り付いた。
水をせき止めていたスライムが退いたことで、急激に水が流れ出す。
「きゃあ……っ!?」
「うお……っ!?」
「うわぁ……っ!?」
私達は水に足を掬われ、地下下水道の出口にある鉄格子の所まで流されてしまった。
そして、私達の前にジャイアントスライムが逃走経路を塞ぐように立ちはだかって来た。
鉄格子を外して後ろから逃げようにも、後ろは海しか無い……。
逃走という手段も絶たれ、まさに万策が尽き果ててしまった……!
「これって、絶体絶命……ってやつですよね……?」
「ああ……、そうだな……」
「こんな事なら、魔術師も連れてくればよかったかな……」
「何にしろ、あれを倒さないと帰れないよね……っ!」
私は剣を抜くと、ジャイアントスライムへと斬りかかるっ!
が……、斬った手応えはあるものの、斬った所が何事もなかったかのように戻る。
「な……っ!?」
少しくらいはダメージを与えられるのでは、と思っていた私は驚きを隠せなかった。
「カナ……!無駄だ!スライムを斬るのは水を斬るのと変わらない……っ!」
く……!どうすれば……っ!?
炎の魔法なら倒せるのかも知れないけど、私の魔力は尽きてしまっている……。
いや、頑張ればもう一回くらいは撃てるかもしれない……。
でも、仮に撃てたとしても一発で倒せるような相手でもない……。
剣でも倒せない、魔法を使えない……。
何かこう……、あのスライムに絶えず炎の攻撃を当てる方法があればあるいは勝てるのかもしれない……!
どうすれば……!
(ん……?)
ふと、元の世界で見た漫画とかで剣に魔法を付与するシーンを思い出した。
(これが出来ればもしかしたら……!)
今の私には付与魔法は使えないし、呪文も知らない。
でも……、似たようなことは出来るかもしれない……っ!
「『ファイヤーバレット』っ!!」
私は剣身を下にしてにランタンの中に入っているオイルをたっぷりと掛け、ファイヤーバレットを唱える。
しかし、何も起きない……。
「『ファイヤーバレット』っ!『ファイヤーバレット』……っ!!」
「カナ……、何を……?」
バッシュさんとミーナは私が何をしたいのか分からず、ただ戸惑っていたが、私は気にすること無くファイヤーバレットを唱え続ける。
(お願い……!少しでいい……!ほんの少しでもいいから出て……っ!!)
諦めること無く何度も何度もファイヤーバレットを唱える。そして……。
「『ファイヤーバレット』……っ!!」
そして遂に小さいが火の玉が掌に出現した……っ!
(出た……っ!!)
その火の玉を剣身へと近づける。
(お願い……!火が付いて……っ!!)
私は祈るような気持ちで剣に火を当てる。
すると、私の願いが届いたのか、剣身が炎に包まるる……!
これなら行けるはず……っ!!
「はあ……っ!!」
炎を纒った剣でジャイアントスライムを斬り付ける!
すると今度は斬り付けた所が塞がることなく残っている。
ジャイアントスライムは身体から触手のようなものを伸ばして私へと襲いかかるが、炎を纏わせた剣で斬り落とすと、斬り落とされた触手が燃えてなくなった。
「はあ……!やあ……っ!たあ……っ!!」
炎を纏った剣でジャイアントスライムを何度も斬り付けるが、元が大きいため決定打を与えられない……!
炎を纒った剣を振り回す度にその熱が私の肌や髪を焦がすが、今は気にしている場合ではない。
「はあ……!はあ……っ!くそ……っ!!」
もっとこう……、大きな火力があれば……!
そうだ……!ならばこれで……っ!!
私は魔法のポーチから調理用の油の瓶を取り出すと、蓋を開けて剣身に注ぐ。
すると、油をえた炎はさらに燃えがりだした。
残りの油は瓶ごとジャイアントスライムへと投げつけ、油を撒き散らしながら、最後は瓶ごとジャイアントスライムの中に取り込まれる。
「はあぁぁ……っ!燃えろ……!燃えろぉ……っ!!」
私はジャイアントスライムの油がかかった所を重点的に炎を纒った剣で斬りつける。
ジャイアントスライムは燃やされる前に私を倒そうと全身から触手を伸ばして襲いかかる……っ!
ダメだ……!数が多くて捌ききれない……っ!!
「カナっ!触手の方は任せろっ!!」
バッシュさんが魔銃で無数の触手を撃ち抜いていく!
撃たれて千切れた触手ば四散して消えていった……。
「バッシュさんっ!援護お願いします……っ!!」
「任せろっ!!」
バッシュさんの援護を貰いながら何度も何度も斬りつけているうちに遂に剣身の炎がジャイアントスライムに掛かっている油へと引火し、ジャイアントスライムは炎に包まれたっ!
「はあ……!はあ……っ!や……やった……っ!?」
炎に包まれたジャイアントスライムは悶えるように燃え上がり、そして段々と小さくなっていくと最後は燃え尽きて消えてしまっていた。
「た……倒した……っ!」
私は未だ燃えている剣を通路へと投げ置くと、その場にへたり込んだ……。
「カナ……っ!」
「カナ……っ!?」
そんな私の所にバッシュさんとミーナが駆け寄ってくる。
「へへ……、何とか倒したよ……」
「全く……、無茶しやがって……!」
「でも、剣に炎を纏わせるなんてよく思いついたね……」
「私は付与魔法なんて使えないから……、その応用で……」
「なるほどな……。だが……、あれどうするんだ……?」
バッシュさんは未だ燃えている剣を指差す。
……消えるまで待つしか無いか。
変に水をかけて燃え広がってもマズイので、油が燃え尽きて、自然に消えるまで放置することにした。
そして、剣はかなりの時間燃え続け、火が消えた頃に水で冷ましてから回収すると、黒焦げになってしまっていた……。
(……グレンさん、ごめんなさい)
私は心の中でそっとグレンさんに謝っておいた。
◆◆◆
~サイドストーリー~
ーミーナー
ジャイアントスライムがカナによって倒された。
しかも、付与魔法を使わず、剣を燃やして倒すという発想には驚かされた!
ボクだったら、あんな方法はまず思いつかない。
武器が鉄の鉤爪だからというのもあるけど、単純にそこまでの発想力がない。
バッシュも多分思い付かないと思う。
本当に人間という種族には驚かされるよ。
(ん……?あれは……)
カナの剣に付いた火が消えるまでの間、何気なく流れていく下水の方を見ていると、何か水の中で鈍く光るものが見えた。
しかも、ジャイアントスライムが倒された所で……。
何だコレ……?
ボクは近付いてそれを拾ってみるとビー玉くらいの大きさでプニプニとした青くて丸いものだった。
宝石かとも思ったけど、宝石とも違うみたい。
スライムを倒してこんなものが出てくるのは初めてだ。
ジャイアントスライムだからこんなものを落としたのかな……?
「ミーナ、どうしたんだ?」
「バッシュ。コレ拾ったんだけど、何だろう……?」
ボクはバッシュに先ほど拾った物を見せてみる。
「何だこりゃ……?ビー玉か?」
「さあ……、何なんだろうコレ……?」
まあいいや、一応持っておこうかな。
ボクはそのビー玉みたいなものを懐へと仕舞うことにしたのだった。
その度に水が押し寄せ、私達の服を濡らしていく。
私の魔力は尽き、バッシュさんの魔法や魔銃は殆ど効果がない……。
おまけにスライムなので剣などの物理攻撃は効果がないのだと言う。
ここは、一度引き上げて皆の体力や私の魔力を回復させてから改めて挑むのが得策だろう……。
「バッシュさん……、ミーナ……。ここは一度引いたほうが良いかも知れない……っ!」
「確かに……!このままでは勝ち目はねえな……っ!」
「ならボクに付いて来て……!一番近い出口に案内するから……!」
私達が逃走の算段をしていると、突然ジャイアントスライムは高く飛び上がり、地下下水道の天井へと張り付いた。
水をせき止めていたスライムが退いたことで、急激に水が流れ出す。
「きゃあ……っ!?」
「うお……っ!?」
「うわぁ……っ!?」
私達は水に足を掬われ、地下下水道の出口にある鉄格子の所まで流されてしまった。
そして、私達の前にジャイアントスライムが逃走経路を塞ぐように立ちはだかって来た。
鉄格子を外して後ろから逃げようにも、後ろは海しか無い……。
逃走という手段も絶たれ、まさに万策が尽き果ててしまった……!
「これって、絶体絶命……ってやつですよね……?」
「ああ……、そうだな……」
「こんな事なら、魔術師も連れてくればよかったかな……」
「何にしろ、あれを倒さないと帰れないよね……っ!」
私は剣を抜くと、ジャイアントスライムへと斬りかかるっ!
が……、斬った手応えはあるものの、斬った所が何事もなかったかのように戻る。
「な……っ!?」
少しくらいはダメージを与えられるのでは、と思っていた私は驚きを隠せなかった。
「カナ……!無駄だ!スライムを斬るのは水を斬るのと変わらない……っ!」
く……!どうすれば……っ!?
炎の魔法なら倒せるのかも知れないけど、私の魔力は尽きてしまっている……。
いや、頑張ればもう一回くらいは撃てるかもしれない……。
でも、仮に撃てたとしても一発で倒せるような相手でもない……。
剣でも倒せない、魔法を使えない……。
何かこう……、あのスライムに絶えず炎の攻撃を当てる方法があればあるいは勝てるのかもしれない……!
どうすれば……!
(ん……?)
ふと、元の世界で見た漫画とかで剣に魔法を付与するシーンを思い出した。
(これが出来ればもしかしたら……!)
今の私には付与魔法は使えないし、呪文も知らない。
でも……、似たようなことは出来るかもしれない……っ!
「『ファイヤーバレット』っ!!」
私は剣身を下にしてにランタンの中に入っているオイルをたっぷりと掛け、ファイヤーバレットを唱える。
しかし、何も起きない……。
「『ファイヤーバレット』っ!『ファイヤーバレット』……っ!!」
「カナ……、何を……?」
バッシュさんとミーナは私が何をしたいのか分からず、ただ戸惑っていたが、私は気にすること無くファイヤーバレットを唱え続ける。
(お願い……!少しでいい……!ほんの少しでもいいから出て……っ!!)
諦めること無く何度も何度もファイヤーバレットを唱える。そして……。
「『ファイヤーバレット』……っ!!」
そして遂に小さいが火の玉が掌に出現した……っ!
(出た……っ!!)
その火の玉を剣身へと近づける。
(お願い……!火が付いて……っ!!)
私は祈るような気持ちで剣に火を当てる。
すると、私の願いが届いたのか、剣身が炎に包まるる……!
これなら行けるはず……っ!!
「はあ……っ!!」
炎を纒った剣でジャイアントスライムを斬り付ける!
すると今度は斬り付けた所が塞がることなく残っている。
ジャイアントスライムは身体から触手のようなものを伸ばして私へと襲いかかるが、炎を纏わせた剣で斬り落とすと、斬り落とされた触手が燃えてなくなった。
「はあ……!やあ……っ!たあ……っ!!」
炎を纏った剣でジャイアントスライムを何度も斬り付けるが、元が大きいため決定打を与えられない……!
炎を纒った剣を振り回す度にその熱が私の肌や髪を焦がすが、今は気にしている場合ではない。
「はあ……!はあ……っ!くそ……っ!!」
もっとこう……、大きな火力があれば……!
そうだ……!ならばこれで……っ!!
私は魔法のポーチから調理用の油の瓶を取り出すと、蓋を開けて剣身に注ぐ。
すると、油をえた炎はさらに燃えがりだした。
残りの油は瓶ごとジャイアントスライムへと投げつけ、油を撒き散らしながら、最後は瓶ごとジャイアントスライムの中に取り込まれる。
「はあぁぁ……っ!燃えろ……!燃えろぉ……っ!!」
私はジャイアントスライムの油がかかった所を重点的に炎を纒った剣で斬りつける。
ジャイアントスライムは燃やされる前に私を倒そうと全身から触手を伸ばして襲いかかる……っ!
ダメだ……!数が多くて捌ききれない……っ!!
「カナっ!触手の方は任せろっ!!」
バッシュさんが魔銃で無数の触手を撃ち抜いていく!
撃たれて千切れた触手ば四散して消えていった……。
「バッシュさんっ!援護お願いします……っ!!」
「任せろっ!!」
バッシュさんの援護を貰いながら何度も何度も斬りつけているうちに遂に剣身の炎がジャイアントスライムに掛かっている油へと引火し、ジャイアントスライムは炎に包まれたっ!
「はあ……!はあ……っ!や……やった……っ!?」
炎に包まれたジャイアントスライムは悶えるように燃え上がり、そして段々と小さくなっていくと最後は燃え尽きて消えてしまっていた。
「た……倒した……っ!」
私は未だ燃えている剣を通路へと投げ置くと、その場にへたり込んだ……。
「カナ……っ!」
「カナ……っ!?」
そんな私の所にバッシュさんとミーナが駆け寄ってくる。
「へへ……、何とか倒したよ……」
「全く……、無茶しやがって……!」
「でも、剣に炎を纏わせるなんてよく思いついたね……」
「私は付与魔法なんて使えないから……、その応用で……」
「なるほどな……。だが……、あれどうするんだ……?」
バッシュさんは未だ燃えている剣を指差す。
……消えるまで待つしか無いか。
変に水をかけて燃え広がってもマズイので、油が燃え尽きて、自然に消えるまで放置することにした。
そして、剣はかなりの時間燃え続け、火が消えた頃に水で冷ましてから回収すると、黒焦げになってしまっていた……。
(……グレンさん、ごめんなさい)
私は心の中でそっとグレンさんに謝っておいた。
◆◆◆
~サイドストーリー~
ーミーナー
ジャイアントスライムがカナによって倒された。
しかも、付与魔法を使わず、剣を燃やして倒すという発想には驚かされた!
ボクだったら、あんな方法はまず思いつかない。
武器が鉄の鉤爪だからというのもあるけど、単純にそこまでの発想力がない。
バッシュも多分思い付かないと思う。
本当に人間という種族には驚かされるよ。
(ん……?あれは……)
カナの剣に付いた火が消えるまでの間、何気なく流れていく下水の方を見ていると、何か水の中で鈍く光るものが見えた。
しかも、ジャイアントスライムが倒された所で……。
何だコレ……?
ボクは近付いてそれを拾ってみるとビー玉くらいの大きさでプニプニとした青くて丸いものだった。
宝石かとも思ったけど、宝石とも違うみたい。
スライムを倒してこんなものが出てくるのは初めてだ。
ジャイアントスライムだからこんなものを落としたのかな……?
「ミーナ、どうしたんだ?」
「バッシュ。コレ拾ったんだけど、何だろう……?」
ボクはバッシュに先ほど拾った物を見せてみる。
「何だこりゃ……?ビー玉か?」
「さあ……、何なんだろうコレ……?」
まあいいや、一応持っておこうかな。
ボクはそのビー玉みたいなものを懐へと仕舞うことにしたのだった。
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