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三章 恋に落ちた少年と少女
重なる想い
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あれからどう街を走ったか分からない。
気が付くとわたしは夕陽の差すどこかの公園へとたどり着いていた。
周りを見渡すと人の姿はない。
わたしはポツンとベンチに一人座っていた。
「ユーリにまた酷いこと言っちゃった……」
きっとユーリは勇気を振り絞って告白してくれたに違いない。
でも、それなのにわたしはそれに答えることもなく、ただ飛び出してしまった。
「だけど、わたし自身ユーリの事、どう思ってるのか分かんないよ……」
でも、もしこれが切っ掛けでユーリが他の女の子の所にいっちゃったら……?
呼んでもユーリは振り向いてくれず、他の子と仲良くするばかり……。
わたしには笑顔も見せてくれなくなり、あの優しい笑みが知らない他の子に向けられる……。
そう思うと、途端に自分の胸が締め付けられるように苦しくなる……。
そして、その時この胸の痛みの正体に気が付いた。
「ははは……、なんだ……わたしも……ユーリが好きだったんだ……」
わたしはいつの間にかユーリをただの仲間としてではなく、一人の異性として好きになっていた。
バカだな、わたしは……。
今までこんな簡単な事に気が付かなかったなんて……。
答えは随分前に既にわたしの心の中に出ていた。
でも、それをわたしはいつも「分からない」の一言で片付けてしまっていた。
「バカだよ……、わたし……本当にバカだよ……!」
気が付けば目の前の景色が涙で滲んでいく。
今すぐにでもユーリのところへと駆け出したい!
でも、デタラメに走ってきたせいで自分がどこからやってきたのかすら分からない。
「ユーリ……、ユーリぃ……。ごめん……わたしもユーリが好きだよぉ……!」
嗚咽を漏らしながら心の中に溜まっていた想いを吐き出す。
その度に胸が暖かくなる一方で、もう会えないかもという寂しさで胸が締め付けられる。
「サナ……!」
すると、わたしを呼ぶ声が聞こえてきた。
わたしが聞きたかった人の声、わたしを好きだと言ってくれた人の声、そしてわたしが好きな人の声……。
顔を上げると、そこにはユーリの姿があった。
彼の顔を見ると、わたしは目に涙を浮かべながらベンチから立ち上がり、ユーリの胸へと飛び込んだ。
「ユーリ……ユーリ……!ごめんなさい……!勝手に飛び出していってごめんなさい……っ!わたしも好き!あなたの事が好きなのっ!仲間としてだけじゃなく、わたしはユーリを一人の男の子として好きなの……っ!」
わたしはユーリに抱きつきながら思いの丈をユーリへとぶつける。
「サナ、僕もサナのことが好きだよ……」
ユーリがわたしを優しく抱きしめながら頭を優しく撫でてくれる。
「でも……、本当にわたしでいいの……?また逃げ出すかもしれないよ……?」
「その時は何度でも見つけるよ」
「突然泣き出すかもしれないよ……?」
「その時は泣き止むまで抱きしめてあげる」
「寂しくてどこかで泣いてるかも知れないよ……?」
「その時は寂しくないように傍にいるよ」
「ユーリ……!」
こんなわたしをユーリは選んでくれた……。
そう思うと今度は嬉しくて涙があふれ出す。
「サナ、もう泣かないで」
「違うの……嬉しくて泣いてるの……」
わたしは涙を流しながらもとびきりの笑顔をユーリへと見せた。
たぶん、他の誰にも見せたことのない、大切な人に向けた笑顔。
きっとこの笑顔は両親やお姉ちゃんにも見せたことがないと思う。
「サナ……」
ユーリの手がわたしの涙を拭うとそのまま頬へと手を添えてくる。
「ユーリ……」
わたしは顔を上げると、ゆっくりと目を閉じた。
すると次の瞬間、ユーリの暖かく柔らかい唇がわたしの唇へと触れた。
◆◆◆
そして、その日の夜……、わたしはユーリと同じ部屋、同じベッドの上にいた。
「サナ……、脱がすよ……」
「う……うん……」
薄明かりがさす宿屋の一室で、ユーリはおぼつかない手つきでわたしのパジャマや下着を脱がしていく……。
一枚、また一枚と脱がされ度にわたしの心を緊張と羞恥心が満たしていく。
そして、着ていたものを全て脱がされるとわたしは恥ずかしさのあまり両手で胸や大切な所を隠す。
「サナ……」
「うう……、やっぱり恥ずかしいよ……」
男の子に見せたことのないわたしの身体……。
わたしは赤くしながら顔を背けていた。
「サナ……見せて……」
「あ……やだ……」
大切な所を隠していた手をユーリに退けられる。
すると、手で覆い隠されていた所がユーリへと晒され、わたしの緊張感はピークに達しようとしていた。
わたしもいつかは好きな人が出来たらこういう事をするんだろうなという事は漠然としか思ってなかったけど、いざこれからそういう事になるとただただ緊張感と恥ずかしさでいっぱいになる。
「サナ……いくよ……」
「う……うん……」
わたしは思わず目をぎゅっと閉じる。
そして、ユーリがわたしへと覆い被さると、この日わたしはユーリと初めてを……
「あ……あれ……?」
……迎えることが出来なかった。
どこか様子がおかしいことに気が付いたわたしは、恐る恐る目を開けると、そこには困惑しながら自らの股間を見つめているユーリの姿があった。
「ユーリ、どうしたの?」
「え……っ!?いや……、その……」
わたしもユーリの股間へと視線を下げると、そこにはフニャフニャになっているユーリのモノがあった。
「あは……、あははは……。しょうがないよ。き、今日はやめておく……?」
「う……うん……」
わたしはこの気不味い雰囲気を誤魔化すように笑うと、ユーリは見るからに落ち込みながら頷いた。
ユーリには悪いけど、わたし自身かなり緊張していたので、これはこれで良かったような気がする。
わたしはどこかホッとした気持ちで脱がされた下着やパジャマを着ると、自分のベッドへと戻り眠りへとついたのだった。
~サイドストーリー~
ーユーリー
翌朝、僕はなんとも言えない憂鬱な気分で旅立ちの支度をしていた。
なぜ憂鬱なのかと言うと、理由は昨日の事が原因だ。
折角サナと初めての夜を迎えようとしていたのに、僕のモノが緊張のあまり全く役に勃たな……もとい、立たなかったからだ。
サナは笑いながら「しょうがないよ」と言ってくれていたけど、男としてはかなり情けない……。
それもこれも僕が変に緊張しすぎたせいだ。
「はあ……、なんで肝心な時にこうなるんだろう……、やっぱり僕は姉さんの言うようにヘタレなのかな……」
「ん?どうしたユーリ、朝から深いため息をついているが何かあったのか?」
深~いため息をつけながら部屋を出ると、ルースさんに声をかけられた。
ルースさんなら僕の今の気持ちを分かってくれるかな……?
「あの……、ルースさん相談したいことがあるんですけど……」
「どうした、改まって……。いいぜ、ならメシ屋で朝飯でも食いながら聞こうか」
僕の真剣な表情に何かを感じだったのか、ルースさんは僕を食事へと誘ってくれた。
「それで、相談ってなんだ?」
「はい……、実は……」
食堂へとやってくると、それぞれが注文した料理を待っている間、僕は昨夜の事を話した。すると……。
「ぶはははははは……っ!ヤろうとしたら勃たなかったって……!」
「そ……そんなに笑わなくてもいいじゃないですか……」
僕の話を聞いたルースさんは腹を抱えて大笑いしていた。
「ああ……、すまんすまん。ようは緊張しすぎてお前自身はガチガチになっていたけど、肝心のモノはフニャフニャだったって事だろ?」
「ま……まあ……、そういう事です……」
ルースさんはなんとか笑いを堪えながら、僕の現状を改めて説明してくれた。
「なら答えは簡単だ、緊張を解すことだ。女の方も初めてだと緊張しているからまずは優しくリードしてやる事だ。」
「り……リードって言われても……」
そんな簡単に言われても、未経験な僕にとっては全くの別次元な話の訳で、僕にそれが出来るかと言われると、出来そうな気がしない……。
「ち、仕方ねえな……。具体的にアドバイスをしてやるよ!一回しか言わねえからちゃんと聞いておけよ!」
「は、はい!」
そして、僕は食事をしながらルースさんにリードの仕方を教えてもらったのだった。
気が付くとわたしは夕陽の差すどこかの公園へとたどり着いていた。
周りを見渡すと人の姿はない。
わたしはポツンとベンチに一人座っていた。
「ユーリにまた酷いこと言っちゃった……」
きっとユーリは勇気を振り絞って告白してくれたに違いない。
でも、それなのにわたしはそれに答えることもなく、ただ飛び出してしまった。
「だけど、わたし自身ユーリの事、どう思ってるのか分かんないよ……」
でも、もしこれが切っ掛けでユーリが他の女の子の所にいっちゃったら……?
呼んでもユーリは振り向いてくれず、他の子と仲良くするばかり……。
わたしには笑顔も見せてくれなくなり、あの優しい笑みが知らない他の子に向けられる……。
そう思うと、途端に自分の胸が締め付けられるように苦しくなる……。
そして、その時この胸の痛みの正体に気が付いた。
「ははは……、なんだ……わたしも……ユーリが好きだったんだ……」
わたしはいつの間にかユーリをただの仲間としてではなく、一人の異性として好きになっていた。
バカだな、わたしは……。
今までこんな簡単な事に気が付かなかったなんて……。
答えは随分前に既にわたしの心の中に出ていた。
でも、それをわたしはいつも「分からない」の一言で片付けてしまっていた。
「バカだよ……、わたし……本当にバカだよ……!」
気が付けば目の前の景色が涙で滲んでいく。
今すぐにでもユーリのところへと駆け出したい!
でも、デタラメに走ってきたせいで自分がどこからやってきたのかすら分からない。
「ユーリ……、ユーリぃ……。ごめん……わたしもユーリが好きだよぉ……!」
嗚咽を漏らしながら心の中に溜まっていた想いを吐き出す。
その度に胸が暖かくなる一方で、もう会えないかもという寂しさで胸が締め付けられる。
「サナ……!」
すると、わたしを呼ぶ声が聞こえてきた。
わたしが聞きたかった人の声、わたしを好きだと言ってくれた人の声、そしてわたしが好きな人の声……。
顔を上げると、そこにはユーリの姿があった。
彼の顔を見ると、わたしは目に涙を浮かべながらベンチから立ち上がり、ユーリの胸へと飛び込んだ。
「ユーリ……ユーリ……!ごめんなさい……!勝手に飛び出していってごめんなさい……っ!わたしも好き!あなたの事が好きなのっ!仲間としてだけじゃなく、わたしはユーリを一人の男の子として好きなの……っ!」
わたしはユーリに抱きつきながら思いの丈をユーリへとぶつける。
「サナ、僕もサナのことが好きだよ……」
ユーリがわたしを優しく抱きしめながら頭を優しく撫でてくれる。
「でも……、本当にわたしでいいの……?また逃げ出すかもしれないよ……?」
「その時は何度でも見つけるよ」
「突然泣き出すかもしれないよ……?」
「その時は泣き止むまで抱きしめてあげる」
「寂しくてどこかで泣いてるかも知れないよ……?」
「その時は寂しくないように傍にいるよ」
「ユーリ……!」
こんなわたしをユーリは選んでくれた……。
そう思うと今度は嬉しくて涙があふれ出す。
「サナ、もう泣かないで」
「違うの……嬉しくて泣いてるの……」
わたしは涙を流しながらもとびきりの笑顔をユーリへと見せた。
たぶん、他の誰にも見せたことのない、大切な人に向けた笑顔。
きっとこの笑顔は両親やお姉ちゃんにも見せたことがないと思う。
「サナ……」
ユーリの手がわたしの涙を拭うとそのまま頬へと手を添えてくる。
「ユーリ……」
わたしは顔を上げると、ゆっくりと目を閉じた。
すると次の瞬間、ユーリの暖かく柔らかい唇がわたしの唇へと触れた。
◆◆◆
そして、その日の夜……、わたしはユーリと同じ部屋、同じベッドの上にいた。
「サナ……、脱がすよ……」
「う……うん……」
薄明かりがさす宿屋の一室で、ユーリはおぼつかない手つきでわたしのパジャマや下着を脱がしていく……。
一枚、また一枚と脱がされ度にわたしの心を緊張と羞恥心が満たしていく。
そして、着ていたものを全て脱がされるとわたしは恥ずかしさのあまり両手で胸や大切な所を隠す。
「サナ……」
「うう……、やっぱり恥ずかしいよ……」
男の子に見せたことのないわたしの身体……。
わたしは赤くしながら顔を背けていた。
「サナ……見せて……」
「あ……やだ……」
大切な所を隠していた手をユーリに退けられる。
すると、手で覆い隠されていた所がユーリへと晒され、わたしの緊張感はピークに達しようとしていた。
わたしもいつかは好きな人が出来たらこういう事をするんだろうなという事は漠然としか思ってなかったけど、いざこれからそういう事になるとただただ緊張感と恥ずかしさでいっぱいになる。
「サナ……いくよ……」
「う……うん……」
わたしは思わず目をぎゅっと閉じる。
そして、ユーリがわたしへと覆い被さると、この日わたしはユーリと初めてを……
「あ……あれ……?」
……迎えることが出来なかった。
どこか様子がおかしいことに気が付いたわたしは、恐る恐る目を開けると、そこには困惑しながら自らの股間を見つめているユーリの姿があった。
「ユーリ、どうしたの?」
「え……っ!?いや……、その……」
わたしもユーリの股間へと視線を下げると、そこにはフニャフニャになっているユーリのモノがあった。
「あは……、あははは……。しょうがないよ。き、今日はやめておく……?」
「う……うん……」
わたしはこの気不味い雰囲気を誤魔化すように笑うと、ユーリは見るからに落ち込みながら頷いた。
ユーリには悪いけど、わたし自身かなり緊張していたので、これはこれで良かったような気がする。
わたしはどこかホッとした気持ちで脱がされた下着やパジャマを着ると、自分のベッドへと戻り眠りへとついたのだった。
~サイドストーリー~
ーユーリー
翌朝、僕はなんとも言えない憂鬱な気分で旅立ちの支度をしていた。
なぜ憂鬱なのかと言うと、理由は昨日の事が原因だ。
折角サナと初めての夜を迎えようとしていたのに、僕のモノが緊張のあまり全く役に勃たな……もとい、立たなかったからだ。
サナは笑いながら「しょうがないよ」と言ってくれていたけど、男としてはかなり情けない……。
それもこれも僕が変に緊張しすぎたせいだ。
「はあ……、なんで肝心な時にこうなるんだろう……、やっぱり僕は姉さんの言うようにヘタレなのかな……」
「ん?どうしたユーリ、朝から深いため息をついているが何かあったのか?」
深~いため息をつけながら部屋を出ると、ルースさんに声をかけられた。
ルースさんなら僕の今の気持ちを分かってくれるかな……?
「あの……、ルースさん相談したいことがあるんですけど……」
「どうした、改まって……。いいぜ、ならメシ屋で朝飯でも食いながら聞こうか」
僕の真剣な表情に何かを感じだったのか、ルースさんは僕を食事へと誘ってくれた。
「それで、相談ってなんだ?」
「はい……、実は……」
食堂へとやってくると、それぞれが注文した料理を待っている間、僕は昨夜の事を話した。すると……。
「ぶはははははは……っ!ヤろうとしたら勃たなかったって……!」
「そ……そんなに笑わなくてもいいじゃないですか……」
僕の話を聞いたルースさんは腹を抱えて大笑いしていた。
「ああ……、すまんすまん。ようは緊張しすぎてお前自身はガチガチになっていたけど、肝心のモノはフニャフニャだったって事だろ?」
「ま……まあ……、そういう事です……」
ルースさんはなんとか笑いを堪えながら、僕の現状を改めて説明してくれた。
「なら答えは簡単だ、緊張を解すことだ。女の方も初めてだと緊張しているからまずは優しくリードしてやる事だ。」
「り……リードって言われても……」
そんな簡単に言われても、未経験な僕にとっては全くの別次元な話の訳で、僕にそれが出来るかと言われると、出来そうな気がしない……。
「ち、仕方ねえな……。具体的にアドバイスをしてやるよ!一回しか言わねえからちゃんと聞いておけよ!」
「は、はい!」
そして、僕は食事をしながらルースさんにリードの仕方を教えてもらったのだった。
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