猫神様に嫁ぎます。ペットの猫が神様ぁぁっ⁈ 神様と交わるなんてっありえねぇ〜

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神界転生

新婚旅行〜天界の皇太子

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蒼霊が西王母と話して居る間、初めは緊張してオドオドしていた鈴兎だったが、優しく声をかけてくれた男神がいた。



『大丈夫ですか?』

その神は 鈴兎と歳格好が同じように見えた四太子殿下だった。
面長で涼やかな目元。長い黒髪は頭頂部で引っ詰め金の冠をかぶせていた。残ったの髪は長く艶やかで臀部近くまで下げ、その姿だけでも高貴な生まれの神だとわかった。

『太子殿下‥』


鈴兎は叩頭しようと膝を深く折り曲げたその時 四太子殿下はそっと鈴兎の肘を持ち上げ、



『今日は貴女が主役ですよ、お名前を教えて頂きたい』


四太子殿下に挨拶は要らないと言われ 鈴兎は頭を下げ 手のひらを内にむけて胸の前で重ね 軽くお辞儀してから



『 鈴兎 と申します。』
と落ち着いて返答する事ができた。



『鈴兎‥ふむ‥ 〝生まれた素性がわからないですね〟‥それに、蒼霊殿下も何故か小糸とお呼びと伺いましたよ‥いっそのこと糸糸(シー)って名前に変えませんか? 何なら私が名付け親で‥』

四太子殿下は鈴兎に優しく微笑んで改名を勧めた。




『殿下に伺ってみませんと‥』

皇太子の勧めを無下にもできず 
    
    ‥殿下ぁ 早く来てくださいっ‥



‥なんとまあ‥思った事が筒抜けですよ


『それもそうですよね、貴女の夫ですからね。私が蒼霊殿下に伺いましょう!』



『四太子殿下‥畏れ多い‥』

鈴兎は頭を深々と垂れた。


 
 『四太子殿下っ‥』


『蒼霊殿下‥やっとお曽祖母様や湘緋から解放されましたか?あの方々は美しいと感じる者には目がない‥物事の本質は二の次なのです。殿下‥後ろを見て下さい、もう湘緋の従者を愛ではじめた‥』

たしかに 西王母と湘緋の前に 女子が悦びそうな派手な装束の伽羅が愉しげに媚びていた。

  伽羅め‥そのうち泣きついて来なければ良いが、

  ‥神々は美しいものがお好き、私は美しく無い‥

『全く、伽羅が美しいかは 別として 猫族としては光栄至極‥』
蒼霊の心中は四太子殿下とて読めない。

『その点、蒼霊殿下は才色兼備‥いうまでも無く天界ひろしといえど殿下の美しき御姿を一目見たいと願う仙女は数多、その上博学であられ武勇にも優れておられる‥しかし唯一ご家庭を持たれず、ほとんどお独人でお過ごしされ さぞかしお寂しゅうされてるのでは‥と、私が勝手に思っておりました。ところが 天宮の噂好きな者達が 殿下が側室を持たれたと、大騒ぎ‥クスッ‥ついつい私も気になって‥此度の宴は、天君にお願いし代参致した次第‥』

四太子殿下は雅やかな笑みを湛えながら蒼霊に話した。

『四太子殿下‥そのように私を気にかけてくださっていたとは、思いも依らず コレを娶ったあと直ぐにご報告申し上げるべきでした』

蒼霊は頭を垂れまま緊張して硬くなった鈴兎の腰に手を回して引き寄せた。

鈴兎に視線を遣る蒼霊の姿はこの上もなく満足気に見えた。

‥‥蒼霊殿下は、美に対してはそう拘らない御方なのだ!物事の本質は深く理解しなければ見えないもの‥

四太子殿下! 次期天君であらせられる御方から名前を頂いたとあれば、我が王 班翁も喜ばれるでしょう!そのご厚誼有難くお受けいたします。本日今より 鈴兎改め 絲と改名いたします』

 

    まぁ これで父上もご納得頂けよう。

この旅行に出る前に 鈴兎を娶ったと報告すると班翁は手をつけるのは良いが、氏素性のわからない小仙を娶る事は許さなかった。しかも今後は神々の子女から吟味して后候補を決めよと蒼霊に命令していた。



『鈴兎、名付け親は四太子殿下であらせられる。姓は朱(シュ)が良かろう、お前は南の地で育った。守護神獣の朱雀から一字を拝借しよう。有難く頂戴しなさい』


鈴兎は正式に 朱 絲(シュゥスー)と改名された。
 
しかし蒼霊はこの後も 小糸を字にして朱絲を甘やかしたり 小馬鹿にした。


西王母の居住する崑崙山 瑶池での季節外れの蟠桃会も宴たけなわとなり修為を減らしたものは回復し、神仙の域に達られない地仙などはその修為を増やす事を願い おおいに桃酔芳酒を呑み蟠桃を食べた。

…そんなに不老不死がいいのか?世界を知り尽くした後何をする?
命に限りあるからその時を、懸命に生きるのであろう…
生死にこだわる必要などない…

蒼霊はそう言うところが 東王父に似ているかも知れない。


『 四太子殿下‥そろそろ皆の酔いもまわってきた様子‥外に出ましょうか?』

『そうしましょう‥』

蒼霊は朱絲の手を取り 宴席の後方から屋外に出た。四太子殿下もその後に続く。

向かい側の席で美女に囲まれていた青牙と南斗星君が 何やら面白い取り合わせと感じて 意気投合して蒼霊のあとを追いかけた。


朱絲は 改めて崑崙の風景に見惚れていた。
 何と美しいところ…

瑶池には季節に関係なく蓮や水蓮 色とりどりの水草の花が咲き競い、周囲の桃林も永遠に満開だった。

蒼霊と四太子殿下‥二人で何かしら話しに夢中になっている所から 少し離れてみた。桃林の中を歩きながらここ最近の目まぐるしい変化をふと振り返ってみた。

 私は 海渡山にいる前はどこでどう暮らしていたの?
何故 私のような取るに足らない小仙を殿下はお引きとどめているの? 一度や二度夜伽の相手をしたからといって、お子ができない限り側室とかにしない‥普通‥‥それを〝妻〟と公言してはばかりもしない。

ひらひらと舞い降りてきた桃の花びらが手の平に重なっていく。
手のひらを口元に近づけて フッ と息を吹きかけると花びらはまたひらひらと微風に乗って舞い散っていった。

 
 ううん、余計な事は考えない事にしないと…
高貴な神々のお考えなど、私のような下層なモノにわかるはずがない。

桃林を抜けると目の前には再び瑶池が広がった。
晩秋の柔らかな太陽の日差しが 朱絲の躰に降り注ぎ不安を消し去るように三青鳥が 綺麗な尾羽をひらつかせながら飛び交っている。


〻どおしたぁ 子ウサギ 悩みなら聴いてやるぞ 〻

  
        誰?…

〻ここだよ 上っ 上っ〻


『金鳥よ、玉兎に何用だ?…私も今、蒼霊殿下に玉兎の話しをしていたところだったのだよ』



  〻四太子殿下‥実は… あのぉ…〻


『金鳥(きんう)よ、叱りはせぬ、話してみよ』

穏やかで物優しげな皇太子の言葉に、蒼霊の脅かしで震え上がっていた金鳥も、少し落ち着いて、


〻…殿下も存知の通り、私と玉兎は兄妹同然の双子星と言っても過言ではありません。ところが最近 玉兎は西王母様から依頼ある調剤にも身が入らない様子で毎晩思案に暮れていると嫦娥様からお便りがありました。しかし私、夜は目が見えませぬゆえ月に様子を見に行くわけにもいかず、さりとて西王母様のお耳に入れば只では済まされぬと思い だれか代わりに月に行って貰えまいかと…〻


金鳥は皇太子に打ち明け始めたのに、会話の中に割り込む蒼霊は、

『なるほど…な‥…しかし、我が妻に使いをたのむとは、お前もたいした度胸よな‥そのように高い所から我等を見下すとは…地べたに降りてから物申せっ』

蒼霊の長い多たぶさな髪が風も無いのにふわふわと乱れだし、そのまなこの中心がきゅーっと縮みだした。



〻そっ 蒼霊殿下‥ぁ まさか、殿下の奥様とはっ存じあげず、降りたら殿下のその、その鋭い爪でお仕置きされるのでは?…〻


金烏は桃の木の枝に止まった。



いよいよ蒼霊の眼の様子が変化し黒く長い髪の毛がモワッと総毛立ってきた。



『そっ蒼霊さま…そんなっ お怒りになるほどの事ではありません』

小糸はモワッと立ち上がる蒼霊の髪の毛束を抱きしめて浮き上がらないように体重をかけて踏ん張った。



    ……鈴兎ちゃん何やってんの?



その様子を覗き見していた南斗星君が呟くと隣で同じく見ている青牙が、



…あー、あのですねぇ~ うさちゃんは、兄上の髪の毛が怒りで踊り出すのを阻止しているのですよ…
青牙はほろ酔い気分で愉快気に解説してみせた。



    ‥蒼ちゃんは怒ってる?




…多分…ここからでは顔が見えませぬが、‥あの髪の勢いだと兄上は結構お怒りですね~


宴席から携えた酒壺を口元に運び桃酔芳酒を一口含むと ゴクリと喉を鳴らした。


…いやいや 青牙君 他人事のように…お酒呑んでる場合じゃ無さそうですよ…四太子殿下もいらっしゃるのに、何のお話しか、気になるなぁ…


…気になるのであれば、

『兄上ぇ~こんな所で如何なされましたかぁ~っ』

  さぁ 星君 行きますよっ


      …ああ…あのねぇ~


……青牙‥南斗星君
    またややこしい連中め


『四太子殿下』

南斗星君と青牙が天界の皇太子に挨拶する動作がまるで申し合わせたかのようにピタリとシンクロし、何故か滑稽に見えた四太子殿下がクスリと笑って直ぐに表情を引き締めた。


『南斗星君、二皇子‥』


四太子殿下も二人の挨拶を受けた。



『皆様 金烏様もお集まりで何ごとか、お困りのご様子…』

金烏は好都合とばかり 星君に事のあらましを説明した。



『なるほど…心配は玉兎様‥そこは皆様ご同意で?』

さも最初から話しに加わっていたかのような南斗星君の話しぶりを蒼霊は気に食わなかったが、


    ‥星君が何とかするか‥


『かしこまりました、私 畢方に乗って様子を見てまいりましょう、嫦娥も私なれば 不審がりませぬゆえ…』



『おぉ~さすが 南斗星君!御姿ばかりがお美しいだけでなく、御心も寛大で慈悲に富んでいらっしゃる!』

酔いが回った青牙が南斗星君を皆の前で最大限に褒め称えた。




『…南斗星君‥大変頼み難いのだが‥』
四太子殿下が何やら悩み深い表情で星君に話しかけた。



『四太子殿下‥どうなされました、御顔色が優れませぬが‥私に出来ることあれば 何なりとお申し付け下さい。』

『大変頼み難いのですが‥‥』

【四太子殿下はこの夏、体調を崩され寝込まれていた。天宮の薬房から医師も度々訪れ診察にあたり、薬も何度も変えて試したが一向に回復する気配がなかった。天君は四太子殿下以外の皇嗣に相応しい傍系は存在しないと、何としても四太子殿下の回復をねがった。
そして、天宮の医術ではお手上げ状態になり、止むに止まれず、西王母に助けを求めた。
西王母は快く引き受けて 月で薬房を切り盛りする玉兎を呼び寄せ四太子殿下の看病をさせた。玉兎が調合する薬と手厚い看護の甲斐があり殿下はみるみる快方に向かい 玉兎が作る粥を食べる迄回復してきた事を確かめると 天宮の侍医に後を頼み 太子殿下には黙って月に帰っていってしまった。】

と、四太子殿下は南斗星君に説明したあと、

『…大変恥ずかしいのだが、玉兎にもう一度会ってその時の礼をしたいのだ…』

若い皇太子は頬を赤く染め俯いた。

南斗星君は、玉兎と四太子殿下の関係にこだわる事なく
『四太子殿下‥かしこまりました、必ず玉兎さんをお連れいたしますよ』

そう言いながら畢方を呼ぼうとすると、彼は人形になってちゃっかり待機している。

『星君 行くんなら早い方が良いだろ?』

『助かるよ 畢方…』

『頼みましたよ』四太子殿下が安心したように微笑むと

『畢方‥帰りは二人乗せてくるんだぞ!』
蒼霊の腕は小糸の腰に回したまま偉そうに畢方に指図する。

『えーい 蒼霊っ 貴様 誰に向かって言ってんだっ』

『畢方‥四太子殿下の前ですよ、口を慎みなさい ‥さあ 行きましょうか』

南斗星君に宥められながら 畢方は巨大な一本足の鶏の元神に変身した。その背にヒラリと飛び乗った星君は

『では 皆様 お楽しみに待っていてください』

















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