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3章 魔法&剣術指導
28.もっと頑張ろうな!
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ヴィスト、ピノンに家庭教師をつけてから3ヶ月が経った。
リタは魔法が上手く扱えるようになり、ティオも剣術が上達していた。
ヴィストとピノンはこれまでの2人を見て心から成長を喜んでいた。
「だいぶ上達してきたな!」
「3ヶ月でここまで行くなんて…」
3ヶ月という短い期間での上達はさすがの2人も驚いていた。
しかし、一番驚いていたのはリタ、ティオの本人達であった。
今まで実技による勉強を全くしていなかった2人からもすれば、自分達がここまで早く上達出来た事はそれほどまでにビックリしていた。
「この調子で行けば、もっと強くなれるかな?」
「そうね…そうすれば、ヴィンツェルト学院も夢じゃないかもね!」
「ヴィンツェルト学院って、あの名門?」
「はい!私達、来年ヴィンツェルト学院に入るつもりなのです!」
ヴィストとピノンは驚いた。
名門中の名門の学校に行くという目標を2人が持っていた事を初めて知ったが…。
「すごいじゃないか!となると俺達、もしかしたらその名門に行かせた生徒の先生って箔が付くんじゃないか!?」
「ちょっとヴィスト!名声目的なんてはしたないわよ!」
「わりいわりい…」
そんな名門に行きたいという目的を持っていたリタにヴィストは質問をした。
「大切な親友との約束なんです!」
"大切な親友との約束"…。
その言葉にヴィストは感銘を受けた。
ヴィスト本人は家庭教師を依頼された時に考えたいたことを思い出していた。
もし自分の教え方がわるかったら…。
もし教え子になる人物が自分を嫌ってしまったら…。
当初はその不安が心にあったヴィストだったが、リタの熱意を知り、"教師をやってみて良かった"と心から感激したのだった。
「そうか、ならその親友の為にも、もっと頑張ろうな!」
「ティオちゃんもね!」
「はい!もっと強くなりたいです!」
「頑張ります!」
リタとティオ、2人のこの熱意は決心へと代わり、2人は授業に励んだ。
更なる魔法、剣術の修行…。
2人の成長は今も続いていくのだった。
リタは魔法が上手く扱えるようになり、ティオも剣術が上達していた。
ヴィストとピノンはこれまでの2人を見て心から成長を喜んでいた。
「だいぶ上達してきたな!」
「3ヶ月でここまで行くなんて…」
3ヶ月という短い期間での上達はさすがの2人も驚いていた。
しかし、一番驚いていたのはリタ、ティオの本人達であった。
今まで実技による勉強を全くしていなかった2人からもすれば、自分達がここまで早く上達出来た事はそれほどまでにビックリしていた。
「この調子で行けば、もっと強くなれるかな?」
「そうね…そうすれば、ヴィンツェルト学院も夢じゃないかもね!」
「ヴィンツェルト学院って、あの名門?」
「はい!私達、来年ヴィンツェルト学院に入るつもりなのです!」
ヴィストとピノンは驚いた。
名門中の名門の学校に行くという目標を2人が持っていた事を初めて知ったが…。
「すごいじゃないか!となると俺達、もしかしたらその名門に行かせた生徒の先生って箔が付くんじゃないか!?」
「ちょっとヴィスト!名声目的なんてはしたないわよ!」
「わりいわりい…」
そんな名門に行きたいという目的を持っていたリタにヴィストは質問をした。
「大切な親友との約束なんです!」
"大切な親友との約束"…。
その言葉にヴィストは感銘を受けた。
ヴィスト本人は家庭教師を依頼された時に考えたいたことを思い出していた。
もし自分の教え方がわるかったら…。
もし教え子になる人物が自分を嫌ってしまったら…。
当初はその不安が心にあったヴィストだったが、リタの熱意を知り、"教師をやってみて良かった"と心から感激したのだった。
「そうか、ならその親友の為にも、もっと頑張ろうな!」
「ティオちゃんもね!」
「はい!もっと強くなりたいです!」
「頑張ります!」
リタとティオ、2人のこの熱意は決心へと代わり、2人は授業に励んだ。
更なる魔法、剣術の修行…。
2人の成長は今も続いていくのだった。
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