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1章 姉弟になるまで
2.令嬢は男の子を、好きになりました!
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森で1人の少年を見つけたリタ。服がボロボロだった為に、放っておけずアスタルト邸へ連れていくことになった。
リタは早速、少年を自分の部屋のベッドに寝かせて、メイドが持ってきてくれた水の入った風呂桶と布を使って、彼を介抱する。
(なんだろうこの子?持ち物とかも無いし…)
少年に対して不思議に感じる一方で…
(でも、綺麗な髪…お肌もぷにぷに…それに…寝顔可愛い~)
少年は可憐な外見であった為に、リタは彼にメロメロになっていた。
だが、先の状態もあって、リタは心配で心がいっぱいであったが、彼の目覚めを待っている間に自身も疲れてベッドに上半身を乗せるようにして座り込み寝てしまう。
そして、数分が経過し、少年は目を覚ました。少年は当然、自分が今いる場所が解っておらずさらには、自分の隣には見知らぬ少女がいた事に驚いた。
「ここどこ…僕は一体何をして…?」
「ん…あ、起きた?良かった~!」
少年の目覚めの声に反応したかのように、リタも目を覚ました。しかし、少年は彼女に対して少し警戒心を寄せており怯えた態度を見せていた。
「こ、来ないで!!僕に何をする気…!!??」
少年は体を完全に隠すように掛け布団を自身に丸めて身を守ろうとした。リタはそんな彼を見て"怖がらせちゃダメだ"と考えて、まずは優しく接した。
「大丈夫だよ…私はなにもしないから…あなたはさっき、森で倒れてて私がこの部屋まで運んだの…」
リタの優しい言葉を聞いて少年は少しずつ警戒を解き掛け布団を開けていく。
「本当…?」
「うん、あの森はこの家の近くだから、私がたまたま見つけたの!」
リタは明るい笑顔で徐々に少年に接していき、少年はようやく落ち着いた。
「ねぇ、あなたお名前は?」
「え?」
「私はリタ!この、家の娘よ!」
「ぼ、僕は…」
少年はモジモジと照れており、その姿にリタは…。
(この子?もしかして照れてる?いや~ん!可愛い~!!)
リタは少年の照れた姿を見てまたしてもメロメロになっていた。
「僕は…てぃ…ティオ…」
「"ティオ"っていうのね!上手に名前言えてえら~い!」
「んぐっ!」
ようやく名前を聞いたリタだが、名乗った後で彼に抱き付き、教えてくれた事で少年=ティオを褒めた。しかも、ティオはリタの微かに膨らんでいる胸に沈められてるかのように…。
「や、やめ、く、苦し…」
「あ!ごめんね!大丈夫?」
「う、うん…」
なんとか、リタも落ち着いて互いに普通に話が出来る程になる。それと同時にティオは空腹によるお腹の音が「ぐぅ~」っとなり、リタは笑ってしまう。
「ご、ごめん…僕、お腹すいちゃった」
「待ってて、今持ってくるから!」
リタはティオの為に一時部屋を退室し、少し経った後で食事を持って再び部屋に入った。持ってきた食事はお肉がたっぷり入ったビーフシチューで、ティオは既に"美味しそう"と目を輝かせ、リタはそれを「あ~ん」とティオに食べさせた。
「・・・モグモグ」
「どう?おいしい?」
「・・・うん!おいしい!!」
「本当!よかった!急いで作ったからちょっと味に自身が無かったの…」
「え、これリタさんが作ったの?」
「うん!私、料理とかも得意だから!」
「すごくおいしかったよ!」
「ありがとう!」
料理の感想を聞き、嬉しさからリタはティオの頭をヨシヨシと撫で、ティオも満腹の満足感と可愛い女の子にヨシヨシされた事から満面の笑みを浮かべた。
「ねえ、ティオって何歳?」
「え?え~っと、11歳…」
「わぁ~!私の方がお姉さんだ!私は12歳なんだよ!!」
「お姉さん?」
「うん!お姉さん!」
「お姉さん…」
「えへへ…」
(ああ…なんて可愛いのかしら…私この子好きになっちゃった…もっと一緒にいたいな~)
無邪気なティオの虜となってしまったリタであったが、メイドから両親が自分を呼んでいる事を伝えられて、両親の元へ向かった。向かった部屋には両親の他に、姉のサティ、兄のサイガ、ユーリもいた。
「リタ、さっきメイド達から聞いたんだが、あの少年を連れてきたのはお前らしいな…」
「はい、倒れてたので…」
「お前な、いくら倒れてたからってよ…これで何回目だよ…この前も倒れてたからってうさぎを連れて来たしよ…」
「あの時は、うさぎさんは怪我をしていたので、それにユーリお兄様!ティオは動物ではありません!」
「お、おい!そんなに怒るなよ…」
「ははは、ユーリは冗談きついね…」
ユーリの冗談交じりの発言にリタは少し怒ってしまった。そしてそれをなだめるかのようにサイガは笑っていた。そして、その後で真剣な表情をした父親が話を始めた。
「リタ、それで本題なんだが…あの子の身元について何か分からなかったか?」
「身元ですか?でも、最初にティオを見つけた時、あの子何も持っていませんでしたけど…」
「身元は不明か…」
「それなら、やはり…」
「お父様?」
父親の考え込んだかのような表情を不思議に思うリタであったが、リタは父親から自身にとって衝撃的な話を出してきた。
「え?孤児院に!?」
「ああ、やはり身元が分からないなら孤児院に預けて里親を見つけてもらうしかないと思ったんだ…すまないリタ…あの子の事、非常に気に入っているようだが…これがあの子にとって…」
「嫌です!!まだお別れしたくありません!!」
当然リタはそんな父の話を受け入れられる訳がなかった…
せっかく仲良くなった少年といきなりお別れというのがリタには納得できなかったからだ。されからリタは必死の思いで家族に説得を続けて、"やっとの思い"といえるか分からない決断に持ってこれたのだった…
「分かった…ならあと1日だけ家に居させよう…明後日には孤児院に引き取ってもらえるよう行く…それまで、思い残す事が無いようあの子と過ごしなさい…」
「はい…分かりました…」
"あと1日"…
リタの説得はこれが限界であり、父の説得もこれがやっとでリタはしょんぼりと顔をうつ向くしか出来なかったのだった…
だがそれでもリタはティオと限られた時間を過ごす為にも目一杯彼との時間を過ごすことにした。
「え?あと1日だけ居ていいの?」
「うん、本当はもっとティオと居たいんだけど、お父様とお母様はどうしても駄目みたいで…ごめんね…」
「ううん、いいよ…僕だってここにずっといる訳にもいかないから…」
「それに、リタさんみたいな人と仲良くなれて良かったよ!孤児院に行っても、遊びに来るから!!」
「うん!絶対だからね!!」
別れた後の事を話し合い、2人は共に少ない時を過ごすのだった…
リタは早速、少年を自分の部屋のベッドに寝かせて、メイドが持ってきてくれた水の入った風呂桶と布を使って、彼を介抱する。
(なんだろうこの子?持ち物とかも無いし…)
少年に対して不思議に感じる一方で…
(でも、綺麗な髪…お肌もぷにぷに…それに…寝顔可愛い~)
少年は可憐な外見であった為に、リタは彼にメロメロになっていた。
だが、先の状態もあって、リタは心配で心がいっぱいであったが、彼の目覚めを待っている間に自身も疲れてベッドに上半身を乗せるようにして座り込み寝てしまう。
そして、数分が経過し、少年は目を覚ました。少年は当然、自分が今いる場所が解っておらずさらには、自分の隣には見知らぬ少女がいた事に驚いた。
「ここどこ…僕は一体何をして…?」
「ん…あ、起きた?良かった~!」
少年の目覚めの声に反応したかのように、リタも目を覚ました。しかし、少年は彼女に対して少し警戒心を寄せており怯えた態度を見せていた。
「こ、来ないで!!僕に何をする気…!!??」
少年は体を完全に隠すように掛け布団を自身に丸めて身を守ろうとした。リタはそんな彼を見て"怖がらせちゃダメだ"と考えて、まずは優しく接した。
「大丈夫だよ…私はなにもしないから…あなたはさっき、森で倒れてて私がこの部屋まで運んだの…」
リタの優しい言葉を聞いて少年は少しずつ警戒を解き掛け布団を開けていく。
「本当…?」
「うん、あの森はこの家の近くだから、私がたまたま見つけたの!」
リタは明るい笑顔で徐々に少年に接していき、少年はようやく落ち着いた。
「ねぇ、あなたお名前は?」
「え?」
「私はリタ!この、家の娘よ!」
「ぼ、僕は…」
少年はモジモジと照れており、その姿にリタは…。
(この子?もしかして照れてる?いや~ん!可愛い~!!)
リタは少年の照れた姿を見てまたしてもメロメロになっていた。
「僕は…てぃ…ティオ…」
「"ティオ"っていうのね!上手に名前言えてえら~い!」
「んぐっ!」
ようやく名前を聞いたリタだが、名乗った後で彼に抱き付き、教えてくれた事で少年=ティオを褒めた。しかも、ティオはリタの微かに膨らんでいる胸に沈められてるかのように…。
「や、やめ、く、苦し…」
「あ!ごめんね!大丈夫?」
「う、うん…」
なんとか、リタも落ち着いて互いに普通に話が出来る程になる。それと同時にティオは空腹によるお腹の音が「ぐぅ~」っとなり、リタは笑ってしまう。
「ご、ごめん…僕、お腹すいちゃった」
「待ってて、今持ってくるから!」
リタはティオの為に一時部屋を退室し、少し経った後で食事を持って再び部屋に入った。持ってきた食事はお肉がたっぷり入ったビーフシチューで、ティオは既に"美味しそう"と目を輝かせ、リタはそれを「あ~ん」とティオに食べさせた。
「・・・モグモグ」
「どう?おいしい?」
「・・・うん!おいしい!!」
「本当!よかった!急いで作ったからちょっと味に自身が無かったの…」
「え、これリタさんが作ったの?」
「うん!私、料理とかも得意だから!」
「すごくおいしかったよ!」
「ありがとう!」
料理の感想を聞き、嬉しさからリタはティオの頭をヨシヨシと撫で、ティオも満腹の満足感と可愛い女の子にヨシヨシされた事から満面の笑みを浮かべた。
「ねえ、ティオって何歳?」
「え?え~っと、11歳…」
「わぁ~!私の方がお姉さんだ!私は12歳なんだよ!!」
「お姉さん?」
「うん!お姉さん!」
「お姉さん…」
「えへへ…」
(ああ…なんて可愛いのかしら…私この子好きになっちゃった…もっと一緒にいたいな~)
無邪気なティオの虜となってしまったリタであったが、メイドから両親が自分を呼んでいる事を伝えられて、両親の元へ向かった。向かった部屋には両親の他に、姉のサティ、兄のサイガ、ユーリもいた。
「リタ、さっきメイド達から聞いたんだが、あの少年を連れてきたのはお前らしいな…」
「はい、倒れてたので…」
「お前な、いくら倒れてたからってよ…これで何回目だよ…この前も倒れてたからってうさぎを連れて来たしよ…」
「あの時は、うさぎさんは怪我をしていたので、それにユーリお兄様!ティオは動物ではありません!」
「お、おい!そんなに怒るなよ…」
「ははは、ユーリは冗談きついね…」
ユーリの冗談交じりの発言にリタは少し怒ってしまった。そしてそれをなだめるかのようにサイガは笑っていた。そして、その後で真剣な表情をした父親が話を始めた。
「リタ、それで本題なんだが…あの子の身元について何か分からなかったか?」
「身元ですか?でも、最初にティオを見つけた時、あの子何も持っていませんでしたけど…」
「身元は不明か…」
「それなら、やはり…」
「お父様?」
父親の考え込んだかのような表情を不思議に思うリタであったが、リタは父親から自身にとって衝撃的な話を出してきた。
「え?孤児院に!?」
「ああ、やはり身元が分からないなら孤児院に預けて里親を見つけてもらうしかないと思ったんだ…すまないリタ…あの子の事、非常に気に入っているようだが…これがあの子にとって…」
「嫌です!!まだお別れしたくありません!!」
当然リタはそんな父の話を受け入れられる訳がなかった…
せっかく仲良くなった少年といきなりお別れというのがリタには納得できなかったからだ。されからリタは必死の思いで家族に説得を続けて、"やっとの思い"といえるか分からない決断に持ってこれたのだった…
「分かった…ならあと1日だけ家に居させよう…明後日には孤児院に引き取ってもらえるよう行く…それまで、思い残す事が無いようあの子と過ごしなさい…」
「はい…分かりました…」
"あと1日"…
リタの説得はこれが限界であり、父の説得もこれがやっとでリタはしょんぼりと顔をうつ向くしか出来なかったのだった…
だがそれでもリタはティオと限られた時間を過ごす為にも目一杯彼との時間を過ごすことにした。
「え?あと1日だけ居ていいの?」
「うん、本当はもっとティオと居たいんだけど、お父様とお母様はどうしても駄目みたいで…ごめんね…」
「ううん、いいよ…僕だってここにずっといる訳にもいかないから…」
「それに、リタさんみたいな人と仲良くなれて良かったよ!孤児院に行っても、遊びに来るから!!」
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