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町外れの武器工房の職人と剣聖の姪
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「ふぅ~、戦斧はこれで完成っと・・・」
ここはとある異世界・・・。
そこにある1つの町・・・。
・・・の片隅にある一軒の武器工房。
そこには1人の武器職人の男がいた。
それがこの俺…名を"モーリス・ウェルヴァ"・・・齢27歳。ちなみに独身。
この何の変哲もないただの武器工房で毎日武器を作っているただのしがないおっさんだ…。
ついさっき、発注された戦斧を作って商人に持っていく所だ。
ーーーーー
「毎度あり!」
「いつもお疲れさん!これ!よかったら!」
「ああ、ありがとうございます・・・」
いつものように俺の作った武器を仕入れとして買い取ってくれる商人に武器を売ったのち俺は栄養ドリンクを渡されてそれを一杯飲んで休憩をした。
「おう!モーリスじゃねえか!こんな所でサボりか?」
「んな訳ねえだろ・・・さっき商人に商品を渡して休んでた所だよ」
「そうか!それよりまたリリアが活躍したんだってな!すげえな!」
「リリアか・・・」
リリアとは最近世間で噂になっている冒険者で、俺の兄貴の娘、つまりは"姪"だ。
俺には10歳上の兄貴がいた。
兄貴の名前は『ビーディ・ウェルヴァ』、元冒険者。
15歳で冒険者として名を馳せていて、「剣聖」の異名を持っていた。
その異名の通り、剣の腕はすごくあらゆる冒険者の憧れにして女の子からもモテモテだった。
兄貴が20歳の頃、ある女性と恋に落ちてそのまま結婚、いわゆるスピード婚、娘を出産、その娘がリリアだった。
リリアも父親を尊敬していて同じく冒険者を目指していた。
そんな俺も兄貴を尊敬していた。
まだ子供だった頃から兄貴は俺の目標でもあり、俺も冒険者を目指していた。
だが、ある日の事だった。
俺が18歳でリリアが8歳の時に、兄貴はとあるクエストの最中に事故で亡くなった。
リリアと兄嫁である母親はショックだったが、一番ショックだったのは俺の方だった。
尊敬していた兄貴が死亡した事を受け入れられる訳なんかなかったから・・・。
それからと言うもの・・・
俺は兄貴の死で冒険者の仕事が命の危機と隣り合わせだと感じて心を閉ざし、冒険者の夢を断念した。
だが、心の中では微かに諦めがつかなかったのか、こう思った。
(せめて、少しでも冒険者の役に立つ仕事がしたい・・・)
その想いから、俺は武器職人の道を選んだ。
それからは武器に関する勉強をして武器職人として独立し、町外れに工房を構えてひっそりと暮らしていた。
・・・ってわけだ・・・。
ーーーーー
工房に戻った俺は次の武器を作っていた。
正直今となっては武器職人としての仕事にやりがいを持っている。
というか「楽しい」って思っている。
この町外れでただ1人でのんびりと武器を作るだけの人生も悪く感じないかな・・・。
「ん?」
そう思っていた矢先、工房に誰かが訪ねてきた。
扉を開けてみるとびっくりした。
訪れてきた人物は俺の良く知る人物だった。
「叔父さん久しぶり!」
「り、リリア・・・?」
訪ねてきたのは、さっき話した姪の『リリア・ウェルヴァ』だった。
どうしたんだ?
一体?
「武器でも買いに来たのか?悪いが俺は造る専門だからそういうのは専門店に・・・」
「違うわ!今日は叔父さんに話があって来たの。」
「話?」
「叔父さん。私と冒険者にならない?」
「え?」
突然の発言に俺は耳を疑った。
ここはとある異世界・・・。
そこにある1つの町・・・。
・・・の片隅にある一軒の武器工房。
そこには1人の武器職人の男がいた。
それがこの俺…名を"モーリス・ウェルヴァ"・・・齢27歳。ちなみに独身。
この何の変哲もないただの武器工房で毎日武器を作っているただのしがないおっさんだ…。
ついさっき、発注された戦斧を作って商人に持っていく所だ。
ーーーーー
「毎度あり!」
「いつもお疲れさん!これ!よかったら!」
「ああ、ありがとうございます・・・」
いつものように俺の作った武器を仕入れとして買い取ってくれる商人に武器を売ったのち俺は栄養ドリンクを渡されてそれを一杯飲んで休憩をした。
「おう!モーリスじゃねえか!こんな所でサボりか?」
「んな訳ねえだろ・・・さっき商人に商品を渡して休んでた所だよ」
「そうか!それよりまたリリアが活躍したんだってな!すげえな!」
「リリアか・・・」
リリアとは最近世間で噂になっている冒険者で、俺の兄貴の娘、つまりは"姪"だ。
俺には10歳上の兄貴がいた。
兄貴の名前は『ビーディ・ウェルヴァ』、元冒険者。
15歳で冒険者として名を馳せていて、「剣聖」の異名を持っていた。
その異名の通り、剣の腕はすごくあらゆる冒険者の憧れにして女の子からもモテモテだった。
兄貴が20歳の頃、ある女性と恋に落ちてそのまま結婚、いわゆるスピード婚、娘を出産、その娘がリリアだった。
リリアも父親を尊敬していて同じく冒険者を目指していた。
そんな俺も兄貴を尊敬していた。
まだ子供だった頃から兄貴は俺の目標でもあり、俺も冒険者を目指していた。
だが、ある日の事だった。
俺が18歳でリリアが8歳の時に、兄貴はとあるクエストの最中に事故で亡くなった。
リリアと兄嫁である母親はショックだったが、一番ショックだったのは俺の方だった。
尊敬していた兄貴が死亡した事を受け入れられる訳なんかなかったから・・・。
それからと言うもの・・・
俺は兄貴の死で冒険者の仕事が命の危機と隣り合わせだと感じて心を閉ざし、冒険者の夢を断念した。
だが、心の中では微かに諦めがつかなかったのか、こう思った。
(せめて、少しでも冒険者の役に立つ仕事がしたい・・・)
その想いから、俺は武器職人の道を選んだ。
それからは武器に関する勉強をして武器職人として独立し、町外れに工房を構えてひっそりと暮らしていた。
・・・ってわけだ・・・。
ーーーーー
工房に戻った俺は次の武器を作っていた。
正直今となっては武器職人としての仕事にやりがいを持っている。
というか「楽しい」って思っている。
この町外れでただ1人でのんびりと武器を作るだけの人生も悪く感じないかな・・・。
「ん?」
そう思っていた矢先、工房に誰かが訪ねてきた。
扉を開けてみるとびっくりした。
訪れてきた人物は俺の良く知る人物だった。
「叔父さん久しぶり!」
「り、リリア・・・?」
訪ねてきたのは、さっき話した姪の『リリア・ウェルヴァ』だった。
どうしたんだ?
一体?
「武器でも買いに来たのか?悪いが俺は造る専門だからそういうのは専門店に・・・」
「違うわ!今日は叔父さんに話があって来たの。」
「話?」
「叔父さん。私と冒険者にならない?」
「え?」
突然の発言に俺は耳を疑った。
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