パーティーを追放されて出て行った少年は、再会した美少女三姉妹のパーティーに迎え入れられる。

竜ヶ崎彰

文字の大きさ
上 下
34 / 55

新拠点

しおりを挟む
アルガスの騒動の翌日。
俺は宿のロビーにみんなを集めた。
をする為に…。

「なによ?話って?」

「ああ、実はな…。」

みんなが気になるような表情をしていた。

それに答えるかのごとく俺も話した。

「みんなで一緒の家に住もう!」

「え?」

みんなは当然驚いた。
そりゃそうだよな・・・。
"一緒に住もう"なんて急すぎるからな・・・。
でも、俺だってこれを言ったのにはがあるんだ!

「俺達眠れるスリーピング・女神ゴッデスとして、家を買おうと思うんだ!」

今までのパーティーでの仕事をこなしているうちに報酬による金がたくさん溜まって来た事もあり、それを元手として家を買おうと考えた。
このまま宿で寝泊まりしていると宿泊代で金が減るからちゃんとした家を買ってそこを拠点にしようと思ったんだ。
みんなは唖然とした顔をしているが、同時に少し喜びを感じているようにも思えた。

特にユラは大喜びしていた。

「つ、つまり、ライアと同じ屋根の下で暮らせるって事?」

「いや、俺とじゃなくて、"パーティーメンバー全員で"・・・だけどな?」

「な~んだ・・・」

おいおい・・・。
今度はがっかりさせちまったよ・・・。

でもこれから先、宿代を節約する為にも家は必要な事だと思っている。

だからこそ俺のだった。



***



早速不動産で目星を付けた家に連れて行き内見をする事にした。

目星を付けた家は大きい2階建ての一軒家。

キッチン、風呂、寝室、書斎・・・。
ありとあらゆる部屋があり、寝室は2つあり、1部屋に4人まで寝られるようになっていた。

みんな目を光らせて喜んでいた。
俺も正直心を躍らされている。
これから先、ここが俺達眠れる女神パーティーの拠点にして新しい家になるという事が。

今から新しい生活に対するワクワクが止まらない・・・。




***



入居の手続きを終えて早速引っ越しを開始した。

新居についた俺達は、まだドキドキとワクワクが止まらなかった。

「ここが俺達眠れるスリーピング・女神ゴッデスの新しい拠点新しい家。」

荷物を整理して、街に行き必要な生活必需品を買いに行き買い揃え、新生活は幕を開けた。




***



夜。

新居での生活を祝っての祝杯をした。

テーブルには俺とユラが協力して作った料理でいっぱいだった。


「ライアって料理出来るんだね!」

「これでも孤児院でお菓子とか作ってたからな!」

「わ、私もちょっとは手伝ったし・・・」

ま、本当に"ちょっと"だったけどな・・・。



「それじゃあ!眠れるスリーピング・女神ゴッデスの新たな新居引っ越しを祝って・・・」

「「かんぱ~い!!」」


俺達は騒ぎまくった。

アルガスでの仕事やミミカの事もあったが、今日はとりあえず触ごう!

なんか楽しいな・・・。

ククルは脱ぐし・・・って・・・

「おい!ククル!何やってんだお前!?」

「うへへ・・・ライア・・・僕とエッチしよ・・・」

「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「こらあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

ふざけていたのかククルが服を脱ぎだして俺を誘惑し始めた。
何とかユラの助けもあって、機器を打破出来たが・・・。

でも楽しいや!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう

果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。 名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。 日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。 ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。 この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。 しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて―― しかも、その一部始終は生放送されていて――!? 《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》 《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》 SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!? 暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する! ※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。 ※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。

昼寝部
キャラ文芸
 天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。  その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。  すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。 「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」  これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。 ※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。

動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!

海夏世もみじ
ファンタジー
 旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました  動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。  そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。  しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!  戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

処理中です...