29 / 38
アルガスの城
しおりを挟む
アルガスの街の周辺駅に着いた俺達眠れる女神一行。
駅を出るとそこには、大きな門があった。
間違いない・・・。
ここが一度入ったら帰ってこれないと言われている街「アルガス」だ。
…にしても…。
"一度入ったら帰ってこれない"と言われている割にはあまり恐怖を感じねえな…。
一体どうなってんだ?
「みんな!なにがあるか分かんねえからとりあえず気を付け・・・」
「よっしゃあ!いくぞおお!」
「っておい!話聞けえええ!!」
何やってんだあいつら!
警戒心ってものが無いのかの如く門を潜ろうとしてやがる・・・。
危ねえ街だってのもう忘れたのかよ!?
「お前らな」
ギイーン!
門が開いた。
俺達は結局その門を潜って街へと足を運んで行った。
***
街へと入ったものの、やっぱり何かおかしい・・・。
街だってのに、人っ子1人いねえ・・・。
俺の胸騒ぎが大きく高まった。
上級の仕事と言うだけあって、身の危険も感じていた。
敵がいつどこから現れるか分からないからな・・・。
周囲を確認しつつ前方に歩いて行く俺達は、目の前に驚くべきあるものを見つけた。
それは、まごう事なくこの街に不釣り合いな大きな城であった。
「なんだありゃ?」
「確実にこの街と合ってないじゃない!」
気になった俺達はその城の中に入ってみる事にした。
もしかしたら、行方不明者と何か大きな関係性があるのかもしれないし・・・。
その微かな可能性を胸に俺達は城に足を踏み入れた。
***
城の中を見た俺は明らかに唖然とした表情になった。
城の中は大勢の人がいた。
しかもその人達は、あるものに熱中していた。
それは、ギャンブルだった。
ルーレットにトランプ、スロット・・・。
この城の内部はありとあらゆる賭け事による娯楽で溢れていた"カジノ"だった。。
何なんだここは?
まさか、これ全部行方不明者なのか?
そうだとしたらこのカジノは一体・・・?
「みんな、気を付けろ!ここには何があるって、おおおおおおおおおおい!!」
ユラ達、隣から消えていると思ったら、あいつらも賭け事してやがる!?
何やってんだよあいつら!?
「ひゃっほおおおおおおお!!買ったああああああああ!」
「おいユラ!何やってんだ!?」
「何って、"ルーレット"だけど?」
「何のゲームをやってんだ?って聞いてんじゃねえよ!!」
「わ~い!3つ全部揃った!!」
「ロイヤルストレートフラッシュ!!」
「おいいいいいいいいいいいい!!ククルとキッカまでかよおおおおおおおおおおお!?」
ククルはスロット、キッカはポーカーを嗜んでいてなんかもう変になっているよ・・・。
今一番に動けているのは、警戒心を持ち合わせているモルフィと幼さ故にギャンブルに興味を示していないミミカだけか・・・。
しっかし驚いたな・・・。
まさかここまでギャンブルに人が熱中しているなんて・・・。
でも・・・。
なんかおかしいぞ・・・。
この人達・・・。
賭け事に熱中しているあまり・・・。まるで、生気を感じていない・・・。
この人達一体どうなって・・・?
駅を出るとそこには、大きな門があった。
間違いない・・・。
ここが一度入ったら帰ってこれないと言われている街「アルガス」だ。
…にしても…。
"一度入ったら帰ってこれない"と言われている割にはあまり恐怖を感じねえな…。
一体どうなってんだ?
「みんな!なにがあるか分かんねえからとりあえず気を付け・・・」
「よっしゃあ!いくぞおお!」
「っておい!話聞けえええ!!」
何やってんだあいつら!
警戒心ってものが無いのかの如く門を潜ろうとしてやがる・・・。
危ねえ街だってのもう忘れたのかよ!?
「お前らな」
ギイーン!
門が開いた。
俺達は結局その門を潜って街へと足を運んで行った。
***
街へと入ったものの、やっぱり何かおかしい・・・。
街だってのに、人っ子1人いねえ・・・。
俺の胸騒ぎが大きく高まった。
上級の仕事と言うだけあって、身の危険も感じていた。
敵がいつどこから現れるか分からないからな・・・。
周囲を確認しつつ前方に歩いて行く俺達は、目の前に驚くべきあるものを見つけた。
それは、まごう事なくこの街に不釣り合いな大きな城であった。
「なんだありゃ?」
「確実にこの街と合ってないじゃない!」
気になった俺達はその城の中に入ってみる事にした。
もしかしたら、行方不明者と何か大きな関係性があるのかもしれないし・・・。
その微かな可能性を胸に俺達は城に足を踏み入れた。
***
城の中を見た俺は明らかに唖然とした表情になった。
城の中は大勢の人がいた。
しかもその人達は、あるものに熱中していた。
それは、ギャンブルだった。
ルーレットにトランプ、スロット・・・。
この城の内部はありとあらゆる賭け事による娯楽で溢れていた"カジノ"だった。。
何なんだここは?
まさか、これ全部行方不明者なのか?
そうだとしたらこのカジノは一体・・・?
「みんな、気を付けろ!ここには何があるって、おおおおおおおおおおい!!」
ユラ達、隣から消えていると思ったら、あいつらも賭け事してやがる!?
何やってんだよあいつら!?
「ひゃっほおおおおおおお!!買ったああああああああ!」
「おいユラ!何やってんだ!?」
「何って、"ルーレット"だけど?」
「何のゲームをやってんだ?って聞いてんじゃねえよ!!」
「わ~い!3つ全部揃った!!」
「ロイヤルストレートフラッシュ!!」
「おいいいいいいいいいいいい!!ククルとキッカまでかよおおおおおおおおおおお!?」
ククルはスロット、キッカはポーカーを嗜んでいてなんかもう変になっているよ・・・。
今一番に動けているのは、警戒心を持ち合わせているモルフィと幼さ故にギャンブルに興味を示していないミミカだけか・・・。
しっかし驚いたな・・・。
まさかここまでギャンブルに人が熱中しているなんて・・・。
でも・・・。
なんかおかしいぞ・・・。
この人達・・・。
賭け事に熱中しているあまり・・・。まるで、生気を感じていない・・・。
この人達一体どうなって・・・?
1
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第七部開始】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
突然シーカーになったので冒険します〜駆け出し探索者の成長物語〜
平山和人
ファンタジー
スマートフォンやSNSが当たり前の現代社会に、ある日突然「ダンジョン」と呼ばれる異空間が出現してから30年が経過していた。
26歳のコンビニアルバイト、新城直人はある朝、目の前に「ステータス画面」が浮かび上がる。直人は、ダンジョンを攻略できる特殊能力者「探索者(シーカー)」に覚醒したのだ。
最寄り駅前に出現している小規模ダンジョンまで、愛用の自転車で向かう大地。初心者向けとは言え、実際の戦闘は命懸け。スマホアプリで探索者仲間とダンジョン情報を共有しながら、慎重に探索を進めていく。
レベルアップを重ね、新しいスキルを習得し、倒したモンスターから得た魔石を換金することで、少しずつではあるが確実に成長していく。やがて大地は、探索者として独り立ちしていくための第一歩を踏み出すのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる