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ライバル登場?
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眠れる女神を結成してから一週間が経った。
相変わらず仕事は初級ばかりで地味な感じだが俺達は俺達なりに楽しくも苦しくもやっている。
徐々に知名度も上がってきている。
冒険者パーティーは知名度によっては仕事の依頼が直接与えられることがあり、その場合難易度に関係なく成功報酬が上乗せされる。
パーティーにとっては滅多に来ない重要な事だ!
そんな俺達にも直接な依頼が来ていた。
とはいっても、屋敷の雑草取りや迷子のペット探しと言った冒険者とは言えねえような仕事ばかりだけどな…。
さすがにユラもがっかりしているな…。
「もういや!なんでこんな地味な仕事ばかり私達に来るのさ!」
「さすがに便利屋かなにかと勘違いされているのではないのか?」
モルフィの言う事もごもっともだ。
確かに最近は雑用ばかりで探索は"その次"みたいにしていたからな…。
周りから便利屋として板につかれちまったか…。
3人のことを思っての事が、まさかこんな事になるなんてな…。
「ねえライア、そろそろ中級の仕事に挑戦してみない?」
「え?でもなぁ、中級はまだ…。」
「ずいぶん自信なさげな発言だなぁ!」
「ん?」
俺の背後から随分と、キラキラしたオーラを纏っていて、2人の女を連れている変なやつが話しかけてきた。
こいつも冒険者か?
年齢は明らかに俺より少しだが上に見える。
「君達か?新たに発足されたという冒険者パーティー"眠れる女神"というのは?」
「そうだけど?何だよお前は?」
「僕はこの道2年冒険者をやっている。ジュミル。"ジュミル・メオール"だ!」
「ジュミル?もしかしてお前、最近結構活躍している"閃光の麒麟"のリーダーか?」
「察しが良いねえ!如何にも、僕があの閃光の麒麟のリーダーだよ!」
"閃光の麒麟"
最近巷で話題になっている冒険者パーティーだ。
冒険者としての腕は勿論だが、ジュミル自身見た通りイケメンである上に連れている2人の女も美女だからかなり人気がある。
しかもジュミルは豪商の一人息子だとか?
随分と洒落たやつだな。
なんかめんどくさそう…。
かといって無視するのも因縁つけられそうだし…。
とりあえず、話を合わせておくか?
「所で、君が彼女達のリーダーかい?」
「そうだけど?ライアだ!」
「ライアくん、君は何て情けないんだ!?こんな可憐で可愛い子達の意見を尊重しないなんて…。それでもリーダーかな?」
「大きなお世話だ!」
正直こいつの言っている事は理解できている。
俺はみんなの安全ばかり考えていて意見を聞いちゃいなかった…。
これじゃあリーダー失格だな!
「悪かったみんな!俺、今度は中級考えてみるよ!」
「そうよね!」
「お兄ちゃんかっこいい!」
「少年…。」
「ありがとな!お陰で吹っ切れたよ!」
俺達の迷いは飛んだ!
正直ジュミルに言われたからなのは尺に触るが良い機会だ!
そして、俺達はその場を後にした。
相変わらず仕事は初級ばかりで地味な感じだが俺達は俺達なりに楽しくも苦しくもやっている。
徐々に知名度も上がってきている。
冒険者パーティーは知名度によっては仕事の依頼が直接与えられることがあり、その場合難易度に関係なく成功報酬が上乗せされる。
パーティーにとっては滅多に来ない重要な事だ!
そんな俺達にも直接な依頼が来ていた。
とはいっても、屋敷の雑草取りや迷子のペット探しと言った冒険者とは言えねえような仕事ばかりだけどな…。
さすがにユラもがっかりしているな…。
「もういや!なんでこんな地味な仕事ばかり私達に来るのさ!」
「さすがに便利屋かなにかと勘違いされているのではないのか?」
モルフィの言う事もごもっともだ。
確かに最近は雑用ばかりで探索は"その次"みたいにしていたからな…。
周りから便利屋として板につかれちまったか…。
3人のことを思っての事が、まさかこんな事になるなんてな…。
「ねえライア、そろそろ中級の仕事に挑戦してみない?」
「え?でもなぁ、中級はまだ…。」
「ずいぶん自信なさげな発言だなぁ!」
「ん?」
俺の背後から随分と、キラキラしたオーラを纏っていて、2人の女を連れている変なやつが話しかけてきた。
こいつも冒険者か?
年齢は明らかに俺より少しだが上に見える。
「君達か?新たに発足されたという冒険者パーティー"眠れる女神"というのは?」
「そうだけど?何だよお前は?」
「僕はこの道2年冒険者をやっている。ジュミル。"ジュミル・メオール"だ!」
「ジュミル?もしかしてお前、最近結構活躍している"閃光の麒麟"のリーダーか?」
「察しが良いねえ!如何にも、僕があの閃光の麒麟のリーダーだよ!」
"閃光の麒麟"
最近巷で話題になっている冒険者パーティーだ。
冒険者としての腕は勿論だが、ジュミル自身見た通りイケメンである上に連れている2人の女も美女だからかなり人気がある。
しかもジュミルは豪商の一人息子だとか?
随分と洒落たやつだな。
なんかめんどくさそう…。
かといって無視するのも因縁つけられそうだし…。
とりあえず、話を合わせておくか?
「所で、君が彼女達のリーダーかい?」
「そうだけど?ライアだ!」
「ライアくん、君は何て情けないんだ!?こんな可憐で可愛い子達の意見を尊重しないなんて…。それでもリーダーかな?」
「大きなお世話だ!」
正直こいつの言っている事は理解できている。
俺はみんなの安全ばかり考えていて意見を聞いちゃいなかった…。
これじゃあリーダー失格だな!
「悪かったみんな!俺、今度は中級考えてみるよ!」
「そうよね!」
「お兄ちゃんかっこいい!」
「少年…。」
「ありがとな!お陰で吹っ切れたよ!」
俺達の迷いは飛んだ!
正直ジュミルに言われたからなのは尺に触るが良い機会だ!
そして、俺達はその場を後にした。
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