1 / 7
0話 前世はただのゲーム配信者です。
しおりを挟む
乙女ゲームは男がやっちゃいけないって決まり・・・あるか?
ないよな・・・。
どうしてそんなことを聞くのかって?
今まさに、俺がその乙女ゲームをプレイしている身だからだ!
別にそう言うのが好きって訳じゃない。
俺はただ、ゲーム配信が趣味なだけのしがないサラリーマン男性だからなのだ!
ではなぜ乙女ゲームをやっているかだと・・・?
それは・・・"ギャップ"というやつだ!
"男は乙女ゲームをプレイしない"と言う考えを逆手に取った受け狙いとも言える!!
俺がプレイしているゲーム。
"SHININGohMaiden"
これは異世界を舞台にしていて1人の少女が攻略対象と呼ばれる普通のラブコメで言うヒロインのような男達との恋愛を楽しむってやつらしい。
やってみたところ、主人公の女の子がめちゃくちゃ可愛くてそれで、これをテーマの配信動画をやろうって決めたんだよな!
そう言ってプレイし続けて、ついにエンディングを向かえる寸前まで着た。
後もう少しでクリア、結局誰が主人公の隣にくるのか?
そう期待しながら、俺は会社へ向かった。
次にプレイするのを楽しみにしていた矢先だった。
ブウウウウウウ!!
「え?」
ガシャーン!!
「キャー!」
「事故だああああああ!!」
なんだ・・・?
何が起きたんだ・・・?
トラックが横から・・・。
そうか、俺はそのトラックにはねられたのか・・・。
まさかこの歳で死ぬのか・・・?まだ30代半ばだぞ・・・?
じいさんにもなってないのに、それにまだ独り身・・・。
しかもまだ童貞だったな・・・。
というか、あのゲーム・・・もうすぐクリアだったのに・・・
エンディングも見て見たかったのに・・・。
ごめんよ・・・数少ない動画視聴者よ・・・
俺はここまでみたいだ・・・
最後まで配信出来なくてすまない・・・
ああ、意識が遠くなっていく・・・
これが"死"というものなのか・・・
◇◇◇◇◇
ん~
あれ?ここどこだ?
辺りを見渡す限り、どこかの家みたいだな?
俺助かったのか?
いや、というかなんか俺、背低くなったか?
しゃがんでいるわけでもないのに、なんだか視界が低いような・・・?
「すまない・・・待たせたなクリス・・・」
「え?」
なんだこのおっさん?
というか今、俺の事『クリス』って呼んだか?
俺の名前は・・・
あれ?俺の本当の名前・・・なんだったっけ・・・?
「メイトル・・・お前に紹介したい子がいる」
ドア越しだが、さっき俺をクリスと呼んだおっさんが誰かと話しているのが分かる。
というか『メイトル』?その名前、なんか聞いた事あるような・・・?
そう考えているうちにさっきのおっさんが俺を部屋に招いてくれた。
「メイトル、紹介しよう、この子はクリスト・・・今日からお前の義弟となる子だ」
お、義弟だって!?
何言ってんだ!?
そう思ってまた辺りを見渡していると、鏡を見つけた。
その鏡を覗くと驚く事が起きていた!
「え?な、なんだこれ!?」
鏡に映っていたのは成人の男の姿ではなく、そこにいたのは美しい金髪の幼い少年だった・・・。
(これ、俺か?どうなってんだ!?)
驚いている暇などなかった。
そう思ってしまうように、正面にいた女の子に俺は話し掛けられた・・・
「あなたが私の義弟になる子?随分とひ弱そうじゃない!」
なんだこの子?妙に大きな態度をとりやがって・・・。
てか、この子なんか誰かに似ているような・・・?
「クリスト、紹介しよう、私の娘のメイトルだ」
「メイトル=メイスト=ルイアーよ!」
メイトル=メイスト=ルイアー?
!?もしかして!?
思い出した!
『メイトル=メイスト=ルイアー』
俺が配信プレイしていた"SHININGohMaiden"に出てくる悪役令嬢じゃねえか!!
もしかして、ここはゲームの世界か!?
俺、とんでもない事になっちまったかもしれねえ!?
どうなる!?俺!?
ないよな・・・。
どうしてそんなことを聞くのかって?
今まさに、俺がその乙女ゲームをプレイしている身だからだ!
別にそう言うのが好きって訳じゃない。
俺はただ、ゲーム配信が趣味なだけのしがないサラリーマン男性だからなのだ!
ではなぜ乙女ゲームをやっているかだと・・・?
それは・・・"ギャップ"というやつだ!
"男は乙女ゲームをプレイしない"と言う考えを逆手に取った受け狙いとも言える!!
俺がプレイしているゲーム。
"SHININGohMaiden"
これは異世界を舞台にしていて1人の少女が攻略対象と呼ばれる普通のラブコメで言うヒロインのような男達との恋愛を楽しむってやつらしい。
やってみたところ、主人公の女の子がめちゃくちゃ可愛くてそれで、これをテーマの配信動画をやろうって決めたんだよな!
そう言ってプレイし続けて、ついにエンディングを向かえる寸前まで着た。
後もう少しでクリア、結局誰が主人公の隣にくるのか?
そう期待しながら、俺は会社へ向かった。
次にプレイするのを楽しみにしていた矢先だった。
ブウウウウウウ!!
「え?」
ガシャーン!!
「キャー!」
「事故だああああああ!!」
なんだ・・・?
何が起きたんだ・・・?
トラックが横から・・・。
そうか、俺はそのトラックにはねられたのか・・・。
まさかこの歳で死ぬのか・・・?まだ30代半ばだぞ・・・?
じいさんにもなってないのに、それにまだ独り身・・・。
しかもまだ童貞だったな・・・。
というか、あのゲーム・・・もうすぐクリアだったのに・・・
エンディングも見て見たかったのに・・・。
ごめんよ・・・数少ない動画視聴者よ・・・
俺はここまでみたいだ・・・
最後まで配信出来なくてすまない・・・
ああ、意識が遠くなっていく・・・
これが"死"というものなのか・・・
◇◇◇◇◇
ん~
あれ?ここどこだ?
辺りを見渡す限り、どこかの家みたいだな?
俺助かったのか?
いや、というかなんか俺、背低くなったか?
しゃがんでいるわけでもないのに、なんだか視界が低いような・・・?
「すまない・・・待たせたなクリス・・・」
「え?」
なんだこのおっさん?
というか今、俺の事『クリス』って呼んだか?
俺の名前は・・・
あれ?俺の本当の名前・・・なんだったっけ・・・?
「メイトル・・・お前に紹介したい子がいる」
ドア越しだが、さっき俺をクリスと呼んだおっさんが誰かと話しているのが分かる。
というか『メイトル』?その名前、なんか聞いた事あるような・・・?
そう考えているうちにさっきのおっさんが俺を部屋に招いてくれた。
「メイトル、紹介しよう、この子はクリスト・・・今日からお前の義弟となる子だ」
お、義弟だって!?
何言ってんだ!?
そう思ってまた辺りを見渡していると、鏡を見つけた。
その鏡を覗くと驚く事が起きていた!
「え?な、なんだこれ!?」
鏡に映っていたのは成人の男の姿ではなく、そこにいたのは美しい金髪の幼い少年だった・・・。
(これ、俺か?どうなってんだ!?)
驚いている暇などなかった。
そう思ってしまうように、正面にいた女の子に俺は話し掛けられた・・・
「あなたが私の義弟になる子?随分とひ弱そうじゃない!」
なんだこの子?妙に大きな態度をとりやがって・・・。
てか、この子なんか誰かに似ているような・・・?
「クリスト、紹介しよう、私の娘のメイトルだ」
「メイトル=メイスト=ルイアーよ!」
メイトル=メイスト=ルイアー?
!?もしかして!?
思い出した!
『メイトル=メイスト=ルイアー』
俺が配信プレイしていた"SHININGohMaiden"に出てくる悪役令嬢じゃねえか!!
もしかして、ここはゲームの世界か!?
俺、とんでもない事になっちまったかもしれねえ!?
どうなる!?俺!?
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

盲目のラスボス令嬢に転生しましたが幼馴染のヤンデレに溺愛されてるので幸せです
斎藤樹
恋愛
事故で盲目となってしまったローナだったが、その時の衝撃によって自分の前世を思い出した。
思い出してみてわかったのは、自分が転生してしまったここが乙女ゲームの世界だということ。
さらに転生した人物は、"ラスボス令嬢"と呼ばれた性悪な登場人物、ローナ・リーヴェ。
彼女に待ち受けるのは、嫉妬に狂った末に起こる"断罪劇"。
そんなの絶対に嫌!
というかそもそも私は、ローナが性悪になる原因の王太子との婚約破棄なんかどうだっていい!
私が好きなのは、幼馴染の彼なのだから。
ということで、どうやら既にローナの事を悪く思ってない幼馴染と甘酸っぱい青春を始めようと思ったのだけどーー
あ、あれ?なんでまだ王子様との婚約が破棄されてないの?
ゲームじゃ兄との関係って最悪じゃなかったっけ?
この年下男子が出てくるのだいぶ先じゃなかった?
なんかやけにこの人、私に構ってくるような……というか。
なんか……幼馴染、ヤンデる…………?
「カクヨム」様にて同名義で投稿しております。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる