悪役令嬢の義弟に転生しました!~強がって威張っている義姉が実はとっても可愛いです!!~

竜ヶ崎彰

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0話 前世はただのゲーム配信者です。

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乙女ゲームはって決まり・・・あるか?
ないよな・・・。
どうしてそんなことを聞くのかって?
今まさに、俺がその乙女ゲームをプレイしている身だからだ!
別にそう言うのが好きって訳じゃない。
俺はただ、ゲーム配信が趣味なだけのしがないサラリーマン男性だからなのだ!
ではなぜ乙女ゲームをやっているかだと・・・?
それは・・・"ギャップ"というやつだ!
"男は乙女ゲームをプレイしない"と言う考えを逆手に取った受け狙いとも言える!!

俺がプレイしているゲーム。

"SHININGシャイニングohオーMaidenメイデン"

これは異世界を舞台にしていて1人の少女が攻略対象と呼ばれる普通のラブコメで言うヒロインのような男達との恋愛を楽しむってやつらしい。

やってみたところ、主人公の女の子がめちゃくちゃ可愛くてそれで、これをテーマの配信動画をやろうって決めたんだよな!

そう言ってプレイし続けて、ついにエンディングを向かえる寸前まで着た。

後もう少しでクリア、結局誰が主人公の隣にくるのか?

そう期待しながら、俺は会社へ向かった。

次にプレイするのを楽しみにしていた矢先だった。


ブウウウウウウ!!

「え?」

ガシャーン!!

「キャー!」

「事故だああああああ!!」

なんだ・・・?
何が起きたんだ・・・?

トラックが横から・・・。
そうか、俺はそのトラックにはねられたのか・・・。
まさかこの歳で死ぬのか・・・?まだ30代半ば若いみそらだぞ・・・?

じいさんにもなってないのに、それにまだ独り身・・・。
しかもまだ童貞だったな・・・。

というか、あのゲーム・・・もうすぐクリアだったのに・・・
エンディングも見て見たかったのに・・・。
ごめんよ・・・数少ない動画視聴者よ・・・
俺はここまでみたいだ・・・
最後まで配信出来なくてすまない・・・


ああ、意識が遠くなっていく・・・
これが"死"というものなのか・・・




◇◇◇◇◇




ん~
あれ?ここどこだ?
辺りを見渡す限り、どこかの家みたいだな?
俺助かったのか?
いや、というかなんか俺、背低くなったか?
しゃがんでいるわけでもないのに、なんだか視界が低いような・・・?

「すまない・・・待たせたなクリス・・・」

「え?」

なんだこのおっさん?
というか今、俺の事『クリス』って呼んだか?
俺の名前は・・・

あれ?俺の本当の名前・・・なんだったっけ・・・?

「メイトル・・・お前に紹介したい子がいる」

ドア越しだが、さっき俺をクリスと呼んだおっさんが誰かと話しているのが分かる。

というか『メイトル』?その名前、なんか聞いた事あるような・・・?

そう考えているうちにさっきのおっさんが俺を部屋に招いてくれた。

「メイトル、紹介しよう、この子はクリスト・・・今日からお前の義弟おとうととなる子だ」



お、義弟おとうとだって!?
何言ってんだ!?

そう思ってまた辺りを見渡していると、鏡を見つけた。

その鏡を覗くと驚く事が起きていた!

「え?な、なんだこれ!?」

鏡に映っていたのは成人の男の姿ではなく、そこにいたのは美しい金髪の幼い少年だった・・・。


(これ、俺か?どうなってんだ!?)


驚いている暇などなかった。
そう思ってしまうように、正面にいた女の子に俺は話し掛けられた・・・


「あなたが私の義弟になる子?随分とひ弱そうじゃない!」

なんだこの子?妙に大きな態度をとりやがって・・・。

てか、この子なんか誰かに似ているような・・・?

「クリスト、紹介しよう、私の娘のメイトルだ」

「メイトル=メイスト=ルイアーよ!」

メイトル=メイスト=ルイアー?


!?もしかして!?


思い出した!



『メイトル=メイスト=ルイアー』


俺が配信プレイしていた"SHININGシャイニングohオーMaidenメイデン"に出てくるじゃねえか!!

もしかして、ここはゲームの世界か!?

俺、とんでもない事になっちまったかもしれねえ!?

どうなる!?俺!?
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