上 下
46 / 112
前編 第二章「アリスの旅行」

ヨース領2

しおりを挟む
「荷物は彼らに預けてくれ。部屋まで運んでくれるから」
「はーい」
「あ、ありがとうございましゅ!」
「ユリアナ、動揺しすぎ……ね」

 オリヴァーの仲間たちが続々と荷物を預けていく中、アリスは立ち尽くしていた。
横にいるガブリエラも困惑して棒立ちしている。

(……困った。この中は空っぽだ)

 一応旅行者として手ぶらで旅行するのは怪しまれるということで、背負うタイプのかばんを用意していた。
しかしながら膨らみはあるものの中には何も入っていない。実際は魔術空間に全てを収容しているのだ。
取り出す際もかばんに手を突っ込んで探すフリまでして、さもかばんから取り出したように見せているほど。
 アリスにとって重量というのは、さほど問題にはならない事柄だ。
だがかさばったり邪魔だったりというのは、最強の身であっても存在する。煩わしいという感情とともに旅行するのは、少々気が引けた。
だから今の形態をとっていたのだが、こんなところで躓くとは思わなかったのだ。

「あのぉー、すみません。荷物を他人に触られたくないので……。自分で運びます」
「そうか!」
(ほっ……)

 素直に告げれば、特に疑われること無く話は済んだ。
 そのままパーティーメンバーと一緒に部屋に案内された。
部屋分けは、コゼットとマイラ、ユリアナとオリヴァー。アンゼルムは領地内に実家があるので部屋を借りることなどない。
そしてアリスとガブリエラだ。

「夕飯は……」
「あのぉ~、街に食事処とかはあります?」
「もちろんあるぞ」
「じゃあ私達はそこで食べますのでぇ……」
「遠慮しないでくれ。マリーナの料理を食べていけばいい」
「そうだよ。母さんの料理は絶品だから」

 純粋な善意からのお誘いだとよく分かった。だがアリスはそろそろこの、つまらないグループから外れたかったのだ。
 正直言えばガブリエラもそろそろが必要な頃だろう。
港について以降、まともに食事をしていないはずだ。
ガブリエラはアリスと違って、食事が要らないわけではない。人間のような食べ物からの摂取ではなく、別の方法ではあるものの栄養を摂取する必要があるのだ。

「いえ。家族の時間に水を差したくありませんし――」
「あたしアリスさんと二人食べたいぃ……」
「こう言ってるので。申し訳ないですけど」
「あぁ、いいんだ。それなら仕方ない。それに領内のお店はどこも美味いからな!」
「すみません」



 なんとかガブリエラの協力もあって、理由を生み出して逃げるように屋敷を出た。
日もくれて賑わう街の中に、アリスたちが溶け込む。
人間用の食事は不要とは言えども、アリバイを作る必要があった。適当な店に入って食事をして出ていく。
 後は影武者を生成して、適当に街を歩いているように見せかければいい。その間にガブリエラの食事用の狩りをするのだ。

「どこでもいっか。賑わってるし、あそこにしよう」
「はい!」

 街に入って一番最初に目についた場所に入店する。ちょうど夕飯時のようで、店内はとても賑わっている。
運良く座れる場所を見つけて、二人分雑に注文する。
 二人共人間向けの食事からは栄養は取れないため、この際内容なんてどうでもいいのだ。

「食べたらホムンクルスを出して擬態させる。一旦港に戻るよ。ここじゃ勇者の目があるから、ガブリエラの力じゃバレると思うし」
「ごめんなさい……」
「気にしないで。すぐ終わりそう?」
「相手の早さ次第です♡」
「あ、そう……」

 そんな会話をしていれば、すぐに料理が運ばれてきた。値段もそこそこ安かったゆえに、簡単な料理だったのだろう。
パンとスープ、明らかに鶏や牛豚系ではない焼いた肉に添えた野菜。鼻をくすぐる匂いは不味そうには感じない。
少なくとも野営の際に食べた――マイラの薬草入りスープよりは十二分にマシだろう。有名貴族の領地内で出している料理だ、そうでなくてはならない。

「わぁー! 美味しそう!」
「だね」

 アリスもガブリエラも、パクパクと口に頬張っていく。匂い同様味も十分に美味しい。
アリスの前世の現代とは違って、パンもボソボソしているし肉も硬いが、この世界の発展具合を見れば納得の行く程度だ。

(栄養は取れないけど……たまに食べ歩くのも良いかもなぁ)

 たまの遊び。娯楽として食事という行為を取り入れるのも良いかも知れない、とアリスは思った。
だがそれも本当にたまに、だろう。彼女の主な目的である〝勇者殺し〟は壮大な目標だ。
途中途中で休んでも良いだろうが、あまり遊びにかまけていると存在が知られて逆襲されかねない。

「ふぅー、お腹いっぱいです!」
「急かしちゃった?」
「いーえ! もありますから、自分で勝手に急いだだけですよーう」
「そう。じゃあ行こっか」

 二人は食事を平らげると、チップ分もテーブルに一緒に置いて店を出た。

 人気のない裏路地に回り込んで、辺りを探知して本当に人がいないかも確認する。
もしも誰かに見られていたら一大事だ。ある意味この領地に住んでいる人間は、全て敵のようなもの。
 見慣れない不審者が路地裏で何かやっていたと領主に報告されれば、オリヴァーやヴァジムから受けていた疑いの目が確信へと変わってしまう。

「念の為、隠密を掛けるか」

 そう言って隠密化の魔術を展開する。解除するまではアリスとガブリエラの存在は、誰にも見聞きされないだろう。
 そして流れるように、アリスはホムンクルスを二体創造した。
真っ白なホムンクルスは、生み出されるとウゾウゾと肉体が変形して、数秒後にはアリスとガブリエラになっていた。

「うわぁ、すごいです……。錬金術師様もホムンクルスを作れましたけど、アリス様も作れるんですねぇ」
「そりゃね。幹部の持ってるスキルは全部使えるよ」
「えぇ!?」

 幹部たちにはスキルを数個付与してある。各々の使命に合わせた、得意分野を活かすようなスキルたちだ。
 だがアリスには、それらがない。
アリスがこのキャラクターを作成する際に、全ての幹部を凌駕出来るようなスキルが無かったからだ。
どのスキルも幹部達と比べても、同等の力かそれ以下しか発揮出来ない。そんなようなもので、長を務められるのだろうかと思ったのだ。

 しかしその代わりにアリスは、幹部達のスキルを全て使える。
エンプティのスキルも、竜人であるハインツや錬金術師のパラケルススも、幹部最高位魔術師であるルーシーのスキルも、最高の暗殺者ベルのスキルや絶対防御を誇るエキドナのスキルも、全部。
 これがあの化け物達の頂点に立つ、アリス・ヴェル・トレラントなのだ。

「我が主、アリス様。ご命令を」
「アリス様、ご命令を」
「はいこれ、お金ね。適当にお土産物色してきて。管理がめんどくさいし、食べ物は禁止ね! なるべくお店、人のいるところに行ってアリバイを作ること。愛想よくして戦闘行為はだめっ」
「畏まりました」
「承知いたしました」

 堅苦しい返答をするホムンクルス二人をみて、アリスはムッとする。

「そうじゃないでしょ。私達が戻るまであなたたちが、アリスとガブリエラなんだから。ほら!」
「わ、わかりました」
「はぁーい!」
「よし! ではいってらっしゃ~い」

 アリスはトントンと肩をたたいて送り出す。ホムンクルス二人がきちんと大通りに戻ったのを確認すると、まだ隠密は解かぬまま次の魔術を展開する。
それはアリスが一番使うと言っても過言ではない、〈転移門〉。
 ホムンクルスがアリバイを作ってくれているとは言え、流石に何日も掛かった道のりを徒歩で戻るわけにはいかないのだ。
アリスの足であれば可能だろうが、ガブリエラが――ガブリエラの肉体がついてこれないだろう。
防御魔術を張ったとしても、途中でその風圧に耐えられず肉体がちぎれてしまう。

「ほら、宿が集まってるとこだよ。ここでいい?」
「じゅーぶんです! いってきますね!」
「待ってるね~」

 ガブリエラはパタパタと軽快に走っていく。通行人をチラチラと見ながら、男達を見定めている。
種族の固有能力なのだろう。
アリスを待たせないための〝早い人〟を探しているのだ。
 見つけてしまえば後は簡単だ。誘ってそういう話に持ち込むのは、もはや専売特許なのだから。

 とは言えどれだけ早かろうが、ホテルに向かう道のりとチェックインなどの処理も考えれば数分は暇になる。
アリスは適当な路地に入ると、通信を始めた。
今夜分の定期連絡だ。

「ハインツ」
『はい、アリス様! ご無事でしたか!』
「うん、無事。元気。今ちょっとガブリエラの食事もあって、領地に影武者置いてきた感じだけど……」
『左様で! こちらはパラケルススから、進捗を聞きました!』

 その言葉にアリスはパァっと喜んだ。進捗を報告出来るということは、それなりに誇れる進度だということ。
もちろん滞っていればそれはそれで報告するだろうが、それであればハインツも直接「遅れている」と伝えるだろう。

「おぉ、どれくらい進んだの?」
『大方終わったとのことでしたッ! 割合からして八割程度かと!』
「えぇ? 早いね」
『ヴァルデマルと勇者による、人口減少が理由でしょう!』

 驚いたアリスだったが、理由を聞けば納得する。
それになんと言っても、アベスカの城下町と同じ規模の貴族の領地を見てしまった以上、あの人口程度であればすぐ終わってしまうか……と納得せざるを得ない。
 とは言え発展させる気はないが――初めて侵略した土地であるがゆえに、少し気にかけるくらいしてもいいかなぁ、という気持ちにもなったのだった。

『それで不躾とは分かっているのですが!』
「うん?」
『デスクワークには飽きてきた、とも申しておりますッッ!』
「あー……」

 別段パラケルススは、肉体派やらアウトドア派やらではない。だがずっと机に向かって、好きでもないしもっと言えば嫌いな下等生物である人間と、馴れ合っているなどもってのほか。
外に出て世界の空気を吸って、一息つきたいのだろう。
 なんと言っても現状、幹部の中ではトップクラスで働き詰めなのが……パラケルススだ。
気分転換も兼ねて別の仕事をしたい、という意味だった。

「オッケー。じゃあ戻ったらそれも含めて、また会議しよっか」
『寛大なお心遣い、有り難く存じますッッ! それと……エンプティがアリス様の健康を案じております!』
「……うん」
『お早い帰宅を、お待ちしておりますッ!』

 本当に最初の頃にエンプティと約束した健康管理。アベスカへの進出から、離れていった魔族の管理。
エンプティが仕事に追われ、アリスとの時間が割けなくなっていた。そしてアリスの長期外出。
それもあってエンプティは長いこと、アリスの体調を確認出来ていない。
 いくら信じると言おうが、敬愛する主が遠く離れた勇者の故郷で旅行しているなどということを、不安に思えない部下がいるだろうか。

 エンプティが少々度の過ぎた過保護で、アリスに対する異常な愛を持っていたとしても――アリスが好みのまま生み出した一人。
その不安を無下にすることなど、出来るはずがない。

「アリスさーん!」
「ごめん、ハインツまた今度。パラケルススとエンプティに関しても」
『では失礼致しますッッッ!!!』

 十分に食事を終えたようで、ガブリエラはツヤツヤとしていた。
満面の笑みでアリスの方へ向かってくる。
最初の場所から移動していたが――すぐに突き止められたのは、やはりアリスが強大な力を持っていることからだろう。
そしてそれを隠しているのにも関わらず分かったのは、この旅で長いこと一緒にいたからだ。

「もう済んだの? 早くない?」
「はい! 外でしました! 室内じゃないから余計興奮してたみたいで、すーごく早かったですよぉ」
「オゥ……」

 早く戻りたいアリスとガブリエラからすれば、その男はある意味で優良物件だったのだ。
だが美少女に影でこんなことを言われていると知れば、どんな男であろうとも傷つくに違いない。
ただの〝食事〟のために利用されたのだとわかれば、もっと落ち込むだろう。
 人間相手に同情などすることないとは思っていたアリスだったが、この時ばかりは名も顔も知らない男に対して静かに祈ったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました

taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件 『穢らわしい娼婦の子供』 『ロクに魔法も使えない出来損ない』 『皇帝になれない無能皇子』 皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。 だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。 毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき…… 『なんだあの威力の魔法は…?』 『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』 『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』 そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。 --------- 掲載は不定期になります。 追記 「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。 お知らせ カクヨム様でも掲載中です。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました

紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。 国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です 更新は1週間に1度くらいのペースになります。 何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。 自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです

青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく 公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった 足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で…… エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた 修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく…… 4/20ようやく誤字チェックが完了しました もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m いったん終了します 思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑) 平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと 気が向いたら書きますね

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

処理中です...