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急変
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――作業を開始してから、一ヶ月ほど経過した。
遺体の埋葬は完了しており、現在は荒れ果てた街を整備する作業へと移行していた。
人がいなくなったがゆえに廃れていったというのも一因だが、ところどころに戦闘の後が刻まれている。
火山活動に耐えうる設計であるがゆえに、あまり激しい爪痕はない。壁に残る小さな魔法のあとや、鈍器で殴られたあと。倒れた荷物や、荒らされた屋内。
それらを丁寧に片付ける。
「埋葬は一段落しましたねえ」
「そうね、やっと安心というところかしら」
チクチクと解れた装備を縫いながら、ゴブリンズ三男、黄色いバンダナのフランコが言う。
手先が器用で、建築以外だと裁縫も得意な彼。彼こそ、いま貴族令嬢の間で話題のドレス縫製職人でもある。
王国で売れっ子の彼まで引っ張ってきて、今の王都はとんでもないことになっているでしょう。
「あのう、僕、不思議に思っていたんですけど……」
「なあに?」
「ここって、魔力をまとわないと居るのが辛いって、ウルリクさんから聞いたんです」
「あ……」
確かに、今は魔力で体を保護していない。
メンバーの中には魔力や魔法などの操作が苦手な者もいる。けれど彼らには防具やアイテムがあるから、多少の熱には耐性があった。
だが自身を保護したり、重装備の者はいない。
「ドラゴンが死んだからだろうな」
「ウルリク様」
「ドラゴンが関係あるんですか?」
「ああ。奴が火山活動の原因のようなものだった。最近は〝夜〟になることも少しずつ増えただろう」
「確かに……」
ウルリク様と最初に会ったときは、まだドラゴンが生きていた。
火の魔法が火山から出ていたと仰っていたけれど、あれはドラゴンが発しているものだったようだ。
まだ少し残留しているようで、効果が薄れてはいない。だが肉体を焼き切るような照りつける暑さはなく、あと数日もすればギルドメンバーでなくてもここで生活出来るようになるはずだ。
「でもゴブリンの僕には、まだちょっとあついですね」
「無理するなよ」
「えへへ、はい! だめそうになる前に、拠点に戻りますっ」
「あそこは涼しいものねえ……」
魔法の使えるメンバーが、冷気の魔法を付与してある。中に入れば快適な涼しさが出迎えてくれて、飲料水も幾つか用意してある。
流石にこの暑さで飲酒は危険なため、夜だけに限定しているけれど。
ギルドの所在地がバーということもあって、お酒好きが多いのよね。酒豪も多いことだから、仕事中に飲んでいるメンバーもいると聞いたことがある。
別に咎めはしないが、仕事に支障が出たら叱るつもりではいる。
「出来ました! 渡してきます」
「ええ、いってらっしゃい」
フランコはパタパタと走って、装備の持ち主の元へと向かった。
本当に器用な子だ。わたくしやウルリク様と話しながらも、手元は止めず、時折こちらを見て相槌を打っている。
しかもその速度は、魔法でも使っているのかというほどに早い。
本業は建築であるがゆえに体力も集中力もあり、休みの日には徹夜でドレスを作ったとも聞いたことがある。
もう裁縫は彼にとって、天から与えられし才能というわけだ。
ウルリク様もフランコを見て驚いており、小さいながらにすごい技術だと褒め称えていた。
言動や見た目が幼く見えるが、ゴブリンでは成人しているのだけれどね。
ふと、思った。
ウルリク様の国づくりに関して。国を作るにしても、土地が必要だ。そして大抵の土地は、何処かの領土となっている。
そこに勝手に集落を置いて、自国と称するのは諍いを生みかねない。口論で済めばまだいい方だが、戦争まで発展した場合がより問題になる。
だけどこの土地はどうだろう。
人々から追いやられた亜人が作った集落は、誰も人間が統治していない。
そもそもこんな辺鄙で、荒れ果てた劣悪環境を、誰も自分の国だと言いたくなかったようで。
わたくしの学んだ中でも、ここが人の土地だということは記憶にない。
つまり、新たな国を作るにあたって、ピッタリだと言える。
「ウルリク様、わたくし一つ思ったのですが、この土地を国にしては如何でしょう」
「ああ、それは俺も思っていた。ドラゴンが死んで徐々に安定した場所になりつつあるしな」
丘を超えてすぐ隣は、緑が広がっている。
きっと土地が安定してくれば、ここも土だらけではなく肥えた土地に出来るだろう。
せっかく墓地を作ったのだから、それを管理する者も近くにいなくては。
それにここは、ウルリク様の故郷だ。
「問題は移動ですわね」
「移動?」
「首都からは些か遠いですわ。ブレヒチェに依頼して、ワープゲートを作らせましょう」
「そんなことが可能なのか……」
「あら、既にありますのよ? 遠方からの依頼も割とありますから、隣接国の近くに飛べるゲートが二つほど作っていますの」
「ハハハ……」
さて、お話もいいけれど。そろそろ作業を再開しなくちゃ。
もう十二分に休んだ、と立ち上がる。元々やっていた作業へと戻ろうとすると、遠方から呼ぶ声がした。
「ヘルディナ!」
「あら」
見れば、馬に乗って駆ける兄が此方へ向かって来ていた。しかもあの馬は、雷馬ではないか。
雷馬はお兄様しか扱えない、雷の使い手である馬だ。日に千里は駆けるのではないかとも名高い雷馬は、その雷によって高速移動を得意とする。
だから貴重な雷馬は普段、滅多に使わない。だからこそお兄様の用事の重要度が上がる。
……表情はあまり明るいとはいえない。
「お兄様。ようこそ」
「ようこそじゃない。二人とも今すぐ公爵家へ戻れ」
「俺も?」
「ああ。例の匿名依頼について、父上と母上が各所で聞き込みや調査をしたところ、まずい結果が出た」
「承知しました。今すぐに帰りますわ」
「部下に指示を出すんだろ。待っている。帰りの道中に話す」
わたくしは残っていたギルドメンバーに、内容を伝えて作業を託した。
メンバーはそれぞれ優秀であるがゆえに、リーダーが統率しなくても必要なことをしてくれる。わたくしが離れたところで、なにも不安なことはないだろう。
ギルドのことは知っていても、騎士団という表の顔もあるお兄様がわざわざ顔を出した時点で、メンバーも察していた。
仮面を脱ぎ捨ててまで、伝えねばならない重要事項があったということ。
『こちらは上手くやりますから、行ってください』と言われれば、安心して首都へとむかえた。
「それで、お兄様。詳細とは?」
「いや、待て待て待て、ヘルディナ。この状況で話すのか!? 兄君も何も思わないのか!?」
わたくしが走りながら、雷馬に乗っているお兄様に話しかけると、お兄様の後ろに乗っていたウルリク様が声を荒げた。
ウルリク様は魔法の手練れであっても、雷馬の速度についていけるようなスピードは出せないということで、お兄様の後ろに乗ることになった。
わたくしは時折、雷馬と〝かけっこ〟をしているから別に問題はない。
「ヘルディナは雷馬とよく遊んでるからな」
「遊んでいる!?」
「ええ。速さが自慢の雷馬は、走らないとストレスが溜まりますから。たまに遊んであげているのです」
「……もう何も言わん」
「じゃ、続きを説明するぞ」
お兄様は馬を走らせながら、わたくし達へ調査結果を伝えた。その報告内容に広がっていたのは、予想以上に激甚な事実。
まず、お兄様がここまで駆けてきたのは、わたくし――公爵家が捜査に動いていたことが原因で、犯人が大きく動いてしまったこと。
結果として国王がお倒れになってしまった。
お父様が城へと赴き調べ物を、お母様はパーティーやお茶会にて談笑を兼ねた聞き込みを、お兄様は騎士団内で部下や仲間から。多方面で大人数に聞いて回れば、犯人の耳に届くのは容易なこと。
「だが何故国王が倒れた? 依頼者も虐殺者も王家なんだろう」
「それが一筋縄ではいかないんだ。どうにも王家も利用された側らしい」
「つまり両者とも、王家は関わっていないと?」
「いや、お前のギルドへの匿名依頼は、間違いなく王家――王子からだ」
「あの莫迦ですか?」
「ああ。裏には聖女の影があった」
なるほど。全ての辻褄が合う。
さしずめ、わたくしが気に入らなくて〝いじわる〟をするつもりだったのでしょう。無理難題を押し付ければ、ギルド運営で困っているわたくしが泣き出すだろうと。
婚約者がいる男性に言い寄るだけあって、肝が据わっているわ。
「……ヘルディナへの嫌がらせか」
「そうでもない……というか、ウルリクはヘルディナをやけに心配しているな」
「ああ、そうでした。わたくし、ウルリク様と結婚することになりまして」
「は!?」
「落ち着いたら報告をするつもりでしたのよ」
お兄様はぶるぶると震えている。ウルリク様は心配そうに見ているが、その心配は無駄になるだろう。
おそらく優しいウルリク様のことだから、『妹が異種族と婚姻を結ぼうとしていることに怒っている』とでも勘違いしているに違いない。
公爵家に限って、そんなことあるはずもないのに。
「じゃあウルリクが俺の義弟ってことか!? 騎士団で連れ回していいか!? 一緒に訓練しても!?」
「こういう兄ですの」
「ははは……」
「おっと、話を戻すぞ。ヘルディナへの嫌がらせという意味では当たりだが、それは聖女の意思じゃない」
遺体の埋葬は完了しており、現在は荒れ果てた街を整備する作業へと移行していた。
人がいなくなったがゆえに廃れていったというのも一因だが、ところどころに戦闘の後が刻まれている。
火山活動に耐えうる設計であるがゆえに、あまり激しい爪痕はない。壁に残る小さな魔法のあとや、鈍器で殴られたあと。倒れた荷物や、荒らされた屋内。
それらを丁寧に片付ける。
「埋葬は一段落しましたねえ」
「そうね、やっと安心というところかしら」
チクチクと解れた装備を縫いながら、ゴブリンズ三男、黄色いバンダナのフランコが言う。
手先が器用で、建築以外だと裁縫も得意な彼。彼こそ、いま貴族令嬢の間で話題のドレス縫製職人でもある。
王国で売れっ子の彼まで引っ張ってきて、今の王都はとんでもないことになっているでしょう。
「あのう、僕、不思議に思っていたんですけど……」
「なあに?」
「ここって、魔力をまとわないと居るのが辛いって、ウルリクさんから聞いたんです」
「あ……」
確かに、今は魔力で体を保護していない。
メンバーの中には魔力や魔法などの操作が苦手な者もいる。けれど彼らには防具やアイテムがあるから、多少の熱には耐性があった。
だが自身を保護したり、重装備の者はいない。
「ドラゴンが死んだからだろうな」
「ウルリク様」
「ドラゴンが関係あるんですか?」
「ああ。奴が火山活動の原因のようなものだった。最近は〝夜〟になることも少しずつ増えただろう」
「確かに……」
ウルリク様と最初に会ったときは、まだドラゴンが生きていた。
火の魔法が火山から出ていたと仰っていたけれど、あれはドラゴンが発しているものだったようだ。
まだ少し残留しているようで、効果が薄れてはいない。だが肉体を焼き切るような照りつける暑さはなく、あと数日もすればギルドメンバーでなくてもここで生活出来るようになるはずだ。
「でもゴブリンの僕には、まだちょっとあついですね」
「無理するなよ」
「えへへ、はい! だめそうになる前に、拠点に戻りますっ」
「あそこは涼しいものねえ……」
魔法の使えるメンバーが、冷気の魔法を付与してある。中に入れば快適な涼しさが出迎えてくれて、飲料水も幾つか用意してある。
流石にこの暑さで飲酒は危険なため、夜だけに限定しているけれど。
ギルドの所在地がバーということもあって、お酒好きが多いのよね。酒豪も多いことだから、仕事中に飲んでいるメンバーもいると聞いたことがある。
別に咎めはしないが、仕事に支障が出たら叱るつもりではいる。
「出来ました! 渡してきます」
「ええ、いってらっしゃい」
フランコはパタパタと走って、装備の持ち主の元へと向かった。
本当に器用な子だ。わたくしやウルリク様と話しながらも、手元は止めず、時折こちらを見て相槌を打っている。
しかもその速度は、魔法でも使っているのかというほどに早い。
本業は建築であるがゆえに体力も集中力もあり、休みの日には徹夜でドレスを作ったとも聞いたことがある。
もう裁縫は彼にとって、天から与えられし才能というわけだ。
ウルリク様もフランコを見て驚いており、小さいながらにすごい技術だと褒め称えていた。
言動や見た目が幼く見えるが、ゴブリンでは成人しているのだけれどね。
ふと、思った。
ウルリク様の国づくりに関して。国を作るにしても、土地が必要だ。そして大抵の土地は、何処かの領土となっている。
そこに勝手に集落を置いて、自国と称するのは諍いを生みかねない。口論で済めばまだいい方だが、戦争まで発展した場合がより問題になる。
だけどこの土地はどうだろう。
人々から追いやられた亜人が作った集落は、誰も人間が統治していない。
そもそもこんな辺鄙で、荒れ果てた劣悪環境を、誰も自分の国だと言いたくなかったようで。
わたくしの学んだ中でも、ここが人の土地だということは記憶にない。
つまり、新たな国を作るにあたって、ピッタリだと言える。
「ウルリク様、わたくし一つ思ったのですが、この土地を国にしては如何でしょう」
「ああ、それは俺も思っていた。ドラゴンが死んで徐々に安定した場所になりつつあるしな」
丘を超えてすぐ隣は、緑が広がっている。
きっと土地が安定してくれば、ここも土だらけではなく肥えた土地に出来るだろう。
せっかく墓地を作ったのだから、それを管理する者も近くにいなくては。
それにここは、ウルリク様の故郷だ。
「問題は移動ですわね」
「移動?」
「首都からは些か遠いですわ。ブレヒチェに依頼して、ワープゲートを作らせましょう」
「そんなことが可能なのか……」
「あら、既にありますのよ? 遠方からの依頼も割とありますから、隣接国の近くに飛べるゲートが二つほど作っていますの」
「ハハハ……」
さて、お話もいいけれど。そろそろ作業を再開しなくちゃ。
もう十二分に休んだ、と立ち上がる。元々やっていた作業へと戻ろうとすると、遠方から呼ぶ声がした。
「ヘルディナ!」
「あら」
見れば、馬に乗って駆ける兄が此方へ向かって来ていた。しかもあの馬は、雷馬ではないか。
雷馬はお兄様しか扱えない、雷の使い手である馬だ。日に千里は駆けるのではないかとも名高い雷馬は、その雷によって高速移動を得意とする。
だから貴重な雷馬は普段、滅多に使わない。だからこそお兄様の用事の重要度が上がる。
……表情はあまり明るいとはいえない。
「お兄様。ようこそ」
「ようこそじゃない。二人とも今すぐ公爵家へ戻れ」
「俺も?」
「ああ。例の匿名依頼について、父上と母上が各所で聞き込みや調査をしたところ、まずい結果が出た」
「承知しました。今すぐに帰りますわ」
「部下に指示を出すんだろ。待っている。帰りの道中に話す」
わたくしは残っていたギルドメンバーに、内容を伝えて作業を託した。
メンバーはそれぞれ優秀であるがゆえに、リーダーが統率しなくても必要なことをしてくれる。わたくしが離れたところで、なにも不安なことはないだろう。
ギルドのことは知っていても、騎士団という表の顔もあるお兄様がわざわざ顔を出した時点で、メンバーも察していた。
仮面を脱ぎ捨ててまで、伝えねばならない重要事項があったということ。
『こちらは上手くやりますから、行ってください』と言われれば、安心して首都へとむかえた。
「それで、お兄様。詳細とは?」
「いや、待て待て待て、ヘルディナ。この状況で話すのか!? 兄君も何も思わないのか!?」
わたくしが走りながら、雷馬に乗っているお兄様に話しかけると、お兄様の後ろに乗っていたウルリク様が声を荒げた。
ウルリク様は魔法の手練れであっても、雷馬の速度についていけるようなスピードは出せないということで、お兄様の後ろに乗ることになった。
わたくしは時折、雷馬と〝かけっこ〟をしているから別に問題はない。
「ヘルディナは雷馬とよく遊んでるからな」
「遊んでいる!?」
「ええ。速さが自慢の雷馬は、走らないとストレスが溜まりますから。たまに遊んであげているのです」
「……もう何も言わん」
「じゃ、続きを説明するぞ」
お兄様は馬を走らせながら、わたくし達へ調査結果を伝えた。その報告内容に広がっていたのは、予想以上に激甚な事実。
まず、お兄様がここまで駆けてきたのは、わたくし――公爵家が捜査に動いていたことが原因で、犯人が大きく動いてしまったこと。
結果として国王がお倒れになってしまった。
お父様が城へと赴き調べ物を、お母様はパーティーやお茶会にて談笑を兼ねた聞き込みを、お兄様は騎士団内で部下や仲間から。多方面で大人数に聞いて回れば、犯人の耳に届くのは容易なこと。
「だが何故国王が倒れた? 依頼者も虐殺者も王家なんだろう」
「それが一筋縄ではいかないんだ。どうにも王家も利用された側らしい」
「つまり両者とも、王家は関わっていないと?」
「いや、お前のギルドへの匿名依頼は、間違いなく王家――王子からだ」
「あの莫迦ですか?」
「ああ。裏には聖女の影があった」
なるほど。全ての辻褄が合う。
さしずめ、わたくしが気に入らなくて〝いじわる〟をするつもりだったのでしょう。無理難題を押し付ければ、ギルド運営で困っているわたくしが泣き出すだろうと。
婚約者がいる男性に言い寄るだけあって、肝が据わっているわ。
「……ヘルディナへの嫌がらせか」
「そうでもない……というか、ウルリクはヘルディナをやけに心配しているな」
「ああ、そうでした。わたくし、ウルリク様と結婚することになりまして」
「は!?」
「落ち着いたら報告をするつもりでしたのよ」
お兄様はぶるぶると震えている。ウルリク様は心配そうに見ているが、その心配は無駄になるだろう。
おそらく優しいウルリク様のことだから、『妹が異種族と婚姻を結ぼうとしていることに怒っている』とでも勘違いしているに違いない。
公爵家に限って、そんなことあるはずもないのに。
「じゃあウルリクが俺の義弟ってことか!? 騎士団で連れ回していいか!? 一緒に訓練しても!?」
「こういう兄ですの」
「ははは……」
「おっと、話を戻すぞ。ヘルディナへの嫌がらせという意味では当たりだが、それは聖女の意思じゃない」
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