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ピーテルの報告書2
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――本当に王宮ってのは嫌いだ。二度も三度も潜入するところじゃない。
俺は現在、王宮にいる。あれからすぐに潜入のための準備を行い、足を運んだ。
俺の王宮での立場は――メイド。
真っ白なエプロンに、ロング丈の黒いワンピース。城専属のメイドに配布される汚れにも熱にも強い一級品。それを見に包んでいる。
自業自得なのは分かっているが、初めて城へ忍び込む際に俺がとった行動が女装だった。当然だが俺にかかれば女装なんて簡単なこと。下手をすればそのあたりの女よりも可愛い自信がある。
……そんなことはさておき、俺は二度も潜入することはないと思って女装したのだ。
だがあろうことか、ブラッディ・ベアに所属するようになってから、何度か城へ情報を聞きに行くことがあった。うちのギルドは多方面から依頼が来るから、お偉方の集まる城にも用事が出来るというわけだ。
そんなわけで使い捨てだったはずの身分は、不本意にも何度か活躍の場を与えられたわけだ。
「あら、ピア!」
「まあ、こんにちは」
「どこいってたのよ~! あなたが居ないと、メイド長の機嫌をとる人がいないのよ?」
はぁ、ここでもか。しかしさすがにメイド長の機嫌を取るほど、今日の俺に余裕はないぞ。
あの人はつかまると時間が無駄になるからな。出来れば鉢合わせせずにいきたい。下手をしたら半日も愚痴や自慢話に付き合わされるかもしれない。
そんな時間も経過していたら、マスターが帰ってきてしまうじゃないか。情報屋としてスピードも売りにしていたのに、期日に間に合わないなんて許せない。
「ごめんなさい。今日は急ぎの用事を頼まれていて……、ほら、例の……」
「ああ、もしかして大臣? 今は男爵令嬢のために忙しいって聞いたわ。止めてごめんなさいね。ピアも大変ね……」
「今度きちんとメイド長のお相手をしますから。お先に失礼しますね」
そそくさとその場を後にする。メイドだけではなく女は噂話が好きだ。メイド長ではなくても、一度つかまれば話に花が咲く。
それに勝手に解釈してくれて助かった。なんとなくいい情報も手に入れたしな。
男爵令嬢か……。俺から見ても無作法な女だと思っていたが、まさかマスターから殿下を奪うとはな。
まあ、マスターはこれ以上苦しまないで済むから、ゴミを引き取ってくれて感謝したいくらいだけど。
俺は角を曲がると、自分へ隠密魔法を付与した。このままメイドとして歩いていれば、本当に仕事を振られてしまう。
今後の姐さん方の作戦のためにも、情報は早く手に入れた方がいい。
マスターが帰ってくるまでに、二人は色々と思案するだろうし。
俺はまず、城にいる人間で依頼を行いそうな貴族の執務室を探す。どこもかしこも忙しそうにしており、婚約者が変わっただけでここまで目まぐるしく城内が回るだろうか。
マスターのしてきた仕事量を見れば、それも納得できる。あの方は本当に何か、大きな組織を切り盛りするために生まれてきたような人だ。
王宮で様々な書類に揉まれながら、妃教育をこなし、裏では――趣味とはいえ――ギルド運営までやってのけた。手放したことを後悔するべきだ。
城の中を歩き回っていると、バンッと扉が開かれた。中からは大臣が飛び出して、書類を大量に抱えて走り去っていく。
書類の提出なんて、本来であればメイドや使用人などに頼むべき仕事だろう。それを本人が走ってやらねばならない状況まで、追い込まれている。
俺は待っていましたと言わんばかりに、開け放たれた部屋の中へと侵入した。
床には多くの資料や書類が転がっており、整理や掃除が行き届いていないというよりかは、間に合っていないようにも感じた。
「また聖女様か?」
「そうらしい。王宮での使用人は、軒並みそちらに回されておるわ」
「聖女様でなければ、あんな小娘……」
「おいおい、聞かれたらどうする」
「聞かれるものか。この時間はいつも殿下かご令嬢とティーパーティーだ。呑気なもんだよ」
なんと都合が良く、この主人が消えた部屋に別の人間が入ってきた。おそらくこの部屋の主人に用事がある別の貴族だろう。
貴族程度が俺の魔法を見破れるわけもなく、部屋の隅とはいえ堂々と立っている俺を無視して話を続ける。
証拠の資料を探しに来たわけだが、まさか聖女絡みの噂話を聞けるとは。土産にしては上等なものだ。
「そもそもお前は信じているのか。ヘルディナ令嬢が……」
「おい、やめろ。今度こそ首が飛ぶぞ。令嬢の話をするな」
「……そうだったな」
貴族の中でも、殿下やその婚約破棄、そしてマスターに関しての不審感を抱いている連中はいるようだ。話題自体がタブーのようだが、殿下がヒステリーでも起こすのだろうか。
他人の執務室だというのに、貴族らは我が物顔で歩き回る。紅茶を入れたり、散らばる資料を整理したりやりたい放題だ。
貴族達自ら動いているのは、やはり彼らの言う通り使用人達が全て、聖女を優先したからだろう。そのせいで大臣や貴族は、自分で出来ることは自分でやるはめになった。
不審感――不満を抱いているのは、それも原因の一つなのだろう。
「しかし……嫌悪しているとはいえ、殿下もあんな罰を言いつけるとは」
「聞いた話では、ギルドへの嫌がらせとして、今まで国で達成できずに保留となっていた依頼を掘り起こしたとも」
「はあ……。ヘルディナ嬢を虐げている暇があれば、もっとまともに仕事に取り組んで頂きたいな」
……おっとこりゃ掘り出し物だ。噂話に過ぎないが、あの王子ならばやってのけそうなのが悲しい。
信憑性を上げるためにも王子の部屋まで行って、依頼書などを確かめたいところだ。だが生憎、あの愚か者の周りには聖女がいる。
俺の隠密魔法もすぐにバレてしまうだろう。大臣共の目はごまかせても、聖なる施しを受けた女の目は誤魔化せない。
俺は一通りこの部屋での〝聞き込み〟を完了すると、廊下へ出た。もう少し余裕があると感じた俺は、これからまた別の部屋へと行くつもりだった。
――聖女とばったり出会うまでは。
「……」
廊下を出てすぐ。俺は気を抜いていた。聖女ほどの神聖力ともなれば、魔法に疎い俺でも分かるはずだった。
そこにいたのは、侍女すらもつけないで一人で歩いている聖女・ステファニー。
完全に俺の目を見ている。ただ何も言うことはなく、じろじろと見つめるだけ。あの瞳には完璧に俺を捕捉していて、魔法を使って隠密していることも気付かれている。
――なのにどうして何も言わない!
まさか本当に、ただのメイドだと思われているのか? まぁ、もちろん、俺の女装は完璧だが――隠密魔法の痕跡が体にべったりと纏わりついているはずだ。
いくら能無しの男爵令嬢だとしても、そんな怪しげなメイドを無視するだろうか。
聖女は俺に何かを言うわけでもなく、そのまま隣を通り過ぎた。
……何かがおかしい。いつもならば不審なものや不快なものを見つけたら、動物のようにぎゃあぎゃあ喚く印象だ。
俺の知っている聖女とは、何かが違った。
俺の知っている聖女というのは、王子殿下を愛していて、公爵令嬢にいじめを受けたと主張する狐のような女。愛嬌をふりまいているように見える笑顔の奥では、貴族令嬢を蔑んでいるとも聞いたことがある。
だが今の聖女は、どうしてかマスターと同じような匂いを感じた。
一癖も二癖もある、表裏だけじゃ表現できない何かを持ち合わせているような、そんな感覚。
それに俺をはっきりと見ている目が、どこか遠く、虚ろだった。
心ここにあらず、と言うべきだろうか。俺を見据えているはずの瞳は、それを通り越して別の場所を見ているようにも感じた。
「……なんだってんだよ、調子狂うぜ……」
俺は現在、王宮にいる。あれからすぐに潜入のための準備を行い、足を運んだ。
俺の王宮での立場は――メイド。
真っ白なエプロンに、ロング丈の黒いワンピース。城専属のメイドに配布される汚れにも熱にも強い一級品。それを見に包んでいる。
自業自得なのは分かっているが、初めて城へ忍び込む際に俺がとった行動が女装だった。当然だが俺にかかれば女装なんて簡単なこと。下手をすればそのあたりの女よりも可愛い自信がある。
……そんなことはさておき、俺は二度も潜入することはないと思って女装したのだ。
だがあろうことか、ブラッディ・ベアに所属するようになってから、何度か城へ情報を聞きに行くことがあった。うちのギルドは多方面から依頼が来るから、お偉方の集まる城にも用事が出来るというわけだ。
そんなわけで使い捨てだったはずの身分は、不本意にも何度か活躍の場を与えられたわけだ。
「あら、ピア!」
「まあ、こんにちは」
「どこいってたのよ~! あなたが居ないと、メイド長の機嫌をとる人がいないのよ?」
はぁ、ここでもか。しかしさすがにメイド長の機嫌を取るほど、今日の俺に余裕はないぞ。
あの人はつかまると時間が無駄になるからな。出来れば鉢合わせせずにいきたい。下手をしたら半日も愚痴や自慢話に付き合わされるかもしれない。
そんな時間も経過していたら、マスターが帰ってきてしまうじゃないか。情報屋としてスピードも売りにしていたのに、期日に間に合わないなんて許せない。
「ごめんなさい。今日は急ぎの用事を頼まれていて……、ほら、例の……」
「ああ、もしかして大臣? 今は男爵令嬢のために忙しいって聞いたわ。止めてごめんなさいね。ピアも大変ね……」
「今度きちんとメイド長のお相手をしますから。お先に失礼しますね」
そそくさとその場を後にする。メイドだけではなく女は噂話が好きだ。メイド長ではなくても、一度つかまれば話に花が咲く。
それに勝手に解釈してくれて助かった。なんとなくいい情報も手に入れたしな。
男爵令嬢か……。俺から見ても無作法な女だと思っていたが、まさかマスターから殿下を奪うとはな。
まあ、マスターはこれ以上苦しまないで済むから、ゴミを引き取ってくれて感謝したいくらいだけど。
俺は角を曲がると、自分へ隠密魔法を付与した。このままメイドとして歩いていれば、本当に仕事を振られてしまう。
今後の姐さん方の作戦のためにも、情報は早く手に入れた方がいい。
マスターが帰ってくるまでに、二人は色々と思案するだろうし。
俺はまず、城にいる人間で依頼を行いそうな貴族の執務室を探す。どこもかしこも忙しそうにしており、婚約者が変わっただけでここまで目まぐるしく城内が回るだろうか。
マスターのしてきた仕事量を見れば、それも納得できる。あの方は本当に何か、大きな組織を切り盛りするために生まれてきたような人だ。
王宮で様々な書類に揉まれながら、妃教育をこなし、裏では――趣味とはいえ――ギルド運営までやってのけた。手放したことを後悔するべきだ。
城の中を歩き回っていると、バンッと扉が開かれた。中からは大臣が飛び出して、書類を大量に抱えて走り去っていく。
書類の提出なんて、本来であればメイドや使用人などに頼むべき仕事だろう。それを本人が走ってやらねばならない状況まで、追い込まれている。
俺は待っていましたと言わんばかりに、開け放たれた部屋の中へと侵入した。
床には多くの資料や書類が転がっており、整理や掃除が行き届いていないというよりかは、間に合っていないようにも感じた。
「また聖女様か?」
「そうらしい。王宮での使用人は、軒並みそちらに回されておるわ」
「聖女様でなければ、あんな小娘……」
「おいおい、聞かれたらどうする」
「聞かれるものか。この時間はいつも殿下かご令嬢とティーパーティーだ。呑気なもんだよ」
なんと都合が良く、この主人が消えた部屋に別の人間が入ってきた。おそらくこの部屋の主人に用事がある別の貴族だろう。
貴族程度が俺の魔法を見破れるわけもなく、部屋の隅とはいえ堂々と立っている俺を無視して話を続ける。
証拠の資料を探しに来たわけだが、まさか聖女絡みの噂話を聞けるとは。土産にしては上等なものだ。
「そもそもお前は信じているのか。ヘルディナ令嬢が……」
「おい、やめろ。今度こそ首が飛ぶぞ。令嬢の話をするな」
「……そうだったな」
貴族の中でも、殿下やその婚約破棄、そしてマスターに関しての不審感を抱いている連中はいるようだ。話題自体がタブーのようだが、殿下がヒステリーでも起こすのだろうか。
他人の執務室だというのに、貴族らは我が物顔で歩き回る。紅茶を入れたり、散らばる資料を整理したりやりたい放題だ。
貴族達自ら動いているのは、やはり彼らの言う通り使用人達が全て、聖女を優先したからだろう。そのせいで大臣や貴族は、自分で出来ることは自分でやるはめになった。
不審感――不満を抱いているのは、それも原因の一つなのだろう。
「しかし……嫌悪しているとはいえ、殿下もあんな罰を言いつけるとは」
「聞いた話では、ギルドへの嫌がらせとして、今まで国で達成できずに保留となっていた依頼を掘り起こしたとも」
「はあ……。ヘルディナ嬢を虐げている暇があれば、もっとまともに仕事に取り組んで頂きたいな」
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信憑性を上げるためにも王子の部屋まで行って、依頼書などを確かめたいところだ。だが生憎、あの愚か者の周りには聖女がいる。
俺の隠密魔法もすぐにバレてしまうだろう。大臣共の目はごまかせても、聖なる施しを受けた女の目は誤魔化せない。
俺は一通りこの部屋での〝聞き込み〟を完了すると、廊下へ出た。もう少し余裕があると感じた俺は、これからまた別の部屋へと行くつもりだった。
――聖女とばったり出会うまでは。
「……」
廊下を出てすぐ。俺は気を抜いていた。聖女ほどの神聖力ともなれば、魔法に疎い俺でも分かるはずだった。
そこにいたのは、侍女すらもつけないで一人で歩いている聖女・ステファニー。
完全に俺の目を見ている。ただ何も言うことはなく、じろじろと見つめるだけ。あの瞳には完璧に俺を捕捉していて、魔法を使って隠密していることも気付かれている。
――なのにどうして何も言わない!
まさか本当に、ただのメイドだと思われているのか? まぁ、もちろん、俺の女装は完璧だが――隠密魔法の痕跡が体にべったりと纏わりついているはずだ。
いくら能無しの男爵令嬢だとしても、そんな怪しげなメイドを無視するだろうか。
聖女は俺に何かを言うわけでもなく、そのまま隣を通り過ぎた。
……何かがおかしい。いつもならば不審なものや不快なものを見つけたら、動物のようにぎゃあぎゃあ喚く印象だ。
俺の知っている聖女とは、何かが違った。
俺の知っている聖女というのは、王子殿下を愛していて、公爵令嬢にいじめを受けたと主張する狐のような女。愛嬌をふりまいているように見える笑顔の奥では、貴族令嬢を蔑んでいるとも聞いたことがある。
だが今の聖女は、どうしてかマスターと同じような匂いを感じた。
一癖も二癖もある、表裏だけじゃ表現できない何かを持ち合わせているような、そんな感覚。
それに俺をはっきりと見ている目が、どこか遠く、虚ろだった。
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