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良いダイエットがあると言われて聞いてみたらセ◯クスはスポーツと言われました。
3 ※
しおりを挟むヒュッと喉が鳴る。
引っ張られた先で、転びそうになった体を何かが優しく受け止めた。
衝撃に瞑っていた目を開き確認すると、洞窟の中は薄暗いが、受け止めてくれた物体は紅の鱗で覆われた太い丸太の様な物と分かった。
そのまま体を仰向けに床に横たえられて、上向かされた視界に映ったのは鼻面の長い、私の胴体位の大きさのある生物の頭だった。
それも鱗に覆われていて、同じ色の大きな瞳が二つこちらをじっと見下げている。
(りゅ、う?)
「っ…」
小さい頃に読んでいた絵本の中に出てくる龍に似ている。
大昔は普通にいたらしいのだが段々とその姿を見る人はいなくなり、絶滅したとか、どこかの秘境に隠れてしまったとか言われている。
龍人はその眷属らしいが。
そんな存在がどうしてこんな所に居るのか、何故私を捕まえるのか。
(…食べられる?)
恐怖で体が動かず、龍とじっと見つめ合う。
未知の人間を観察している様だ。
フスー、フスーと生暖かい鼻息が顔に掛かった。
ペロッ
「っ!」
頬を舐められてやっぱり食べるつもりだと、再び体が固まる。
ペロッペロッ
そのまま大きく分厚い舌で顔中を舐めてきて、一通り舐めた後は首筋に移ってきた。
「…ん……」
表面が濡れてザラザラとしていて、首筋がくすぐったい。
顔中が涎でベタベタだけれど、何故か嫌な感じはしなかった。
無臭では無いが嫌いでは無い、と言うかちょっと好きな匂いかもしれない。
そんな事を思っていたら、ビリッと大きな音がした。
「あっ!?」
鋭い爪のある前足が離れて行く。
みのりさんに貰ったスポーツウェアの上着が無惨にもバックリ裂かれていた。
その下のブラジャー(これもみのりさんから貰った)までをも真ん中から破かれてしまっていて、服の端が両胸に僅かに掛かっているだけだ。
みのりさんからの大切なプレゼントだったのに、と恐怖よりも悲しみで涙が浮かんでくる。
ペロッ
今度は開いた服の間から上半身の肌を舐められた。
胸の間から下にお腹を舐めた後、頭を横に向けた龍がカパッと口を開いてお腹を食んできた。
襲い来る痛み………が無い。
龍は私のお腹を咥えながら、その感触を確かめる様にふにふにと食んでいる。
デンッとしている贅肉がグニグニと形を変えた。
鋭い歯がびっしりと生えているのに全く痛くない。
(味見?)
今はお腹がいっぱいだから味見だけしておいて、後でオヤツにでも食べるつもりなのか。
動いたら鋭い歯に傷付けられそうで、恐怖に微かに震える体を必死で抑えた。
やっとお腹を無傷で解放してくれた龍が頭を上げて口の周りに付いた涎をその長い舌で舐め取った後、大きな鼻面で私の左胸に僅かに掛かっていた服の端を器用に退けた。
胸の膨らみから乳首も全て曝け出されてしまう。
(もしかして心臓から食べるの?)
そう思いさらに恐怖に震え出すと、フスーッフスーッと鼻息が荒くなった気がする龍がペロッと胸の膨らみを舐め上げた。
ペロペロと舐め上げられる度に、胸が右に左に上に下にとプルプル動くのが楽しいのか、何回もやってくる。
何だかおもちゃにされているみたいだと思う。
満足したのか、今度は縮こまった乳首を大きく分厚い舌の先端でグリグリとしてきた。
「…ん」
最初は何も感じなかったけれど、ザラザラとした舌が乳首に引っ掛かると、ムズムズとした感覚が走るようになった。
それは段々と足の間に溜まって来て、龍の下で微かに膝を擦り合わせてしまう。
龍は左の胸から顔を移動させて右の胸も曝け出し、同じように舐めてきた。
左胸の先端は沢山舐められたせいでテラテラと赤く勃ち上がってしまっている。
自分の胸なのに何だかいやらしい。
「…ふ、ぅ…」
右の胸を舐められながら、左を鋭い爪のある親指と人差し指?で揉まれる。
爪が怖かったけれど肌に当たらないように器用に乳首を押し潰してくる。
胸が気持ち良くて僅かに息が上がってしまった。
両方の乳首が同じように勃ち上がった頃、胸から顔を離した龍は下に下にと体を辿り、立てた膝を両前足で開いてきた。
「な、に?」
ショートパンツ越しに足の間を鼻面で擦られる。
龍が擦る度にクチッと濡れた音が鳴り、もしかして粗相をしてしまったかと愕然としたが、ショートパンツを破かれた衝撃で吹き飛ぶ。
「!?!?」
クロッチの部分を下着と共に引き裂かれ、スカートのように捲り上げられた。
恥ずかしい部分が全て曝け出され、反射的に足を閉じようとしても両足を固定されて出来ない。
龍の荒くなった鼻息がそこに当たり、まるで匂いを嗅がれているようだ。
「き、たない、やめて」
恐れも吹き飛んで、上体を起こしながらずりずりと上へと逃げようとするが、足を掴む前足で引き戻され、カパリと開いた口で足の間から下腹部までをも咥えられてしまう。
鋭い歯が柔らかく食い込むが痛みは無い。
でも怖くて動けなくなった。
ペロッ
「ひ」
足の間を味わうように何度も舐められる。
「んっ」
上側のある一点を舐め上げられた時、ビリッとした強い刺激を感じて思わず声が出そうになった。
「…ん…ん…」
龍が執拗に舐め上げてくる度にビクッと足が震える。
「…ふ…ぅ…ん…」
舌の先端でそこをくにくにと捏ねられると声が抑えられなくなった。
両手で口を覆うけれども、鼻に掛かった声が出る。
「…ぁ…ぁ…ぁ…」
体に熱が段々と蓄積してきて、気持ちの良い何かが登ってくるような感覚があった。
「…あ…へ、ん…っぁあんっ♡」
捏ねられたそこを一際グリッと押し潰された時、溜まった熱が弾けた。
太腿に力が入って龍の顔を挟み、ビクッと腰が跳ねる。
「…ぁ♡…あ♡…」
その間も気持ちの良い場所を舐め上げられて、何度かヘコヘコと腰を跳ねさせてしまう。
はぁ、はぁ、と息が苦しい。
舐められている場所が熱くてじんじんとする。
「…ぁ、やめて…」
通じないとは思っていたが、やっぱり龍はやめてくれなくて、さっきよりも舌の動きが激しくなった気がした。
気持ちの良い場所をまた重点的に責められて、同じ感覚が登ってくる。
「ふぁんっっ♡」
最初よりも二回目は早かった。
(も、だめ、しんじゃう)
リビアははぁ♡はぁ♡と荒い呼吸を繰り返しながら、先程何回目かも分からない熱を弾けさせられて、身の危険を感じていた。
力が抜けそうになる体を叱咤して、自分の体が傷付くのも厭わずに龍の口から逃れようと身を捩る。
そんな彼女に龍は口を離した。
解放されたリビアは何とか立ち上がろうとするが足に力が入らず、とにかくこの龍から、この洞窟から離れようとなりふり構わずずりずりと前に進む。
しかし、彼女のその姿はさらに龍を興奮させていた。
曝け出されたムチムチのお尻がフリフリと目の前で揺れていて、恥部は彼女の愛液や龍の涎で濡れそぼっているのが丸見えだ。
龍はしばらく見入った後、洞窟の入り口まで行った彼女の足を掴み引き戻す。
「やだぁあああ」
洞窟の床は寝やすい様に滑らかに整えてあるから、彼女を傷付ける事は無い。
ぷるんとした尻を抱え上げ後ろから再び龍は恥部に食い付く。
愛撫され続けて勃ち上がる花芯に舌を這わせると、嫌だと声を上げる彼女が快感に甘く鳴き始めた。
「…ぃゃ…ぁん…」
龍は彼女の匂いや味や感触の、甘美な感覚全てに酔いしれていた。
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