世界が滅亡したので、獣人世界で幸せになります!〜番が三人いるんですが、女神様どういう事ですか!?〜

玉石 トマト

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ヒーローがいきなりヒロインにち◯こ突っ込んでくるんですが、見守るべきですか?

15 ※

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眠らせた男をベッドに横たえ、部屋を見渡す。

先程まで、そこかしこの壁や写真立てにカナの写真が飾られていたが、全て白紙に変わっている。

カナの記憶や記録は全て消した。

「カナ、帰ろう」

そう声を掛けた時、写真立ての一つを手に取り眺めているカナが、暗い声で話し始めたのに転移を止められた。

「どれだけ綺麗事を言ったとしても、に彼の記憶を奪った事実は変わらないね…」
「私が前世は女神だったなんて笑っちゃうよ、ただの自己中心的な酷い女」

「………」

彼女は俺に言っているのか、それとも自分に言い聞かせているのか。

「………私は懺悔したいのかな、でもそれも楽になりたいって言う自己中心的な考えだよね…」

彼女はあの男への罪悪感から、自分を責めているようだ。

(…やめろ)

こちらを見ずに続けるカナに苛立ちが募る。

「向かい合った時から、自分のために彼を犠牲にするのを決めてたなんて」
「…こんなだから、私は初めから堕ちてたんだ」
「ティアは生まれた時から濃紺だったもの…異端も異端だね」

と彼女は自嘲するのに、ハデスは黙って聞いてあげられず、組んだ腕を僅かに指先で叩いた。

だがそんな自分に気付いて、はた、と止まる。

(どうしてこんなにも余裕が無くなっているのか)
(もう彼女を奪う存在は居ないのに…)

「………」

何故かハデスの心は不安と焦燥で満ちていた。

『if』を話す先程の彼らが思い浮かぶ。

「…言えば男として見てくれた?」というあの男の問い掛けに、彼女は「分からない」と答えた。

それはつまり、あの男を受け入れていたかもしれないと言う事。

以前に俺にあの男が好きだった時があると言っていたし、彼女は最終的に俺を選んだのだから、彼女はその答えを深く考えずに言っただけかもしれない。

だが、眠る男を悲しげに見る彼女に、理不尽な怒りが沸々と湧き上がってくる。

「カナ、もうやめろ、あの男の記憶を奪ったのは俺だ」
「でなければ、あいつは俺からカナを奪っていた」
「他に選択肢は無かっただろ?」

彼女の手を取り写真立てを奪い取る。

(一瞬でも俺以外のためを思うな)
(俺以外の選択肢を考えるな)

先程の見つめ合う男とカナを思い出すと僅かな余裕も無くなった。

「ごめんね、ハデスにも嫌な思いさせちゃった……」

そう言ってやっとこちらを見たその瞳には、未だあの男への想いが残っている様に思えた。

ハデスの中で何かが焼き切れる。


「違うっ、そうじゃない、【あの男の事をもう考えるな、】


(たかが間男にもなりそびれた愚か者だ、何故そこまで心を割く)
(それともそんなに気になるのか)

カナの心にこれ以上他の男がいる事が許せなくて、ハデスはさらに力を使う。

(俺以外を見るな)



【忘れろ】」



「……………」

一瞬の後、あの男の全てを忘れたカナは、呆けたように見上げてきた。

「…………は、です?」

そんな彼女を抱き締めて視界を塞ぐ。

「??」

状況が分からないのだろうが、彼女は抵抗するでもなく腕の中で大人しくしている。

自分を信頼している姿にも心は荒れていった。

(最初からこうしておけば良かった)
(話をさせる前にあの男の記憶も、カナの記憶も全て消せば良かったんだ)

愚かにも、驕っていた自分が嫌になる。

もしもあの男がカナと想いを通わせたとしても、カナは必ず俺を選ぶと思い上がっていた。

カナが求めるのは俺で、それは永劫変わらないと。

(奪われたら奪い返せると思っていた)

だが、『もしも』奪い返せなかったら。

あの男との選択肢を彼女に気付かせた迅は、ハデスとカナに『もしも』を植え付けて行った。

あと少しカナを見つけるのが遅れていたら、この先男とカナの記憶が戻ったらを考えるとドロドロとした暗い感情が体を覆っていく。

(快楽に素直で情に弱いカナの事だ、絆されてヤツを選ぶかもしれない)

ハデスの髪と瞳が闇色に濃く変わっていく。

カナに「分からない」と答えを貰ったヤツは、心の中でほくそ笑んでいた事だろう。

(最悪な悪足掻きだ)
(あいつが生きている限り、奪われる可能性は有り続ける)
(…そう言えば、あいつは言っていたな)

『記憶を消されて生きていくのは嫌だ』と。

ハデスはニヤリと笑みを作る。

(望み通りに殺してやろう)

ある世界の同じ名を冠する冥界の王の様に、邪悪に笑った。

(全ての手は打っておかなければ)

愛おしいが憎い女を抱き上げる。







カナとの住処に転移したハデスは、彼女を抱えたままベッドへと移動する。

軽い体を横たえ、ワンピースを捲り、恥部を覆うストッキングを引き裂いた。

「ぁ!?」

【足を広げておけ】

膝を閉じるのを許さず、そう命令する。

ショーツをずらし、今までの情交で前よりも肥大化した花芯に吸い付いた。

「ふぁっ♡」

跳ねる腰を抑えつけ、指で捏ねながら勃ち上がってきた花芯を舐め啜っていく。

同時にもう片方の手でヌルついてきた膣口をグリグリと刺激した。

「…ぁあ♡…んぁ♡…そこ♡…きもちぃ♡…」

カナは変わらずに甘く喘いでいる。

迅との記憶を消されたカナに、理不尽な事をしようとしているハデスの仄暗い考えを彼女は知らない。

「…はぁ、ん♡…ぁん♡……ぁあっ♡♡」

入ってきた長い指でなかを捏ねられる刺激に素直に感じる彼女は、気持ち良さげに自分の手で服を上へと持ち上げる。

「はですぅ♡ここも触って?♡」

ブラまでも捲り上げ、おっぱいを曝け出した彼女は慣れた様に強請った。

そんな彼女の様子にふ、と笑う。

片手で恥部を愛撫しながら、顔を上へと移動させて柔らかな肌を唇と舌で堪能していく。

「…あぁ♡…ふぁん♡…んぅ♡…」

乳首に辿り着いてもペロペロと舐め上げるだけの彼に、カナは焦れ始めた。

膣の指もいつもの様に欲しい刺激をくれない。

「…ん♡…もっと♡…」

いつも焦らす時は彼が欲しいかと問い掛けるのだが、いつまで経っても聞いてこない事にますます焦れた。

カナは彼とのエッチで我慢をした事が無かった。

「…ぁん♡…はです?♡…ちょうだぃ?♡…」

恥ずかしいけれども、いつもの様に刺激が欲しくて彼におねだりする。

ぺろっ

だけれども彼は変わらずに淡い刺激を与えてくるだけだ。

「…ぁ」

そのままカナが達する事なく、彼は離れてしまう。

いつもと違う彼に少しだけ不安になった。

(あれ、いつもと少し違う…黒くなってる?)

「はです?……ぁ♡」

だが、欲しくて仕方がないモノを彼が当てがって来た時、カナは考えを放棄して期待で息を上げた。

次の言葉を聞くまでは。

「仕置きだ、カナ」
【気絶するな、俺が良いと言うまでイく事は許さない】









「んぁ゛っ♡ぁっ♡ぁっ♡ひやぁっ♡」

愛液を大量に溢れさせる足の間へ上から腰を叩きつける。

その度、まるで絶頂し続けているかの様に組み敷いた体がガクガクと痙攣した。

は、は、と荒く呼吸を繰り返しながら、乳首に噛み付き引っ張り上げる。

「い゛っ♡っんんっ♡ぁぁっ♡」

余す所なく何度も噛み付いた体は噛み跡ばかりで痛々しく、喘ぎ続けている声は掠れている。

涙と涎で汚れた顔は赤く火照り、苦しげに歪んでいた。

拷問されている様な姿にも、自分を満足させるには足りない。

「ぁっ♡ぁあっ♡んぃ゛っ♡イ、かせてぇ♡」

何度目かの精を女に放つため、腰をより奥に、重く容赦なく打ち付ける。

彼女のおねだりなど応えてはやらない。

「ひぅっ♡♡♡」

「っぁ」

彼女の腰がベッドに沈む程自身の腰を押し付け、ビュルビュルと大量に吐精する。

ぐっ、ぐっ、と腰を細かく動かし、尿道に残る白濁も全て奥に吐き出した。

フーッ、フーッと腰が抜ける程の悦楽に、ハデスも頬を火照らせて熱い息を吐く。

「は、ぁ」

少し落ち着き、再び再開しようと腰を動かした時、ひぐ、ひぐ、と体の下から小さな啜り泣きが聞こえた。

今までも聞こえていたのだが、最早満足な泣き声も上げられない姿を少しだけ憐れと思う。

劣情を彼女にぶつけて少し落ち着いたらしいと自分を分析した。

「イきたいか?」

彼女に優しい声で微笑みながら問い掛けた。

「っ」

今まで見た事がない蠱惑的な彼の笑みに、カナは目を見張る。

その笑みは堕落に誘う悪魔の様に魅力的で淫らだった。

夜空の様な濃紺だった彼は、今は星の輝きなど届かない闇を纏っている。

答える事も忘れて見惚れているカナに、ハデスは再び問い掛けた。

「イきたくないのか?」

「…ぁ♡…ぁん♡…イ、イきたぃ♡」

先程とは打って変わって、緩やかに子宮口を捏ねられる。

それだけでも、解放を望む体は達する事だけを貪欲に求めて男根に吸い付いた。

「ん?お願いはどうするんだ?」

「…ん♡…ぁ♡…ぉ、おねが、ん゛っ!?♡♡」

いつものお願いを言い掛けた所で、どちゅっと奥を叩かれる。

出された精液が男根と膣口の間から溢れた。

「そうじゃないだろ?」
【俺を満足させてみろ】

そう言われた瞬間、羞恥心で保っていたカナの最後の砦が崩れた。

キスハメが密かに大好きなカナは、彼の頭を抱き寄せ男らしい唇をペロペロと舐めて彼の舌をせがむ。

しょうがないとばかりに差し出された彼の厚い舌に、好物のように吸い付いた。

「…んちゅ♡…ん♡…は、ちゅ♡…」

ちゅぷ、くちゅと口から淫らな音が鳴り響く。

同時にカナは未だ繋がったままの腰を、初めて自分から動かし彼に擦り付けた。

「ん♡…」

もう終わりだとばかりに離される舌を名残惜しげに見送って、カナは一度なかのハデスを自ら引き摺り出す。

足の拘束は解けていた。

「んぅ♡」

彼が抜け出た瞬間ごぽりと白濁が溢れるのも構わず、ベッドに座らせた彼に対面で乗り上げる。

そして彼の首に腕を回して乳房を胸板に押し付け、屹立した男根を手を使わずに腰の動きだけで膣口に押し当てた。

そのまま腰を落とさず、亀頭を膣口でヨシヨシとしてあげる。

はぁ、はぁ、と落ち着いていたハデスの息が上がっていく。

亀頭も限界まで張り出していた。

「ぁん♡…はです♡愛してるよ♡このおちんぽも大好き♡」

彼の耳元に囁き掛けながらも腰の動きは止めない。

横の動きだけではなく上下にも腰を動かし、膣口で亀頭に吸い付くのを繰り返す。

自らも興奮してはぁー♡はぁー♡と甘く息を吐き出しながら、今までで一番いやらしいおねだりをした。

「カナのおまんこを♡逞しいこのおちんぽで♡ドチュドチュして♡イかせて?♡」

彼の好きな小首を傾げるのも忘れない。

「っ、イけ」

「んぁ゛っっーーーーー~~♡♡♡♡♡」

一気に奥まで挿れられ子宮口を押し上げられて、許しを貰った体はガクガクと痙攣しながら盛大にハデスの腕の中で達する。

「…へ、ぁ♡…は、ぁ♡…」

(きもちぃよぉ♡)

求めていた絶頂を味わっていると、

「カナ、もっと堕ちようか」

とハデスが耳元で囁いてきた。

「んぇ?♡」


【孕め】


「!?」

驚きで余韻が吹き飛んだカナは、腰を掴んでくる彼を静止しようとする。

ピルを飲んではいるが、彼の力はそれを簡単に打ち消してしまう。

しかし、彼は軽々とカナを持ち上げ、自身の突き上げと同時に腰を下に落とした。

「ぁっ♡まっっーー~~♡♡♡♡♡」

達して仰反る彼女の体を器用に持ち上げ、間髪入れずに剛直の上に落とすのを繰り返す。

「ふ、ぅっーー~♡♡♡♡まってぇぇっっ♡♡♡」

「カナ、カナ、は、カナっ」





ハデスのお仕置きは箍が外れていた。

「っっーー~~♡♡♡♡っっは、ぁ♡んぃっ♡」

彼が満足するまで犯される事が決まっているカナは、最早仰反る力も無くなり彼に縋り付きながら達する。

カナは気絶も出来ず抵抗も出来ずに、ハデスに種付けされ続けた。

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