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ヒーローがいきなりヒロインにち◯こ突っ込んでくるんですが、見守るべきですか?
2 ※ 神下ろし
しおりを挟む神界にて。
初めての世界創造ノルマ達成の記念に、最近貯まった神力で創造した3LDKの平家。
そのリビングでふわふわのパジャマに身を包み、缶チューハイ片手にノートパソコンの画面を熱心に見るのは、神の一柱である女神フィーネである。
彼女は深緑色の瞳を輝かせて興奮したように、「良い、良いよ!みのりちゃん今凄く輝いてるよ!」と鼻息荒く誰かを応援していた。
いつもの神力を今は出していないため後光は無いし、銀河を閉じ込めた様な瞳はただの深緑色に落ち着いている。
一見して休日の干物女の様だが、彼女の造形の美しさは変わらない。
しばらくして、「ふぅ…」と天を仰いだ後、ノートパソコンに向かって真剣な表情でカタカタと何かを打ち込んだ。
時々、「ぅ、鳥肌が」と眉根を寄せて止まるが、すぐにカタカタと打ち込みを続け、最後にターンッとエンターキーを押す。
「うん、とりあえずこれで良いでしょう」
自分の新たに創造した世界に転生させた女の子、みのりへのメッセージを書き込んだ後、凝り固まった肩をポキポキと鳴らす動作をする。
下界の人間が良くしていた。
再び目を開けた時、
「きゅぅ」
「ぇ……毛玉?」
突然、ノートパソコンの隣に綿埃が寄せ集まった様な掌サイズの毛玉があった。
それには二つの目が付いていて、ぬいぐるみの様なつぶらな黒の瞳でフィーネを見つめていた。
「きゅ、きゅぅ」
「…どこから来たのです?」
その『生物』と言って良いものか、は見た事も聞いた事も無い生命体だ。
創造した世界の生物が神界へ来る事は不可能な筈だから、こんな生物が元々ここに居たのだろうか。
「あなたは一体…」
「きゅ?」
可愛らしい鳴き声を上げて主張するそれを不審な目で見るが、コロコロふわふわとした見た目が愛らしく思わず手を伸ばす。
触れた瞬間、
『みーつけた』
絡め取られてしまうような、あの声が聞こえた。
その日、忽然と一柱の女神が神界から姿を消した。
ーー『女神』の召喚に成功しました
ーー続けて『器』への憑依……成功しました
ーー融合を開始します……
ーー融合率50%に到達
ーー70%
ーー90%
ーー100%に到達しました
ーー貴方の世界へようこそ、『女神』
一瞬の後、視界が変わっていた。
見慣れたノートパソコンから、意匠の施された豪華な天井に。
それはランプの様な暖かな光で照らされている。
「ぇ?」
何故自分は仰向けに寝ているのか。
いつの間にか意識を失って、どこかの神が保護してくれたのだろうか。
だが、思念体である神が意識を失くすなんて有り得ない。
(どう言う事?)
ゆっくりと体を起こす。
(??)
トクントクンと自分の胸の奥が動く感覚がした。
(……心臓?……私呼吸してるのですか?)
そして、自分を確認しようと最初に目に入ったのは、自分の体を覆っている、みのりの世界の寝巻きに似ている物。
それに体がどこかはっきりくっきりとしている気がする。
「ぇ?ぇ?」
ペタペタと自分の身体を触っていると、
「ねぇ、こっち見て?」
聞き覚えのある、低く甘い声がした。
「え?」
声がした方向に顔を上げるとベッドの端に人がいた。
そこで自分がベッドの上にいるのだと頭の片隅で気付くが、そのまま男を注視する。
美しい男だった、いや、声が低い男装した女かもしれない。
ランプの光を反射する、より強い光源の下では星のように輝くだろう純白の髪は女性にしてはやや短い。
菫色の瞳はアメジストの宝石の様だ。
若干垂れ目だが、彼の完璧な造形の中でその目が齎す印象は、獲物を前にした肉食獣のそれだった。
その目を見た瞬間、
ドクン
(……胸が、苦しい?)
無意識に高鳴った胸を押さえた。
それでも心臓の音は落ち着いてはくれない。
目の前の男の耳は横に長く毛がふかふか。
最近も見た事がある。
だが、そんな事有り得ない。
画面の向こう側で見ていた人物が目の前にいるなんて。
「俺はアルガリだよ、アルって呼んで」
「君の名前は?」
「…………」
男が名乗ってこちらの名前を聞いてきたが、敵かも分からない相手に教える義理は無い。
「…教えてくれないの?」
「……」
しばらくしても答えないフィーネに、まぁいいや、と彼がベッドに乗り上げてくる。
「っ」
距離が近づいてきて、思わず身を固くした。
「とりあえずちんこ入れさせて?」
「…………………………………………は?」
女神らしからぬ声を出してしまったが、そう思う間もなく男の髪がいつの間にか伸びてきて、一瞬の内に体に巻き付き引き倒された。
手をベッドの支柱に一括りにされ、足は広げられた状態で膝を頭側に曲げられて縛られる。
画面の向こうで見た事があるが、まさか自分がされるとは思いもしなかった。
男に恥部を捧げるような、まんぐり返し。
「ふっ」
(苦しい…)
「ねぇ、女神まんこ全部見えちゃってるよ?」
「女の人の初めて見るけど、ビラビラしててエロいね」
と男は興奮したように唇を舐める。
「ここに入れるんだよね?」
あろう事か彼は、取り出した禍々しく完勃ちした男根を全く濡れていない、さらに慣らしてもいない膣口に押し当ててきた。
(!?!?)
押し当てられているフィーネは状況に混乱していて、ドすけべ知識も使い物にならない。
当てがわれている物は最早凶器だ。
◯◯)「ちょ、ちょちょちょ、ちょっと待って!そのまま挿れる気か?!」
「事件になるよ?!」
「くっそ、無理矢理の中にも美学はあるんだよ!!」
「うぉおおおおおおおおおお」
◯◯は、何かに操られている両手を「見過ごせるかっ」と力付くで抑え込み、自らの意思でタイピングを始める。
アルは押し当てていたモノを上下に動かし、隘路を擦り上げる。
彼女の恥部を両手で広げ、慎ましく存在している花芯を亀頭でつついたり竿全体をそれに擦り付けたりしてきた。
「っ!?」
(私、何されて?)
フィーネは混乱しているが、下半身のある一点から感じた事のないピリピリとした感覚に困惑する。
「ん」
少し声を出してしまった。
「これ、気持ちいい?」
「ちょっとぬるぬるしてきた♡」
嬉しそうに彼が聞いてきた。
だが、答えたくなくて固く目を閉じる。
「っぁ、女神まんこに、早く挿れたいけど、まずは一回イかせて?」
擦り付けられる速度が一段と速くなり、それに伴ってピリピリとした感覚が増して声が小さく出てしまう。
「っ…ふ…ん…」
「ぁ、出るっ♡」
「ひっ」
膣口に熱い飛沫が掛かった。
アルは亀頭を膣口に押し当てて達していた。
ビュクビュクと想いを吐き出してきて、閉じた膣口に当たった白濁はフィーネの恥部を伝い、尻を伝ってベッドに落ちる。
その初めての感覚に思わず男を見たフィーネは、自分を見つめながら恍惚とした表情で達している顔を間近で見てしまった。
「っ」
ドクンとまた心臓が高鳴る。
少し可愛いと思ってその顔から目が離せない。
耳元にキスを落とされた。
「ね、声聞かせて?」
少し荒くなっている息が耳に掛かり、ゾクリとする。
だが自分の意思を無視してこんな事をしてくる男の思い通りになるのは絶対に嫌だ。
フィーネは再び目を閉じて拒絶した。
「……そっか」
落ち込んだ様な男の声。
「ふふ、でも気を利かせてくれたからね、どうやれば良いか教えてくれたから、今から沢山気持ち良くしてあげる♡」
(??)
「いっぱい鳴いて良いよ♡」
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