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本編

45 ※ 突然の世界樹と

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『みのりちゃんへ

この度はハッピーエンド到達おめでとうございます~!
世界の神聖力が閾値に到達しましたので、北の地に世界樹が芽吹きます♪
なお、世界樹の効能は以下の通りです♡


①お互いの同意のない限り妊娠しない(同意があってもお互いに愛がないと妊娠しにくくなる)
②魔物の代わりに精霊が生まれる
③年に二度咲く花を見ると気持ちが前向きになり、匂いに癒される
④年に二度成る実が桃のように甘くて腐りにくく栄養たっぷりで、妊婦や子どもに食べさせると良い(食べ過ぎ注意!)
⑤精霊にしか花や実を採る事は出来ない
⑥世界樹の周囲半径5kmは常春
⑦その領域にはみのりちゃんが許可すれば入れるけれど、人物を指定したり、通行手形とかでも入れるように出来る(良きに計らえ♪)


因みに、同意の下での妊娠のしやすさは変わらないよ。
後の細かな所は試して確認してね♪
勿論、この世界樹が芽吹いた事でのデメリットも有りますが、それはもしかしたらメリットになるかも?

女神の介入はここで終わりですし、みのりちゃんの体もこの世界に馴染んだようです~。
尻尾生えたでしょう?
おめでとうございます~♡(祝)

ですが、みのりちゃんも心の準備があるでしょうから、世界樹の効果①を入れたよ♡
①の効果で大分人工抑制になるかなぁと思ったので、②以降を追加してみました~。

あ、あと人体図なんですが、人に触れた状態で『見たい』と思ってみて♪

前世で体を捨てちゃった罰とか、神の愛し子の使命とも言えるけど、みのりちゃんが今後したい事をサポートするスキルと領域です~。

沢山幸せになって沢山幸せをお裾分けしてあげてください♪

みのりちゃんが天寿を全うしたら、代々の聖女がその領域を守護する事になります~。
世襲性ではありません。

と、いう事で、みのりちゃん3つ目の願い事まだだけど、期間限定なのでこれを読んだらすぐに決めて欲しいです~。

どうする?』



ここでメッセージが途切れていた。

(い、色々と詰め込まれてて、混乱する…)
(けど、願い事は今しないとなんだよね…なら)

3つ目の願いは既に考えていた。

覚悟を決めた魔王にはもしかしたら大きなお世話かもしれないけれど。

三人にも一連の出来事や3つ目の願い事について話すと「それで良い」と頷きが返ってくる。

考えていたように願うと、ピロン♪と音がした。

窓の外を確認したリアンさんが「叶ったようだ」と言うのに安堵した。

というか、ここはもしかして猿獣人国の王城なの?と思う。

同時にメッセージの続きが書き込まれる。



『はい、完了です♡

それと、みのりちゃんに女神からメッセージが来てた事は、ぜーーーーーーったいに羊(弟)には言っちゃダメですよ?
もう絶対に女神は介入しませんから!!!

羊さんには口止めしておいて下さい、絶対に!!!

よろしくね♪

女神より』




最後だからなのか、本当に色々詰め込み過ぎである。

「みのちゃん終わった?」

「…ぇえと、とりあえず?」

三人に話そうと顔を上げたと同時にそう聞かれた。

後ろのシアンの手が怪しげに胸を這い、リアンが服の裾を捲ってくるのを片手で抑える。

今はゆったりとした寝巻きを着ているだけで下着は着けていなかった。

先程の龍の王達がいた時はシーツで胸を隠していた。

「じゃあ尻尾、出して?」

「…でも、ここは猿獣人国の王城でしょ?」
「それに話しもあるし…」

「大丈夫だよ、ちゃんと魔法で綺麗にするから、それに防音もちゃんとしてあるし」
「話もシながら聞くから良いよ♡」

いや、TPOが、と言おうとしたが、変わらないビオの笑顔に不審な物を感じて止める。

「……後で話すから普通にシてくれる?」

緊急な物は無いと思うし、あの時の尋問のように焦らされるならば普通が良い。

ビオは微笑んだままだ。

おずおずと服の下から尻尾を出す。

「良い子♡」

「ぁん♡」

掴まれたと思うと、ちゅっと先端に口付けられ舐め上げられて細いそれを器用にコスコスと上下に擦られた。

「っ、あ♡それ、やぁ♡」

こちらを見ながら舐め上げてくるのを見てしまい、まるで陰茎への口淫のようだと思う。

ビオが美人なものだから、いけない気持ちになるのと同時にその色気にドキドキと胸が高鳴った。

「っ♡んん♡ふ、ぅ♡」

未開発の乳首を愛撫されているようなピリピリとした感覚が尻尾から迫り上がってくる。

いきなりの刺激から逃れようと、掴まれていない部分をクネクネと動かしてしまう。

「ひん♡ぁ♡あ♡、んん♡」

すると、ずるずると仰向けに寝かせられてまんぐり返しの状態にされる。

恥部や付け根まで全てが丸見えだ。

リアンが横から恥部に顔を寄せてくる。

クリを舌で擦り、根本から足の間を通る尻尾を恥部に押し付けながら撫で上げてきた。

「あ♡、ああ♡」

クチュクチュと湿った音が鳴り始め、濡れた尻尾ごとグリグリと膣口に押し当てられてその気持ち良さに腰が揺れてしまう。

「やぁ♡きちゃう♡ぁ♡あ♡」

いつの間にかシアンに胸を晒け出されて、乳首に吸い付かれた。

「っっーー~~♡♡♡♡」

イってしまったのに、誰も止めてくれない。

ピシュッと尻尾を濡らしながら吹いてしまう。

「は、ぁ♡ん♡も、いいからぁ♡あん♡」

今度は横に移動したシアンまで尻尾とお尻を刺激してくるが、その間も乳首に吸い付いて離さない。

いつもは挿入まで短いのにたっぷりと愛撫されて、みのりが「挿れてぇ♡」と泣いてしまってからようやく挿れてくれた。

「あっ♡あっ♡ひっ♡イっ♡っっーー~♡♡♡♡」

愛撫で何度も達していたのに、それでも欲しい刺激が無くて疼きが増していた中を、待ち望んでいた逞しいモノに擦られて泣きながら喜んで達してしまう。

シアンに跨ってその体に縋り付き、イってもすぐに下から突き上げられる。

ビオは尻尾を横に咥え甘噛みしながら後ろを突いていた。

「おい、いい加減離せ」

みのりのうなじに歯を立てていたリアンは、俺だって触りたいんだとビオに抗議する。

「…しょうがないなぁ、はい」

ピクピクと突かれる度に震える尻尾に清浄魔法を掛けて渡すと、ビオは本格的にみのりの後ろを突き上げ始めた。

「あっ♡あっ♡ああっ♡んっっーーー~~♡♡♡♡」

尻尾を持ったリアンは自身を取り出すと、みのりのそれと共に握り込んで擦り出す。

「っ、みのり、可愛い」

「やぁん♡き、もちぃ♡も♡イくっ♡イくっ♡っっーーー~~♡♡♡♡」

最早自分が何をされているのか分かっていないみのりは、お腹の中と外にも熱い飛沫が掛けられるのを感じた。







その後、番の可愛い尻尾が生えてきたのと、戦闘で気が立っていた三人に気を失うまで致されてしまったみのりは、それから半日が経ってようやく目覚めた。

うなじには三人の噛み跡がまた出来ていて、弄り倒された尻尾は余韻なのかじんじんと感覚がおかしい。

気を失った後も何かされていた気がする。

何だか汚された気分と再びシアンに抱き込まれ、リアンに甲斐甲斐しく渡された果実水を飲みながら思っていた。

「みのちゃん、北の地にびっくりする程大きな木が出来たみたいなんだけど、神様かな?」

「あ、そうだ」

とビオの問いにメッセージの内容について思い出す。

「…へぇ、なるほどね」

面白そうにニヤリと悪い笑みをビオは浮かべ、リアンとシアンは難しそうな顔をしていた。

「……神はまた世界を混乱させたいらしいな」

「ああ……」
「今後、貴族社会を変える変革の時代になるだろうな…」

リアンは俺の努力が…と渋い顔をしている。

「みのりとの事を考えると、愛されずに生まれる子を減らすための措置か?」

最初からそうしてくれてた方が優しかったんだがな、と難しい顔でぶつぶつと考察する。

「だが、番探しも促進されるし、人や物の流れも活発になる…」
「みのりの召喚魔法を基にした転移魔法があれば、移動と運搬はし易くなる…」
「…精霊とは小説の幻想生物か?」
「まぁ、何と言っても魔物が居なくなるのは有難い」

「えー、でもスライムだけは残して欲しいなぁ」

とビオの言葉に、なんで?とみのりと後の二人は疑問符を浮かべる。

「ちょっとね♡」

弟にお願いしちゃおうかな、とまた悪い笑みを浮かべた。



ピロリン♪



再びのメッセージに、あれ、もう介入しないのでは?と思ったら、

『スライム他、優良な魔物は残します』

一言綴られていて、ビオはそれを聞くと良い駒が手に入ったね、と呟いていた。
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