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本編
38 ※ 聖女に見られながら
しおりを挟む「あっ♡やだぁ♡やめてっ♡きちゃう♡きちゃうからぁ♡」
リアンさんに後ろに入れられ、足を抱え上げられていて、前からはシアンさんに激しく腰を叩きつけられている。
ビオさんは乳首に吸い付き、彼らに与えられる快感は許容量を軽く超えていた。
手当たり次第に抵抗するが、絶頂は近い。
開発し尽くされ、媚薬もあって蕩けそうなのに、聖女に見られているからか、ほんの少しの理性でそれを我慢している。
しかし、シアンさんが突き入れるのと同時にビオさんに乳首を押し潰され、その最後の砦も流された。
「っーーーー~~♡♡♡」
聖女が見ている中、みのりははしたなくイってしまう。
汗を飛ばしながら仰け反り、壊れたようにガクガクと痙攣する。
聖女はプライドだけでその場に踏み留まっていた。
初めは、森の中で見たような性交を見せられるのだろうと思っていた。
一人一人、ゆっくりとした性交を。
三人が一緒に愛撫を始めた時は驚いたし、森の中では見えなかった悍しい位の陰茎が女の膣に入れられる瞬間は青褪めはしたがまだ良かった。
同じような雄がお尻に入れられるまでは。
(あ、あんな、嘘でしょ、)
「ひぅっ♡あんぅ♡あっ♡」
根元まで入れられ、痛みで泣いているのかと思った女は、顔を火照らせて気持ち良さそうに喘いでいる。
気が遠のく程の衝撃を受けた。
そこで繰り広げられている性交は、聖女が受けてきた閨教育を児戯に等しいものにしてしまう。
胸の乳房の突起も三人目に弄られて、女の喘ぎが一層大きくなる。
必死に抵抗している姿に、やはり辛いのだろうと思った。
(や、やっぱり痛いのだわ、)
目を逸らしたくても、頭を振り乱す女から何故だか目が離せない。
体がより熱を帯びたように赤くなり、辛そうな顔は汗や涙で濡れている。
バチュバチュと湿った音が激しくなった。
「っーーーー~~♡♡♡♡」
次の瞬間、言葉にならない悲鳴を上げて、まるで悪魔にでも取り憑かれたかのように、女が激しく全身を痙攣させる。
前後に入れている男達も達したのだろう、それぞれに呻いて動きを止めた。
こちらを力なく向く女は、涎を垂らして目は焦点が合っていないし、惚けた顔は、自分であったなら絶対に許せない程のはしたなさだ。
終わりかと思った行為は、すぐに前の男がまた腰を振り始めた事でまだ続くのだと理解する。
先程まで時間が掛かった絶頂は、今は堰を切ったように連続して女を襲っているようだ。
「おっ♡」やら「ぐぅっ♡」やら令嬢がしてはいけない声も聞こえる。
既に聖女のプライドなど無くなっていた。
ただ目の前の光景にひどく困惑させられ、顔を青褪めさせるだけだ。
逃げてしまいたいのに、体が動かない。
「みのちゃん、俺のも口でして♡」
羊の男がそう言うと、女の前にいる男が寝転がる。
後ろの男は膝立ちになり、女の両腕を掴んでその上体を引き上げた。
男に跨る女の恥部に、剛直が入っているのが見えてしまう。
そこから滴る粘液や繋がる糸すらも。
「あーん♡」
羊の男が女の顔を横に向かせて、他の二人に負けないくらいの陰茎をその口に擦り付けた。
「…んちゅ♡…ふ♡…ん♡…ちゅる♡」
女は舌を出して美味しそうにそれに吸い付いた。
「ぇ」
自分は何を見せられているのか。
いつの間にか女が両腕で男の腰にしがみつき、好物のように口に含みしゃぶっている。
聖女は思わず手で顔を覆うが、指の間からその目はしっかりと女を見ていた。
自分が望むのは甘やかして蕩かしてくれる性交で、決してこんな生々しく淫らな行為ではない、のに。
「ん♡みのちゃん、イくよ、飲んでね♡」
羊の男はそう言い、女の口にこれでもかと陰茎を突っ込む。
男が腰を震わせながら吐精したものを、女は恍惚とした顔でコクリ、コクリ、と飲み込んでいった。
最後に女は先端にちゅぅと吸い付いて顔を離すと、ペロリと舌で唇を舐めとった。
その顔があまりにも下卑ていて、淫らで、綺麗だと思った。
思ってしまった。
「ーーーー!!」
そんな事を思った自分を認めたくなくて、震える足を叱咤して、聖女は猛スピードでテントの入り口から出て行く。
「あーあ、行っちゃった」
その言葉は残念そうであるが、声は嬉々としている。
ビオはみのりの頬をよしよしと撫でた後、屈み込んでキスをする。
同時に両乳首もピンピンと弾いた。
「ふぁっっーー~~♡♡♡♡♡」
「「っ」」
みのりが達して、リアンとシアンも中で果てる。
「……出て行ったか」
リアンが落ち着いてから聖女がいない事を確認する。
「うん」
「あれも終わった頃だろう、カミラを呼ぶか?」
「んー、もう一回しよ♪」
「俺もみのちゃんの中でイきたいし」
シアンが退いて、リアンが膣に挿入しやすいようにみのりを抱えて足を持ち上げた。
愛液や白濁でドロドロの恥部が曝け出されてしまっている。
「うわぁ、ずこいドロドロで気持ち良さそう♡」
「媚薬で顔がエロエロだよ?可愛い♡」
俺達や付き人達は皆みのりの『回復薬』を飲み、盛られた薬の効果を打ち消している。
みのりだけが『回復薬』に状態異常を治す効果もある事や、今から薬を盛られる事実を教えられていなかった。
例え媚薬の効果が無くても、いつもみのりを十分過ぎるくらいに気持ち良くさせているから、正直みのりに話しても良かったのだが。
ただみのりがどうなるのかを見たかった。
媚薬の効果か、俺達に自身の過去を話したからか、いつもより乱れている姿が可愛い。
くちゅ、
膣に反り返ったままの陰茎を当てがう。
「んぅ♡」
意識までトロトロのみのりが喘ぐ。
「びおさん♡…好き♡愛してる♡」
とろんとした目で俺を見つめながら、押し当てられている陰茎を膣口で擦ってくる。
「ちょうだぃ♡」
「えっろ♡」
ずちゅんっ
「んっーーー~~♡♡♡♡♡」
ビクビクと震えながら達している愛しい体を抱き締める。
後ろにはリアンが入っていて、二人でみのりを挟んで突き上げていく。
シアンはみのりの耳を舐る。
赤くなる小さな耳が可愛いのだ、と言わなくても分かる顔だ。
「あんっ♡きもちぃ♡好き♡みんな好きぃ♡」
「イくっ♡イくっ♡大好きなおちんちんでアクメするっ♡」
「アクメして、いい、よっ♡」
ドッチュンッ
「っっーーーー~~♡♡♡♡♡」
みのりは腹の奥に熱い広がりを感じて、この日二回目の気絶をした。
みのりからゆっくりと自身を抜く。
ちゅっ、と音を立てて抜けた後、気絶しているはずのみのりがピシュピシュと潮を吹き、栓を無くしたように恥部からは白濁が溢れ出た。
「はぁ、可愛い♡」
そそくさと、リアンとシアンがみのりを介抱しにかかる。
二人は本当に世話好きだ。
自分も彼女に関しては世話好きだが、綺麗にするより汚したくなるため二人に譲っている。
「聖女が父親に言ったら、取引相手に裏切り者がいる事がバレないか?」
シアンが問うてきた。
「大丈夫だよ、もう証拠は揃ってるから撤退させてあるし、それに言えないんじゃないかな、自分が失敗した事を」
聖女がこのような凶行に至ったもう一つの理由は、実の父親である子爵からみのりと番達を密かに傀儡にしろと指示されているからだ。
実の娘に、最悪殺されていたかもしれない行いを指示する父親というのはどういう考えを持っているのか。
言わずとも分かってしまう。
彼女自身も気付いていない心の穴を埋めるために、男に縋るしかないのかもしれない。
「彼女も親の被害者と言えば、被害者なのかもしれないね」
元の性格であそこまで歪む事は無いだろう。
あの傲慢さや悪を悪とも思わない行動は、幼い頃から刷り込まれた物だ。
それを正すには、彼女の本当の味方になってくれる他人が、根気よく教えてあげるしかないのだろうが、それは俺達の役目じゃない。
いつか魔王も聖女も鎖を無くせれば良いのにね、とみのりを見つめながら思う。
(まぁ、やられたらやり返す主義だから聖女の事は後悔してないけどね)
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