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本編

13 ※ (後半エロ挿入なし)

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鏡写しで自分のうなじを見てみると噛み跡が二つ、少しだけ重なってそこにあった。

その二つの噛み跡は少し違っていて、肉食と草食の違いだと分かる。

(本当に噛み跡がある、それも二人分)
(私の番は本当に二人なんだ)

だが未だに実感は湧かないし、どうして二人もいるのかよく分からない。

(女神様の趣味って事はないよね)
(いや、例えドすけべだとしても女神様に限ってそんな不誠実なわけない)

とっても疑っているが、何か理由があるんだとそう思う事にした。


ビオが送還されてから、『番欠乏症抑制薬』と言っていた錠剤が枕の脇に置いてあるのを見つけた。

十四錠ある。

彼が二週間分と言っていたから、一日一錠飲めば良いのだろう。

(どのタイミングで飲めば良いか分からないけど、夕方から強く疼くからその時飲もう)

手のひらサイズの革のケースを召喚し、薬ケースとする。

あと貫頭衣にはポケットが無いので、透明なガラス玉の付いたロケットペンダントも召喚し、そこに一錠入れて持ち歩く事にした。

ロケットペンダントは透明なガラス玉から中が見えるし、キラキラしていて可愛い。


それからは畑の世話をしたり、ご飯を作ったりと普通の日常を過ごす。

『元気』スキルのおかげと、エッチはねちっこかったけれど回数が少なかったから復活は早かった。

(やっぱり普通が一番だよね)

転生してから度々アブノーマルな日常があったけれど、日がな一日畑仕事をしたりと穏やかな生活が送れて幸せだと思う。

(私が求めてたのはこれなんだ)

自然と笑顔になる。

思い返すと前世では色の褪せた辛い日常や勉強に追われてとても忙しかった。

鬱になりながらも自分を追い込んでいた。

それに比べれば現状を考えてしまう事はあっても、植物の世話とか大好きな異世界での生活とか、とても充実していると感じる。

人生をやり直せるなんて何と稀有な事なのだろうか。

それもチートなスキルまで貰って、望んだ姿にもしてもらった。

(やっぱり、女神様本当にありがとう)
(そんな優しい女神様を疑うなんて、私の馬鹿)

ごめんなさい、と心の中で謝る。



日が傾き始めた頃、洞窟に戻りお風呂で体の汚れを落として寝る支度を整えた。

洞窟には新たに木のテーブルとランプが召喚してある。

『この世界のこの時代の』と指定した物だ。

最初に召喚したベッドなども指定して出し直そうかと思ったのだが、近世だし大丈夫だろうと再召喚はしていない。

ベッドに寄りかかり一息つく。

働いた後の少しの気怠さが何とも心地良い。

(疲れたぁ)

疼きが増してきた気がして薬を飲んで、テーブルの上に『持ち物』から夕飯を取り出した。

野菜炒めに、ご飯に、味噌汁に、プリンに。

以前、大量に作りストックしていた物だ。

シアンが庭にかまど(材料は召喚した)を作ってくれたので、ストックが無くなったら一日掛けて料理をしている。

彼に畑仕事も手伝ってもらっているお礼にと、私が作った料理で良ければ食べて、と申し出ていた。

嫌だったら無理しなくて良いとも伝えた。

初めはオドオドとしていたシアンだが、「他に何もお礼ができないから、一緒に食べましょう」とお願いしたら了承してくれた。

尻尾は機嫌良さそうに揺れていたから、嫌ではなかったと思う。

シアンは牛獣人だが雑食らしい。

この世界の獣人は皆雑食なのだそう。

進化した過程で雑食になったのだろうか、とか考えた。

彼は普段は自分で作った男飯おとこめしを食べているらしく、他人の手料理にいたく感動していた。

前世の食材は見慣れない物もあったらしく、味噌とか「これは何だ?」と聞いてきたが、私の地元の物だと言って納得してもらった。

「美味しい、美味しい」と沢山食べるシアンさんに、幸せな気持ちになる。

結婚したらこんな風なのかなとか思って、後から恥ずかしくなった。


そんな事を思いながら、ベッドに入りランプを消した時だ。

「ぁ」

お尻に違和感が走る。

「え、やだ、何これ」

穴の周囲を丸い物でくすぐられた後、トロリとした感覚がしてつぷっと細い棒のような物が入ってくる。

「ぁ、やめて、なんなの!?」

慌ててお尻に手を伸ばし、下着の上からそこを触ってみるが何もない。

だというのに、細い棒は関節のように途中で曲がり、内壁を擦ったり押したりとはっきりとした感覚がある。

「やだぁ、なんか変…ん…ん…」

中がカァッと熱くなっていく。

棒が出たり入ったりのような動きをすると、ゾワゾワとする。

まるでお尻で感じているようだ。

(違うっ、気持ち悪いのっ)

すかさず否定するが、細い棒が二本三本と増やされると膣をいじられているかのように快感を感じ始めてくる。

堪らずにうつ伏せになり、自分の甘い声を聞きたくなくて枕に顔を埋めた。

「ん、はぁ♡」

良いところの裏側を押された時だ。

「ふぅん♡」

明らかな喘ぎが口から出た。

腰がビクビクと跳ねる。

苦しくて顔を上げてしまい、枕を抱えてはぁはぁと息が荒くなる。

「ぅそだぁ、ちがぅ」

お尻の刺激で軽くイってしまったのを信じたくない。

違う違うと何度も言ってやめてと誰へともなく言うが、お尻への刺激は止まってくれない。

「ぁあ♡あん♡あ♡」

中の棒が増やされ動きも大胆になる。

ぬぽっ

という音が聞こえた気がして、棒が抜かれる感覚がした。

「はぁ、ん♡」

(やっと終わった?)

続く感覚がない事にほっと安心する。

だが高められた体はまだ疼いていて、下着も愛液でぐちょぐちょだ。

(どうしよう、欠乏症かな?薬も飲んじゃったのに)

下着を替えようと床に足をついた時、

「ひっっーー~♡♡」

ずちゅっとまるで陰茎のような熱い棒がお尻に入ってきた。

子宮口の裏側を押し込む感覚で絶頂してしまう。

ベッドの端に座ったまま後ろ手に体を支えて腰を前に突き出し、プシ、プシャと潮まで吹いてしまう。

ガクガクとした後力が抜けて床に座り込み、ベッドにもたれてはぁー♡と甘い息を吐く。

「……あっ♡も♡やめて♡あっ♡あっ♡」

今度は棒がピストン運動をしてくる。

先程感じた場所を執拗に突いてくるため、すぐに気持ち良くなってしまった。

「んっっー~♡♡」

徐々に棒の動きは激しくなり、2回目の絶頂でお腹の奥に熱いものが広がる。

それから何回かイかされた後、ぬぽっと引き抜かれたような感覚がした。

ぜぇはぁと肩で息をして、しばらくして体が落ち着いた後よろよろと立ち上がり濡れた下着を脱いだ。

下着は大量の愛液と潮で濡れていて、恥部と糸を引いている。

貫頭衣も下の部分が濡れていた。

お尻で感じてしまった事が嫌悪感と恥ずかしいやら何やらで、頭が混乱している。

「何も考えちゃダメ」とそそくさと下着と服を交換してベッドに潜り眠気が来るのを待つが、一向に来ない眠気に精神は削られていった。
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