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本編
4 ※ 後半狼獣人視点
しおりを挟む濃厚なキスで蕩けているうちに、男がトラウザーズから抜き取ったベルトでみのりの両腕をベッドの支柱と繋げてしまう。
「俺にこんな風に触ってほしくて乳首勃たせてたんだろ?」
彼は再び胸の柔らかさを堪能するようにしばらく揉みしだいた後、両方の乳首を親指と人差し指で摘み、こりこり♡ぎゅーっ♡と引っ張り上げた。
「ぁ、ぃた、いたい」
限界まで引っ張り上げられた乳首が男の指から抜け、胸がぷるんっと元に戻る。
「くふぅ、ん♡」
痛いのに気持ち良くて甘い声が出た。
通常よりもニ回り腫れて突き出た乳首を、間髪入れずに乳輪ごとカプリと咥えられる。
ぢゅる、じゅぷ、ぢゅっ
「ぁん♡…乳首♡やだぁ♡」
しつこくそこを攻められ、強制的に体が高められていく。
長い時間愛撫され続けた乳首をコリっと甘噛みされた瞬間、頭が真っ白になった。
「っふっっ♡♡♡」
ガクガクと腰が震え、膣口からはこぷりと愛液が溢れる。
「乳首でイけたな」
嬉しそうに言った男は力の入らないみのりの足をM字に広げ、その間に陣取ってきた。
両膝裏を手で持ち上げて、しとどに濡れた恥部を間近で見て呟く。
「綺麗な色だ、初々しいがだらだらと涎を垂らして男を誘ってる」
その言葉に、みのりのふわふわとしていた意識が一気に覚醒する。
両足に力を入れて閉じようと藻搔き始めた。
「やだぁぁあ!見ないで!」
しかし彼の力は強く、抵抗にすらならない。
逆に浮いた腰の下に枕を入れられ、彼に捧げるような格好にさせられてしまった。
「嫌だと言う割にはぐちょぐちょじゃないか」
「!?」
そう楽しそうに言いながら、彼は恥部にゆっくりと顔を近づけてくる。
慌てて止めようとするが、手は縛られていて足は抑えられている。
「あぁ、みのりの匂いが濃くなってる、たまらない」
初めて名前を呼ばれたと反応する余裕は無かった。
男が吸い寄せられるように、はむ、ぢゅぅっ、とクリを咥え吸い上げた。
「んん~っっっ♡」
快感を堪えようとするのも虚しく、軽く達してしまう。
震えるみのりに構わず舌と唇でクリを嬲りながら、男は秘裂を指で上下になぞった後、じゅぷっと中に入れてきた。
「…ん……んん……ふぁん♡」
「きついな…久しぶりか?…拡げてやるから力抜いてろ」
口を離した彼がそう言うが、久しぶりも何も初めて中に指を入れられたんですが、と抗議したい。
とにかく違和感が凄かった。
彼は再びクリに吸い付き、膣の中をにゅくにゅくと指で探ってくる。
「ぁあっ♡」
指先が中のイイところを擦り上げると、ビクッと足が震えてしまった。
「ここだな」
擦られる度に中がきゅぅっ♡と彼の指を締め付けてしまう。
クリに吸いつかれながら何度も気持ちいい場所をぐりぐりとされる度に、体を電気が駆け抜けていく。
それは段々と熱として体に蓄積していった。
「あっ♡…あっ♡…くるっ♡っーーー~~♡♡♡」
イけとばかりに一際大きくクリを吸われて良い所を抉られた瞬間、背がのけ反り太ももがぶるぶる震える。
「っへ、ぁ♡…やぁ♡…イ、イった♡イったからぁ♡」
お構いなしに攻める手を止めてくれない彼にみのりは必死に言い募るが、イく度に達する事に慣れる体はまたぶるぶると快感を享受してしまっていた。
「…ふ、ぅ♡…は、ぁ♡…」
どのくらい慣らされていただろうか。
指が3本に増やされて中でばらばらに動くまでに、5回くらいイってしまった。
こんなに前戯って長いものなのかと、はふはふ♡と荒い呼吸をしながら考える。
クリが解放されて指が抜かれるが、疲れ果てて動けない。
ぼーっと彼を見ていると、膝立ちの彼がトラウザーズと下着を下げるのを見てしまった。
初めて見る男根が勢い良くばるんっと飛び出し、ベチンッと恥部を叩く。
「ぉ、ぉっきい」
下腹に置かれている男根をまじまじと見てしまう。
赤黒く血管が浮き出てゴツゴツとしており、太く長い。
本物を見たことは無かったが、小説で想像していたモノよりも大分大きく禍々しい。
(こ、こんなに男の人のって大きいの?)
見せつけるように恥部に熱い男根が当てがわれ、みのりは顔を青くする。
「挿れるぞ」
「ぁ、まっ、ふぅっっ!?」
静止の声も聴いてもらえず、一息に奥まで突き入れられた。
痛みよりも物凄い圧迫感が襲う。
「っ!?っ!?」
開かれたことのない体の奥まで雄がミチミチと入ってきて、たぱんっと恥部と男の股間が合わさった。
これ以上入らない奥まで雄に満たされるだけではなく、子宮口が亀頭に押し上げられる。
「!?っっーーー~~♡♡♡♡」
ブワッと快感が広がり、その刺激だけでイってしまう。
「挿れただけで、イったのか?」
「っ、俺のコレが相当、お気に召したようだな」
そう言う彼も、はぁー、はぁー、と汗を滲ませ余裕のない顔をしている。
そのあまりの色気に、体はきゅぅっ♡と雄を締め付けてしまった。
「っぅ、は」
か細く呼吸を繰り返すみのりを他所に、彼は腰を動かし始める。
「あっ♡…あっ♡…あっ♡」
最初はゆっくり奥をノックするように突いてきた。
その動きに合わせてみのりの喉から出る声は、自分のものじゃないみたいに甘い。
「あっ♡あんっ♡あんっっー~♡♡」
段々と腰のストロークが早く大きくなり、長い前戯で達する事に慣れた体はひと突き毎に甘イきを繰り返す。
「ぃっ♡あっっー~♡♡んっ♡とっ♡とまってぇっっ♡♡」
慣れない強い快感に静止の声を上げるが、男は夢中で腰を打ち付けてくる。
みのりの閉じる事を忘れた口端からは唾液が溢れ、眦からは涙が落ちた。
「あっ♡あっ♡やだっ♡またぁ♡っっーー~~♡♡♡」
男から与えられる暴力的な快感は逃げ出したいくらい気持ち良い。
「あっ♡あんっ♡もっ♡やめてっ♡お、ねがぁっーー~~♡♡♡」
震える体を捩り上へと逃げるが、逞しい腕で体をホールドされているため逃げられない。
逃れようの無い快感に、力強く腰を振る目の前の男の体に縋り、足を絡ませる。
「っは♡イっ♡イくっ♡イくっ♡イっくっーー~♡♡♡」
泣きながらイきまくり、縋るみのりに気を良くした男は隙間も無いくらいに彼女を抱き締め、ビクビクと痙攣する体を押さえつけて腰を振る。
フーッ、フーッと荒い呼吸を繰り返し、時折すんすんとみのりの耳の匂いを嗅ぐ度に中のモノを大きくする。
「っ、ふ、出すっ」
耳の側で切羽詰まった声がした。
一際奥にばちゅんっと叩きつけられて、ぐっと腰を押しつけられる。
「つっっーーーー~~~♡♡♡♡♡」
みのりは盛大に絶頂しガクガクと震えた。
「ぐ、ぅっ」
男の喘ぎ声と共にお腹の奥に温かい物が広がる。
膣がぎゅぅ♡きゅぅ♡と男根を締め上げ、子宮口が「全部出しちゃおうね」というように、亀頭にぢゅぅっと吸いついた。
「ぅ、ふぅ、、はっ」
苦しそうに喘いだ男は重なったままじっと動かない。
だがみのりは逞しい体の下でピクピクと痙攣している。
「は、ぁ」
しばらくして中の雄が出て行くと、膣と男根の間に赤い粘液の糸が引いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上体を起こした男は、女の血に気付き焦る。
あんなに慣らしたが傷付けてしまったか、と先程まで繋がっていた恥部を確認するが怪我では無いようだ。
「嘘だ、まさかこれで初めてだったのか…?」
先程まで抱いていた女を見る。
カエルのように足を開き、間からはトロトロと白濁を垂れ流して、時折ピクピクと痙攣しながらか細い呼吸を繰り返している。
その瞳は焦点が合っておらず、顔は汗やら涙やら涎やらでべとべとだ。
その情事後の女の様子に、こくん、と喉が鳴る。
自分が初めての男という事実に喜びが湧き上がった。
初めてのくせに男に触れられて悦び、あそこまで乱れた女の痴態を思い出して再び中心が熱を持つ。
惹かれるようにその足を持ち上げた。
むわぁ、と恥部から女と自分の混ざった一際濃い匂いがする。
それを嗅いだ瞬間、ドクンと心臓が音を立てて全身が一気に熱くなる。
発情期に似ているが、明らかにこの女に対してだけだと分かる。
ハッ、ハッと知らず息が荒くなった。
(俺の物だ)
ドス黒く獰猛な感情が湧いてくる。
股間のモノがギンッと上を向き、挿れたい抱きたいとせがんでいた。
「そうか、みのりが俺の番なのか」
みのりと出逢ってからどこか引っ掛かりを覚えていた感情の答えに納得する。
(ならば、離れられないように『番の契約』をしなくては)
自然とそう思った。
みのりの両腕を括っていたベルトを外し、首の後ろを曝け出させる。
そこに顔を寄せると、ピクリとみのりが身じろいだ。
押さえつけて容赦なく噛み付く。
「いっっっ」
カチリ、と何かが嵌まる音がした。
同時に痛みでみのりの瞳に光が戻る。
「ひぃ、な、に?」
逃げようとするのを押さえつけ、片手で自身をつかみ狙いを定めて再び雄を突き入れる。
「ふっっーーー~~♡♡♡」
達したようだ。
顔を離すとみのりの首からは血が滲んでおり、はっきりと噛み跡が残っているのに満足する。
ぶるぶる震える片足を肩に担ぎ、松葉崩しの体位からガツガツと容赦なく腰を振った。
プシッ、プシャッ、と飛沫が噴き出る。
(潮を吹くくらい気持ち良いのか、さっきまで初めてだったとはとても思えない淫乱な番だな)
そう思う男は泣き喘ぐみのりを見て甘く笑う。
(こんな可愛い番を外に出すわけにはいかない)
(ここで二人だけで暮らすならそれもいい)
蕩けるように愛し合おう。
ぱちゅぱちゅと粘着質な肉と肉がぶつかる音と、か細い喘ぎ声は夜の帳が降りるまで続いていた。
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