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第二章 『過去の試練』
第45話 〜勇者編9:旅立ち〜
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「勇者様、お目覚めになられましたか?」
メイドがレオに話しかけた。
「ここはどこだ?」
レオは起き上がり、キョロキョロと周囲を見回した。
壁には幾何学模様、天井にはシャンデリアがぶら下がっており、そこは明らかに謁見の間ではなかった。
「勇者様が魔族を倒された後、倒れられたのでここに運んできた次第でございます」
「そうか」
レオはその言葉で全てを理解した。
(”限界突破”を使用した後、俺は倒れたんだな)
「そういえば、ティナや他の仲間達はどこにいるんだ?」
「謁見の間にいらっしゃいます」
「そうか」
そう言って、レオはまたベッドに倒れ込む。
「レオ様も体調が戻り次第、謁見の間に連れてくるようにと伺っております。ですので、体調が良くなり次第、私に声をかけてくださいね」
「体調ならもう大丈夫だ」
レオはベッドから出て、起き上がり、そして近くに置いてある聖剣ファフニールを掴んだ。
「では、謁見の間まで案内いたしますね」
「ああ」
やがて、レオはメイドに案内されて謁見の間にたどり着いた。
扉を開けて中に入ると、王に声をかけられる。
「勇者レオよ、目覚めたのだな」
「はい」
頭を下げて、膝を床につく。
「顔を上げよ。此度の件、よくやってくれた。魔族を3人討伐したのは見事だったぞ」
「ありがたきお言葉」
王の言葉に従い、顔をあげる。
「そこでだな、前も話したのだが、其方達には魔王討伐に行ってもらいたい」
「分かりました」
王の命令は絶対だ。
たとえ、どれだけ無理難題であったとしても、断ることはできない。
そのため、レオは頷かざるを得なかった。
「そうかそうか、その言葉が聞けて安心したぞ。なら、今すぐにでも魔王討伐に向かってくれ。旅の準備はすでにメイド達にさせてある」
「分かりました」
王が近くにいるメイドに何かを命令して、大きなカバンを持ってこさせた。
カバンはパンパンに膨らんでおり、相当の重さであることがわかる。
おそらく中には、旅の途中で必要な食料や回復薬などが詰め込まれているのだろう。
「おい、そこにいる筋肉ムキムキのマッチョ。このカバンを持て」
王がアランに命令する。
アランはそれに従い、カバンを背負った。
「では、勇者パーティーよ。魔王討伐を任せたぞ」
王のその言葉を最後に、勇者パーティーは王城を出た。
「もうなんなのよ!あの豚、ずっと私の胸ばっかり見てきたんですけど、」
王城を出て早々にティナが口を開いた。
「ほんとですよ。私の胸もジロジロと見てましたよ」
ルナーラがティナに続き、口を開く。
「私のも見てた……ねっとりとした視線で……」
セレンがその時のことを思い出したのか身震いをする。
「チッ、あのゴミが王なんかじゃなかったら、すぐにその場で殺していたよ。何が筋肉ムキムキのマッチョだよ。ふざけんな」
アランが王に対して暴言を吐く。
「アランの言うことも、もっともだよな。なんであんなに上から目線なんだよ。魔王討伐がどれだけ難しいものか、アイツ分かって言ってんのかな?」
アストロがアランに続き暴言を吐く。
「ねえレオ。私たち今どこに向かっているの?」
ティナがレオに話しかけた。
「ひとまず、魔王の住む地、魔界に向かおうと思う」
レオが答える。
「魔界?」
「ああ。魔界だったら魔物がたくさんいるから、お前たちの実力アップにもつながるしな」
「そうね、私たちも強くならないと魔族と戦えないしね」
「そうですね」
「悔しいけど、確かにそうだな」
「俺もそう思うよ」
「うん……」
全員が、王城での戦いでは完全にレオの足手まといになっていたことを理解していた。
「じゃあ、そういうわけで次の目的地は魔界だ」
そうして、勇者パーティーは魔界は向かっていった。
……ある魔界の一角に5人の魔族が集まっていた。
そこへ影が伸びる。
やがて、影の中からアガリアレプトが姿を現した。
「あなたが戻ってきたということは、そういうことなのですね」
華奢な体つきの魔族がアガリアレプトに話しかけた。
「そうですニャ。ベーレ様、ボティス様は勇者の聖剣の秘奥義で一撃だったニャ」
アガリアレプトの猫耳がへなっと下を向く。
「おじさんの予想通りだね。それで、最期の瞬間にベーレとボティスはどんな顔をしていた?」
「満足そうな顔をして笑っていたニャ」
「そうか。それならよかった。彼らも幸せだったのだろうね」
「同意」
「うん、彼らは戦闘狂だから」
「そうね~。ところでダンタリオン様は?さっきから姿が見えないのだけれど」
妖艶な格好をした魔族が口を開く。
「ダンタリオン様も勇者に負けたニャ」
アガリアレプトが口を開いた直後、周囲に動揺が走った。
「それは本当なのですか?」
「はいニャ、アルシエル様。勇者が金色に光った次の瞬間には八つ裂きになっていたニャ」
「そんな」
「理解不能」
「ダンタリオン様でも、負けたの?」
「うふふ、ますます勇者に興味が湧いてきたわ」
「ディアボロス様、どうされますかニャ」
「そうだね。もうすでに4人やられちゃっているし、おじさん的にはこれ以上仲間を失いたくないんだよね。そういうわけで、みんなもあんまり動いてほしくないかな」
「私は了解ニャ」
「もちろんです。かしこまりました」
「了承」
「うん、分かった」
「うふふ、私はその意見に賛成しかねるわ。自由に動きたいもの」
妖艶な格好をした魔族だけがディアボロスの意見に反対した。
「それはおじさんと敵対してもかな?」
「ええ。たとえ、ディアボロス様でも私を縛ることはできないわ」
「グレモリー、あなたはディアボロス様に何を言っているか分かっているの?」
アルシエルがグレモリーに手を振りかざそうとするが、ディアボロスによって止められる。
「いいよ、アルシエル。グレモリーは自由にさせておくよ」
「ですが……」
「グレモリーは強い。そう簡単には勇者でも倒せないよ」
「ディアボロス様がそうおっしゃるなら」
アルシエルが手を下ろす。
「それにしても……おじさん達が勇者と戦っているのに魔王様は何をしているんだか……」
ディアボロスは小声でそっと呟いた。
メイドがレオに話しかけた。
「ここはどこだ?」
レオは起き上がり、キョロキョロと周囲を見回した。
壁には幾何学模様、天井にはシャンデリアがぶら下がっており、そこは明らかに謁見の間ではなかった。
「勇者様が魔族を倒された後、倒れられたのでここに運んできた次第でございます」
「そうか」
レオはその言葉で全てを理解した。
(”限界突破”を使用した後、俺は倒れたんだな)
「そういえば、ティナや他の仲間達はどこにいるんだ?」
「謁見の間にいらっしゃいます」
「そうか」
そう言って、レオはまたベッドに倒れ込む。
「レオ様も体調が戻り次第、謁見の間に連れてくるようにと伺っております。ですので、体調が良くなり次第、私に声をかけてくださいね」
「体調ならもう大丈夫だ」
レオはベッドから出て、起き上がり、そして近くに置いてある聖剣ファフニールを掴んだ。
「では、謁見の間まで案内いたしますね」
「ああ」
やがて、レオはメイドに案内されて謁見の間にたどり着いた。
扉を開けて中に入ると、王に声をかけられる。
「勇者レオよ、目覚めたのだな」
「はい」
頭を下げて、膝を床につく。
「顔を上げよ。此度の件、よくやってくれた。魔族を3人討伐したのは見事だったぞ」
「ありがたきお言葉」
王の言葉に従い、顔をあげる。
「そこでだな、前も話したのだが、其方達には魔王討伐に行ってもらいたい」
「分かりました」
王の命令は絶対だ。
たとえ、どれだけ無理難題であったとしても、断ることはできない。
そのため、レオは頷かざるを得なかった。
「そうかそうか、その言葉が聞けて安心したぞ。なら、今すぐにでも魔王討伐に向かってくれ。旅の準備はすでにメイド達にさせてある」
「分かりました」
王が近くにいるメイドに何かを命令して、大きなカバンを持ってこさせた。
カバンはパンパンに膨らんでおり、相当の重さであることがわかる。
おそらく中には、旅の途中で必要な食料や回復薬などが詰め込まれているのだろう。
「おい、そこにいる筋肉ムキムキのマッチョ。このカバンを持て」
王がアランに命令する。
アランはそれに従い、カバンを背負った。
「では、勇者パーティーよ。魔王討伐を任せたぞ」
王のその言葉を最後に、勇者パーティーは王城を出た。
「もうなんなのよ!あの豚、ずっと私の胸ばっかり見てきたんですけど、」
王城を出て早々にティナが口を開いた。
「ほんとですよ。私の胸もジロジロと見てましたよ」
ルナーラがティナに続き、口を開く。
「私のも見てた……ねっとりとした視線で……」
セレンがその時のことを思い出したのか身震いをする。
「チッ、あのゴミが王なんかじゃなかったら、すぐにその場で殺していたよ。何が筋肉ムキムキのマッチョだよ。ふざけんな」
アランが王に対して暴言を吐く。
「アランの言うことも、もっともだよな。なんであんなに上から目線なんだよ。魔王討伐がどれだけ難しいものか、アイツ分かって言ってんのかな?」
アストロがアランに続き暴言を吐く。
「ねえレオ。私たち今どこに向かっているの?」
ティナがレオに話しかけた。
「ひとまず、魔王の住む地、魔界に向かおうと思う」
レオが答える。
「魔界?」
「ああ。魔界だったら魔物がたくさんいるから、お前たちの実力アップにもつながるしな」
「そうね、私たちも強くならないと魔族と戦えないしね」
「そうですね」
「悔しいけど、確かにそうだな」
「俺もそう思うよ」
「うん……」
全員が、王城での戦いでは完全にレオの足手まといになっていたことを理解していた。
「じゃあ、そういうわけで次の目的地は魔界だ」
そうして、勇者パーティーは魔界は向かっていった。
……ある魔界の一角に5人の魔族が集まっていた。
そこへ影が伸びる。
やがて、影の中からアガリアレプトが姿を現した。
「あなたが戻ってきたということは、そういうことなのですね」
華奢な体つきの魔族がアガリアレプトに話しかけた。
「そうですニャ。ベーレ様、ボティス様は勇者の聖剣の秘奥義で一撃だったニャ」
アガリアレプトの猫耳がへなっと下を向く。
「おじさんの予想通りだね。それで、最期の瞬間にベーレとボティスはどんな顔をしていた?」
「満足そうな顔をして笑っていたニャ」
「そうか。それならよかった。彼らも幸せだったのだろうね」
「同意」
「うん、彼らは戦闘狂だから」
「そうね~。ところでダンタリオン様は?さっきから姿が見えないのだけれど」
妖艶な格好をした魔族が口を開く。
「ダンタリオン様も勇者に負けたニャ」
アガリアレプトが口を開いた直後、周囲に動揺が走った。
「それは本当なのですか?」
「はいニャ、アルシエル様。勇者が金色に光った次の瞬間には八つ裂きになっていたニャ」
「そんな」
「理解不能」
「ダンタリオン様でも、負けたの?」
「うふふ、ますます勇者に興味が湧いてきたわ」
「ディアボロス様、どうされますかニャ」
「そうだね。もうすでに4人やられちゃっているし、おじさん的にはこれ以上仲間を失いたくないんだよね。そういうわけで、みんなもあんまり動いてほしくないかな」
「私は了解ニャ」
「もちろんです。かしこまりました」
「了承」
「うん、分かった」
「うふふ、私はその意見に賛成しかねるわ。自由に動きたいもの」
妖艶な格好をした魔族だけがディアボロスの意見に反対した。
「それはおじさんと敵対してもかな?」
「ええ。たとえ、ディアボロス様でも私を縛ることはできないわ」
「グレモリー、あなたはディアボロス様に何を言っているか分かっているの?」
アルシエルがグレモリーに手を振りかざそうとするが、ディアボロスによって止められる。
「いいよ、アルシエル。グレモリーは自由にさせておくよ」
「ですが……」
「グレモリーは強い。そう簡単には勇者でも倒せないよ」
「ディアボロス様がそうおっしゃるなら」
アルシエルが手を下ろす。
「それにしても……おじさん達が勇者と戦っているのに魔王様は何をしているんだか……」
ディアボロスは小声でそっと呟いた。
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