12 / 22
聖女の力
しおりを挟む
翌朝、アリシアが目を覚ますと、ベッドの隣には誰もおらず、部屋は既にもぬけの殻になっていた。
「……?」
アリシアが身体を起こすと、下腹部に鈍い痛みが走った。思わず顔をしかめて手を当てる。
(そうだ……私)
昨夜のことを思い出した途端顔が熱くなるのを感じた。
初めて男性を受け入れた身体はあちこちが軋み、特に下半身には違和感が残っている。
「アリシア様」
そんなことを考えていると部屋の外からレイアードの声が聞こえてきたので慌てて返事をするとその直後に扉が開き、彼はすぐに部屋に入ってきた。
「おはようございます」
「お、おはようございます……」
アリシアはぎこちない挨拶を返すがレイアードは特に気にした様子もなくベッドの端に腰掛けると、そのままアリシアの顔を覗き込んできた。
夜とは別人のような冷静な表情だった。
「体調はいかがですか? どこか痛いところなどはありませんか?」
「え、ええ。だ、大丈夫です」
レイアードの視線を受けてアリシアは気恥ずかしくなりながらもなんとか答えた。
下腹部の僅かな鈍痛は原因がわかっているだけに、正直に申し出ることは躊躇われたのだ。
「そうですか、よかった」
レイアードはほっと安堵の息を吐くとアリシアの頬に手を添えてきた。そのままゆっくりと顔を近づけてくるものだから思わず身構えてしまう。
しかし彼は刹那アリシアを見つめたあと、ぱっと手を離した。
「着替えをお持ちしますのでお支度が整いましたら聖堂へ起こしください」
「はい……」
アリシアが頷くと、レイアードは静かに立ち上がり部屋から出ていった。
その後ろ姿を見送ってからアリシアは再びベッドに倒れ込む。
(……キスされるかと思った)
レイアードの唇が自分のそれに重なる光景を脳裏に思い浮かべ、慌てて打ち消した。顔がかあっと熱くなるのを感じ、枕に顔を押し付ける。
(なに考えてるんだろ……)
昨夜あんなことがあったから意識してしまうだけだ。
恋人同士なわけではないのだから――。
そう言い聞かせて気持ちを落ち着かせようと深呼吸を繰り返すが、心臓の鼓動はなかなか収まってくれなかったのだった。
✢
着替えを終えて、聖堂に行くと祭壇の前に最初の日に見た神官たちが集まっていた。
レイアードも彼らと共に並んでいる。
昨日のあれが儀式だということは、この場にいる全員が自分とレイアードがなにをしたのか知っていることになる。
それがすごく恥ずかしいことのような気がして、アリシアはまっすぐ顔を上げられなかった。
「お、おはようございます……」
アリシアは神官たちにぺこりとお辞儀したものの、そのあとどうしたらいいかわからなくて立ちすくんでしまった。
「アリシア様」
すると、レイアードがアリシアのそばまで進み出てきた。
「こちらに」
彼はアリシアの手を取ると祭壇の前まで誘導する。そのままアリシアの横で神官たちに向き直る。
「皆さまおはようございます。昨夜の儀式は滞りなく終えることができましたことをご報告します」
レイアードが手短に挨拶すると、神官たちも一斉に頭を下げたので、アリシアもつられて頭を下げてしまう。
神官たちはおおとどよめき、皆一様にその目を輝かせた。
「では、いよいよ聖女様の御力で穢れを払うことができるのですね」
神官の一人が興奮した様子で問いかけてきた。
「聖女アリシア様。早速で恐縮ですが、あなた様の御力を我々に見せてもらえませんでしょうか」
「え……」
突然の要請にアリシアは戸惑った。するとレイアードがすかさず割り込んで来る。
「――いえ、それにはまだ準備が整っていませんので」
「ですが、儀式の翌朝にはまず御力を確認させて頂くのがしきたりです」
「それは承知しております。ですが……」
レイアードと神官たちが押し問答をしている間も、アリシアはどうしていいのかわからずに立ち尽くしているしかなかったのだ。
(どうしよう……)
「この聖杯の穢れを払っていただくだけでよいのです。どうかお願いいたします」
「……」
レイアードは困惑しているようだが、アリシアの方こそ困っていた。
(だって、穢れを払うなんて言われても、どうやったらいいのか……)
そんなことを考えていると神官たちがじりじりと近づいてきた。彼らはどういうわけか期待に満ち溢れた眼差しでアリシアのことを見つめているではないか。
ごとり、と祭壇の上に金の杯が置かれた。
「さぁ、どうかお願いいたします」
(ど、どうしよう……)
神官たちは神妙な表情でアリシアの様子を見ている。その視線に晒されていると徐々に居心地の悪さを覚え始めるが――同時に彼らを失望させたくないという気持ちも生まれてくるのだ。
とはいえ、やり方もなにもわからない。
アリシアはただ立ち尽くしていた。
金の杯は、重々しく祭壇の上に置かれている。
見た目には装飾が美しい他、変わったところはないように見える。
「聖女アリシア様、どうかお力を……」
神官たちの声が、再びアリシアを追い詰めるように響いた。
その時、アリシアは自分の首にかけたペンダントを無意識に握りしめた。ペンダントからはかすかな温かみが伝わってくるようで、それが彼女に小さな安心をもたらしてくれるように感じられた。しかし、それでも「聖女の力」と呼べるほどの何かが湧き上がるわけではない。
「一説には聖女様は触れたものを清めると伝えられております」
神官の一人が言った。
「ですから、その聖杯に触れてみてくださいませんか?」
(――触れる?)
アリシアは言われるまま恐る恐る手を伸ばすとそっと杯に触れた。
瞬間――。
パンッ!
と、何かが弾けるような音がした。
同時にアリシアは指先に痛みを感じた。
「――っ!」
慌てて手を引っ込める。見ると指先が少し赤くなっていた。
(い、今のって……)
よくわからないけれどうまくできたのだろうか?
神官たちの方を見ると、彼らは驚いたような表情を浮かべていた。
しかしそれも一瞬のことで、すぐにその顔に落胆の色を滲ませる。
アリシアにもすぐにわかった。
自分は彼らの望むようにはできなかったのだ、と。
「穢れを払うには至らないか……」
「これでは話が違う」
「いや、まさか、こんなことになるとは」
神官たちが口々に言う。
「あの、私……」
アリシアは何か言わなければと口を開いたが、それより早くレイアードがアリシアの腰を抱き寄せた。
「皆様、申し訳ございません。聖女様が本来の力を出せないのは、聖騎士であるわたしの力が至らぬ結果です」
レイアードはアリシアのことを背後に隠すようにして神官たちに謝罪した。するとすぐに神官の一人が声を上げる。
「しかし、穢れを払うことができなかったのが事実では?」
「それは……」
レイアードは一瞬口ごもったあと、再び口を開いた。
「おっしゃる通りです。ですが、アリシア様に聖なる力が宿っているのは儀式をともにしたわたしが保証いたします。どうか、もう少しだけ待っていただけませんか」
レイアードは真摯に訴えかける。その口調は真剣そのもので、彼が嘘を言っているようには見えなかった。
しかし神官たちはまだ納得がいかないようで不満げな表情を浮かべている者も多い。
「しかし……」
そんな時だ。一人の若い神官が進み出てきた。彼は穏やかな口調で言う。
「私はレイアード殿の意見に賛成です。そもそも聖女様はこちらに到着して間もない。準備期間を設けてもよろしいのではないですか」
彼の意見に同調するように別の神官たちも言葉を重ねた。
「まあ、確かに。旅のお疲れもまだ残っているでしょうし」
「そうですね。これは配慮が足りませんでしたな」
気づけば神官たちの間で話がまとまっていくのを、アリシアは呆然と眺めていた。
「ありがとうございます。それでは一旦保留ということで、よろしいですか」
レイアードが確認すると神官たちもほっとしたように頷いた。そのやり取りを見てアリシアもようやく胸を撫で下ろすことができたのだった。
「――アリシア様はしばらくわたしの屋敷で過ごしていただくことにします」
神官たちにレイアードがそう宣言し、隣で聞いていたアリシアはえ? と顔を上げた。
しかし神官たちは口々に賛成の声を上げるばかりだった。「それがいいでしょう」と多くの支持する声を受けて、レイアードは頷く。
「皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願いいたします」
(どういうこと?)
そんなアリシアの疑問を置き去りにしたまま話はまとまっていき――気がついたときには、アリシアは聖堂を出てレイアードとともに馬車に乗り込んでいた。
「……?」
アリシアが身体を起こすと、下腹部に鈍い痛みが走った。思わず顔をしかめて手を当てる。
(そうだ……私)
昨夜のことを思い出した途端顔が熱くなるのを感じた。
初めて男性を受け入れた身体はあちこちが軋み、特に下半身には違和感が残っている。
「アリシア様」
そんなことを考えていると部屋の外からレイアードの声が聞こえてきたので慌てて返事をするとその直後に扉が開き、彼はすぐに部屋に入ってきた。
「おはようございます」
「お、おはようございます……」
アリシアはぎこちない挨拶を返すがレイアードは特に気にした様子もなくベッドの端に腰掛けると、そのままアリシアの顔を覗き込んできた。
夜とは別人のような冷静な表情だった。
「体調はいかがですか? どこか痛いところなどはありませんか?」
「え、ええ。だ、大丈夫です」
レイアードの視線を受けてアリシアは気恥ずかしくなりながらもなんとか答えた。
下腹部の僅かな鈍痛は原因がわかっているだけに、正直に申し出ることは躊躇われたのだ。
「そうですか、よかった」
レイアードはほっと安堵の息を吐くとアリシアの頬に手を添えてきた。そのままゆっくりと顔を近づけてくるものだから思わず身構えてしまう。
しかし彼は刹那アリシアを見つめたあと、ぱっと手を離した。
「着替えをお持ちしますのでお支度が整いましたら聖堂へ起こしください」
「はい……」
アリシアが頷くと、レイアードは静かに立ち上がり部屋から出ていった。
その後ろ姿を見送ってからアリシアは再びベッドに倒れ込む。
(……キスされるかと思った)
レイアードの唇が自分のそれに重なる光景を脳裏に思い浮かべ、慌てて打ち消した。顔がかあっと熱くなるのを感じ、枕に顔を押し付ける。
(なに考えてるんだろ……)
昨夜あんなことがあったから意識してしまうだけだ。
恋人同士なわけではないのだから――。
そう言い聞かせて気持ちを落ち着かせようと深呼吸を繰り返すが、心臓の鼓動はなかなか収まってくれなかったのだった。
✢
着替えを終えて、聖堂に行くと祭壇の前に最初の日に見た神官たちが集まっていた。
レイアードも彼らと共に並んでいる。
昨日のあれが儀式だということは、この場にいる全員が自分とレイアードがなにをしたのか知っていることになる。
それがすごく恥ずかしいことのような気がして、アリシアはまっすぐ顔を上げられなかった。
「お、おはようございます……」
アリシアは神官たちにぺこりとお辞儀したものの、そのあとどうしたらいいかわからなくて立ちすくんでしまった。
「アリシア様」
すると、レイアードがアリシアのそばまで進み出てきた。
「こちらに」
彼はアリシアの手を取ると祭壇の前まで誘導する。そのままアリシアの横で神官たちに向き直る。
「皆さまおはようございます。昨夜の儀式は滞りなく終えることができましたことをご報告します」
レイアードが手短に挨拶すると、神官たちも一斉に頭を下げたので、アリシアもつられて頭を下げてしまう。
神官たちはおおとどよめき、皆一様にその目を輝かせた。
「では、いよいよ聖女様の御力で穢れを払うことができるのですね」
神官の一人が興奮した様子で問いかけてきた。
「聖女アリシア様。早速で恐縮ですが、あなた様の御力を我々に見せてもらえませんでしょうか」
「え……」
突然の要請にアリシアは戸惑った。するとレイアードがすかさず割り込んで来る。
「――いえ、それにはまだ準備が整っていませんので」
「ですが、儀式の翌朝にはまず御力を確認させて頂くのがしきたりです」
「それは承知しております。ですが……」
レイアードと神官たちが押し問答をしている間も、アリシアはどうしていいのかわからずに立ち尽くしているしかなかったのだ。
(どうしよう……)
「この聖杯の穢れを払っていただくだけでよいのです。どうかお願いいたします」
「……」
レイアードは困惑しているようだが、アリシアの方こそ困っていた。
(だって、穢れを払うなんて言われても、どうやったらいいのか……)
そんなことを考えていると神官たちがじりじりと近づいてきた。彼らはどういうわけか期待に満ち溢れた眼差しでアリシアのことを見つめているではないか。
ごとり、と祭壇の上に金の杯が置かれた。
「さぁ、どうかお願いいたします」
(ど、どうしよう……)
神官たちは神妙な表情でアリシアの様子を見ている。その視線に晒されていると徐々に居心地の悪さを覚え始めるが――同時に彼らを失望させたくないという気持ちも生まれてくるのだ。
とはいえ、やり方もなにもわからない。
アリシアはただ立ち尽くしていた。
金の杯は、重々しく祭壇の上に置かれている。
見た目には装飾が美しい他、変わったところはないように見える。
「聖女アリシア様、どうかお力を……」
神官たちの声が、再びアリシアを追い詰めるように響いた。
その時、アリシアは自分の首にかけたペンダントを無意識に握りしめた。ペンダントからはかすかな温かみが伝わってくるようで、それが彼女に小さな安心をもたらしてくれるように感じられた。しかし、それでも「聖女の力」と呼べるほどの何かが湧き上がるわけではない。
「一説には聖女様は触れたものを清めると伝えられております」
神官の一人が言った。
「ですから、その聖杯に触れてみてくださいませんか?」
(――触れる?)
アリシアは言われるまま恐る恐る手を伸ばすとそっと杯に触れた。
瞬間――。
パンッ!
と、何かが弾けるような音がした。
同時にアリシアは指先に痛みを感じた。
「――っ!」
慌てて手を引っ込める。見ると指先が少し赤くなっていた。
(い、今のって……)
よくわからないけれどうまくできたのだろうか?
神官たちの方を見ると、彼らは驚いたような表情を浮かべていた。
しかしそれも一瞬のことで、すぐにその顔に落胆の色を滲ませる。
アリシアにもすぐにわかった。
自分は彼らの望むようにはできなかったのだ、と。
「穢れを払うには至らないか……」
「これでは話が違う」
「いや、まさか、こんなことになるとは」
神官たちが口々に言う。
「あの、私……」
アリシアは何か言わなければと口を開いたが、それより早くレイアードがアリシアの腰を抱き寄せた。
「皆様、申し訳ございません。聖女様が本来の力を出せないのは、聖騎士であるわたしの力が至らぬ結果です」
レイアードはアリシアのことを背後に隠すようにして神官たちに謝罪した。するとすぐに神官の一人が声を上げる。
「しかし、穢れを払うことができなかったのが事実では?」
「それは……」
レイアードは一瞬口ごもったあと、再び口を開いた。
「おっしゃる通りです。ですが、アリシア様に聖なる力が宿っているのは儀式をともにしたわたしが保証いたします。どうか、もう少しだけ待っていただけませんか」
レイアードは真摯に訴えかける。その口調は真剣そのもので、彼が嘘を言っているようには見えなかった。
しかし神官たちはまだ納得がいかないようで不満げな表情を浮かべている者も多い。
「しかし……」
そんな時だ。一人の若い神官が進み出てきた。彼は穏やかな口調で言う。
「私はレイアード殿の意見に賛成です。そもそも聖女様はこちらに到着して間もない。準備期間を設けてもよろしいのではないですか」
彼の意見に同調するように別の神官たちも言葉を重ねた。
「まあ、確かに。旅のお疲れもまだ残っているでしょうし」
「そうですね。これは配慮が足りませんでしたな」
気づけば神官たちの間で話がまとまっていくのを、アリシアは呆然と眺めていた。
「ありがとうございます。それでは一旦保留ということで、よろしいですか」
レイアードが確認すると神官たちもほっとしたように頷いた。そのやり取りを見てアリシアもようやく胸を撫で下ろすことができたのだった。
「――アリシア様はしばらくわたしの屋敷で過ごしていただくことにします」
神官たちにレイアードがそう宣言し、隣で聞いていたアリシアはえ? と顔を上げた。
しかし神官たちは口々に賛成の声を上げるばかりだった。「それがいいでしょう」と多くの支持する声を受けて、レイアードは頷く。
「皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願いいたします」
(どういうこと?)
そんなアリシアの疑問を置き去りにしたまま話はまとまっていき――気がついたときには、アリシアは聖堂を出てレイアードとともに馬車に乗り込んでいた。
8
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる