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王都へ
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「もう少しです」
レイアードが短く告げる。その言葉が、これから待ち受ける未来への扉を開ける合図のように感じられた。
外を見ると、馬車は王都の門を潜り抜け、石畳で舗装された道へと入った。通りに面した店や家屋からは明かりが漏れており、夜の街を照らし出している。大通り沿いに並ぶ街灯には、魔法石の明かりが灯され、石畳の道を明るく照らしていた。
アリシアは初めて見る王都の景色に圧倒されながら、窓の外を見つめていた。
「ここが……王都……」
馬車は大通りを進み、やがて大きな建物の前で止まった。レイアードが先に降り立ち、アリシアの手を取るとゆっくりと彼女を降ろした。
そこは石造りの立派な建物で、入口には警備兵が立ち並び物々しい雰囲気だった。しかし、レイアードは臆することなくその前を通り過ぎ、建物の奥へと進んでいく。
アリシアは不安げな表情でその後ろをついて歩いた。建物の中を進むと、豪華な装飾品が飾られた部屋に案内された。
部屋は広く、壁には大きな絵画が飾られ、立派なソファやテーブルが置かれている。
立派なシャンデリアには街灯と同じように魔法石が明かりを灯していた。
奥の部屋は寝室になっているのだろう、天蓋付きの大きなベッドがあるのが見える。
「今夜はこちらでお休みください。ここは大聖堂に併設されている建物です。明朝、儀式を執り行います」
レイアードが淡々と説明する。アリシアは、まるで夢の中にいるような不思議な感覚のまま頷きを返すことしかできなかった。
「すぐに食事のご用意をいたします。着替えなどは奥の寝室にありますので好きにお使いください」
「はい……」
「なにかあれば、机の上のベルを鳴らしてください。隣の部屋で待機しておりますので」
そう言い残してレイアードが去ってしまうと、部屋に一人取り残されたアリシアは ソファに腰を下ろし背もたれに身体を沈めた。
自分の置かれた状況が現実だとはとても思えない。あまりにも唐突な展開に思考が追いつかず、ただ時間が過ぎていくだけだった。
「私……本当に聖女なの……?」
アリシアがぽつりと呟いた言葉は、静寂の中に消えていった。
✢
翌朝、アリシアはレイアードに促されて大聖堂へと足を向けた。
その建物は石造りの荘厳な雰囲気を漂わせる美しい建物だった。
中に入ると、そこには煌びやかな装飾が施された空間が広がっていた。
床一面には赤い絨毯が敷かれており、足音を吸収するような柔らかな感触があった。
「こちらです」
レイアードはアリシアを先導するように前を歩く。
その背を追うように進んでいくと、やがて祭壇の前へたどり着いた。そこには数人の神官の姿があった。
「アリシア様、どうぞこちらへ」
レイアードに促されて祭壇の前に進み出ると、神官たちが一斉に立ち上がり、アリシアに向かって深々とお辞儀をした。
「これより、聖女様の御力を確認する儀を執り行います」
レイアードが厳かに言った言葉に、周囲の空気が一気に張り詰めていく。
アリシアは緊張を堪えながら、ただその場に立ち尽くしていた。
神官の一人が祭壇の前へと進み出て、他の神官たちもそれに続いた。
レイアードはアリシアの側に寄り添い、そっと肩に手を置いた。その感触に少し安心感を覚えつつ、アリシアは静かに目を閉じた。
神官たちはそれぞれ呪文を唱え始め、部屋中に不思議な響きが満ちていく。すると、突然床に描かれた魔法陣が強く光り輝き始めた。同時に、自分の身体の中で何かが蠢き始めるような感覚を覚え、アリシアは息を飲んだ。
「素晴らしい……」
神官たちが感嘆のため息をこぼす。
「――あなた様こそルヴェルナの聖女。お待ちしておりました」
神官の一人がそう言い、レイアードの方を見て頷いた。
「このまま儀式を進めていきましょう。レイアード様、よろしくお願い致します」
レイアードは神官の言葉に静かに頷き返す。そして、再びアリシアの方に目を向けた。
「アリシア様、これから奥の間で身を清めていただき、そのあと覚醒の儀を行います。不安かと思いますが、どうかわたしを信じてください」
「…………」
アリシアは何も言えずにただ小さく頷いた。
自分の意思とは関係なく状況だけが進んでいくのがなんだか怖かった。
レイアードはそんな彼女の手を引き、奥の間へと案内していく。
「こちらです」
そこは石造りの広い空間で、部屋の真ん中には泉が湧いていた。
神官たちは中には入って来ず、レイアードと二人きりだ。
「まずは、この泉で身を清めます」
「……はい」
「では、お召し物を脱いでいただき裸になってください」
「はいっ⁉」
アリシアは思わず聞き返した。突然の言葉に、頭が真っ白になる。
レイアードは真剣な眼差しでこちらを見ている。その表情からは感情が読み取れないが、ふざけているようにも見えない。
「……え? あの……ええっと……」
戸惑うアリシアに対して、レイアードは再び淡々と言った。
「裸になってください」
その言葉には有無を言わせぬ迫力があり、アリシアは思わず後ずさった。しかし、レイアードは無言のままこちらを見つめている。
「……あのっ、私、一人でするのはだめなんでしょうか? やり方を教えていただければ――」
「いえ、アリシア様。これは共に行うことに意味のある儀式なのです」
レイアードは真剣な口調で言う。その言葉からは、有無を言わせぬ圧力のようなものを感じた。
「どうしてもですか……?」
「はい」
「……わ、わかりました。あのっ! 目を閉じていただくことはできますか?」
「ええ。かまいません」
アリシアの申し出にレイアードは頷いて目を瞑ってくれた。
アリシアは深呼吸をして気持ちを落ち着けると、意を決して自分の服に手をかける。
そしてゆっくりと一枚ずつ脱いでいった。
一糸まとわぬ姿になると、脱いだものを畳んで端に置く。
(なんでこんなこと……)
自分の身体を改めて見回すと羞恥心に襲われた。胸や股間を隠すように手で隠しつつ、レイアードの方をそっと見たが、彼は目を閉じたままだ。
「ぬ、脱ぎました。あっ、まだ、目は閉じたままでいてください」
「はい。仰せのままに。では、泉の中に入っていただけますか?」
アリシアは言われるままに泉の中に足を入れる。冷たい水かと思っていたけれど、比較的温かく、すぐに身体は水温に慣れた。
水位はちょうどアリシアの腰ほどまでだ。
下半身が水に沈むと、アリシアは両手で胸を覆い、レイアードに背中を向けたまま口を開いた。
「入りました。あの、もう目を開けてくださっても大丈夫です。ありがとうございます」
「はい」
アリシアが告げると、背後でレイアードが動く気配がした。
衣擦れの音やベルトを外す音から、おそらくレイアードも衣服を脱いでいるのだろう。
裸になった彼の姿が目に浮かぶようで、アリシアの心臓は早鐘を打った。
レイアードが短く告げる。その言葉が、これから待ち受ける未来への扉を開ける合図のように感じられた。
外を見ると、馬車は王都の門を潜り抜け、石畳で舗装された道へと入った。通りに面した店や家屋からは明かりが漏れており、夜の街を照らし出している。大通り沿いに並ぶ街灯には、魔法石の明かりが灯され、石畳の道を明るく照らしていた。
アリシアは初めて見る王都の景色に圧倒されながら、窓の外を見つめていた。
「ここが……王都……」
馬車は大通りを進み、やがて大きな建物の前で止まった。レイアードが先に降り立ち、アリシアの手を取るとゆっくりと彼女を降ろした。
そこは石造りの立派な建物で、入口には警備兵が立ち並び物々しい雰囲気だった。しかし、レイアードは臆することなくその前を通り過ぎ、建物の奥へと進んでいく。
アリシアは不安げな表情でその後ろをついて歩いた。建物の中を進むと、豪華な装飾品が飾られた部屋に案内された。
部屋は広く、壁には大きな絵画が飾られ、立派なソファやテーブルが置かれている。
立派なシャンデリアには街灯と同じように魔法石が明かりを灯していた。
奥の部屋は寝室になっているのだろう、天蓋付きの大きなベッドがあるのが見える。
「今夜はこちらでお休みください。ここは大聖堂に併設されている建物です。明朝、儀式を執り行います」
レイアードが淡々と説明する。アリシアは、まるで夢の中にいるような不思議な感覚のまま頷きを返すことしかできなかった。
「すぐに食事のご用意をいたします。着替えなどは奥の寝室にありますので好きにお使いください」
「はい……」
「なにかあれば、机の上のベルを鳴らしてください。隣の部屋で待機しておりますので」
そう言い残してレイアードが去ってしまうと、部屋に一人取り残されたアリシアは ソファに腰を下ろし背もたれに身体を沈めた。
自分の置かれた状況が現実だとはとても思えない。あまりにも唐突な展開に思考が追いつかず、ただ時間が過ぎていくだけだった。
「私……本当に聖女なの……?」
アリシアがぽつりと呟いた言葉は、静寂の中に消えていった。
✢
翌朝、アリシアはレイアードに促されて大聖堂へと足を向けた。
その建物は石造りの荘厳な雰囲気を漂わせる美しい建物だった。
中に入ると、そこには煌びやかな装飾が施された空間が広がっていた。
床一面には赤い絨毯が敷かれており、足音を吸収するような柔らかな感触があった。
「こちらです」
レイアードはアリシアを先導するように前を歩く。
その背を追うように進んでいくと、やがて祭壇の前へたどり着いた。そこには数人の神官の姿があった。
「アリシア様、どうぞこちらへ」
レイアードに促されて祭壇の前に進み出ると、神官たちが一斉に立ち上がり、アリシアに向かって深々とお辞儀をした。
「これより、聖女様の御力を確認する儀を執り行います」
レイアードが厳かに言った言葉に、周囲の空気が一気に張り詰めていく。
アリシアは緊張を堪えながら、ただその場に立ち尽くしていた。
神官の一人が祭壇の前へと進み出て、他の神官たちもそれに続いた。
レイアードはアリシアの側に寄り添い、そっと肩に手を置いた。その感触に少し安心感を覚えつつ、アリシアは静かに目を閉じた。
神官たちはそれぞれ呪文を唱え始め、部屋中に不思議な響きが満ちていく。すると、突然床に描かれた魔法陣が強く光り輝き始めた。同時に、自分の身体の中で何かが蠢き始めるような感覚を覚え、アリシアは息を飲んだ。
「素晴らしい……」
神官たちが感嘆のため息をこぼす。
「――あなた様こそルヴェルナの聖女。お待ちしておりました」
神官の一人がそう言い、レイアードの方を見て頷いた。
「このまま儀式を進めていきましょう。レイアード様、よろしくお願い致します」
レイアードは神官の言葉に静かに頷き返す。そして、再びアリシアの方に目を向けた。
「アリシア様、これから奥の間で身を清めていただき、そのあと覚醒の儀を行います。不安かと思いますが、どうかわたしを信じてください」
「…………」
アリシアは何も言えずにただ小さく頷いた。
自分の意思とは関係なく状況だけが進んでいくのがなんだか怖かった。
レイアードはそんな彼女の手を引き、奥の間へと案内していく。
「こちらです」
そこは石造りの広い空間で、部屋の真ん中には泉が湧いていた。
神官たちは中には入って来ず、レイアードと二人きりだ。
「まずは、この泉で身を清めます」
「……はい」
「では、お召し物を脱いでいただき裸になってください」
「はいっ⁉」
アリシアは思わず聞き返した。突然の言葉に、頭が真っ白になる。
レイアードは真剣な眼差しでこちらを見ている。その表情からは感情が読み取れないが、ふざけているようにも見えない。
「……え? あの……ええっと……」
戸惑うアリシアに対して、レイアードは再び淡々と言った。
「裸になってください」
その言葉には有無を言わせぬ迫力があり、アリシアは思わず後ずさった。しかし、レイアードは無言のままこちらを見つめている。
「……あのっ、私、一人でするのはだめなんでしょうか? やり方を教えていただければ――」
「いえ、アリシア様。これは共に行うことに意味のある儀式なのです」
レイアードは真剣な口調で言う。その言葉からは、有無を言わせぬ圧力のようなものを感じた。
「どうしてもですか……?」
「はい」
「……わ、わかりました。あのっ! 目を閉じていただくことはできますか?」
「ええ。かまいません」
アリシアの申し出にレイアードは頷いて目を瞑ってくれた。
アリシアは深呼吸をして気持ちを落ち着けると、意を決して自分の服に手をかける。
そしてゆっくりと一枚ずつ脱いでいった。
一糸まとわぬ姿になると、脱いだものを畳んで端に置く。
(なんでこんなこと……)
自分の身体を改めて見回すと羞恥心に襲われた。胸や股間を隠すように手で隠しつつ、レイアードの方をそっと見たが、彼は目を閉じたままだ。
「ぬ、脱ぎました。あっ、まだ、目は閉じたままでいてください」
「はい。仰せのままに。では、泉の中に入っていただけますか?」
アリシアは言われるままに泉の中に足を入れる。冷たい水かと思っていたけれど、比較的温かく、すぐに身体は水温に慣れた。
水位はちょうどアリシアの腰ほどまでだ。
下半身が水に沈むと、アリシアは両手で胸を覆い、レイアードに背中を向けたまま口を開いた。
「入りました。あの、もう目を開けてくださっても大丈夫です。ありがとうございます」
「はい」
アリシアが告げると、背後でレイアードが動く気配がした。
衣擦れの音やベルトを外す音から、おそらくレイアードも衣服を脱いでいるのだろう。
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