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冒険者ギルド編
第71話 かつての受付嬢。
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俺達はスコロンにある冒険者ギルドの前に来ていた。
外観はルギウスのものと同様木造の3階建ての建物で、その入り口には剣と盾のオブジェが飾ってあった。
恐らく他国から来た冒険者が迷う事が無いよう、見た目を統一しているのだろう。
「あの人達もみんな冒険者なのかしら?」
ギルドを出入りしている人達を指さすイブキ。
かれらは皆、鎧やローブといった防具を身にまとい、それぞれ武器を装備している。
皆……強そうだ。
「そうだね。ここ数年でミスーサにも色々魔物が増えてきているらしいから……多分それの討伐依頼をするために来てるんじゃないかな?」
ミスーサは南端は海に面している。東西には山、そして北には広大な森が広がっており、人の居住できる地が他の国と比べて少ないのだ。そのためか人口も少ない。
魔物が発生するメカニズムは未だ分かっていないが、人の住んでいない地である程発生しやすいとされており、人口の少ないミスーサは逆に魔物が発生しやすいのだ。
そのため、ミスーサは他国から冒険者を募ることでこれらに対処しているという訳だ。
「へぇ……そうなのね。……みんな弱そうなフゴッ!!」
俺は慌てて彼女の口を手で塞ぐ。
冒険者……特に近接職の方たちは血気盛んな人が多い。
先ほどの彼女の迂闊な言葉が彼らの耳に届いてしまっては……たぶん面倒なことになる。
「な、なにするのよ!」
彼女が顔を少し赤らめて俺の手を力づくで外す。
「面倒事
から君を助けてあげたんだよ。頼むから中では余計なことは言わないでくれよ?」
俺はそう言ってギルドの中へと入る。
彼女はまだ納得がいっていないようだったが了承し、俺の後へ続く。
ギルドの中もルギウスのものと同様の造りとなっていた。
一方が受付、そしてもう一方が酒場。
忙しくなる昼食の時間帯を乗り越えたためか、酒場の従業員と思しき人たちが席に座り雑談をしている。
それを横目に俺達は受付に向かった。
「あのー、冒険者ギルドの登録をお願いしたいんですけど……」
俺は受付に立っている小柄な女性に声をかける。
「はい、登録ですね。お二人ともでよろしかったでしょうか」
ん?この声にこの見た目……。
俺は彼女に見覚えがあった。
「もしかして……タリアさん?」
彼女はルギウスの冒険者ギルドで受付嬢をしていたタリアその人であった。
タリアさんはいきなり自身の名を呼ばれたのか目を丸くしている。
「た、確かに私はタリアですが貴方とはどこかで……ってもしかしてシリウスさんですか!?」
どうやら彼女も俺のことを覚えてくれていたらしい。
少し嬉しかった。
「よかった、覚えてくれてたんですね」
俺は安堵のため息を漏らす。
冒険者ギルドの受付嬢である彼女は日頃数多の人の対応をしているだろう。
だから少しの期間しか関わっていない俺のことなんて、もう忘れていると思っていた。
「わ、忘れるわけないじゃないですか!『採取王子』の伝説は今でもルギウスで語り継がれていますよ!……それにしても……」
そういってタリアさんは俺の顔をのぞき込む。
「2年前とは違って……随分と大人びた顔つきになりましたね。……精悍になったというか……」
まじまじと顔を見られ、若干恥ずかしくなる。
というよりも俺の二つ名?である『採取王子』は健在なのか。
若干ルギウスへ行きたくなくなった。
するとそんなやり取りを見ていたイブキが俺達の間に割って入った。
「登録したいのは私よ!お願いするわ!」
声が少し冷たい。
どうやら不機嫌な様子だ。
「どうかしたか?」
そう声をかけてみるが彼女はツンとした表情で俺のことを見ているだけだった。
「あの……この方は?」
タリアさんが訝し気な表情で彼女との関係性を尋ねてくる。
「あぁ、彼女は……イブキ・ドレッドノート。俺と同じ孤児院出身で……最近孤児院のある街から出てきてまだこの世界のこととかよくわかっていないんだ。だけど冒険者には興味があるらしくてね。しばらくここに滞在するからその間に依頼を受けてみようと思ってここにきたんだ」
自分ながらよくこんな嘘がスラスラと言えたものだ。
俺は話を合わせるように視線を送る。
彼女も理解したようだ。
「そういう訳で……イブキ。ドレッドノート、よ。……よろしく」
先ほどの威勢は何処へやら。
かつての俺と同じく人見知りを発症し、もじもじとしている。
まぁまだ人には慣れていないしね。
「私は冒険者ギルドの職員をやっております、タリア・トトリーと申します。イブキさん、よろしくお願いしますね」
そう言って礼儀正しくお辞儀をするタリアさん。
それに倣うようにイブキも小さく「どうも」と返事をして頭を下げた。
タリアさんは笑みを浮かべながらも俺とイブキを交互に見る。
「ふーん……なるほど……」
俺達の何かを品定めしているようだった。
「……ナキ様が知ったら……怒るだろうなぁ」
最後に何かつぶやいていたが声が小さくて聞こえなかった。
「さて、イブキさんの登録でしたね。こちらの必要事項欄に記載をお願いしますね」
そう言って用紙をイブキに差し出す。
彼女はその用紙を受け取ると真剣な表情で見つめる。
一瞬人の世界の文字が書けないのかと思ったがそんなことはなかったようでしばらくするとペンを取り、綺麗な字で欄を埋めていく。
その間に俺は気になったことをタリアさんに尋ねる。
「タリアさんは何故ここに?転勤になったんです?」
すると彼女の顔が若干曇る。
「えぇ、そうなんです。とはいっても期間限定なんですけどね。半年ほど前からスコロンの冒険者ギルドの従業員が足りないということで私が抜擢されてしまったんですよ。……早く帰りたいな」
やっぱりサラリーマンというのはどこの世界でも等しく、その身を置く企業に振り回されるものなのだ。
俺はそう痛感する。
「あ、そうだ。ティアドラ様はお元気でしょうか?」
タリアは話題を変えるかのようにティアドラのことを聞いてくる。
俺は腰に刺さった曲刀に手をやりながら口を開く。
「まぁ……元気と言えば元気、かな?」
勇者に襲われて俺の曲刀になったけど。とりあえずそのことは伏せておく。
そうこうしている間にイブキが書き終えたようだ。
タリアさんに用紙を返却する。
「ありがとうございます。それでは登録しますのでイブキさんの血をこちらに一滴いただいてもよろしいですか?」
そう言ってイブキにカードと針を渡す。
彼女は何でもないといった様子でそれらを受け取り、指に針を刺し、カードに自身の指から垂れる血を垂らした。
「はい!これで登録は完了です!お疲れさまでした」
タリアさんは用紙とカードを見比べ、誤りがないか確認した後、イブキにカードを渡す。
「よかったな、イブキ。これで君も晴れて冒険者の仲間入りだ」
カードをじっと見ているイブキは嬉しそうに頷いた。
「あ、シリウスさん!」
最後にタリアさんが口を開く。
何か用でもあるのかな?
「登録料の……銀貨5枚……」
あ、はい。
俺はイブキの冒険者登録料をカウンターに置いたのだった。
外観はルギウスのものと同様木造の3階建ての建物で、その入り口には剣と盾のオブジェが飾ってあった。
恐らく他国から来た冒険者が迷う事が無いよう、見た目を統一しているのだろう。
「あの人達もみんな冒険者なのかしら?」
ギルドを出入りしている人達を指さすイブキ。
かれらは皆、鎧やローブといった防具を身にまとい、それぞれ武器を装備している。
皆……強そうだ。
「そうだね。ここ数年でミスーサにも色々魔物が増えてきているらしいから……多分それの討伐依頼をするために来てるんじゃないかな?」
ミスーサは南端は海に面している。東西には山、そして北には広大な森が広がっており、人の居住できる地が他の国と比べて少ないのだ。そのためか人口も少ない。
魔物が発生するメカニズムは未だ分かっていないが、人の住んでいない地である程発生しやすいとされており、人口の少ないミスーサは逆に魔物が発生しやすいのだ。
そのため、ミスーサは他国から冒険者を募ることでこれらに対処しているという訳だ。
「へぇ……そうなのね。……みんな弱そうなフゴッ!!」
俺は慌てて彼女の口を手で塞ぐ。
冒険者……特に近接職の方たちは血気盛んな人が多い。
先ほどの彼女の迂闊な言葉が彼らの耳に届いてしまっては……たぶん面倒なことになる。
「な、なにするのよ!」
彼女が顔を少し赤らめて俺の手を力づくで外す。
「面倒事
から君を助けてあげたんだよ。頼むから中では余計なことは言わないでくれよ?」
俺はそう言ってギルドの中へと入る。
彼女はまだ納得がいっていないようだったが了承し、俺の後へ続く。
ギルドの中もルギウスのものと同様の造りとなっていた。
一方が受付、そしてもう一方が酒場。
忙しくなる昼食の時間帯を乗り越えたためか、酒場の従業員と思しき人たちが席に座り雑談をしている。
それを横目に俺達は受付に向かった。
「あのー、冒険者ギルドの登録をお願いしたいんですけど……」
俺は受付に立っている小柄な女性に声をかける。
「はい、登録ですね。お二人ともでよろしかったでしょうか」
ん?この声にこの見た目……。
俺は彼女に見覚えがあった。
「もしかして……タリアさん?」
彼女はルギウスの冒険者ギルドで受付嬢をしていたタリアその人であった。
タリアさんはいきなり自身の名を呼ばれたのか目を丸くしている。
「た、確かに私はタリアですが貴方とはどこかで……ってもしかしてシリウスさんですか!?」
どうやら彼女も俺のことを覚えてくれていたらしい。
少し嬉しかった。
「よかった、覚えてくれてたんですね」
俺は安堵のため息を漏らす。
冒険者ギルドの受付嬢である彼女は日頃数多の人の対応をしているだろう。
だから少しの期間しか関わっていない俺のことなんて、もう忘れていると思っていた。
「わ、忘れるわけないじゃないですか!『採取王子』の伝説は今でもルギウスで語り継がれていますよ!……それにしても……」
そういってタリアさんは俺の顔をのぞき込む。
「2年前とは違って……随分と大人びた顔つきになりましたね。……精悍になったというか……」
まじまじと顔を見られ、若干恥ずかしくなる。
というよりも俺の二つ名?である『採取王子』は健在なのか。
若干ルギウスへ行きたくなくなった。
するとそんなやり取りを見ていたイブキが俺達の間に割って入った。
「登録したいのは私よ!お願いするわ!」
声が少し冷たい。
どうやら不機嫌な様子だ。
「どうかしたか?」
そう声をかけてみるが彼女はツンとした表情で俺のことを見ているだけだった。
「あの……この方は?」
タリアさんが訝し気な表情で彼女との関係性を尋ねてくる。
「あぁ、彼女は……イブキ・ドレッドノート。俺と同じ孤児院出身で……最近孤児院のある街から出てきてまだこの世界のこととかよくわかっていないんだ。だけど冒険者には興味があるらしくてね。しばらくここに滞在するからその間に依頼を受けてみようと思ってここにきたんだ」
自分ながらよくこんな嘘がスラスラと言えたものだ。
俺は話を合わせるように視線を送る。
彼女も理解したようだ。
「そういう訳で……イブキ。ドレッドノート、よ。……よろしく」
先ほどの威勢は何処へやら。
かつての俺と同じく人見知りを発症し、もじもじとしている。
まぁまだ人には慣れていないしね。
「私は冒険者ギルドの職員をやっております、タリア・トトリーと申します。イブキさん、よろしくお願いしますね」
そう言って礼儀正しくお辞儀をするタリアさん。
それに倣うようにイブキも小さく「どうも」と返事をして頭を下げた。
タリアさんは笑みを浮かべながらも俺とイブキを交互に見る。
「ふーん……なるほど……」
俺達の何かを品定めしているようだった。
「……ナキ様が知ったら……怒るだろうなぁ」
最後に何かつぶやいていたが声が小さくて聞こえなかった。
「さて、イブキさんの登録でしたね。こちらの必要事項欄に記載をお願いしますね」
そう言って用紙をイブキに差し出す。
彼女はその用紙を受け取ると真剣な表情で見つめる。
一瞬人の世界の文字が書けないのかと思ったがそんなことはなかったようでしばらくするとペンを取り、綺麗な字で欄を埋めていく。
その間に俺は気になったことをタリアさんに尋ねる。
「タリアさんは何故ここに?転勤になったんです?」
すると彼女の顔が若干曇る。
「えぇ、そうなんです。とはいっても期間限定なんですけどね。半年ほど前からスコロンの冒険者ギルドの従業員が足りないということで私が抜擢されてしまったんですよ。……早く帰りたいな」
やっぱりサラリーマンというのはどこの世界でも等しく、その身を置く企業に振り回されるものなのだ。
俺はそう痛感する。
「あ、そうだ。ティアドラ様はお元気でしょうか?」
タリアは話題を変えるかのようにティアドラのことを聞いてくる。
俺は腰に刺さった曲刀に手をやりながら口を開く。
「まぁ……元気と言えば元気、かな?」
勇者に襲われて俺の曲刀になったけど。とりあえずそのことは伏せておく。
そうこうしている間にイブキが書き終えたようだ。
タリアさんに用紙を返却する。
「ありがとうございます。それでは登録しますのでイブキさんの血をこちらに一滴いただいてもよろしいですか?」
そう言ってイブキにカードと針を渡す。
彼女は何でもないといった様子でそれらを受け取り、指に針を刺し、カードに自身の指から垂れる血を垂らした。
「はい!これで登録は完了です!お疲れさまでした」
タリアさんは用紙とカードを見比べ、誤りがないか確認した後、イブキにカードを渡す。
「よかったな、イブキ。これで君も晴れて冒険者の仲間入りだ」
カードをじっと見ているイブキは嬉しそうに頷いた。
「あ、シリウスさん!」
最後にタリアさんが口を開く。
何か用でもあるのかな?
「登録料の……銀貨5枚……」
あ、はい。
俺はイブキの冒険者登録料をカウンターに置いたのだった。
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