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第十三話:ギルドに向かう
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第十三話:ギルドに向かう
黒装束の女が忍び込んだ翌日、その事実に気がついたのはソウイチ意外は誰もいなかった
「今日は二人にモンスターをハントして貰いたいと思う、昨日の訓練で少しは自分の力に自信も持てただろうし、タツヤも試してみたいんじゃないかな?」
「、、、、、、、」
ナツメも、強く頷く
「も、ももモンスターのははハントですか!?」
「あ、あの私も行くんですか?」
タツヤは少しだけ、嬉しそうで、対照的にミユは不安そうだった
「ミユには戦闘に参加して欲しいわけじゃない、どちらかというと戦闘がどんな物なのか、その目で見てもらいたいんだ、君の考えで自分だけのアイテムを作って欲しい、その為に必要な事だと思うのだ」
「そうですか、、、分かりました、、大丈夫でしょうね?タツヤ」
「ももももももちろんっががが頑張るからっ!」
「二人にハントして貰いたいと言っても、今回に関しては二人だけで行ってくれという話しじゃない、ナツメ、、フユ悪いがまた行ってくれるか?」
「畏まりました、ナツメ様のおそばに、、」
タツヤと2人きりでハントに出かけるわけじゃないと、安心するミユと、昨日の訓練で大分自信をつけたタツヤは、ワクワクしていた…
「モンスターをハントかぁ、、いいねいいねぇっ俺も着いてく事にしよっ」
「ソウイチがいてくれたら、もっと安心できたのに、、」
そばにいるなんて全く気づかないミユとタツヤと同じように嬉しそうにしているソウイチだった
館の外
◆◇◆◇◆◇◆◇
ギンジョウ家が治める領地「ワイヤワイヤ」はこの世界の中で最も西の果てにある領地だった、、
300年前に召喚の儀に成功し、世界の半分近い領土を10年も立たずに広げ、
神の加護と恩寵を受けるに至ったが、
次の100年で召喚に失敗し、その領土は半分になり、
その次の100年で領土はさらに半分となり、
そしてこの100年の間に、西の果てまで領土を追い込まれてしまっていた。
追いやられたといっても商人気質で、人情に熱いコミュニティの人たちは、この300年の間、一度もへこたれる事もなく、賑やかに活気付いている街並みだった
「まずわ、冒険者ギルドに向かってそこで依頼を受けてから街の外に出るんですか?」
「その通りミユさま、冒険者ギルドで登録しそこで依頼を受け達成する事で報酬を得ることが出来ます、これはギンジョウ家の収入源の一つでもあるんです」
「そっそうなんですか?てっきり領主様だからギルドの運営をしてる方だと思ってました」
「ギルドの運営は全てのコミュニティによる基金によって支えられています、戦いたくないコミュニティもありますし、逆に戦うのが得意なコミュニティもあります」
「ギギギギンジョウはどどどっちなんですか?」
「両方、、ですかね?」
「両方?どういう意味です?」
「コミュニティとしては正直言って、戦いには弱いです、どっちかというとお金大好きな人達ですから」
「あぁ、それわかる気がするわぁ、こないだの商人の女の子も商魂たくましそうだったもんなぁ♪」
「ですが、私たちにはアヤメ様がおります、アヤメ様は戦闘のスペシャリストのコミュニティも引けを取らないくらいの強さをおもちなんですよ」
「、、////、、」
恥ずかしそうに頬を紅く染めて照れるアヤメ
「あっららぁ?アヤメちゃん照れてんの?可愛いとこあるじゃーん♪」
触れないように肘でウリウリするソウイチだが、当然アヤメには気付いて貰えない
「あ、見えました、あそこの建物が冒険者ギルドです」
「「え??アレがギルドですか?」」
広い街道の両脇に露店が並ぶ道の向こうに、見えた建物は、どこか昭和なレトロな雰囲気だった街並みとは全く違う雰囲気を持っており、ミユとタツヤが驚くのも無理はなかった
「この建物は、かつてドワーフとこの世界に召喚された方が協力して、あちこちに建ててくれたんですよ」
「な、なるほど、、どうりで近代化してるような、、、というな時間系列ってどうなってるんだろ?」
「じじじじかんのスピードがちちちち違うとか?」
「時間のスピード?なにそれ?」
「たたたた例えば、ききき極端な話しだけど、、こここここっちの1年が、ぼぼぼぼく達の世界で1日だだだったら?」
「なるほど、、、確かにそれなら、なんか納得だけど、、まぁ異世界だし分かんなくて当然よね?」
話す内にギルドの正面までたどり着いたミユとタツヤ達、
「もう、ここだけ異世界って雰囲気全然ないね、、」
「ううう、、うん、、」
ひたすらシュールな状況だったが、気を取り直してギルドの中に入っていった。
黒装束の女が忍び込んだ翌日、その事実に気がついたのはソウイチ意外は誰もいなかった
「今日は二人にモンスターをハントして貰いたいと思う、昨日の訓練で少しは自分の力に自信も持てただろうし、タツヤも試してみたいんじゃないかな?」
「、、、、、、、」
ナツメも、強く頷く
「も、ももモンスターのははハントですか!?」
「あ、あの私も行くんですか?」
タツヤは少しだけ、嬉しそうで、対照的にミユは不安そうだった
「ミユには戦闘に参加して欲しいわけじゃない、どちらかというと戦闘がどんな物なのか、その目で見てもらいたいんだ、君の考えで自分だけのアイテムを作って欲しい、その為に必要な事だと思うのだ」
「そうですか、、、分かりました、、大丈夫でしょうね?タツヤ」
「ももももももちろんっががが頑張るからっ!」
「二人にハントして貰いたいと言っても、今回に関しては二人だけで行ってくれという話しじゃない、ナツメ、、フユ悪いがまた行ってくれるか?」
「畏まりました、ナツメ様のおそばに、、」
タツヤと2人きりでハントに出かけるわけじゃないと、安心するミユと、昨日の訓練で大分自信をつけたタツヤは、ワクワクしていた…
「モンスターをハントかぁ、、いいねいいねぇっ俺も着いてく事にしよっ」
「ソウイチがいてくれたら、もっと安心できたのに、、」
そばにいるなんて全く気づかないミユとタツヤと同じように嬉しそうにしているソウイチだった
館の外
◆◇◆◇◆◇◆◇
ギンジョウ家が治める領地「ワイヤワイヤ」はこの世界の中で最も西の果てにある領地だった、、
300年前に召喚の儀に成功し、世界の半分近い領土を10年も立たずに広げ、
神の加護と恩寵を受けるに至ったが、
次の100年で召喚に失敗し、その領土は半分になり、
その次の100年で領土はさらに半分となり、
そしてこの100年の間に、西の果てまで領土を追い込まれてしまっていた。
追いやられたといっても商人気質で、人情に熱いコミュニティの人たちは、この300年の間、一度もへこたれる事もなく、賑やかに活気付いている街並みだった
「まずわ、冒険者ギルドに向かってそこで依頼を受けてから街の外に出るんですか?」
「その通りミユさま、冒険者ギルドで登録しそこで依頼を受け達成する事で報酬を得ることが出来ます、これはギンジョウ家の収入源の一つでもあるんです」
「そっそうなんですか?てっきり領主様だからギルドの運営をしてる方だと思ってました」
「ギルドの運営は全てのコミュニティによる基金によって支えられています、戦いたくないコミュニティもありますし、逆に戦うのが得意なコミュニティもあります」
「ギギギギンジョウはどどどっちなんですか?」
「両方、、ですかね?」
「両方?どういう意味です?」
「コミュニティとしては正直言って、戦いには弱いです、どっちかというとお金大好きな人達ですから」
「あぁ、それわかる気がするわぁ、こないだの商人の女の子も商魂たくましそうだったもんなぁ♪」
「ですが、私たちにはアヤメ様がおります、アヤメ様は戦闘のスペシャリストのコミュニティも引けを取らないくらいの強さをおもちなんですよ」
「、、////、、」
恥ずかしそうに頬を紅く染めて照れるアヤメ
「あっららぁ?アヤメちゃん照れてんの?可愛いとこあるじゃーん♪」
触れないように肘でウリウリするソウイチだが、当然アヤメには気付いて貰えない
「あ、見えました、あそこの建物が冒険者ギルドです」
「「え??アレがギルドですか?」」
広い街道の両脇に露店が並ぶ道の向こうに、見えた建物は、どこか昭和なレトロな雰囲気だった街並みとは全く違う雰囲気を持っており、ミユとタツヤが驚くのも無理はなかった
「この建物は、かつてドワーフとこの世界に召喚された方が協力して、あちこちに建ててくれたんですよ」
「な、なるほど、、どうりで近代化してるような、、、というな時間系列ってどうなってるんだろ?」
「じじじじかんのスピードがちちちち違うとか?」
「時間のスピード?なにそれ?」
「たたたた例えば、ききき極端な話しだけど、、こここここっちの1年が、ぼぼぼぼく達の世界で1日だだだったら?」
「なるほど、、、確かにそれなら、なんか納得だけど、、まぁ異世界だし分かんなくて当然よね?」
話す内にギルドの正面までたどり着いたミユとタツヤ達、
「もう、ここだけ異世界って雰囲気全然ないね、、」
「ううう、、うん、、」
ひたすらシュールな状況だったが、気を取り直してギルドの中に入っていった。
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