14 / 18
第十三話:ギルドに向かう
しおりを挟む
第十三話:ギルドに向かう
黒装束の女が忍び込んだ翌日、その事実に気がついたのはソウイチ意外は誰もいなかった
「今日は二人にモンスターをハントして貰いたいと思う、昨日の訓練で少しは自分の力に自信も持てただろうし、タツヤも試してみたいんじゃないかな?」
「、、、、、、、」
ナツメも、強く頷く
「も、ももモンスターのははハントですか!?」
「あ、あの私も行くんですか?」
タツヤは少しだけ、嬉しそうで、対照的にミユは不安そうだった
「ミユには戦闘に参加して欲しいわけじゃない、どちらかというと戦闘がどんな物なのか、その目で見てもらいたいんだ、君の考えで自分だけのアイテムを作って欲しい、その為に必要な事だと思うのだ」
「そうですか、、、分かりました、、大丈夫でしょうね?タツヤ」
「ももももももちろんっががが頑張るからっ!」
「二人にハントして貰いたいと言っても、今回に関しては二人だけで行ってくれという話しじゃない、ナツメ、、フユ悪いがまた行ってくれるか?」
「畏まりました、ナツメ様のおそばに、、」
タツヤと2人きりでハントに出かけるわけじゃないと、安心するミユと、昨日の訓練で大分自信をつけたタツヤは、ワクワクしていた…
「モンスターをハントかぁ、、いいねいいねぇっ俺も着いてく事にしよっ」
「ソウイチがいてくれたら、もっと安心できたのに、、」
そばにいるなんて全く気づかないミユとタツヤと同じように嬉しそうにしているソウイチだった
館の外
◆◇◆◇◆◇◆◇
ギンジョウ家が治める領地「ワイヤワイヤ」はこの世界の中で最も西の果てにある領地だった、、
300年前に召喚の儀に成功し、世界の半分近い領土を10年も立たずに広げ、
神の加護と恩寵を受けるに至ったが、
次の100年で召喚に失敗し、その領土は半分になり、
その次の100年で領土はさらに半分となり、
そしてこの100年の間に、西の果てまで領土を追い込まれてしまっていた。
追いやられたといっても商人気質で、人情に熱いコミュニティの人たちは、この300年の間、一度もへこたれる事もなく、賑やかに活気付いている街並みだった
「まずわ、冒険者ギルドに向かってそこで依頼を受けてから街の外に出るんですか?」
「その通りミユさま、冒険者ギルドで登録しそこで依頼を受け達成する事で報酬を得ることが出来ます、これはギンジョウ家の収入源の一つでもあるんです」
「そっそうなんですか?てっきり領主様だからギルドの運営をしてる方だと思ってました」
「ギルドの運営は全てのコミュニティによる基金によって支えられています、戦いたくないコミュニティもありますし、逆に戦うのが得意なコミュニティもあります」
「ギギギギンジョウはどどどっちなんですか?」
「両方、、ですかね?」
「両方?どういう意味です?」
「コミュニティとしては正直言って、戦いには弱いです、どっちかというとお金大好きな人達ですから」
「あぁ、それわかる気がするわぁ、こないだの商人の女の子も商魂たくましそうだったもんなぁ♪」
「ですが、私たちにはアヤメ様がおります、アヤメ様は戦闘のスペシャリストのコミュニティも引けを取らないくらいの強さをおもちなんですよ」
「、、////、、」
恥ずかしそうに頬を紅く染めて照れるアヤメ
「あっららぁ?アヤメちゃん照れてんの?可愛いとこあるじゃーん♪」
触れないように肘でウリウリするソウイチだが、当然アヤメには気付いて貰えない
「あ、見えました、あそこの建物が冒険者ギルドです」
「「え??アレがギルドですか?」」
広い街道の両脇に露店が並ぶ道の向こうに、見えた建物は、どこか昭和なレトロな雰囲気だった街並みとは全く違う雰囲気を持っており、ミユとタツヤが驚くのも無理はなかった
「この建物は、かつてドワーフとこの世界に召喚された方が協力して、あちこちに建ててくれたんですよ」
「な、なるほど、、どうりで近代化してるような、、、というな時間系列ってどうなってるんだろ?」
「じじじじかんのスピードがちちちち違うとか?」
「時間のスピード?なにそれ?」
「たたたた例えば、ききき極端な話しだけど、、こここここっちの1年が、ぼぼぼぼく達の世界で1日だだだったら?」
「なるほど、、、確かにそれなら、なんか納得だけど、、まぁ異世界だし分かんなくて当然よね?」
話す内にギルドの正面までたどり着いたミユとタツヤ達、
「もう、ここだけ異世界って雰囲気全然ないね、、」
「ううう、、うん、、」
ひたすらシュールな状況だったが、気を取り直してギルドの中に入っていった。
黒装束の女が忍び込んだ翌日、その事実に気がついたのはソウイチ意外は誰もいなかった
「今日は二人にモンスターをハントして貰いたいと思う、昨日の訓練で少しは自分の力に自信も持てただろうし、タツヤも試してみたいんじゃないかな?」
「、、、、、、、」
ナツメも、強く頷く
「も、ももモンスターのははハントですか!?」
「あ、あの私も行くんですか?」
タツヤは少しだけ、嬉しそうで、対照的にミユは不安そうだった
「ミユには戦闘に参加して欲しいわけじゃない、どちらかというと戦闘がどんな物なのか、その目で見てもらいたいんだ、君の考えで自分だけのアイテムを作って欲しい、その為に必要な事だと思うのだ」
「そうですか、、、分かりました、、大丈夫でしょうね?タツヤ」
「ももももももちろんっががが頑張るからっ!」
「二人にハントして貰いたいと言っても、今回に関しては二人だけで行ってくれという話しじゃない、ナツメ、、フユ悪いがまた行ってくれるか?」
「畏まりました、ナツメ様のおそばに、、」
タツヤと2人きりでハントに出かけるわけじゃないと、安心するミユと、昨日の訓練で大分自信をつけたタツヤは、ワクワクしていた…
「モンスターをハントかぁ、、いいねいいねぇっ俺も着いてく事にしよっ」
「ソウイチがいてくれたら、もっと安心できたのに、、」
そばにいるなんて全く気づかないミユとタツヤと同じように嬉しそうにしているソウイチだった
館の外
◆◇◆◇◆◇◆◇
ギンジョウ家が治める領地「ワイヤワイヤ」はこの世界の中で最も西の果てにある領地だった、、
300年前に召喚の儀に成功し、世界の半分近い領土を10年も立たずに広げ、
神の加護と恩寵を受けるに至ったが、
次の100年で召喚に失敗し、その領土は半分になり、
その次の100年で領土はさらに半分となり、
そしてこの100年の間に、西の果てまで領土を追い込まれてしまっていた。
追いやられたといっても商人気質で、人情に熱いコミュニティの人たちは、この300年の間、一度もへこたれる事もなく、賑やかに活気付いている街並みだった
「まずわ、冒険者ギルドに向かってそこで依頼を受けてから街の外に出るんですか?」
「その通りミユさま、冒険者ギルドで登録しそこで依頼を受け達成する事で報酬を得ることが出来ます、これはギンジョウ家の収入源の一つでもあるんです」
「そっそうなんですか?てっきり領主様だからギルドの運営をしてる方だと思ってました」
「ギルドの運営は全てのコミュニティによる基金によって支えられています、戦いたくないコミュニティもありますし、逆に戦うのが得意なコミュニティもあります」
「ギギギギンジョウはどどどっちなんですか?」
「両方、、ですかね?」
「両方?どういう意味です?」
「コミュニティとしては正直言って、戦いには弱いです、どっちかというとお金大好きな人達ですから」
「あぁ、それわかる気がするわぁ、こないだの商人の女の子も商魂たくましそうだったもんなぁ♪」
「ですが、私たちにはアヤメ様がおります、アヤメ様は戦闘のスペシャリストのコミュニティも引けを取らないくらいの強さをおもちなんですよ」
「、、////、、」
恥ずかしそうに頬を紅く染めて照れるアヤメ
「あっららぁ?アヤメちゃん照れてんの?可愛いとこあるじゃーん♪」
触れないように肘でウリウリするソウイチだが、当然アヤメには気付いて貰えない
「あ、見えました、あそこの建物が冒険者ギルドです」
「「え??アレがギルドですか?」」
広い街道の両脇に露店が並ぶ道の向こうに、見えた建物は、どこか昭和なレトロな雰囲気だった街並みとは全く違う雰囲気を持っており、ミユとタツヤが驚くのも無理はなかった
「この建物は、かつてドワーフとこの世界に召喚された方が協力して、あちこちに建ててくれたんですよ」
「な、なるほど、、どうりで近代化してるような、、、というな時間系列ってどうなってるんだろ?」
「じじじじかんのスピードがちちちち違うとか?」
「時間のスピード?なにそれ?」
「たたたた例えば、ききき極端な話しだけど、、こここここっちの1年が、ぼぼぼぼく達の世界で1日だだだったら?」
「なるほど、、、確かにそれなら、なんか納得だけど、、まぁ異世界だし分かんなくて当然よね?」
話す内にギルドの正面までたどり着いたミユとタツヤ達、
「もう、ここだけ異世界って雰囲気全然ないね、、」
「ううう、、うん、、」
ひたすらシュールな状況だったが、気を取り直してギルドの中に入っていった。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

シチュボ(女性向け)
身喰らう白蛇
恋愛
自発さえしなければ好きに使用してください。
アドリブ、改変、なんでもOKです。
他人を害することだけはお止め下さい。
使用報告は無しで商用でも練習でもなんでもOKです。
Twitterやコメント欄等にリアクションあるとむせながら喜びます✌︎︎(´ °∀︎°`)✌︎︎ゲホゴホ

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる