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二章:領土拡張編
51話:忘年会は温泉旅行③(3人目はクルス#)
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【卓球大会】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「えーそれでは、第一回アリーマ卓球杯を開催します!」
「提供はログハウス及び、商会です!ミライさんに拍手ー」
ピーピー!パフパフ!ドンドンドン!
昔のアイドルの水泳大会のような盛り上がり方だ
「司会、進行を務めるのは私、ルシーダが務めさせて頂きます」
ルシーダさんがんばってー♪
「なお、カイさんの体調を損なわない目的の為、帰りの道すがらでは夜の性行為を禁止します」
booouu!
booouu!
やけに発音の良いブーイングが殺到する
「シャッラーーーップ!
本大会で上位入賞者が馬車の中でスイーーートな一時を味わえます、皆んな頑張るように!!」
女達の目つきが変わった
「また、公平性を保つ為に、
フロンティアメンバーの部
冒険者&モンスター娘の部
妊婦さんの部&一般人の部
に分かれます、あっリディアさんはカイさんの拘束時間が長過ぎたので
今まで通り1週間に一晩というペナルティーがまだ終わっていませんので不参加です
「何でじゃああ!」
女達の熱い戦いが始まったが
景品扱いされていたカイは何も知らされず温泉を楽しんでいた
其処に1人の、女性が入ってきた
「あれ?クルス、なんか馬車の件で話し合いしてるんじゃ無かったのか?」
「ゲームで決めてたんですが、一瞬で負けました…」
「ははは、それは残念だったな」
「いえ、お陰で2人きりになれました♡」
クルスはホムンクルスで以前塔の中で出会った子だ
身体は小さいがツルペタって訳じゃない
本人曰く、精力が活力だそうで定期的にチャージさせてくれと迫って来る
「あの…お願いしても良いですよね♡」
そう言ってカイの膝の上に乗って来る
「え?今からか?」
「まだゲーム終わりそうも有りませんし」
「ゲームって何してるんだ?」
「内緒です♡」
いつも鈴の音が鳴るように、小さい声で囁くように話すクルスは
カイの耳元でお願いしてくる
「また…再生しちゃいました♡破って下さいね♡」
「それ…痛くないのか?」
「それが良いんです♡カイさまの大きいので、プチプチってされるのが♡」
話しながらどんどん紅潮していくクルスはカイの肩から下腹部へと手を降ろしていく
太ももに挟み込み、はみ出た部分を小さな手で刺激を与え始める
「…大きくなって来ました♡少し上がって頂けますか?」
「あっあぁ…」
しがみ付くクルス事立ち上がり、浴槽の縁に腰を降ろす
挿れる前に必ず自分の唾でヌラヌラなるまで濡らすクルスは
何時ものように、カイのブツに顔を近づけていく
「スンスン…カイさまの匂い♡…いただきまーす♡」
先っぽにキスをするとヌプヌプッと遠慮なく飲み込んいった
ぢゅぷ…はむ…はぁ…はちゅ♡
んぷ…んぷ…ぢゅぱ…ぢゅるる♡
「はぁ……はぁ……じゃっじゃあ…さっそく」
準備を整えたクルスはカイに股がる
縦筋さえ見えない股を開くとカイのブツに近づけていく
一見するとセックスなんて無理だろうと思えるが、そうじゃない
ブツに股が付くと見えなかった縦筋が少し開き
埋まって行くとそれに合わせて広がっていく
「はっ…はっ…はっ…ぁっ…はいってっくるぅぅぅ♡」
プチプチプチプチィィ
何度やっても1日で再生するクルスはこの瞬間に絶頂を必ず迎える
涎を垂らして、根本迄飲み込み終わると暫くは自分からは動けなくなる
ピクンピクンとするクルスが落ち着くのを待っていると
誰かが入って来た
…あぁぁ…やられたー!くやしー!
…あと少しだったのにねー
…妊婦の部は香織さんの勝ちだったねー
(・・・カイさま、向こうに行きましょう、早く)
(え?何でだ?)
(抜け駆けしたのがバレると私にペナルティーが、生存に関わるのでお願いします)
命に関わると言われては仕方ないので、奥の方にある岩影に移動する
(はぁぁ…声出ちゃいそうですぅぅ♡)
(一回抜いたら良いじゃないか……)
(いっやっでっすう…このまま…もう少し…んふ…はぁ♡)
ちゃぷちゃぷとゆっくりとカイの上で身体を揺らすクルス
…はぁぁぁ気持ち良いー
…やっぱり温泉は最高だよねー
…遠いけど船使わないで来れるしねー
思ったより女達の声が近い
この声はミライとラビーとバネッサか
(はっ…はぅ…ぁっ…いっちゃう…いっちゃう…はぅぅ)
静かに目を閉じて身体を震わせるクルス
(カイさま…気持ち良いです…んちゅ……ちゅ♡)
ただでさえ、小さい声で話すクルスが更に小さい声でカイの耳にだけ届く様に囁いてくる
背中がゾクゾクして止まらない…
ドピュゥゥゥ!
ドピュルルル!
ビュブルル!
(あっあっそんな!いきなりっいっちゃ!♡♡♡いっくぅぅぅぅ!!!)
ビクンビクンビクンビクン
…誰かいる?
…何か聞こえたよね
…温泉だと匂いわかんない
叫び出しそうなクルスの口を口で塞ぐ
(ふぅぅぅぅ♡ほれよへいいっひゃうううう♡)
まじか、ごめん
(いまはなしちゃ…だめえええええ!!)
「んはああああああああ!!!」
「わっなになに?ってクルスちゃん!」
「カイさんもーいたー♡」
「抜け駆けズルイですよー」
結局バレた…
その後に3人にそれぞれ訳を話して口止めに相手をする事になった
……俺が悪いんだろうか?
【激闘卓球大会準決勝①マイアvsメリウス】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クルス達がカイの上で腰を振っていた頃
卓球大会はより熱くなっていた
準決勝ではマイアとメリウス戦とエリスとアリア戦
2つの卓球台の上で素人とは思えないスマッシュの様な勢いで球が弾け合う
「はい、危険ですのでそれ以上近寄らないように、選手の皆さんも身体を狙うのは止めて下さいねー」
進行役のルシーダが注意喚起を促すが当人達は聞こえてない
「メリウスさん……行きます……」
「来なさい、マイアちゃん」
天高くオレンジ色のピンポン玉が投げられる
メリウスはマイアの手元から目を離さない
シュバン
誰が見ても消えたとしか思えないマイアのサーブでオレンジ色のピンポン玉がメリウスの横を通り抜けた
………ように見えた
勝利を確信したマイアはガッツポーズ!
「しゃあ!」
パン!
ピンポン玉が身体の横を通り抜けたのはマイアの方だった
ジュース!
サーブ、マイアさんに交代!
「は?」
何が有ったのか分からないマイアは一瞬呆けた
……ねっねえ?今、メリウスさん消えなかった?
……うん、マイアちゃんの勝ちだと思った
「油断するのが早いわよ?マイアちゃん?」
ニコリと笑うメリウスは超本気だった
「……絶対負けない、おにぃちゃんは譲らないわ」
2人の気迫に会場が揺れ始める
「はい、観客の皆さんは選手の後ろに立たないでねー、死んじゃうから、マジで」
【激闘卓球大会準決勝②エリスvsアリア】
普通にカコンカコンとラリーを続けるエリスとアリア
「結構楽しいわねこれ♪」
「本当に、良い汗流せるわ♪」
ここまで無難に勝ち上がって来ていた2人はお互いの手の内を見せなかった
……こっちは普通ね、ほのぼのして良い感じ
……あっちは殺伐としてきたもんね
そんな筈は無かった
のほほんとしながらお互いに譲らないが
ついにアリアがマッチポイントを迎え、エリスは後が無くなる
「あぁぁ…これは負けたわ、仕方ないわね…次も頑張ってね、アリア」
ニッコリ笑ってラケットを左手に持ち替えて挨拶に手を伸ばす
エリス
「エリスちゃん…ありがとう♪」
それに応えようとアリアはラケットを降ろして台の横に移動する
カコン
「……え?」
ジュース!
サーブ権はアリアさんに移行します
「ふふ、私、実は左利きなの」
「ちょっと……今のは汚いんじゃない?」
「あらあら?勝てば官軍なのよ?知りませんでしたか?」
爽やかな笑顔で返すエリスにアリアはコメカミに血管が浮き出る
「そういうセリフは……勝ってから言いなさい」
更に挑発するエリスは笑顔が黒い
「上等ですわぁ…相手してあげるから、かかって来なさい」
ゴゴゴゴとこちらの会場も揺れ始める
「はい、そっちの観客も離れて下さいねー、間もなく血の雨が降りますー」
……どうしよう、こっちも怖すぎるんですけど
……これがフロンティアメンバーの本気なの?
【激闘卓球大会エリスvsメリウス】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はい…それでは決勝を始めますねー」
「きぃぃぃぃーーー悔しい!」
地団駄を踏むのは普段からは想像もつかないアリア
結局冷静差を欠いてサーブに失敗し、更に挑発されたアリアは
エリスに呆気なく負けた
「うえええええん!!負けたぁ!!!」
泣きべそをかいてるのはマイア
地力の差を見せつけてられたが必死に喰い下がるも、
鬼と化したメリウスには歯が立たなかった
テーブルの前に立つ2人
「あら、お母様が決勝の相手ですの?」
「エリスちゃん…良くここまで残ったわね、お母さんも鼻が高いわ」
「負けて良い勝負は無い…そう育てられましたから」
「ふふふ、その通りです、だから…本気で来なさいエリスちゃん♡」
「そんなお母様に本気だなんて…私はお母様に譲るつもりです、どうぞ遠慮なくサーブをどうぞ♡」
「…ありがとう、エリス、でも何でラケット右手に持ってるのかしら?貴女…左利きよね?」
「………あら?本当ですね、皆さん右手に持つから移ったみたい」
簡単に見破らるメリウスと
見破られても平然と立て直すエリス
「……正々堂々やりましょう?遠慮はいらないわ」
「……そうですか、では本気で行かせてもらいますね」
「はい、怖いので余り本気を出さない様にお願いしますね~割と本気で!」
メリウスがオレンジ色のピンポン玉を投げた瞬間
バレーボールのAクイックの様に唐突にメリウスの手が消え
シュパーン
とエリスのゾーンにドライブが効いたサーブが入る
エリスは予想していたのかなんと、それをカットで返す
「甘いですわ!」
強烈なバックスピンクが掛かったピンポン玉はネット擦れ擦れに落ちて
着地と同時にネットに食い込み落ちる
エリスさん1ポイント!
1-0
サーブ権!エリスさんに移行します
力技では勝てないと分かっていたエリスはカット勝負に出た
「やりますわ、流石はエリスちゃん」
「お母様の教えの賜物です♡」
今度はエリスがピンポン玉を高く上げる
腰を落としてジャンプするかのようにギリギリ迄回転を高める
ぎゅん!ぎゅん!と
着地して曲がるピンポン玉はメリウスから逃げるように弾む
「これて2ポイント目!」
エリスが油断する
「甘いです」
カーン
恐ろしい速さでエリスの横を飛んでいく
卓球台が少しだけ焦げ臭い…
……やっぱり消えたよね?また消えたよね?
……ほう、やるでは無いか、今度手合わせお願いしようかのう
……マイアちゃん怪我しなかった?
……あぁなると手が付けられなかったの
「……はい、メリウスさん?1ポイント?」
1-1
サーブ権メリウスさんに移行します…誰か審判変わってええ!!
命の危険を感じて涙目になるサリー
「何だ?卓球やってたのか?面白そうだな!」
~「「「「「カイさん」」」」」~
温泉で4人の女を昇天させたカイが賑やか声に釣られてやって来た
「サリー、審判変わろうか?」
「是非!!」
殺伐とした空気は一瞬でピンク色に変わった
「うふふふ♡スポーツは楽しまないとねエリスちゃん♡」
「え?…そうですねぇ♡お母様の言う通りですぅ♡」
2人の変わり身の速さに全員が戦慄した
「えーと1-1か、5ポイント先取で勝ちか?」
「はい♡審判お願いします♡」
「分かった、じゃあがんばれよ2人とも!」
「「はい♡」」
メリウスが普通の極々普通のサーブを打つ
「きゃああ!!」
何とか打ち返すがそのまま倒れるエリス
「「「「は?」」」」
全員がハモった
「おっおいエリス大丈夫か?」
「お母様…強すぎます」
200%嘘泣きだと分かるその姿に
メリウスのコメカミに血管が浮く
「ちょっとエリス…」
卓球台の横を進み始めるメリウスを尻目に
カコン、コンコンコン…
高く打ち上げられたピンポン玉がメリウスのゾーンに落ち飛んで行った
「あ…」
エリス1ポイント
2-1
サーブ権はエリスに移行だ
エリスがカイに見えない角度でニヤリと笑う
「くぅぅ…」
メリウスが歯軋りする
「それじゃあ…いきますね、お母様」
「ええ…来なさい」
ポコん
ゆるゆるのサーブがメリウスのゾーンを弾む
パーン
「え?」
「ふふふ、駄目よエリスちゃんスポーツは真剣にやらないと」
「おおお、ナイスレシーブだ、流石だなメリウスは」
「はい♡ありがとうございます」
「えーっと、2-2、サーブはメリウスだな」
……どっどうなるのこれ?
……分かんない、勝負に走ったメリウスさん
……カイさんの前で猫被るエリスさん
……試合に勝って勝負に負けるか
……試合で負けて勝負に勝つか?
「お母様…強すぎます…」
エリスは試合を捨てた、全員がそう思った
「エリスちゃん…優勝は譲れないの」
「2人ともまだ同点だ、精一杯やれよ?」
メリウスが今度は高く玉を上げる
殺気は篭って無いが、本気のスピードだ
「・・・」
ヒュン
メリウスの横をドライブの効いた球が弾んで飛んでいく
「おおおお!やるなぁエリス!3-2だサーブはエリスだ」
「私も優勝は譲れない…思い出しましたわ」
優勝はカイを馬車で1日独り占め、女が増えた今では滅多に訪れない甘い時間しかも、邪魔は絶対入らない
「2人とも本気だなあ、いいね熱い勝負!どっちも頑張れ」
呑気に応援するが、2人はその様子に段々安心する
……本気でやって構わないと
そして親子の長い戦いの末、
遂に勝負は決まった
「ああぁ!!」
渾身のカットレシーブに芯を外したメリウスの球がネットに食い込み落ちた
15-13!
エリスの勝ち!
メリウスは泣きべそをかきながらカイに抱きつく
これまでの戦いが嘘だったような仕草だが、
試合に負けた以上勝負に勝つ方を選んだメリウス
あざとぉー!
エリスも含めた全員が思った
「ほら泣くな、よく頑張ったよメリウスは」
「ううっぅぅ…はい…もっと撫でて…」
「えーーー、それでは第一回、アリーマ杯はこれにて終了です
フロンティアメンバーの部はエリスさん
冒険者&モンスター娘の部はアスピケドロンさん
妊婦&一般の部は香織さん
それぞれ帰りの道のり1日カイさん独り占めです、
夜は大人しく寝てくださいねー」
・・・なんの話しだ?
女達の戦いは無事?終わりタイラント一行は帰り道についた
サリーはアリーマ杯を封印する事を決め、
アリーマはこの後、大陸中に観光地として名を広めていく事になった
そして冬が終わり…遂に春が訪れた
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「えーそれでは、第一回アリーマ卓球杯を開催します!」
「提供はログハウス及び、商会です!ミライさんに拍手ー」
ピーピー!パフパフ!ドンドンドン!
昔のアイドルの水泳大会のような盛り上がり方だ
「司会、進行を務めるのは私、ルシーダが務めさせて頂きます」
ルシーダさんがんばってー♪
「なお、カイさんの体調を損なわない目的の為、帰りの道すがらでは夜の性行為を禁止します」
booouu!
booouu!
やけに発音の良いブーイングが殺到する
「シャッラーーーップ!
本大会で上位入賞者が馬車の中でスイーーートな一時を味わえます、皆んな頑張るように!!」
女達の目つきが変わった
「また、公平性を保つ為に、
フロンティアメンバーの部
冒険者&モンスター娘の部
妊婦さんの部&一般人の部
に分かれます、あっリディアさんはカイさんの拘束時間が長過ぎたので
今まで通り1週間に一晩というペナルティーがまだ終わっていませんので不参加です
「何でじゃああ!」
女達の熱い戦いが始まったが
景品扱いされていたカイは何も知らされず温泉を楽しんでいた
其処に1人の、女性が入ってきた
「あれ?クルス、なんか馬車の件で話し合いしてるんじゃ無かったのか?」
「ゲームで決めてたんですが、一瞬で負けました…」
「ははは、それは残念だったな」
「いえ、お陰で2人きりになれました♡」
クルスはホムンクルスで以前塔の中で出会った子だ
身体は小さいがツルペタって訳じゃない
本人曰く、精力が活力だそうで定期的にチャージさせてくれと迫って来る
「あの…お願いしても良いですよね♡」
そう言ってカイの膝の上に乗って来る
「え?今からか?」
「まだゲーム終わりそうも有りませんし」
「ゲームって何してるんだ?」
「内緒です♡」
いつも鈴の音が鳴るように、小さい声で囁くように話すクルスは
カイの耳元でお願いしてくる
「また…再生しちゃいました♡破って下さいね♡」
「それ…痛くないのか?」
「それが良いんです♡カイさまの大きいので、プチプチってされるのが♡」
話しながらどんどん紅潮していくクルスはカイの肩から下腹部へと手を降ろしていく
太ももに挟み込み、はみ出た部分を小さな手で刺激を与え始める
「…大きくなって来ました♡少し上がって頂けますか?」
「あっあぁ…」
しがみ付くクルス事立ち上がり、浴槽の縁に腰を降ろす
挿れる前に必ず自分の唾でヌラヌラなるまで濡らすクルスは
何時ものように、カイのブツに顔を近づけていく
「スンスン…カイさまの匂い♡…いただきまーす♡」
先っぽにキスをするとヌプヌプッと遠慮なく飲み込んいった
ぢゅぷ…はむ…はぁ…はちゅ♡
んぷ…んぷ…ぢゅぱ…ぢゅるる♡
「はぁ……はぁ……じゃっじゃあ…さっそく」
準備を整えたクルスはカイに股がる
縦筋さえ見えない股を開くとカイのブツに近づけていく
一見するとセックスなんて無理だろうと思えるが、そうじゃない
ブツに股が付くと見えなかった縦筋が少し開き
埋まって行くとそれに合わせて広がっていく
「はっ…はっ…はっ…ぁっ…はいってっくるぅぅぅ♡」
プチプチプチプチィィ
何度やっても1日で再生するクルスはこの瞬間に絶頂を必ず迎える
涎を垂らして、根本迄飲み込み終わると暫くは自分からは動けなくなる
ピクンピクンとするクルスが落ち着くのを待っていると
誰かが入って来た
…あぁぁ…やられたー!くやしー!
…あと少しだったのにねー
…妊婦の部は香織さんの勝ちだったねー
(・・・カイさま、向こうに行きましょう、早く)
(え?何でだ?)
(抜け駆けしたのがバレると私にペナルティーが、生存に関わるのでお願いします)
命に関わると言われては仕方ないので、奥の方にある岩影に移動する
(はぁぁ…声出ちゃいそうですぅぅ♡)
(一回抜いたら良いじゃないか……)
(いっやっでっすう…このまま…もう少し…んふ…はぁ♡)
ちゃぷちゃぷとゆっくりとカイの上で身体を揺らすクルス
…はぁぁぁ気持ち良いー
…やっぱり温泉は最高だよねー
…遠いけど船使わないで来れるしねー
思ったより女達の声が近い
この声はミライとラビーとバネッサか
(はっ…はぅ…ぁっ…いっちゃう…いっちゃう…はぅぅ)
静かに目を閉じて身体を震わせるクルス
(カイさま…気持ち良いです…んちゅ……ちゅ♡)
ただでさえ、小さい声で話すクルスが更に小さい声でカイの耳にだけ届く様に囁いてくる
背中がゾクゾクして止まらない…
ドピュゥゥゥ!
ドピュルルル!
ビュブルル!
(あっあっそんな!いきなりっいっちゃ!♡♡♡いっくぅぅぅぅ!!!)
ビクンビクンビクンビクン
…誰かいる?
…何か聞こえたよね
…温泉だと匂いわかんない
叫び出しそうなクルスの口を口で塞ぐ
(ふぅぅぅぅ♡ほれよへいいっひゃうううう♡)
まじか、ごめん
(いまはなしちゃ…だめえええええ!!)
「んはああああああああ!!!」
「わっなになに?ってクルスちゃん!」
「カイさんもーいたー♡」
「抜け駆けズルイですよー」
結局バレた…
その後に3人にそれぞれ訳を話して口止めに相手をする事になった
……俺が悪いんだろうか?
【激闘卓球大会準決勝①マイアvsメリウス】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クルス達がカイの上で腰を振っていた頃
卓球大会はより熱くなっていた
準決勝ではマイアとメリウス戦とエリスとアリア戦
2つの卓球台の上で素人とは思えないスマッシュの様な勢いで球が弾け合う
「はい、危険ですのでそれ以上近寄らないように、選手の皆さんも身体を狙うのは止めて下さいねー」
進行役のルシーダが注意喚起を促すが当人達は聞こえてない
「メリウスさん……行きます……」
「来なさい、マイアちゃん」
天高くオレンジ色のピンポン玉が投げられる
メリウスはマイアの手元から目を離さない
シュバン
誰が見ても消えたとしか思えないマイアのサーブでオレンジ色のピンポン玉がメリウスの横を通り抜けた
………ように見えた
勝利を確信したマイアはガッツポーズ!
「しゃあ!」
パン!
ピンポン玉が身体の横を通り抜けたのはマイアの方だった
ジュース!
サーブ、マイアさんに交代!
「は?」
何が有ったのか分からないマイアは一瞬呆けた
……ねっねえ?今、メリウスさん消えなかった?
……うん、マイアちゃんの勝ちだと思った
「油断するのが早いわよ?マイアちゃん?」
ニコリと笑うメリウスは超本気だった
「……絶対負けない、おにぃちゃんは譲らないわ」
2人の気迫に会場が揺れ始める
「はい、観客の皆さんは選手の後ろに立たないでねー、死んじゃうから、マジで」
【激闘卓球大会準決勝②エリスvsアリア】
普通にカコンカコンとラリーを続けるエリスとアリア
「結構楽しいわねこれ♪」
「本当に、良い汗流せるわ♪」
ここまで無難に勝ち上がって来ていた2人はお互いの手の内を見せなかった
……こっちは普通ね、ほのぼのして良い感じ
……あっちは殺伐としてきたもんね
そんな筈は無かった
のほほんとしながらお互いに譲らないが
ついにアリアがマッチポイントを迎え、エリスは後が無くなる
「あぁぁ…これは負けたわ、仕方ないわね…次も頑張ってね、アリア」
ニッコリ笑ってラケットを左手に持ち替えて挨拶に手を伸ばす
エリス
「エリスちゃん…ありがとう♪」
それに応えようとアリアはラケットを降ろして台の横に移動する
カコン
「……え?」
ジュース!
サーブ権はアリアさんに移行します
「ふふ、私、実は左利きなの」
「ちょっと……今のは汚いんじゃない?」
「あらあら?勝てば官軍なのよ?知りませんでしたか?」
爽やかな笑顔で返すエリスにアリアはコメカミに血管が浮き出る
「そういうセリフは……勝ってから言いなさい」
更に挑発するエリスは笑顔が黒い
「上等ですわぁ…相手してあげるから、かかって来なさい」
ゴゴゴゴとこちらの会場も揺れ始める
「はい、そっちの観客も離れて下さいねー、間もなく血の雨が降りますー」
……どうしよう、こっちも怖すぎるんですけど
……これがフロンティアメンバーの本気なの?
【激闘卓球大会エリスvsメリウス】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はい…それでは決勝を始めますねー」
「きぃぃぃぃーーー悔しい!」
地団駄を踏むのは普段からは想像もつかないアリア
結局冷静差を欠いてサーブに失敗し、更に挑発されたアリアは
エリスに呆気なく負けた
「うえええええん!!負けたぁ!!!」
泣きべそをかいてるのはマイア
地力の差を見せつけてられたが必死に喰い下がるも、
鬼と化したメリウスには歯が立たなかった
テーブルの前に立つ2人
「あら、お母様が決勝の相手ですの?」
「エリスちゃん…良くここまで残ったわね、お母さんも鼻が高いわ」
「負けて良い勝負は無い…そう育てられましたから」
「ふふふ、その通りです、だから…本気で来なさいエリスちゃん♡」
「そんなお母様に本気だなんて…私はお母様に譲るつもりです、どうぞ遠慮なくサーブをどうぞ♡」
「…ありがとう、エリス、でも何でラケット右手に持ってるのかしら?貴女…左利きよね?」
「………あら?本当ですね、皆さん右手に持つから移ったみたい」
簡単に見破らるメリウスと
見破られても平然と立て直すエリス
「……正々堂々やりましょう?遠慮はいらないわ」
「……そうですか、では本気で行かせてもらいますね」
「はい、怖いので余り本気を出さない様にお願いしますね~割と本気で!」
メリウスがオレンジ色のピンポン玉を投げた瞬間
バレーボールのAクイックの様に唐突にメリウスの手が消え
シュパーン
とエリスのゾーンにドライブが効いたサーブが入る
エリスは予想していたのかなんと、それをカットで返す
「甘いですわ!」
強烈なバックスピンクが掛かったピンポン玉はネット擦れ擦れに落ちて
着地と同時にネットに食い込み落ちる
エリスさん1ポイント!
1-0
サーブ権!エリスさんに移行します
力技では勝てないと分かっていたエリスはカット勝負に出た
「やりますわ、流石はエリスちゃん」
「お母様の教えの賜物です♡」
今度はエリスがピンポン玉を高く上げる
腰を落としてジャンプするかのようにギリギリ迄回転を高める
ぎゅん!ぎゅん!と
着地して曲がるピンポン玉はメリウスから逃げるように弾む
「これて2ポイント目!」
エリスが油断する
「甘いです」
カーン
恐ろしい速さでエリスの横を飛んでいく
卓球台が少しだけ焦げ臭い…
……やっぱり消えたよね?また消えたよね?
……ほう、やるでは無いか、今度手合わせお願いしようかのう
……マイアちゃん怪我しなかった?
……あぁなると手が付けられなかったの
「……はい、メリウスさん?1ポイント?」
1-1
サーブ権メリウスさんに移行します…誰か審判変わってええ!!
命の危険を感じて涙目になるサリー
「何だ?卓球やってたのか?面白そうだな!」
~「「「「「カイさん」」」」」~
温泉で4人の女を昇天させたカイが賑やか声に釣られてやって来た
「サリー、審判変わろうか?」
「是非!!」
殺伐とした空気は一瞬でピンク色に変わった
「うふふふ♡スポーツは楽しまないとねエリスちゃん♡」
「え?…そうですねぇ♡お母様の言う通りですぅ♡」
2人の変わり身の速さに全員が戦慄した
「えーと1-1か、5ポイント先取で勝ちか?」
「はい♡審判お願いします♡」
「分かった、じゃあがんばれよ2人とも!」
「「はい♡」」
メリウスが普通の極々普通のサーブを打つ
「きゃああ!!」
何とか打ち返すがそのまま倒れるエリス
「「「「は?」」」」
全員がハモった
「おっおいエリス大丈夫か?」
「お母様…強すぎます」
200%嘘泣きだと分かるその姿に
メリウスのコメカミに血管が浮く
「ちょっとエリス…」
卓球台の横を進み始めるメリウスを尻目に
カコン、コンコンコン…
高く打ち上げられたピンポン玉がメリウスのゾーンに落ち飛んで行った
「あ…」
エリス1ポイント
2-1
サーブ権はエリスに移行だ
エリスがカイに見えない角度でニヤリと笑う
「くぅぅ…」
メリウスが歯軋りする
「それじゃあ…いきますね、お母様」
「ええ…来なさい」
ポコん
ゆるゆるのサーブがメリウスのゾーンを弾む
パーン
「え?」
「ふふふ、駄目よエリスちゃんスポーツは真剣にやらないと」
「おおお、ナイスレシーブだ、流石だなメリウスは」
「はい♡ありがとうございます」
「えーっと、2-2、サーブはメリウスだな」
……どっどうなるのこれ?
……分かんない、勝負に走ったメリウスさん
……カイさんの前で猫被るエリスさん
……試合に勝って勝負に負けるか
……試合で負けて勝負に勝つか?
「お母様…強すぎます…」
エリスは試合を捨てた、全員がそう思った
「エリスちゃん…優勝は譲れないの」
「2人ともまだ同点だ、精一杯やれよ?」
メリウスが今度は高く玉を上げる
殺気は篭って無いが、本気のスピードだ
「・・・」
ヒュン
メリウスの横をドライブの効いた球が弾んで飛んでいく
「おおおお!やるなぁエリス!3-2だサーブはエリスだ」
「私も優勝は譲れない…思い出しましたわ」
優勝はカイを馬車で1日独り占め、女が増えた今では滅多に訪れない甘い時間しかも、邪魔は絶対入らない
「2人とも本気だなあ、いいね熱い勝負!どっちも頑張れ」
呑気に応援するが、2人はその様子に段々安心する
……本気でやって構わないと
そして親子の長い戦いの末、
遂に勝負は決まった
「ああぁ!!」
渾身のカットレシーブに芯を外したメリウスの球がネットに食い込み落ちた
15-13!
エリスの勝ち!
メリウスは泣きべそをかきながらカイに抱きつく
これまでの戦いが嘘だったような仕草だが、
試合に負けた以上勝負に勝つ方を選んだメリウス
あざとぉー!
エリスも含めた全員が思った
「ほら泣くな、よく頑張ったよメリウスは」
「ううっぅぅ…はい…もっと撫でて…」
「えーーー、それでは第一回、アリーマ杯はこれにて終了です
フロンティアメンバーの部はエリスさん
冒険者&モンスター娘の部はアスピケドロンさん
妊婦&一般の部は香織さん
それぞれ帰りの道のり1日カイさん独り占めです、
夜は大人しく寝てくださいねー」
・・・なんの話しだ?
女達の戦いは無事?終わりタイラント一行は帰り道についた
サリーはアリーマ杯を封印する事を決め、
アリーマはこの後、大陸中に観光地として名を広めていく事になった
そして冬が終わり…遂に春が訪れた
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