【R-18】異世界で開拓?

甘い肉

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二章:領土拡張編

30話:初めてのツガイ(#)

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「カーイ様♡」


 冒険者ギルドに入り、タカシの居るマスタールームへと向かうカイに声を掛けて来たのは、エヴァーレスの温泉でカイの女となった冒険者のレーナだった

 温泉で出会った頃、大人しくムッツリだったレーナは今も冒険者を続けていた。

 束縛されない冒険者の方が性に合うらしい


「レーナか、今日はいつもより積極的だな?」


 俺の腕を両手で抱きしめてくるレーナ


「最近来てくれなかったから寂しくて♡」

「いや…三日前に朝まで一緒だったろう?」

「三日も前の話です♡」

「ははは、悪かったよレーナ、ただ今日はタカシに用があるんだが…そういえばレーナは海の魔物について詳しい奴を知らないか?」


 冒険者同士の方が分かる話しも有るかも知れないと、軽く聞いてみると…


「え?私結構詳しいですよ?」

「おおっ!それは本当かい?」

「私、元々は海軍でしたから」

「そうだったのか……ちょっと一緒に来てくれるか?」

「はい!喜んで♡」


 嬉しそうにしがみ付くレーナを廻りで冷やかす奴は居ない
 相手がカイだからというのもあるが、普段カイには見せないが、
 男勝りな性格なのだ




 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「タカシは居るか?」

「カイ様!ようこそ冒険者ギルドへ」


 タカシの居るマスタールームへ入ると応対してくれたのはサーナだった


「やあ、サーナ、元気そうで何よりだ」

「カイ、俺の女に手を出すなよ?」


 笑顔で対応するサーナに嫉妬し声を尖らせて
 そう言って来たのは執務用の椅子に座っていたタカシだ


「出さないよ、約束したろ?」

「そうだけどな…で、何の用だ?まだ砂漠の調査なら終わってないぜ?、」

「砂漠は一時中止だ……その2人はどうした?」


 ビクリと震える背中に羽を生やした女性2人がソファに座っていた、
 姿勢を正しくする黒い羽のミセイレとミセイレに縋り付く白い羽のセイレンだ


「ああ……砂漠で拾ったんだけど名前以外何も話さない、どうしようか困ってたんだ」


 先程まで2人を放っておきサーナと始めそうになったタカシは今一つ調子に乗れずに誤魔化すように頭を掻く


「うそ?もしかして…セイレーン族?」


 カイの後ろからひょっこり顔を出したレーナが2人を見て呟くと
 ソファに座った2人がビクリとする


「レーナ分かるのか?」


 タカシもサーナもあっさり2人を見抜いたレーナに驚く


「ええ、海のサキュバスと呼ばれています…普通陸地では見る事の無い魔物ですよ」

「「「海の魔物……」」」

「タカシ……この2人は俺が預かる、構わないな?」

「それは構わないが、砂漠の調査中止と何か関係あるのか?」

「それは……」


 カイはここに居る人間を見渡して問題ないと判断する、
 2人のモンスター娘は恐らく今回のクエストの関係があるとカイは考えた


「次の春までにスタンピードが発生する…海からな」

「「スタンピード!?」」

 サーナがその言葉に過剰に反応し、2人も顔を伏せる、
 タカシはよく分かっていない


「そう、海から大量の魔物で大侵攻だ、数は百万」

「ひゃっ百万なんて、そんな数、あり得ません!」

 サーナが絶叫するように反応を返す

「いや、それでも最低でって数字なんだよ」

 カイ以外の全員が蒼白していく

「だからタカシは、とにかく人員を増やす事に全力を注げ、後は防衛線や砦の建設にもギルドで力を貸してくれ」

「いや、そりゃやるけど百万なんて無理だろ?どうすんだよ?!」

「二十万なら何とか出来る、それがこっちのギリギリだ、だから敵の数を減らす……方法は今考えてる所だ……このタイミングで現れたそこの2人は何かしら関係があるはずだ、そこの2人…名前は?なんて呼べば良い?」

「私は、ミセイレ…こちらはセイレンだ」

「ミセイレとセイレンか、良い名前だ、それじゃあ2人に話しがある、ついて来て欲しい…酷い目には合わさない、約束しよう」

「カイさま!海のサキュバスを2人なんて危険です!枯れちゃいます!」


 …レーナは何の心配してるのだろうか?


「大丈夫だよレーナ、危ない事はしないよ、悪いがログハウスに戻って、2人を連れて「明日」帰る事を皆んなに伝えて欲しい、決して問題は起こさせない」


 カイは本気で海の魔物をログハウスに連れてくとレーナは確信する

 魔物をログハウスに入れるにはエネミーチャームで味方属性にする必要があり、屈服させる必要がある


「はあ……三日ぶりなのに…わかりました…終わったら私の番ですよ?」

「ありがとうレーナ、約束だ」


 レーナはログハウスへと向かっていった
ゲスト登録出来る様になっていたのでログハウス内のみ立ち入りできるのだ

 カイとセイレーンの2人が出て行くと
 モンスター娘に興味が湧かない事に困惑したタカシは、ミーコを呼んで見たがいつも通りに興奮し、サーナと3人で身体を重ね始めた





 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 カイとその後ろを歩く2人のセイレーン


「セイレンは何があっても私が守るから」
 呟くように隣で並び歩くセイレンに話しかける


「大丈夫です、この塔を見た時は巨大過ぎる力で不安だったけど、この人は安心できます」

「セイレン……あなたまさか…」
「どうしたの?ミセイレ?」


 セイレーンが男性を見て安心する事は無い、食欲が湧くだけだ、
 ただし本能で番いを選んだ時、食欲以外の感情が生まれる


「いや……何でもない、きっと気のせいね」

(身体も交わせていないのに?そんなの有り得ない……けど何故か惹きつけられる、このカイって男の背中に……まさか私も?)

 カイは2人が逃げ出さない様に、また手を出しやすくする為に【誘惑のスキル】を発動させていた、





 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 タイラントの領主館
 塔の中に入れない住民や代表とのやり取りをする為にクルスが用意した領主館

 昼間は殆どクルスが仕事をしていて、都市開発を進めているが
 十三層攻略後は温泉街の開発に手伝いに向かった、スタンピードに備えて防衛の備えに変更が必要になったからだ

「そこら辺に座ってくれ、喉乾いてないか?」


 そう言ってカイはワインとチーズを用意してソファの前のテーブルに置く
 砂漠から救われたが碌に食べていない2人は喉を鳴らす


「警戒しなくて良いから、とりあえず食べなよ、食事の用意もさせているから」


 海の幸の香りが2人を更に刺激させ、グウウとお腹を鳴らす


「ほら、毒なんて入っていないから」

 テーブルに置いたグラスにワインに口をつけ、安全だと示して再びテーブルに置くと、セイレンから手が伸びる

 (良い香り……美味しそう).

 カイが口を付けたグラスからワインを飲み干していく


「はぁ美味しいです♡」

 頬に手を当てて満足そうに呟くとそれを見たミセイレも

「私も……本当に美味しい……なんだこの水は?」

「ワインを知らないのか?あまり飲み過ぎないようにな?これも合わせると良いよ」

 チーズを摘んで見せると2人もそれに続いて行く

 その後メイドによって運ばれてた焼き魚を大喜びで2人は平らげていく

 いつの間にかカイは2人の間に入り、酌を取り合い、女たちの機嫌を取っていた


「はふぅ……目が回ります☆」

 セイレンはカイの肩に頭を乗せて目を閉じる

「セイレン、だらし無いですよ!」

「まあまあ、色々あったんだろ?疲れてるんだそっとしておこう」

 そう言って、ミセイレの肩に手を廻すカイ

 (……あ…わたしも…ドキドキしてる?)


「そっそれで…はっ話しを聞きたいんじゃないのか?さっきから全然私たちの事聞いて来ないけど?」

 カイはミセイレの細い肩に少しだけ力を込め

「ミセイレの事がもっと知りたい…」

「わたし?……え?」

 肩に置かれた指の動きが軽くさすられているようで妙に気になる

「私は…セイレーンで…セイレンの…姉よ」

「どうりで良く似ている、2人とも綺麗だしな、決まった相手はいるのか?」

 肩に置かれた手が二の腕を包むように大きな手に握り締められ、
 ゾクっと背中を何かが走る

「き綺麗じゃない…です…相手も居ない」


「そうなのか?勿体ないな?」

「別に!決まった相手が居ないってだけで……困ってない……そういう種属なんだ」

 大きな声が尻すぼみに小さくなっていく、自分が恥ずかしい事を言ってる気がしてしまうのだ

「そうか……どんな所なんだ?ミセイレの普段いる場所は?」

 二の腕を掴んで手が太ももに置いたミセイレの手を上からぎゅっと握りしめられる

 (なんで手を握るんだ?ドキドキしてる!私!ドキドキしてる!)

「いっ良い場所だよ…魚がいっぱいで…夕陽が綺麗だし…仲間もいっぱいいた…」

 動揺を隠そうと必死に答えるが辿々しい

「そうなのか、ミセイレは其処でどんな事をしていたんた?」

「わっわたしは……ん」

 ミセイレの手を握ったままカイの手がミセイレのお腹に当たる
太ももからスカートがずらされて白い肌が少し露わになる

「ミセイレの身体は柔らかくて気持ちいいな?」
「ばっばか言うな」

「それで?ミセイレは何をする人だったんだ?」

 (お腹さすらないで!恥ずかしいから!)

 カイの手を止めたいが片方は上から押さえつけられ、
 片方はグラスを持っているがそちらも抑えられて、全く自由に動けない

「わっわたしは…セイレンの護衛だ…」
「護衛?ミセイレがセイレンの?」
「そう…だっだから…ちょっと手を………離して」

「手を?どっちの?」

「両方ともよ」

「両方とも?良いのか?自由にして?」

「え?なっっだめ…」

 ミセイレの手を離したカイはお腹をさすっていた手で胸を、
 グラスを持っていた手を内ももへと滑らせるので、
 結局両手でカイの手を抑える事になる

「言った通りだろ?」

「はふ…んん…だめ…だめよ」

 再び手を離して、ミセイレの両手を恋人のように握りしめる

「今度は離さない方が良い」

「・・・」

 (大きい手、あったかい、ゴツゴツしてるのに、優しかった)
 手は身体から離されたが、カイとの距離は近いままだ、妙に身体が熱い、熱に浮かされたようにフワフワとして思考が纏まらない

「なんで陸に上がったんだ?海で何があった?」

「それは…仲間が逃げろって…危ない事が起こるからって」

「危ない事、それで陸に逃げたんだな?」
 (ちかいよ…顔がちかい…)

 コクリと頷くミセイレ

「良い匂いがするな?ミセイレは」

 首筋に顔を埋められ、チュッとキスをされる

「っん!はああん!」

 カイの手を繋ぐ両手に力が込められる

「敏感だな、、可愛いなミセイレは」

「ちがっ…さっきからなんかおかしいの」
「どうおかしいんだ?」
「……ドキドキする…こんな感覚しらない」
「ドキドキした事ないのか?男といて」

「しない……」
「もっとドキドキしたいか?」
「したくない…こわい」
 顔をふるふると横に振るう

「キスしたらきっと落ち着く」
「うそよ……」
 (うそ!うそよ!だって言われただけで心臓が破裂しそう)

「本当だ、嘘はつかない、嫌ならすぐ止める」
 抱きしめた身体を更に引き寄せる

「かおちかいよ…」
「嫌なら逃げれは良い」

「・・・」

 ちゅ……

 唇が重なり、お互いの体温と一緒になるまで離れなかった

「落ち着いた?」

「・・・まだ、もっと」

 カイの手を離した首に手を廻すミセイレ

「……ミセイレ…抜け駆けはだめぇ……むにゃむにゃ」

「……ベットに行こう」
「…うん♡」

 酔い潰れたセイレンをソファに寝かせ、
 ミセイレをお姫様抱っこで持ち上げ、ベットに運ぶ
 その間ずっとキスが続けられた

 (信じられない…セイレンは一生ツガイが見つからないのが普通なのに、身体がこんなに反応しちゃってる、ごめん……セイレン)

 はふ…んちゅ…ちゅ…ちゅっぢゅーっちゅろっんっちゅぱ
 (キス♡止められない♡ずーっとしてたい♡)

 ベットの上でカイの首と頭を抱きしめ、脚も腰に絡みつき、
 下からしがみつくミセイレをカイは抱き上げて、座位に移動する
 スカートをまくり中に手を滑らせると下着を履いておらず
 太ももは既に蜜でベタベタになっている

 下着履いてないんだな
 そう言いたいが、唇は隙間なくミセイレに塞がれている

 膝立ちになりズボンとパンツを下ろすがその間もミセイレは離れない
 羽を持つセイレンは大人の身体だが、マイアのように軽い、

 パンツから解放されたブツがパチンとミセイレの尻を叩く

 (いたい…今の何?……え?ナニ?これがカイの?!)

 視線を下に下げると太いブツの一部が見え、股の下に擦られてるのがわかる

 (欲しい…これ欲しい…)

 お尻の割れ目を擦るブツを何とか入れようと腰を動かすが
 キスをやめられないミセイレはすがるようにカイを見つめる

 (欲しい!入らないの!いれて!いれて!入れてよう!)
 必死に腰を振り、下腹部から時折プシ!プシ!と潮が飛ぶ音まで聞こえる、ミセイレにカイはブツを当てると

 ミセイレの貝口は既に開き、膣口が嬉しそうにブツを飲み込んでいく
 (くる、どんどん抉ってくる!凄い!)

 奥にドン!衝撃を与えられ、カイの唇から離れ雄叫びのような嬌声が上がる

「”ん”お”!お”お”お”お”う”う”う”!」

 ビグンビグンビグビグ!!ビグビグ!

 ミセイレの意識の遥か先で膣がブツを求め柔らかく肉が熱く焼かれたように熱を持って締め上げ、揺れ始めカイを攻め上げる

 おお?凄いぞこれ?バキュームみたいだ!

 ドピュルルル!ドピュルルル!ドピュルルル!ドピュルルル!
 ドピュドピュ!

 膣内の子宮に注ぎ込まれ、溢れるが余りの締め付けに隙間がなく逃げ場の無い精液に子宮が膨らみ始める

 精液でお腹が膨れるという未体験の感覚にミセイレの意識が更に高い所に飛んで行く

 アヘ顔のミセイレはベットの上で仰向けになり、ブツが抜けると
 白い水たまりが出来ても、ミセイレは幸せそうな顔をしていた

 これで終わりかと思ったが……違った……

 ミセイレが気絶したと思ったカイはセイレンが寝ているソファに向かい、ソファに横寝しているセイレンを見ると
 背中から白い羽を伸ばし、青いロングストレートは背中の辺りまで延ばしていた、
 ギルドで用意させた白のワンピースで片腕を枕にして目を閉じ、
 薄く空いた唇から、すーすーと吐息が漏れていた、
 ワインのせいか頬がやや紅潮してミセイレより少し若い印象が背伸びしているように見える

 セイレンの横に座ろうとした時、

「今度は私の番よ?」
「ミセイレ、もう回復したのか?」

「もっと欲しいから…だめ?♡」

 海のサキュバスを甘く見ていた…

 ソファに腰掛けたカイに自ら跨るミセイレに

 横で寝ているセイレンは心なしか眉間にシワがよった気がした
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