【R-18】異世界で開拓?

甘い肉

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一章:開拓編

8話:ひとりぼっち(♯)

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 ログハウスに戻った俺はシステムウィンドウを確認した
 名前:ミツルギ・カイ(男)
 年齢:18
 職業:騎士
 状態:普通
 レベル:25
 HP 1500(最大1500)
 MP 250(最大300)
 力 580
 敏捷 270
 体力 700
 知力 93
 精神力 184

 アクティブスキル:
 パリィ(10/10)
 ソードバッシュ(10/10)
 見切り
 ソードスラッシュ改
 気配探知(10/10)
 シールドバリア(new)
 エネミーチャーム(new)

 パッシブスキル:
 絶倫、性心共有、発情のフェロモン、誘惑のフェロモン

 女神の加護(性交渉する事でレベルアップ、複数人と性交渉する事でクラスアップできる)
(経験人数8人)


 クラスが剣士から騎士にクラスアップされていて、
 ステータスも桁外れに上がっている。

 ログハウスの仲間達に5層攻略を開始する事を告げると、マイアとメリウスからストップがかかる。
 アリアとエリスも不安な様子だ、


「おにぃちゃん!一人で攻略はいくらなんでも無理です!」


 反対するマイアを抑えて、メリウスが問いかける


「……本当に大丈夫なんですか?」

「あぁ、問題ないと思う」

「わかりました」

「メリウスさん!」

「マイアさん、信じて待つのも妻の勤めですわ」

 元公爵夫人たるメリウスの言葉にマイアも反論はできず、渋々だが、納得してくれた


「それじゃぁ行ってくる、無理はしない、必ず無事で戻ってくるよ」


 エリス、アリア、マイア、メリウス、4人の女達を抱きしめた後に、
 俺は5階層の扉を開ける、

 扉の向こう側は一階層のように広い広間で同じように魔物に埋め尽くされていた、


「1階層と同じ?………いや全然違うな」


 広さが全然違う、無機質な一階層と比べて外のフィールドのようだし、やたらと広いし、5階層の魔物の強さが違う、そしてなにより、全ての魔物が一斉にこちらに襲いかかってきた。



ーーーーーーーーーーーーーーー
 「馬鹿ね……準備が足りないのに気がついてない」


 管理者は5階層に挑戦するカイの様子を覗いていた

 通常、フロンティアメンバーは他のエリス達の様に戦う事でレベルが上がる、その恩恵は絶大だが、これまで開拓が成功した事は一度も無かった

 それ程までに厳しい世界で、女とセックスすればレベルが上がるカイは完全に異質な存在だった


「……仕方ない……少し教育が必要なようです」


 他に誰もいない空間で管理者はそう呟くと、姿を文字通りの意味で消していった

ーーーーーーーーーーーーーーー

【5階層】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 最初に襲いかかってきたのは
 ホワイトベアーが三体、背丈が3メートルも無ければシロクマなのに

 ソードスラッシュ改を横薙ぎに払うと三体纏めて胴体が横にずれて崩れ落ちる

 ホワイトベアーの後ろから突っ込んで来たのは真っ赤な体毛を逆立てるレッドボアーが5体だ、正面の1体をソードバッシュで吹っ飛ばし、横を通り抜けた赤い猪を1匹を蹴り飛ばし、もう1匹をソードバッシュで片付ける

 残りの2匹を片付けようとした所で、
 横から槍が飛んでくる

 槍の主はオークロード、普通のオークと違って鎧が立派だ。
 槍を掴んで、槍ごとオークロードの巨大を振り回し、仕損じた猪とオークロードを纏めて仕留める

「ウオォーーーーン!」

 少し離れた所で角が生えた黒い犬が遠吠えする

「五月蝿え!」

 オークロードの死体を投げ「ギャイン」と情け無い声を出した犬っころは潰され死ぬ

 息つく暇もなく、巨大な斧か四枚振り落とされる

「シールドバリア」


 頭上で斧がバリアに当たって止まる
 オーガが4匹

 再び振りかぶるオーガの懐に入り腹に拳をめり込ませる、
 吹っ飛ぶオーガに一瞥もせず残りのオーガが怒りの咆哮を上げながら再び斧を奮う
 俺は更に1匹の懐に入り吹き飛ばす、残り2匹が戦慄する
 ゆらりと踏み込む俺に巨大な壁が正面から叩きつけるように迫る

 ジャンプでギリギリ躱すと、襲ってきたの壁じゃなく、デカイ蛇の尻尾だった。
 巻き込まれたオーガは壁に挟まれぺしゃんこだ

 ジャンプで上に飛んだ俺は大蛇と目が合う


「あ、やば」


 デカイ顎門が広がり俺を飲み込もうと突っ込んで来た
 シールドバリアはまだリキャストが完了していないみたいで発動しない、防御するにも一飲みにされそうなくらいデカイ口が狭ってきた

「何してるのっ!スキル使いなさいよっ!」

 誰かの声が聞こえて来て、いま使えるスキルを条件反射の様に叫んだ

「シャアアァッ!」エネミーチャーム!

 
 使い所の分からないスキルをダメもとで叫んで見た、これで駄目なら腹の中から突き破って出るしか無いけど、気持ち悪すぎる
 
 間に合わないか?迫る巨大な顎門にそう思ったが俺の直前で止まってくれた

 舌がチロチロと俺の頬を舐める

 ……間一髪で間に合ったようだ。


「間に合って良かったわね、今のは最初の一回だけ、相手の強さに関係なく成功するようになってたんじゃない?だって貴方より全然強そうだったし」

「確かにあのままじゃ負けてたかもな……とにかく助かったよ、所で此処には一人しか入れない筈なんだけど、君は何者なんだ?」


 カイにスキルを使えと叫んだのは、水色の長い髪を束ねた、冒険者の様な格好をした一人の女性だった


「私はアンギス、フロンティアメンバーの一人何だけど、塔を攻略している内に仲間とハグレてしまってね……この階層は一人じゃどうにもならなかったから、助けが来るのを待っていたの」

「フロンティアメンバー?……他にもあるのか?というか何処か他の場所にも繋がっているってのか?」

「さあ?私だってよくは知らないわ、着いてきて、この階層はとても広いし魔物の数も強さも段違い何だけど、休める場所があるから」

「分かった…いこうか?えっと…コイツ何て呼ぼうかな?」

 アンギスと話している間、ずっとカイの側でトグロを巻いて大人しくしていた巨大な蛇がカイの呼びかけに応じて舌をシュルシュルとさせていた

 チュララ~♡

「お前でかいなー、小さくなれないのか?」

 チュラッチュラー♡

 大蛇は普通の蛇の大きさまで小さくなった。

「おおお!流石魔物だ?お前、もしかしてメスか?」

 チュララ♡
 身体をクネクネさせる蛇

「じゃあ今からお前はチュラ美だ」

 チュラ美はクネクネしながら俺の頭に乗りトグロを巻いた






【5階層 小屋】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「その子をテイムされたのはとんでもないアドバンテージだけど、此処の階層をクリアしたいならまだ強さが全然足りないわ」

「結構強くなったと思ったんだけどなぁ……困った」

「ここはね、倒してもリポップするの、だからクリアするにはそれこそ大人と赤ん坊くらいの戦力差が必要なのよ、私も少しずつ倒しながら、レベルを上げて居るんだけど、全然まだまだ足りないわ」

「二人ならどうだ?」


 一人なら無理でも二人なら何とかなるんじゃないか?と聞いてみるが、首を横に振るアンギス


「大分楽になるのは間違いないけど……まだ全然だと思う…」

「まじかぁ……やっばいなそれ」

「それでもレベルはちゃんと上がるから、いつかはクリア出来る筈よ、これまでは一人だったから少しずつしか出来なかったけど、アンタとそこの蛇が居ればずっと効率が良くなる」

「……いや、俺はモンスター倒してもレベル上がんないんだよ」

「……なにそれ?どういう事?」

 最初機嫌がよかったアンギスが訝しげに聞いてくる

「あのな、俺は………女性とセックスする事でしか、、、レベルが上がんないんだよ」

「せっセックスうううう?」
「あぁ、一人で大体3レベぐらい上がる、同じ相手としても次は上がらない」

「何それ?屑じゃない」

「………」

 率直な感想を言われて何も言えなくなる

「…貴方それ私とエッチしたいからそんな事言ってるなら最低だよ?」

「こんな場所でそんな事誰が言うか、生きるか死ぬかは俺だって同じだし、……塔の外では家族になった仲間が待ってるんだっ!」

「家族って……あぁ、そう言う事ね…………それ人間じゃないと駄目なの?」

「言ってる意味が分からない」

「だからゴブリンとかオークとかのメスもこの階層には居るわ、それも結構な数よ、貴方が強くなる他に方法ないんでしょ?それとも、そこの蛇ちゃんや女の私の後ろで守られて戦いたいの?」

「いや…そんなのゴメンだ……そうか、その為のエネミーチャームなら、魔物でもレベルが上がるかも知れない」

「決まりね、ちゃんとレベルが上がるって所、見せて貰わないとこれからアンタを信用する何て出来ないわ」

 
 訝しむアンギスだが、信用して貰えないのは当然なので素直に応じる事にした


「分かったよ……それにしても魔物にもメスが居るって見た目大丈夫なんだろうか?そんなに特殊な性癖持って無いんだけどな………」

「心配しなくても結構可愛いから安心して、それじゃ試しに一匹捕獲しに行きましょうか?」


 アンギスとチュラ美の3人で再び階層でハンティングに向かうとそれは予想以上に簡単だった、アンギスの案内で敵のいる場所に向かい、チュラ美が尻尾でシュルっと捕獲し、俺がビビりまくったオーク牝にエネミーチャームでティムする

「どう?案外悪くないでしょ?」

 オーク牝の容姿は……正直全く問題無かった、ただ少し臭いだけだ

「じゃあ、終わったら教えて、私は外で待ってるから」

「あれ?見ないのか?」

「馬鹿ね、そんな趣味無いわよ」

 有り得ないと、首を振ってアンギスは小屋から出て行き、部屋の中には床にペタリと尻もちついたオーク牝が、発情フェロモンによって腰をモジモジとさせていた

「それじゃあ…待たせても悪いし、サクっと試させて貰うよ?」

「はっ…んっ……セッセクスするのか?……ニンゲン?」

「驚いた…少しは喋れるんだな?…そうだ、今からな、そこの壁に手を着いてお尻をこっちに向けてくれ、悪いがベッドをつかったら、アンギスに叱られそうだ」


 エネミーチャームでテイムされたオーク牝は、見た目豚そっくりのオスと違って何処から見ても人間そっくりの身体で髪をも伸びてるが、顔だけはやっぱりオークだった、それでも瞳は大きくて、肉感的な体と合間って女だと判断するには充分だった


「こっこれでいいか?……あっぁぁ……ニッニンゲンとセクス……はっはじめてだ…」


 素直に壁に手を着いて、お尻をこちらに向けると腰布からプリっとしたお尻が丸見えで、準備完了したオークは羞恥に身悶えしながら、俺を待っていた


「まさかモンスター娘とする事になるなんてな……いくぞ?」


 オーク牝の欲求に反応したかのように、ブツが反り返り、プリプリのお尻の割れ目を擦ると、自ら片手でお尻を開き

「ぁっぁぁ……はっはやく…セクス…セクスゥッ」

 割れ目に押し付けると、ヌップと抵抗なく這入っていき、

「んっあっ!ニンゲンっ!スゴイキモチイっ!アッァァァッ!」

「これは……中々……っ!」

 絡み付いて唸るようでトロトロの膣内が断続的にぎゅ、ぎゅうっと、ブツから胤を絞るように何度蠢いて来た、元々レベルが上がるのか試す為のセックスで、我慢する必要も無いし、外でアンギスが待っているので、我慢もせずに本能に任せて腰を叩きつけて精を解き放つ

「ァッ……クゥゥゥ………イッパイダシタ……ニンゲン…オークヨリ、オオイ…スゴイ…」

「そりゃ…褒めてるんだよな?」

 オーク牝は腰が砕けてカクカクしながら、目を細めてニッコリと微笑んでるような気がした、


小屋の外
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「終わったよ、レベルもちゃんと上がってた」

「あら?……早いわね?」

「レベルが上がるかどうかのテストだろ?それに待たせるのも悪いしな」

「私の事は気にせず楽しんで良いのよ?」

「早く終わらせて帰りたいんだよ、皆んな待ってるんだから…それでアイツはどうするんだ?」

「そうね……テイムされた魔物を殺してもレベル上がんないと思うし、味方にしとけば良いんじゃないかしら?」

「そうか…分かった、次に行こうか?」


 こうして、足りないレベルを補う為にモンスター娘を捕獲してはテイムして連れて帰るを繰り返し三週間程たった頃

「途中で思ったんだけど……カイのステータスって普通の人と全然違うのね?」

「どういう事?」

「私達も普通の人と比べたら高い成長率だと思うんだけど、カイには全然追いつける気がしないって事」

「それじゃあ……もうそろそろここをクリア出来そうか?」

「そうね、そろそろクリア出来ると思うんだけど………………何か音がしない?」

 アンギスがベッドから体を起こすのとほぼ同時に、外で護衛していたモンスター娘の一人が小屋の扉を勢いよく開け

「ナンカイッパイキタッ!キャアッ!」

 押し潰すような勢いと数であっという間に小屋を破壊され、俺は巨大化したチュラ美に助けられて難を逃れたが、チュラ美の頭の上からみた視界には、バラバラになった小屋の後と、其処にいた筈のアンギスの姿が見えず、小屋の周りにはあっという間に殺されたモンスター娘達の死体がゴロゴロと転がっていた

「オマエがゼンブトッタセイダ…死ねばまた生き返る、そうすればオンナ戻ってくる……アトはオマエダケダアッ!」

 一人の少しは知恵が廻りそうなオーガがこちらに剣を向けてそう叫んだ、だけどそれどころじゃ無い、あの潰れた小屋の中にはアンギスが一緒に居た筈だった

 巨大な大蛇に命令する、

「皆殺しだ」

 その言葉にチュラ美が殺気を漂わせ、弱い魔物は、蛇に睨まれた蛙のようになった魔物達は逃げばの無いホールであっさりと餌になった



 ///////////////
 5階層の魔物は全て駆除されました
 次の階層へお進み下さい
 ///////////////

 どうやらテイム扱いになりチュラ美は魔物の扱いから外れた


「アンギスっ!何処だっ!」


 壊れた小屋の残骸の中にアンギスだと分かる腕が見え、邪魔な木材を力任せに吹き飛ばして行くと……其処にはアンギスだった物が形を変えていた……………


 俺が弱かったから、守ってやれなかった

 俺が甘いから敵が付け上がった

 ほんの少しの油断で何もかも失う事もあるんだ


 アンギスを弔う為に地面を掘ろうとしたら、アンギスは目の前で消えていった、
放心する俺の横顔を小さくなったチュラ美がチロチロして来て、自分が泣いている事に初めて気が付いた


「…ありがとうチュラ美……もう帰ろうか?」

 チュララ~

 頷くように頭を振るチュラ美はまた頭の上に移動してトグロを巻いてくれた、

 誰も居なくなったフィールドを歩きながら、アンギスのような被害者を二度と出さない為に、強くなる為にはもう遠慮はしないと決めていた



「……帰りの扉が開かない?」

 予想外の事態が起こった、
 帰りの扉が開かない…残された道は…

 チュラ美と階層を攻略を進めるしか、残った
 6階層はアンデット系だったような気がするが一瞬で粉々になったのでよくわからない
 のと、ヴァンパイア等の奴等がいた。

 7階層は地竜と龍族?

 大蛇と地竜の戦いは一大スペクタクルだった、チュラ美がんば!

 地竜がチュラ美に爪を立てようとしてたのでソードスラッシュで爪を叩き折ると、
 チュラ美は地竜に巻き付き、動けなくなった首筋をがっつり噛み砕いた、
 動かなくなった地竜は丸呑みされた
 チュラ美怖え

 8階層はサキュバスだった
 恐ろしい戦いだったが三日目についに降参した
 白目をむいて、泡を吹き、身体を震わせる、俺もギリギリだった

「1日目でごめんなさい!って謝ったじゃない!もうお嫁にいけない!」

 9階層にはゴーレムがいた
 頑丈な身体はチュラ美の抱擁を物ともせず、
「私、生きてる人専門なの」
 サッキュンは役立たずだったので俺が頑張った

 ひたすらゴーレムの剛腕を避け、ソードスラッシュを繰り返す

 片腕を破壊し、もう片腕も破壊し、それでも攻撃を止めない
 片足を破壊し、動かなくなった所で岩のような頭部を破壊してようやく止まった

 ゴーレムを倒すとホールの真ん中から丸い円柱の柱が下からせり上がって来た。
「なんだ?これは?人?」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 円柱の柱には裸の女の子が入っていた
 水色の液体に浸かっている女の子に近づきよく見てみる
 エリスやメリウス並みに可愛いが、普通の女の子についてる筈の物がなかった。

 サッキュンが円柱に付いているボタンを見つけて押すと
 水色の液体が赤く染まり、中の女の子が苦しみだす

「え?私のせい?!」

 チュラ美に命令し、ガラスを粉砕し、中にいた女の子を解放する

 ゆっくりと目を開ける女の子は俺の顔を見て
「マスター」
 そう呟いた

 意識を取り戻した女の子は名前は無くホムンクルスだと言ってきた
 なのでクルスという名前を付けた

 因みに無いと思っていたアレはちゃんとあった。
 開かないと見えない程にしっかり閉じているそうだ

 時々精液をチャージさせて欲しいと言われたがスルーしておこう

「マスターこの階層にはマスターに有用な武器が有ります」
 ゴーレムとの戦いで剣はかなりガタがきていた。

「それは有り難いな」

 クルスの後について行くと、なんの変哲も無い壁にクルスが当然のように入って行く
「「「!」」」
 クルスが壁から顔を出す

「これはホログラムです、お入り下さい」

 隠し部屋って奴か
 中に入ると、そこに納められていたのは、日本刀だった
 鞘から抜いてみると普通の刃より肉厚で、刃紋が三重の色で重なり、とても綺麗でサッキュンもチュラ美も俺も見惚れるぐらいだった


 10階層の扉の前に辿り着くとこれまでとは違う内容だった
「勝利者は壁の向こうを自由に進む事が出来る」

 ここをクリアで壁の向こうに行けるようになるのか、
 そしてようやく帰れるのか、5階層に入ってからもう2ヶ月以上はかかってる。

 え?時間がおかしい?
 5層で一ヶ月くらいかかって
 6層で……とゴニョゴニョあって、
 7層でも……とゴニョゴニョあったんだよ、
 それが8層で皆やられたから、サッキュンにはキツイお仕置きになったんだ。
<<閑話休題>>



 エリス、アリア、マイア、メリウス、街の女達の顔を思い出すと
 早く帰りたいって気持ちがこみ上げ、俺は扉を開ける

 真っ白な部屋の中心に一人の女性がこちらを向いて立っていた

「ようやく来たのね」

「君は?」

 一人立っている女性は剣士のようだ
 銀色のやや軽装の鎧に身を包み、こちらを油断なく見つめる

「私は開拓者よ」

「君も開拓者?」

「ええ、貴方もそうなの?」

「ああ、俺はミツルギ・カイ」

「そう、私はシンジョウ・ヤヨイ」

「ここの勝利者と書いてあった…他の敵が現れるのか?」

「私がここに着いたのは1週間前、ずっと閉じ込められたわ、そのあいだ何も出なかった…そして現れたのはあなた達」

 ヤヨイは言い終わると同時に俺の視界から姿をかき消した

 俺は刀を抜き、構える

 ギィンッ
 目の前で火花が煌めく

「あら?見えたの?」

 見えちゃいない気配探知が反応しただけだ

「随分といきなりだな、同じ日本人だろ?」

「…ふん」

 ヤヨイはまた距離を置く
「……かえり…たい」

「え?」

「帰りたいのよ!私は!!」

 刃と刃が重なる度に、火花が煌めく

 ヤヨイは攻撃をする前に文字通り姿を消し、
 俺の急所を狙い現れる

 メリウスに鍛えられて無ければ、あっさりやられていただろう
 スキルに頼るだけ、ただそれだけのヤヨイの攻撃では、俺は倒せない
 そもそも、5層チャレンジする時より大幅にレベルアップしているんだ

「なんで?!なんでよ!?帰りたいのに!!私はみんなの所に帰るの!!邪魔しないでよ!?!?」

 もうスキルも使えていない、ただの攻撃だ、ヤヨイの剣を弾き飛ばす

「あ……あ…な…んで?……こんなの…うそよ…だって…だって」
 力なく、腰を落とし、涙を落とす

 あぁ、流石にわかった…ヤヨイは俺と同じだ。


 俺の場所以外にも同じように塔があり、
 そしてただ帰りたいんだろう…仲間の元に。

「ヤヨイ」

「ひっ!」

「俺の言う事を聞く、そう誓い約束するなら、ここから出してやる、いつか必ずお前を仲間の所に届けてやろう」

「ぇ……そんなの無理でしょ?いっ意味わかんないわ!!」

 サッキュンが呆れ、クルスが憐れみ、チュラ美が羨ましげな視線を送る

 俺は、剣を置きヤヨイの肩を掴み唇を奪い顎を掴んで舌を強引に入れて吸う。

「なっ!んっんんんんん!」

 舌を絡めると同時に発情と誘惑のスキルがパッシブで弥生を高めていく

 ビクンビクンと反応を確かめ

「今は黙って俺に従え」
「はぃ」

 まだ、ヤヨイは心の底から屈服してない、
 アレを使うにはまだ早い

「充分な気もしますが」

 クルスが何か言ってるが、俺は確信を持っている、まだ足りない

 ヤヨイの鎧を剥がし、服を脱がす
 ヤヨイは和風の美人だ、
 艶やかな黒い髪、前髪は綺麗に整っていて
 薄い眉毛に二重の瞳、少し小さい鼻に控えめな唇は薄いピンク
 だった。

 顔を赤らめ視線を逸らすヤヨイの下に控えめな胸に顔をつける

「おっお風呂入ってないから、汚いから、…あんまり見ないで」

 確かに、ツンとする匂いが鼻を通る、それ以上にムワっとする女の匂いが興奮する

 スキルの効果か、羞恥による興奮か
 控えめな胸の先端は胸全体を主張するかのように乳輪ごと膨れてピンと立っている

「今から乳首を弄る、抵抗はするな」

「やっやめて」

 身体を離し、ゆっくりと人差し指と親指を乳首に近づけて、ほんの数ミリの所で止め、
 ヤヨイを注意深く見る

「………………ゴク」

 きゅ!

「あぁ!あぁぁぁ!!」
 ビクンビクン!

 下着に染みが広がり、ヤヨイの匂いがより強くなる

 きゅっきゅっと乳首を摘む、

「むむむねばっかひ、だめぇ!んんぐぅ、んちゅ んちゅぅちゅる、はっぁ、…………!っ!っ!っ!」

 唇を重ね、舌を搦めとり吸い出し、

 舌で交友を深め、乳首の愛撫を続ける
 ビクンビクンビクンと跳ねるが舌を離さずニチャニチャと擦り続けるやヤヨイは恍惚とフヤケてきた
「ヤヨイ、挿れてやるから尻をこっちに向けろ」
「…はぃ」

 ヤヨイに四つん這いなったお尻から下着を落とす

「あぁ……恥ずかしいから!はやく!はやく!」

 俺を誘うように尻を振るヤヨイの尻肉をギュッと掴み、
 溢れる膣口に顔を埋めて吸う

 ジュズルルルル!ジュズジュズジュルルルルルルッ!

「ちょっ!!!いれっるって!うそつきぃっぃ!ぃぃぃぃいいいいいいいいっくう!いく!いいく!いぐっ!きたないおまんこ吸われて!あぁあ!だっめ!!」

 ジュロロヌッチャア ジュロロン ジュロロ!

「ああん!や!、したあ!したいれ!ないで!あああ!掻き回さないで!
 いったばかりだから!またいくから!やぁ!こんな!だめ!!きちゃ、きちゃうきちゃうきちゃう!!
 しらない!こんな!こんなの知らない!いや!いや!やめっ、ゔお”!お”ほ!お”っ!お”
 お”お”!!!」

 プシャーー!プシャーー!!

「あ”…あ…」

「ヤヨイ、貰うよ?」

 震えて開くお尻の下の口が奥でパクパクと蠢いている。
 ハヤクハヤクと

 チュプ ズプズププっプップ


 ヤヨイの膣にブツを進めると膣内から空気を漏らしながら奥まで迎えてくれる。


「おっきい!こんな!おっぐまっで!ぇぇ!あっ!だめ!またっあ!いっちゃう!!」

 ヤヨイの身体をそのまま抱き起こし座位の後背位にかえ、
 フトモモを持って開かせる

「3人とも、こっちにきて見るんだ」
 ズンズン
「や!やっめて!なんでこんな恥ずかしいこと!はぁん!」
 ズンズン
「こういうの慣れてないのか?」
 ズンズン
「俺は沢山女がいる、見られて興奮するよう慣れた方がいい」
 ズンズンズンズンズンズン

「あっ!あっ!なれっ!たくゔぅ!ないから!ぁぁ!ちょ!はげし!んんあ”!」

「カイの大っきいオチンコを嬉しそうに咥え込んでる、羨ましいわぁ」
「ちがっんあああ!」
「クリトリスも肥大化してます、きっと何度も絶頂を味わってるんでしょう」
「あっ!ちがうの!はぁん!みないで!あっ!あっ!やめて!あっいぐ、いぐの!」
「チュララ~♡」
 喋れないチュラ美は、長い舌で、ヤヨイの陰核をチロチロと舐める

「ちょ!!!!!だめええええええええええええええええ!!!!」

 膣内がブツを絡め取り振動し、締め上げるようになり腰が前後に跳ねるように痙攣する

 ドプルルルルルルルル!ドプッドプ!ドプルルルル~

「あつ!なかだめ!抜いて!あっぬいて!入ってくるのだめ!子宮に入るのだめ、あああ!お腹がギュンギュン、あっ!ぎゅんぎゅん!ああ、また、またいくいくいくいく、
 腰止まらない、精液も止まらない、もうだめ……………」

 俺の方に崩れ落ちるヤヨイを抱きとめ、
 エネミーチャームを発動させる

 ///////////////
 この階層のクリア条件を満たしました。
 ///////////////


 予想通りだ


 その後、チュラ美とサキュバスとクルスが興奮を隠さずに俺に襲いかかり、
 復活したヤヨイもまた巻き込まれ、狂宴の宴は三日続いた
















 第八話 完
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