無警戒人間

甘い肉

文字の大きさ
上 下
20 / 32

第二十話:学生服

しおりを挟む
【テーラー三波】
 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 三波市で一軒だけの学校指定服を扱う、お店に僕は、カスミちゃんと、カスミちゃんのおばさんと僕のお母さんとの四人で来ている、

 さっちゃんに付き合おうと言われてからほんの3時間くらいしか経っていないのに、色々な事が起こった


 付き合う事に同意をしたら突然さっちゃんがキスして来た、それも大人のする奴だ

 そしたらみっちゃんが、
「カスミちゃん帰ったよ~お昼にまたくるって~」

 と言いながら、部屋に入って来て

「なななっ何してんのさっ!」

「うふふ…私たち付き合う事になったの」


 部屋に入るなり、驚くみっちゃんに、さっちゃんが口を離すと、僕の事を抱きしめながらそう告げると、みっちゃんは……


「すっスグルの馬鹿ぁっ!」


 って凄い勢いでドアを叩きつけるように出て行き、

 そしてまた直ぐに戻って来た


「……スグル…付き合うって意味わかってんの?」

「えっと…前にみっちゃんが教えてくれた、一緒に遊んだり、お買い物行ったりする人の事でしょ?」


 僕はちゃんと教えて貰った事を言っただけなんだけど、それを聞いたさっちゃんは、何故か硬直した


「……ふっふふ…そうね、それは間違いじゃない…じゃあスグルは、私とも付き合えるよね?いつもしてるもんね?」


「うん…良いけど………あの…なっなんか間違ってるの?」


 膝から崩れ落ちるさっちゃんに、何かが違うって気がしたんだけど、

 みっちゃんが


「良いの良いの、コッソリ抜け駆けしようとしたバチが当たっただけだから、ね?姉さん?」

「そっそう……ね……ちょっと…早過ぎただけよね……すっ少し休まして貰えるかしら?」


 となって、何だか怖い顔をする二人に挟まれて再び横になり、二人の姉に取り合いされて全く疲れが取れない午前中になったんだ








 そして再び台風娘がやって来た、今度はおばさんまで連れて来て


「こんにちわぁーっ!」
「あら、カスミちゃんに、桜町さんまで、どうしたの?」

「井谷さん、こんにちわ、カスミの学生服の採寸に行くんだけど、スグル君と一緒に行きたいって言い出してね、良かったら井谷さんも一緒にどうかしら?」

「あぁ…そう言えばそろそろねぇ、一緒に行こうかしら?ちょっと待ってね……スグルー!降りて来なさーい!」


 母に呼ばれてようやく姉2人に解放された僕は、こうして商店街の中にある、テーラー三波にやって来たんだけど


 お店の中はすっごい混んでて、同級生達が真新しい学生服に身を包んではしゃいでた


 未亜ちゃんみたいな学生服を来た同級生達が、私服の僕と比べると、一歩先に大人になってくみたいで、何だか羨ましくって、それはカスミちゃんも同じだったみたいで、二人でお店の中に駆け込んで行った


 其処までは普通だったんだけど……


 お店の中は左側半分が女の子用で、右側半分が男の子用なんだ

 カスミちゃんに腕を引かれた僕は何故か、女の子用の方に引っ張られていった

 みんな下着姿で制服持って、試着室に並んでる

 学校の体育の着替えの時と違って、みんなめっちゃ近いんだ

 服を脱いで行く女の子も、並んでる女の子にも身体が当たって、その度ムニュって何かが当たってるのに、誰も僕の事を気にしないどころか


「あっスグル君とカスミちゃんだーっ」


 気が付いても下着姿で普通に話しかけて来る

 疲れていた筈なのに…またむっムズムズして来ちゃったのに、僕の隣に居たカスミも服を脱ぎ始めて


「スグル君も早く脱いじゃいなよ~」


 って言ってきて


「ぼっ僕は良いよっ待ってるから…あっ後で良いからっ!」


 そう言ったのに、カスミちゃんの号令の元、僕はクラスメイト達に脱がされた

 服を脱ぐ途中で何度もカスミちゃんに身体をスリスリされて、段々ズキズキし始める僕のお腹のヘソの下を必死に堪えていたら、クラスメイトの一人が僕のパンツに手を伸ばしてきて、下から上へと撫でて来て、

 思わず手を掴んで止めると


「もっ桃園さん?なっ何してるの?」
「ごっごめん何かよろめいちゃって」

 いつも僕の席の前に座ってる桃園さんはそう言ったけど……完全に二回は擦られたと思うんだけど……


「そっそう……きっ気を付けてね?」


 それ以上問い詰める事も出来ない僕は、カスミちゃんにまた引っ張られて、試着室に入って行った……何故か二人で


「えへっ…やっと二人っきりになれたねぇ?」


 そんなに明るくも、広くも無い試着室で下着姿のカスミちゃんに抱きつかれると、身体のいろんな所が当たってしまって


「かっカスミちゃん……まっ不味いよ……」


 ズキズキし始めるけど、カーテンの向こうにクラスメイト達がいっぱいいるんだ、だから必死に我慢したんだけど、僕より少し大きいカスミちゃんの首の辺りからいい匂いがして



「スグル君……私…我慢出来ないかも…」
 そう言ってきたカスミちゃんは昨日の夜みたみっちゃんやさっちゃん達と同じ顔をしていたんだ
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...