白く優しいモノ【R15】

みつか

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白く怒るもの 【R15】拘束 性表現 暴力表現あり

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サヤは気がつくと、サナがベットごと居なくなっていることに気がつく。


「えっ……さ、なさん?ヤダ!私ひとりなの?なんで?」
パニックになりながら、暴れてみる。
ガチャガチャガチャっと金属の音が鳴るだけで外れない。金属のくい込む痛さもある。
窓からは、まだ陽の光が入っているが、もうすぐ日が暮れる。
(大きな声出したら誰か気づくかもしれない!)

「だ、……誰かーー!助けてくださーい!!」
木が風で揺れる音と風の音だけが響いてくる。
(サナさん……どうなったんだろう?大丈夫かな?朔さん何処かに連れて行ったのかな?んっはっ!!何か無いかな?)

辺りをキョロキョロと見廻すと、キャスター付きワゴンに何かが置いてある様だが、布が被せてあって何が置いてあるか分からない。手も足も届かない為どうする事も出来ない。

朔の言っていた事に恐怖を感じる。ワゴンに置かれている物が何であれ、良くない気もする。

「サナさーーん!!誰かーーー!!」

心配になりもう一度、暴れながら叫んでみる。やはり返事も何もない。虚しくなり、涙が流れる。
どれくらいの時間が流れたのか分からなくなった。外を眺めると、だいぶ日が傾いて夕暮れに近い空の色だった。

(サナさん……大丈夫かな……。)
心配になりながら、なす術なくぼんやり外を眺めているとガチャッとドアが開く。
振り返ると、満面の笑みを浮かべた朔が駆け寄ってきた。

「サヤ~~~!!♡目覚めたんだね!今日から、ゆっくり可愛がってあげるからね♡時間はたっぷりあるからねっねっ!!君の為に僕勉強したんだよ?色んな物も用意したんだ!」

子供のように嬉しそうに話す。
サヤは恐る恐る聞いてみた。
「サ……サナさんは?……どこに連れて行ったの?」

ワゴンの布を取りながら振り返る。
「サナ?誰だっけ?……あーっ!!隣の部屋に移動してもらったよ。サヤと2人っきりになりたかったし。あっ、そういえばユリ知らない?ユリの居場所。連絡つかないんだよね~。サヤのスマホ持ってくれば良かったな……。知らない?」

サヤは泣きながら首を振る。

「連絡取ってなかったの?僕が施設に入ったから?」
サヤは首を振る。
「れ、連絡はたまにしてる……けど、住所は知らない。」
嘘をついた。
「そっかぁ~。後でサヤのスマホ取ってきて、連絡してみよ!ほらっ、みてみて!」
そう話ながら、小瓶と小さなマッサージ機を手に持って嬉しそうに笑う。

「あ、あのね……サナさんは帰してあげて。私と朔さん2人でいいでしょ?」
話しかける。
朔は知らんぷりして、マッサージ機の電源を入れる。
「気持ちよくなれるんだよ?コレ。勉強したんだ~。効き目が遅いから、先にズボン取っちゃうね!暴れたら……分かってるよね?聞き分けのない子は、お仕置きするから!今は酷いことしたくないんだ。」
サヤは、恐怖で固まる。朔はサヤのズボンに手をかけると膝上迄剥ぎ取る。

「コレをねぇ~下着の中に入れて。この小瓶の液体をサヤの陰部に垂らして、スイッチオン!最初は超、弱でマッサージしてあげるね。最初は不快かもしれないけど、段々気持ち良くなるよ?あの時拒んでたから、中の方にもちょっと……」
指をサヤの中に入れ確認する。
「やっぱり濡れてないね……中にも塗るね!」

「!!いっ!お願い。朔さん」
嫌がると
「うーん。お仕置きだね!慣れてからって思ったけど、1番小さいので我慢してあげる。瓶の液体を沢山塗って、入れるね!僕の指より断然小さいヤツだから痛くないよ!!中から効いてくるし、徐々に大きいおもちゃにすれば、すぐに僕を受け入れられるようになるよ!」
サヤは無言で腰を捻り抵抗を試みるが、朔の力には及ばなかった。
ワゴンから小さなおもちゃを取り出し、トロミのある液体を塗ると下着をずらし、小指位の大きさのおもちゃを挿入する。
「ァァァッ!!」
驚いて声を上げるサヤ。
下着を上げ、その中にマッサージ機を入れ2つのスイッチを入れる。

初めての経験にサヤは固まる。
「ふふっかわいいねぇ~サヤぁ~。すぐに気持ち良くなってくるよ?」
ベットの横に座るとキスしてくる。
サヤはキスに耐えながら、不快に動く機械の振動とも闘っていた。
「僕さ~。正常になったのに、ずっと施設に入れられて……サヤには手紙1つでお別れされるし……。施設でね、最悪な女が居たの。その女の手を借りて施設から逃げられたんだけど~。」
急に身の上話を始める朔

「サヤやユリやぼたんの事まで批難してきてさ……挙げ句自分を抱けって言うんだよ!?酷くない?僕にはサヤがいるのに……ごめんね。浮気じゃないよ。出るためには仕方なかったんだ。その女と何度かセックスして、ここの準備と初めての女性に対してのセックスのやり方を教えてくれたのがその女だったの。サヤの為に僕頑張ったんだよ!ユリとサヤと一緒に暮らすために!!でもね~。あの女、ここで一緒に暮らそうとかセツクスしようとかせがんできてさ……面倒な事言い始めたから湖の魚のエサになってもらっちゃった!ふふっ」
楽しげに語る。

「今度は、上着だね!邪魔な物は取っちゃおう!手錠は外せないから、切っちゃうね!動くと怪我するよ!ジッとしてて。……気持ちいい?腰が動いてる。フフ。動いてる人の服切るの難しいね。」

上着も切られ、下着以外ほとんど着けていない状態になった。
「僕ね~。本当に勉強したんだ!いつもさ……邪魔が入ってたじゃん。あむっ!サヤの胸おいしい♡鏡があるとさ、何か……来て邪魔するから、この部屋鏡無しだよ!ドアにも強力な御札貼ってあるんだ!あむっチュッ。最後まで楽しめるね~さーやー。」

サヤの目から、涙が流れる。

「気持ちいい?さっきの、女性の所に大きな鏡置いてきたよ。おもちゃが入ってるの見せる為に~。あの人淫乱なんだよ~?サヤは、僕なしじゃいられなくしてあげるね!イきそう?ビクビクしてる!良いよ!イッて。声出しても大丈夫だよ!速さを中にしてあげるね。」
おもちゃの振動が上がりビクッと腰が動き、サヤはヘタる。
「次はちょっと大きめ入れてくね!大丈夫!タンポン位の大きさしかないよ!コレ入れて、イッたら次は僕の指で可愛がってあげるね!」
ワゴンからゴソゴソとおもちゃを取り出すとさっきの液体と違うトロミのある液体を塗り指で押し込む。
「うっんっっンッ!何?やだ朔さん!アッ」
変な感覚がある。
「だいぶ濡れてきてるよ!大丈夫!温かくなる薬だよ!媚薬?ってヤツ。ズボン邪魔だな……取っちゃうね。いつもサヤはズボンだね。スカートの方が色々楽なのに~。」

カチャカチャと、片足だけ拘束が外される。ズボンを外す瞬間に朔を蹴り飛ばそうとすると、マッサージ機の振動と中に入っているおもちゃの速さを一気にMAXに上げられ、腰が跳ね何も出来なかった。
「やると思ってた~。悪い子だぁ~。まだ効かないんだね~媚薬。」
サヤはなす術なくビクビクと果ててしまった。
ぐったりしているサヤに
「悪い子にはお仕置きが必要だね!さっきのおもちゃも入れちゃぉぅ~!2個だよ!媚薬もたっぷりね!まだあるよ!!何個入るかな?胸にはコレ!吸引しちゃうの!痛いよ~?ふふふっサヤ牛だ!お仕置きは痛みを伴うんだよ?あんまり暴れると、足首折っちゃおうね?切るよりいいでしょ?」

絶望的になったサヤは窓の外を見た。
夜になっていて、惨めな自分の姿が窓に映っている。自分の意思とは関係なく跳ねる腰。朔が今から何を取りだそうとしているのか、ワゴンに何が置いてあるのか反射する窓が鏡の代わりになって映り込んでいた。

ニコニコしながら変わった形の物を胸の先に被せるとスイッチを押す。
ギューッと空気が抜け、胸の先を絞られる。装置は外れないが、絞ったり緩んだりする。
「アッ!痛い!さ……くさん!!ぁン」
痛みと快楽にわけがわからなくなる。

「痛い?サヤ~。お仕置きだもん頑張って!そのうち気持ちよくなるよ。下にも入れていくね~。」

腰が跳ねるサヤの下着をずらし、ねっとりとした液を垂らすと、指で擦り付け、おもちゃをもう1つ入れ込もうとしたその時、窓から白くぼんやりした男性が現れた!

二人ともその存在には気づいていない。

「も、や、だ……おねが……い朔さ……ん。」
お願いするも無視され、ニヤニヤと笑いながら朔の指で奥におもちゃが押し込まれると同時にサヤが朔の後ろに立つ白い幽霊に気づく!

「ふぅぅんっ……ァっゃぁっ。たぁっンッんッたすけてぇッァッぁっ」

白い幽霊は朔の首元を掴むと、朔をベットから引き剥がしドアの近くまで投げ飛ばす。
ズダァンっと凄い勢いで投げられた朔は、一瞬何が起きたのか分からなかった。が、すぐに理解する。

「いった……。出たな!いつもいつも邪魔しやがって!!お前と遭ってろくな事ない!サヤとの邪魔して、ユリも居なくなった!!ふざけるな!!」

起き上がると、怒声を浴びせながらお札のような物を取り出し振り回す。
白い男は首をかしげ

「サヤ……傷つけた……許さない!!そんな……の効かない……入れなくなる……だけ……!!」

朔の腕を掴むと、手首を捻りあっという間にバキバキと音を立て捻り折る。

「な……なんで!?ああああああぁぁ!!」
朔は腕をねじ折られ、絶叫する。札を持ったまま床に座り込む。
立てた片足の足首を掴まれ、引きずり倒されると容赦なく足首も見たことない方向に捻り折られる。
「うあああああああああ!!」
鈍く嫌な音が聴こえ、朔は絶叫する。
札は床に投げ、絶叫しながらへたり込む。朔の絶叫にかき消されながら、サヤの制止する声が聴こえる。

「ンッっ!お、お願い……や……めてぇぁッん~。はぁはぁンッンッ……殺さ……ないで……」

白い幽霊は、怒りで我を忘れていたがサヤの声にハッとする。
完膚なきまでに痛めつけ、永遠とも思える苦痛を与えるつもりだった。

「サ……ヤなんで?……こんな男、要らない!」
冷たい視線をうずくまる朔に向ける。

「人間の害になる……人間……い……らない」

サヤは快楽に悶えながら
「ひ……どい人ぁッん……だ、けどンッん!ユリセンパ、イのァァァンッ!!お兄さ、んだッから……ハッハッぅんッンンッ!かなし……ませ、たくな……いぁぁぁゃァァっっっんッーー!!」
びくびくと腰をくねらせ、痙攣しながら声を振り絞る。

「サ……ヤ……。」

サヤを見るも、朔に振り返り。首を傾けながらニヤリと笑う。
「サヤ優しいねぇ~。感……謝……しないと……ネ?僕と……たのしもう~。」

滑車の付いたワゴンと、朔のシャツを掴むとズルズルと引きずって部屋を出ていく。
「ゔゔゔゔぅぅ~」
朔は唸る事しか出来ず無抵抗で引き擦られていく。
空いていた部屋で
「彼女達と……同じ事しようね……?大丈夫!」
そう言うと、朔の手足をベットへ縛り付ける。
「う……ぁああああああーーー!!」
折れているので、酷く痛み絶叫する。

「う……るさいな……!いいモノ発見!!」
朔の口に丸いボールのついたモノを噛ませ、話せなくする。
暴れる度に痛みが強く、気が遠くなりそうになる。気を失いそうになると、白い男は朔に刺激臭を嗅がせ気を失う事を許さない。
「むーっ!ふーっふーっふーっ……」

睨みつけるも知らんぷり。いつの間にか真っ裸にされている。

「ふふふっお薬塗ろうね?……気持ち良くなるよ~。大丈夫ふふ。サヤに……感謝しようね!お前なんか、すぐにでも消し去ってやりたいのに!!」
そう言って、白い男は朔をギロリと睨む。

薬をワゴンから取り出すと、胸と肛門に塗り始める。。

「んーーーっっ!!」
目を見開いて怒る。
ワゴンからサヤに付けたものと同じ物を取り出すと
「楽しんでみよう~!ふふふっふふふっ」
ニコニコしながら胸にサヤにつけた物と同じものを付けるが、男には丸みがない為コロリっと転げてしまう。
安心する朔だったが、ぽんっと何かを思いつき、手を叩くと白い幽霊はスイッチを入れる。吸い付くのを確認すると、吸引だけの設定にして男の胸に吸い付ける。

「!!ンッ!!ムーーーッッ!!」
大声を上げ反り返る。
骨折の痛みと胸を吸引される痛みでもがく。もがいても外れず、胸は赤く腫れ上がる。

「大丈夫……気持ちよくなるよ~ふふふっ」
前を触られ、暴れる。
ムッとすると、今度は肛門に指程のおもちゃを差し込まれる。不快に動く玩具に吐き気をもよおすが口が塞がれていてどうにもならない。
更に、ローションを直接肛門に入れられそうになり腰をあちこちに振って逃れようとするも、執拗について来る。
白い男は、朔の足の間に入ると、腰を動かせないように掴みローションを入れてくる。入れ終わると白い男の勃起した物を無理やり入れ込んでくる。
「ん”ーーーーー!!」
グチュッグチュッと音が鳴り、ゆっくりと白い男の腰が動く。おもちゃの振動と男の動きに不快感しかなく、朔は歯を食いしばっていた。
「気持ち良くな……い?」

白い男はボソリとつぶやくと、腰を激しく動かし朔の1番奥で果てる。

朔は痛みも酷く、そのうち暴れるのを止めたその時1番太いおもちゃを一気に差し込まれる。
「フッッーッん゙んん゙ンん゙あ゙~~!」
例えようのない痛みと不快感。さっきまで男の物が入っていたとはいえ無理やりに新たな硬いモノを入れられる不快感。冷たく硬いだけの物。

「大丈夫……大丈夫……。気持ちよくなるよ!あの女の人にしたみたいに……固定するね。」
おもちゃが抜けない様におもちゃを2個、固定されてしまう。
「た……のしんで……。あっ!前……もヤラなきゃね……ふふ。頭の中少しイジるね。お札効かなかったね~残念ふふっ。」

朔のイチモツに、管くらい細いオモチャを何も塗らずに入れ込むと、スイッチを入れる。
悶える朔の頭を触ると、白い手が頭の中にゆっくり入っていく。

「ムーッ……ァァァーーん゙ん゙ん゙ーー!!」

朔は痛みに耐えるも泣きながら気を失った。

「ふふふっ。これで……安心。サヤ、助けなきゃ!」
不敵な笑みを浮かべた後、朔をそのままに暗い部屋の扉を閉めた。

その頃のサヤは、あたえられ続ける快楽に意識が朦朧(いしきがもうろう)としていた。
ガチャッと開くドアの音に怯える。

「ヒッ……い、ぁ……来ないでぇ゙ぇ゙ンッ!」

白い幽霊は、声をかける
「大丈夫……大丈夫……サ、ヤ僕だよ……。ごめんね、待たせすぎたね。もう、大丈夫だから。」
白い幽霊は、サヤに駆け寄ると胸の装置を外す。ゴトリと置かれた装置に安心する。
「下のも取るけ……ど……頑張れる?イク?」

とりあえず、サヤにイッテから取るかそのまま取るか確認する。
「お……お願い!っン……はぁはぁ、取ってぇ~。もぉイ、ヤァァァ!ん~~!!」

限界のようだった。
「頑張ったね……取るけど力抜いて?分からなくなってる?……サヤ大丈夫……触る……よ?」

コクリと頷く。
「いい子。」
と、白い幽霊は話すと、優しくサヤにキスしながら陰部に指を入れおもちゃを取り出す。
「んんん~~~!!アッアッアッ!」
ガクガクと震え痙攣するサヤ。

「サヤ……しーっ……大丈夫、大丈夫。全部終わったよ。手、外すね。」

ぐったりとしている。顔は涙でぐちゃぐちゃだった。
カチャリ。外れる手錠、足につけられていた手錠も外す。
くたりとしていたサヤは急に白い幽霊に抱きつくと泣きながら
「こ、怖かった!!怖かったよ~!!ヒック。怖かったけど、あなたが来てくれたから……ぅック゚……安心じたぁ~。ありがとう~~。」

幽霊の首にしがみつく。
驚いたが、サヤの体をそっと支え落ち着く迄じっとし、頭を撫でる。
「大丈夫……大丈夫だよサヤ。」

優しく声をかけるとサヤが顔を掴みキスしてくる。驚く事ばかりだが、優しくディープキスする。
唇が離れるとサヤが
「やっと……顔見れた……」
嬉しそうに微笑むサヤに微笑み返すと

「ゆっくりしよう?……サ、ヤ忘れよう……もう少しだけ、頑張って……キスするね?」

意味が分からなかったがコクリと頷くと、そっとベットに横にされディープキスをしてきた。優しく、激しく。
キスしている間に、サヤの頭の中に指を入れてくる。
「んっ?ンッ!あんっンッ。」
軽い痛みがあったが、キスが優しく甘い味にうっとりし、気が遠くなってくる。

「おやすみ……サヤ。」


次に目覚めると、サヤは自分の部屋で寝ていた。軽い頭痛。スマホを見ると1日過ぎていた。昨日のお昼から今(朝)まで寝ていたようだった。
「ウソ……。疲れてたのかな……。ユリ先輩からメールきてる!返さなきゃ!!」

ユリから
「サヤちゃん!大丈夫?遅くなってゴメンね!お兄ちゃんが、施設から抜け出して数日経つみたいなの!スマホ修理中で遅くなっちゃった!気づいたらメール頂戴!気をつけて!ドアとか確認してから開けてね!」

(気をつけなきゃ。返信!電話しよ。)
「あっ、ユリ先輩お疲れ様です。ごめんなさい!引っ越しの準備で疲れてたみたいで、いつの間にか寝ちゃってました。……えっ?テレビですか?ハイッハイ。観てみます。」

テレビをつける。ニュースが流れていて
『~の場所にて、被疑者死亡で刑務官〇〇さん32歳を書類送検しました。なお、手引きされ逃亡していた~朔容疑者30歳は両親所有の別荘にて発見されましたが、〇〇さんによって拷問、強姦されていた様で骨折、心神喪失状態とのことです。~~続いて~~』

「……ユリ先輩!大丈夫ですか?」

(大丈夫よ!再逮捕されたなら心配しなくて済むもの……)

「……なんて言ったらいいのか……。」

(気にしなくて良いのよ!!兄は、狂ってしまったのだから、自業自得よ!サヤちゃんは気にしないで、自分の人生歩んでね!!お兄ちゃんはもう出てこれないし、良い人見つけてね!!)

「……ありがとうございます。はい。それではまた。」
サヤは、少し複雑な気分になりながら少し安心する。
「ハッ!!ゴミ出し!!」

ドアを開け、鍵をかけ急いでゴミ捨て場に駆け降りる。
サナも居て
「おはよう~。今ゴミ捨て?一緒に戻ろっか?」

「あ、おはようございます。」
挨拶を交わし、一緒に階へ上がる。
サナは頭をかきながら
「私、昨日帰ってから寝ちゃってて、寝過ぎで頭痛いわ~。しかも、全裸で寝てたフフ。今日が休みでよかったわ~。」

「そうですね……私もいつの間にか寝てました……裸じゃなかったですけど、ふふっ。おんなじです。」

穏やかなな時間を過ごし、数日後サヤは仲良くなった人達へ挨拶しこの街を去っていった。













    
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