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182話、厄介な隣人

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「時間が無いから手短に説明する。私が土を司る大精霊様と戦うのは、一つの夢を叶える為だ」

「一つの……」

「夢、ですか?」

 余計に訳が分からず、謎が深まるばかりだと、ウィザレナとレナの切れ目が細まっていく。
 こればっかりは、私もまだ夢を叶える為の経緯が分からないので、結果しか説明が出来ない。

「ああ。お前達もシルフと契約を交わして、若草色の宝石がはめ込まれた首飾りを手に入れただろ? それで私の首飾りには、ウンディーネの分もある。そして、残りの大精霊様全員と契約を交わし、全ての穴を埋めた時、私の願いが叶うらしいんだ」

「……はあ。大精霊様全員と、契約を交わす……。話が壮大すぎて、理解がまったく追いつかないぞ」

「一人の大精霊様と会うだけで、大変光栄ある事ですのに……。全大精霊様と出会い、しかも契約まで交わし、アカシック様の夢を叶えると?」

「そうだ。自分でも、手の届かない夢物語染みた話をしてるのは分かってる。でも実際、その話が現実の物になろうとしてるんだ。私の中ではな」

 そう。全てはウンディーネと突発的に出会い、散々な結果ながらも事が動き出し、修正されつつここまで来た。
 しかし今回は、ウンディーネ戦の時とはまるで訳が違う。あの人は実力の一割程度しか出さなかったのに、私は瀕死まで追い込まれて、負けを認める寸前に『奥の手』が発動してくれたお陰で、なんとか辛勝出来た。
 が、今から戦う土を司る大精霊は、初手から本気を出してくるはず。下手すれば、その攻撃で私は死んでしまうかもしれない。
 それを回避する為に『怨祓あだばらいの白乱鏡びゃくらんきょう』を張ったけども。これだけでは心もとないというのが、正直な本音だ。

「なあ、アカシック殿? そうまでして叶えたい夢って、一体何なんだ?」

「以前、私が『迫害の地』へ来た理由を話しただろ? 最愛なる人が殺されてしまい、その人を生き返らせる術を身につける為に、この地へ来たと」

「確か、ピース様ですよね。『アンブラッシュ・アンカー』という、血も涙もない大悪党に斬首されてしまったと聞いてます」

「その話なら、私も真摯に聞いてたぞ! あまりにも悲しい話だったから、つい号泣してしまったが―――」

 当時の記憶を振り返っている内に、ピンと来るものがあったのか。恥かし気もなく語っていたウィザレナの目が、ハッと見開いた。

「つまり……。全大精霊様と契約を交わせば、ピース殿を生き返らせる事が、出来ると?」

「詳しい部分までは、私もまだ聞かされてないが。そういう事になるらしい」

「人を、生き返らせる? そんな非現実的な事が、本当に可能なのですか?」

 深まった謎を雑に取っ払ったものの。たとえ大精霊様が言う事であれど、あまりにも現実離れした話に、今度は二人に疑心が芽生えてしまった。
 私でさえ真偽は不明だ。けど、妙な確信を得ている。大精霊様達と契約を交わし終えた時、私はピースを生き返らせる事が出来る術を、手に入れられるのだと。

「それを信じて、私はここまで来たんだ。なので、これから始まる一戦は絶対に負けられない。死んでも食らいつき、必ず勝ってみせる」

「……な、なるほど」

 流石のウィザレナ達も、事の大きさに気圧されて、黙り込んだか。しかし、この戦いに二人を巻き込むつもりはない。
 土を司る大精霊様と戦う前に、二人を元の世界へ帰してもらうよう、交渉しておかないと。

「よし、大体分かった。レナ、覚悟は決まったか?」

「う、うん。まだ、ちょっと怖くて手の震えが止まらないけど……。私達も頑張ろうね!」

「え?」

 今、やる気に満ち溢れた、嫌な予感しかしない二人のやり取りが聞こえたが。内容からして、これから始まる戦いに参戦する表明なのだろうけど……。
 あまり合わせたくない視界を、二人が居る方へ移してみれば。ウィザレナとレナの切れ目は、既に狩人の瞳と化し、殺気すら漂わせる臨戦態勢に入っていた。

「お前達? まさかと思うが……。私と一緒に、戦うつもりでいるのか?」

「無論だ! もちろん、大精霊様は崇拝してるし、刃を交えるなんて以ての外だ! 愚行以外の何物でもない! しかし、アカシック殿の夢を叶えるのであれば、話はまったくの別だ! 共に強大な敵と戦って、勝利と夢を掴み取ろう!」

「私は回復と補助、周りの索敵に徹します。ですのでアカシック様は、攻撃に専念して下さいね」

 私の思惑を真正面からぶつけてくる、凛とした表情で拳を掲げるウィザレナに。己の最も適する役割に就き、決して折れぬ覚悟の表れと、屈託のない笑みを私に見せつけるレナ。
 二人の切り替えの早さには、毎度驚かされてばかりだけど……。今回に限っては、全て訳が違う。二人には悪いが、早々にこの場から立ち去ってもらわなければ。

「駄目だ。もし大精霊様と戦えば、命を落とすかもしれないんだぞ? それは私が許さない。だから、二人には帰って―――」

「おい、アカシック殿」

 私の説得を遮る、あまりにも冷めたウィザレナの声。なんだ? 身震いするようなウィザレナの凍てついた声は? それに、僅かな怒気も感じたような……?

「すまないが、アカシック殿。今から私は、を叱る」

「……へ?」

 腕を組み、私を見下すウィザレナの瞳に、鋭い敵意と、更なる怒気が宿っていく。なんで、ウィザレナは怒っているんだ? もしかして私、また何かやらかしたのか?

「貴様はこれから、絶対に勝たねばならない戦いをするんだよな?」

「そ、そうだな」

「ならば何故、命を落とすかもしれないという矛盾を極めた言葉で、私達に説得を試みたんだ?」

「うっ……! そ、それは……」

 ……まずい、ウィザレナが怒った理由はそれか。『命を落とすかもしれない』という言葉は、己の自信の無さを露呈していて、言い換えれば『負けるかも』と宣言しているようなもの。
 ここは素直に、お前達を巻き込みたくないとだけ言っておくべきだった。そういうつもりで言った訳じゃないんだけども、私のド下手な説得が、逆にウィザレナを怒らせてしまった。

「確かに、死を恐れるのは恥ではない。戦いにおいて、必要不可欠な感情の一つだ。だが、戦う前から恐れてどうする? 己の士気も下がるし、大事な局面で本来の力を出せなくなるぞ。今の貴様は、恐れ方が下手な弱者だ。それを周りに押し付けるのは、迷惑以外の何ものでもない」

「ま、待てウィザレナ。前者は認めるけど、後者は、私とお前達が共闘する前提の話だろ?」

「前提も何も。私達は端から、貴様と共闘するつもりでいる。それにだ。私とレナが手を組めば、貴様より断然強くなるぞ。これは慢心ではなく事実だ。最高戦力を自ら手放そうとするなんて、貴様は一体何がしたいんだ? 未知なる者との闘いを、あまり舐めるなよ?」

「私達に説得を試みるのは、ただ時間を無駄に浪費するだけですよ。アカシック様」

 一切の遠慮も無しに、率直に私の心をぶん殴ってくるウィザレナの叱りとは裏腹に、あなたの説得には聞く耳を持たないので、さっさと諦めろとこっそり伝えてくるレナ。
 この二人、まるで容赦が無い。特にウィザレナよ。曇りなき少しズレた間髪を容れぬ正論で、私の心をいとも容易くへし折ってくるものだから、恐怖すら感じてきたぞ。

「貴様。私はアルビス殿ほどではないが、顔色で精神状態を見て取れるぞ? 少々小突いた程度で、私に恐れを成すなんてな。それで、私達を帰そうとして、単独で大精霊様と戦うだと? 聞いて呆れる」

「い、威圧感を放ちながら一度に言い過ぎなんだ、お前は。怖くなるのも当然だろ?」

「こう見えてもウィザレナは、エルフの里で防衛隊隊長を務めてたんです。その時のウィザレナは、こんなものじゃありませんでしたよ? アカシック様には、相当生温く檄を飛ばしてます」

「ぼ、防衛隊隊長?」

 ウィザレナが防衛隊隊長だというのは、初めて聞いた話だが。この檄飛ばしが、相当生温いだと? もし本気でやられた時の事を思うと、きっと私の背筋は、瞬時に凍りつくだろうな。

「そうだ。完全に委縮し、戦意喪失されても私達と相手が困るので、腑抜けた貴様には手柔らかにやってる。お望みになら、本気の檄を飛ばしてやるぞ?」

「い、いや、もう十分だ。やめてくれ……」

「やめるかやめないかは、私の判断で決める。さあ、これからどうするんだ? 指揮を執るのは貴様だぞ? ちなみに、先に言わせてもらうが、帰れというのは無しだ。戦闘に関する指示以外、全てを聞き流す」

 無茶苦茶な事を口走り、鼻をふんっと鳴らすウィザレナ。ったく、好き勝手言ってくれるじゃないか。二人共々、帰るつもりは毛頭ないと。ならば、これ以上は何を言っても無駄だ。
 よくよく思えば。ウィザレナは、エルフの里という戦場を生き抜いてきた歴戦の狩人。そしてレナも、そのウィザレナを数百年に渡って補助し続けてきた、最強の支援者。
 アルビスとも引けを取らない大戦力になるだろう。しかし、相手は大精霊様だ。普段のこいつらは、大精霊様に対して萎縮し、腰が引けてしまう。それだけが、唯一の不安要素になるか。

「なら一応、これだけは言わせてくれ。今から戦うのは、未知なる大精霊様だぞ? 怖くないのか?」

「とうに腹を括ってるから、それに関しての恐怖は微塵も無い。しかし、別の恐怖を感じてる」

「別の恐怖?」

 私に新たな謎を与えてきたウィザレナが、凛とほくそ笑む。

「万が一にもあり得ないが。アカシック殿が勝利と夢を、掴めなかった時だ」

「むっ……」

 ウィザレナめ、ずるいにも程があるぞ。急に叱るの止めて、いつもの調子で恥ずかし気も無く本音を語ってくるだなんて。
 流石は、元防衛隊隊長といった所か。硬軟をおり交ぜるタイミングが上手い。
 だからこそ、本当に私の事を想ってくれているんだと感じてしまい、少しだけ嬉しくなってしまった。……私も、ずいぶん単純だな。

 そもそもの話。二人に迷惑を掛けたくないという、この気持ち。これもずいぶん身勝手な気持ちだ。私は一度、かつて渓谷地帯で不死鳥フェニックスと戦う前に、二人を頼ってしまっている。
 頼ってしまったからには、もう全てが遅い。迷惑を掛けたくないという気持ちが、その場その場で生まれる嘘になってしまう。
 あまりにも軽い嘘だ。気持ちではなく、二人を戦わせたくないという、中身なぞ存在しない文字の羅列に過ぎないじゃないか。

「私って、つくづく馬鹿だなぁ」

「そうだな、大馬鹿者だ。とやかく言わず、さっさと私達を頼れ!」

「……やっぱり、前言撤回だ。私は、なんて厄介な奴を隣人に招いてしまったんだろうなぁ」

「はっはっはっ! 気付くのが遅いぞ! アカシック殿が天寿を全うするまで、とことん付き合ってやるからな!」

 放言を物ともしないウィザレナが、清々しい笑顔を返してきた。もう駄目だ。私には、ウィザレナに勝てる要素が何一つとしてない。出来る事と言えば、ため息を吐くぐらいか。

「ったく、お前のそういう所が大好きだよ」

「ああ。私も、アカシック殿が大好きだぞ!」

「私もウィザレナに負けないぐらい、アカシック様が大好きですよ!」

 別の意味で言ったのに、真に受けたレナまで加わってきてしまった。まあ、ちゃんと本来の意味も含まれているけども。

「もういい、考えるのは止めだ。二人共。言ったからには、果てまで付き合ってもらうからな?」

「言われなくてもだ! 最果ての先まで付き合うぞ!」

「私もです! 置いていかないで下さいね!」

 士気が高まったのはいいが、そろそろ地面に着いてしまう。けど、なんでだろうな。これから大精霊様と戦うというのに、気分は不思議と落ち着いている。
 緊張も、どこか遠くへ吹き飛んでいってしまった。心や体も軽い。これなら、万全の状態で戦いに挑めそうだ。
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