10 / 199
9話、ホクホクとホロホロ
しおりを挟む
「私、メリーさん。今、お味噌汁の味と具が変わっていて、とても困惑しているの」
『味噌を赤味噌に変えて、それに合う具にしてみたんだけど、どう?』
「まあ、悪くないわね。けど私は、前のお味噌汁の方がずっと好きだわ」
『なるほど。それじゃあ、次回から戻しておくね』
赤味噌を使ったお味噌汁。だから、色がこんなにも赤寄りなんだ。いつものお味噌汁とは違い、とても深いコクがあり、ご飯に合いそうな塩辛さもある。
具材も、そう。平べったく切られたにんじん、私が昨日指定した大根。灰色をした根っこみたいな物は、ごぼうだったかしら?
歯応えがすごくて、土の匂いをそのまま味にしたような渋みを感じるけれども。赤味噌がその渋みを和らげてくれて、食べやすい味に変えてくれている。
それと、黄色くてふわふわした物。これは油揚げね。見た目や箸から感じる柔らかさとは相反し、外側は意外と固い。
けど、お味噌汁を沢山吸っているせいか。噛む度にお味噌汁と混ざり合った、豆腐の風味を感じる油が染み出してきて、赤味噌のコクを一段と引き立てていく。
そして、一際大きくゴロッとしていて、箸で掴みづらい物。たぶん里芋ね。
一見、なかなか固そうに見えるけど、歯が沈んでいくような柔らかさだ。噛むと優しい甘みを含んだ粘り気が出てきて、なんとも不思議な食感になっていく。
「メリーさん。味噌汁の中に、これはちょっと嫌だなって物はあった?」
電話越しではなく、いつの間にか、テーブルを挟んで立っていた春茜が言ってきた。
何か詮索していそうな言い方だけど、まあいいわ。素直に答えてあげましょう。
「いいえ、どれもおいしかったわ」
「なるほどなるほど。ねえ、メリーさん。たまーになんだけどさ、味噌汁の具材を変えてみてもいい?」
「それはダメよ。私は、豆腐と長ネギ、白味噌を使ったお味噌汁がいいの。もし具材やお味噌を変えるなら、夕食と一緒に出してちょうだい」
「うーん、手厳しいね。オッケー、分かった」
やや残念そうに苦笑いした春茜が、テーブルに皿を並べていく。このお味噌汁もおいしかったから、今回は大人しくしていてあげるけども。
私が飲みたいのは、こよなく愛する白味噌を使った、豆腐と長ネギのお味噌汁。心安らぐ、和風出汁の優しい香り。その和風出汁と最高に相性が良い、ほんのりと甘い豆腐。
そして何よりも好きなのが、出来立ての時は気持ちの良いシャキシャキ感が残っていて、時間が経つ連れに、中までしんなりと柔らかくなっていく長ネギ。
まあ、赤味噌を使ったお味噌汁も悪くなかった。一つの料理として十分おいしい。せっかく作ってくれた事だし、おかわりをしておこう。
お味噌汁を完食してから、テーブルに並んだ皿を覗いてみる。
一番大きな皿には、中までしっかり味が染みていそうな、茶色く色付いた大根。まさに、リクエスト通りの物だ。見た目からしておいしそう。
お供の具材に、棍棒に似た形のお肉らしき物があるけど……。このお肉、名前はなんだったっけ?
手羽先じゃないのは確かだ。形がまったく違う。同じく手羽が付いた、違う部位のお肉だったはず……。
「あっ、そうだ。手羽元だ」
「おお、よく知ってるね。昼から煮込んでおいたから、すごく柔らかくなってるよ」
「へぇ~、そう」
一本一本が大きいし、こっちも食べ応えがありそうだ。他の皿には、真っ白なご飯。それに、赤味噌を使ったお味噌汁のおかわり。このお味噌汁は味が濃いから、ご飯を挟んで飲んでいこう。
春茜が「んじゃ、いただきまーす」と言っている最中。私は空き皿に大根を移し、箸で割っていく。相当煮込まれていたのか。そんなに力を入れなくても、スッと割れていった。
断面は全て、ムラ無く均等に茶色く染まっている。和風出汁をたんまりと吸っているから、半分に割ってもそれなりに重い。さあ、食べるわよ。
「ふぅー、ふぅーっ。あーん……、んっ! ホフホフホフ……」
まだ中が熱かったけど、この大根、とにかく柔らかい。歯に当たったり、上顎と舌で挟んだだけで、どんどん崩れていく。
それに、出汁をどれだけ吸っていたの? 口の中が満たされる勢いで溢れ出してきた。すごいジューシーだ。
あまりに吸い過ぎていたせいで、大根本来の味が分かりにくいけども。ホクホクな大根を噛んでいく内に、出汁の風味を邪魔せず、むしろ後押ししていく健気な甘さを少しずつ感じてきた。
「う~ん、おいしい~」
お味噌汁とまでは行かないけど、この味が染みた大根もすごく好きだ。うん、ご飯との相性も良い。後味がサッパリしているから、ご飯の甘さがよく分かる。
「次は、手羽元ね」
手羽元も、これまたズッシリと重い。箸から感じる感触だと、結構な固さがありそうね。本当に柔らかいのかしら?
箸だけで食べるのは難しいと察したので、一旦皿の上に置く。箸も置き、両端を手で持ち、一番身が多そうな部分を齧った。
「あ、柔らかいっ」
これは、いい意味で裏切られた。見た目とは裏腹に、ものすごく柔らかい。噛む力を入れずとも、裂けるようにホロホロと崩れていく。
身の部分は、淡泊な味をしているわね。中まで味が染みていないし、色もあまり変わっていなくて白い。けど、プリプリと弾力のある皮の部分は、際立って濃く感じる。
こっちは味がちゃんと染みているし。大根よりもご飯がおいしく感じる、食欲を刺激するような旨味を含んだ肉汁が、どんどん出てくる。
それに、白みがかった半透明の部分。これは軟骨だったわよね。コリコリとした食感が楽しくて、一番食べ応えがある。
飲み込むタイミングが、イマイチ掴めないけど。このずっと続くコリコリ感が、私の顎を止めてくれない。いつまでも噛んでいたい、ちょっとクセのある食感がたまらないわ。
「どう、メリーさん。どれが一番美味しい?」
「一番と言われると、甲乙つけがたいわね。とりあえず、大根と軟骨かしら?」
「軟骨とは、また意外なチョイスだね。あっ、そうそう。軟骨といえば、唐揚げにすると美味しいんだよね」
「唐揚げっ!」
あった。そういえば『軟骨の唐揚げ』なる物が、料理本にあった! 一つ一つが小粒だったから、唐揚げといえど、あまり興味を引かなかったものの。
こんな楽しい食感をしているからには、食べてみたいという欲求が湧いてきてしまった。よし。今度、軟骨の唐揚げがいっぱい食べたいと、春茜にリクエストしておこう。
「その反応、どうやら食べてみたいようだね」
「……あっ。ま、まあ、多少はね。食べたくなったらリクエストを出すわ」
「了解。それはそうとさ、メリーさん」
話を続ける春茜の表情が、途端に真面目なものへと変わった。やたらと真剣そうな雰囲気を醸し出している。
「なに?」
「これを食べ終わったら、ちょっと話があるんだ。美味しいデザートを出してあげるから、すぐには帰らないんでほしいんだよね」
「デザート……?」
話の内容が気になるけど……。デザート、……デザート? デザートって、なんだったっけ? 確か、料理の一種だったような? 人間でいう所の、おやつみたいな物だったような……?
まずい。まだ料理本しか見ていないから、そこら辺についての知識は、ほぼ皆無だ。とりあえず、恥ずかしい思いをしたくないから、知っている体で話を合わせておかないと。
「まあ、話ぐらいなら別にいいわよ。聞いてあげるわ」
「おお、ありがとう! それじゃあ、食後を楽しみにしててね」
そう嬉しそうにニコリと笑った春茜が、大根に舌鼓を打ち、ご飯を口にかき込んでいく。何故、春茜はわざわざ食後と言ったんだろう?
あんなに真剣な表情をしていたんだ。よほど大事な話に違いない。何か裏がありそうだけど、まあいいわ。おいしいデザートとやらを出してくれるみたいだし、楽しみにしていよう。
『味噌を赤味噌に変えて、それに合う具にしてみたんだけど、どう?』
「まあ、悪くないわね。けど私は、前のお味噌汁の方がずっと好きだわ」
『なるほど。それじゃあ、次回から戻しておくね』
赤味噌を使ったお味噌汁。だから、色がこんなにも赤寄りなんだ。いつものお味噌汁とは違い、とても深いコクがあり、ご飯に合いそうな塩辛さもある。
具材も、そう。平べったく切られたにんじん、私が昨日指定した大根。灰色をした根っこみたいな物は、ごぼうだったかしら?
歯応えがすごくて、土の匂いをそのまま味にしたような渋みを感じるけれども。赤味噌がその渋みを和らげてくれて、食べやすい味に変えてくれている。
それと、黄色くてふわふわした物。これは油揚げね。見た目や箸から感じる柔らかさとは相反し、外側は意外と固い。
けど、お味噌汁を沢山吸っているせいか。噛む度にお味噌汁と混ざり合った、豆腐の風味を感じる油が染み出してきて、赤味噌のコクを一段と引き立てていく。
そして、一際大きくゴロッとしていて、箸で掴みづらい物。たぶん里芋ね。
一見、なかなか固そうに見えるけど、歯が沈んでいくような柔らかさだ。噛むと優しい甘みを含んだ粘り気が出てきて、なんとも不思議な食感になっていく。
「メリーさん。味噌汁の中に、これはちょっと嫌だなって物はあった?」
電話越しではなく、いつの間にか、テーブルを挟んで立っていた春茜が言ってきた。
何か詮索していそうな言い方だけど、まあいいわ。素直に答えてあげましょう。
「いいえ、どれもおいしかったわ」
「なるほどなるほど。ねえ、メリーさん。たまーになんだけどさ、味噌汁の具材を変えてみてもいい?」
「それはダメよ。私は、豆腐と長ネギ、白味噌を使ったお味噌汁がいいの。もし具材やお味噌を変えるなら、夕食と一緒に出してちょうだい」
「うーん、手厳しいね。オッケー、分かった」
やや残念そうに苦笑いした春茜が、テーブルに皿を並べていく。このお味噌汁もおいしかったから、今回は大人しくしていてあげるけども。
私が飲みたいのは、こよなく愛する白味噌を使った、豆腐と長ネギのお味噌汁。心安らぐ、和風出汁の優しい香り。その和風出汁と最高に相性が良い、ほんのりと甘い豆腐。
そして何よりも好きなのが、出来立ての時は気持ちの良いシャキシャキ感が残っていて、時間が経つ連れに、中までしんなりと柔らかくなっていく長ネギ。
まあ、赤味噌を使ったお味噌汁も悪くなかった。一つの料理として十分おいしい。せっかく作ってくれた事だし、おかわりをしておこう。
お味噌汁を完食してから、テーブルに並んだ皿を覗いてみる。
一番大きな皿には、中までしっかり味が染みていそうな、茶色く色付いた大根。まさに、リクエスト通りの物だ。見た目からしておいしそう。
お供の具材に、棍棒に似た形のお肉らしき物があるけど……。このお肉、名前はなんだったっけ?
手羽先じゃないのは確かだ。形がまったく違う。同じく手羽が付いた、違う部位のお肉だったはず……。
「あっ、そうだ。手羽元だ」
「おお、よく知ってるね。昼から煮込んでおいたから、すごく柔らかくなってるよ」
「へぇ~、そう」
一本一本が大きいし、こっちも食べ応えがありそうだ。他の皿には、真っ白なご飯。それに、赤味噌を使ったお味噌汁のおかわり。このお味噌汁は味が濃いから、ご飯を挟んで飲んでいこう。
春茜が「んじゃ、いただきまーす」と言っている最中。私は空き皿に大根を移し、箸で割っていく。相当煮込まれていたのか。そんなに力を入れなくても、スッと割れていった。
断面は全て、ムラ無く均等に茶色く染まっている。和風出汁をたんまりと吸っているから、半分に割ってもそれなりに重い。さあ、食べるわよ。
「ふぅー、ふぅーっ。あーん……、んっ! ホフホフホフ……」
まだ中が熱かったけど、この大根、とにかく柔らかい。歯に当たったり、上顎と舌で挟んだだけで、どんどん崩れていく。
それに、出汁をどれだけ吸っていたの? 口の中が満たされる勢いで溢れ出してきた。すごいジューシーだ。
あまりに吸い過ぎていたせいで、大根本来の味が分かりにくいけども。ホクホクな大根を噛んでいく内に、出汁の風味を邪魔せず、むしろ後押ししていく健気な甘さを少しずつ感じてきた。
「う~ん、おいしい~」
お味噌汁とまでは行かないけど、この味が染みた大根もすごく好きだ。うん、ご飯との相性も良い。後味がサッパリしているから、ご飯の甘さがよく分かる。
「次は、手羽元ね」
手羽元も、これまたズッシリと重い。箸から感じる感触だと、結構な固さがありそうね。本当に柔らかいのかしら?
箸だけで食べるのは難しいと察したので、一旦皿の上に置く。箸も置き、両端を手で持ち、一番身が多そうな部分を齧った。
「あ、柔らかいっ」
これは、いい意味で裏切られた。見た目とは裏腹に、ものすごく柔らかい。噛む力を入れずとも、裂けるようにホロホロと崩れていく。
身の部分は、淡泊な味をしているわね。中まで味が染みていないし、色もあまり変わっていなくて白い。けど、プリプリと弾力のある皮の部分は、際立って濃く感じる。
こっちは味がちゃんと染みているし。大根よりもご飯がおいしく感じる、食欲を刺激するような旨味を含んだ肉汁が、どんどん出てくる。
それに、白みがかった半透明の部分。これは軟骨だったわよね。コリコリとした食感が楽しくて、一番食べ応えがある。
飲み込むタイミングが、イマイチ掴めないけど。このずっと続くコリコリ感が、私の顎を止めてくれない。いつまでも噛んでいたい、ちょっとクセのある食感がたまらないわ。
「どう、メリーさん。どれが一番美味しい?」
「一番と言われると、甲乙つけがたいわね。とりあえず、大根と軟骨かしら?」
「軟骨とは、また意外なチョイスだね。あっ、そうそう。軟骨といえば、唐揚げにすると美味しいんだよね」
「唐揚げっ!」
あった。そういえば『軟骨の唐揚げ』なる物が、料理本にあった! 一つ一つが小粒だったから、唐揚げといえど、あまり興味を引かなかったものの。
こんな楽しい食感をしているからには、食べてみたいという欲求が湧いてきてしまった。よし。今度、軟骨の唐揚げがいっぱい食べたいと、春茜にリクエストしておこう。
「その反応、どうやら食べてみたいようだね」
「……あっ。ま、まあ、多少はね。食べたくなったらリクエストを出すわ」
「了解。それはそうとさ、メリーさん」
話を続ける春茜の表情が、途端に真面目なものへと変わった。やたらと真剣そうな雰囲気を醸し出している。
「なに?」
「これを食べ終わったら、ちょっと話があるんだ。美味しいデザートを出してあげるから、すぐには帰らないんでほしいんだよね」
「デザート……?」
話の内容が気になるけど……。デザート、……デザート? デザートって、なんだったっけ? 確か、料理の一種だったような? 人間でいう所の、おやつみたいな物だったような……?
まずい。まだ料理本しか見ていないから、そこら辺についての知識は、ほぼ皆無だ。とりあえず、恥ずかしい思いをしたくないから、知っている体で話を合わせておかないと。
「まあ、話ぐらいなら別にいいわよ。聞いてあげるわ」
「おお、ありがとう! それじゃあ、食後を楽しみにしててね」
そう嬉しそうにニコリと笑った春茜が、大根に舌鼓を打ち、ご飯を口にかき込んでいく。何故、春茜はわざわざ食後と言ったんだろう?
あんなに真剣な表情をしていたんだ。よほど大事な話に違いない。何か裏がありそうだけど、まあいいわ。おいしいデザートとやらを出してくれるみたいだし、楽しみにしていよう。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる