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No.13 嫌われ者から好かれる死屍人達の成り上がり

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 ふむ。臭いがきついな。
 ここは以前彼らの棲み家だった場所だった。
 そう、彼らはここの墓地で死体を喰らう死屍人グールだ。
 姿はネズミの獣人をしてる。
 彼らは我々と同じ知能を持ってるが死体を好んで食べるので昼の住人達からの差別対象だった。
 しかし、彼らは我々の昼の住人を認められるため、多大な努力などを経て信用を勝ち取り積み重ねられた社会の歴史がある。
 そのおかげか彼らは市民権を勝ち取ったのだな。
 今じゃ、政治家やスポーツ選手、映画俳優など職についてるの珍しくないし、あとグールだというのに、清潔身だしなみ気にしたり、死体を喰わずに家畜の焼いた肉を好むからな。
 昔ながらのグールは今じゃどこも見かけないしな。これも時代の流れだな。

 No.13  嫌われ者から好かれる死屍人達の成り上がり  完

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