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09話「ふすまの戸」
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私の怪談はまだ終わりではなかったの。
私の部屋にずっと正座してるおばあさんがふすまの戸をじっと見ていたの。
そこのふすまの戸からギチギチギチギチギチギチと音がするの。
そのふすまの中には大した物はなかった。
えと。あるとすれば古いマリオネット人形や古いマンガがあるくらいだったわ。
でね。ふすまの戸から少し開けられているの。
だから、何度も開けられるから私思い切って開けたの。
そしたら、そこにいたのは大人サイズの人形が私のことを見て笑っていたの。
怖くなった私はふすまの戸をすぐ勢いよく閉めるのだけど閉めたふすまの戸からドンドンと強く叩かれるの。
私はその人形が出ないように必死に祈っていたわ。
しばらくするとギチギチギチギチギチギチと音が鳴り出していつのまにか正座おばあさんとあの人形も無くなっていたわ。
そう、押し入れにあったマリオネットネット人形もなくなってたしね。
「私の怪談は以上よ」
そっと私はロウソクの火を消した。
みんな静まり返っていた。
でもね、まだこの話は続きがあったの。
私の曽祖母があの正座おばあさんに似ていたから。
先月死んだ祖母の遺品整理してわかったことだった。
私の曽祖母は霊感が強くてその場でよく感じていたそうだ。
だから、曽祖母は私を見張るために見守っていたじゃないかと推測する。
だから、もうあのストーカーや幽霊は見ないと思っていた。
そこで私の怪談でお開きになりその場で解散して各自部員は帰宅した。
2.
私は部屋で勉強してるとガタガタと物音がしていた。
どうやら、ふすまの戸からだった。
そういえばたまに飼い猫がたまに屋根裏に潜むことがあるので、私はふすまの戸を開けて中を覗いて飼い猫の名前を呼ぼうとした時にガッと強く首元に捕まれてそのままふすまの戸に身体ごとひきずり込まれた。
3.
「おはよう」
「おはよう麻紀」
「梨華なんか雰囲気変わった?」
「何も変わってないよ?」
「そう……ならいいんだけど」
登校時、最近梨華を見てると作り物ようなモノに見えてくる。
ごくたまにギチギチギチギチと少し聴こえてくるんだけどあれは一体なんだろうか?
彼女の周囲からギチギチギチギチとたまに聴こえてくる。
ふすまの戸 完
私の部屋にずっと正座してるおばあさんがふすまの戸をじっと見ていたの。
そこのふすまの戸からギチギチギチギチギチギチと音がするの。
そのふすまの中には大した物はなかった。
えと。あるとすれば古いマリオネット人形や古いマンガがあるくらいだったわ。
でね。ふすまの戸から少し開けられているの。
だから、何度も開けられるから私思い切って開けたの。
そしたら、そこにいたのは大人サイズの人形が私のことを見て笑っていたの。
怖くなった私はふすまの戸をすぐ勢いよく閉めるのだけど閉めたふすまの戸からドンドンと強く叩かれるの。
私はその人形が出ないように必死に祈っていたわ。
しばらくするとギチギチギチギチギチギチと音が鳴り出していつのまにか正座おばあさんとあの人形も無くなっていたわ。
そう、押し入れにあったマリオネットネット人形もなくなってたしね。
「私の怪談は以上よ」
そっと私はロウソクの火を消した。
みんな静まり返っていた。
でもね、まだこの話は続きがあったの。
私の曽祖母があの正座おばあさんに似ていたから。
先月死んだ祖母の遺品整理してわかったことだった。
私の曽祖母は霊感が強くてその場でよく感じていたそうだ。
だから、曽祖母は私を見張るために見守っていたじゃないかと推測する。
だから、もうあのストーカーや幽霊は見ないと思っていた。
そこで私の怪談でお開きになりその場で解散して各自部員は帰宅した。
2.
私は部屋で勉強してるとガタガタと物音がしていた。
どうやら、ふすまの戸からだった。
そういえばたまに飼い猫がたまに屋根裏に潜むことがあるので、私はふすまの戸を開けて中を覗いて飼い猫の名前を呼ぼうとした時にガッと強く首元に捕まれてそのままふすまの戸に身体ごとひきずり込まれた。
3.
「おはよう」
「おはよう麻紀」
「梨華なんか雰囲気変わった?」
「何も変わってないよ?」
「そう……ならいいんだけど」
登校時、最近梨華を見てると作り物ようなモノに見えてくる。
ごくたまにギチギチギチギチと少し聴こえてくるんだけどあれは一体なんだろうか?
彼女の周囲からギチギチギチギチとたまに聴こえてくる。
ふすまの戸 完
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