上 下
55 / 61
番外編

1話「エビフライ定食」

しおりを挟む
 20〇〇年02月13日

「いらっしゃいませ」
 わしは山伏。
 今日はボクと連れてファミレスで食事しにやってきた。
「山おじさん。ボクはエビフライ定食にしたい」
「そうか。わしもそれにしよう。すみませーん」
 わしは若い男性店員を呼んだ。
「はい。何を注文なさいますか?」
「エビフライ定食二つをお願いします」
「はい。ありがとうございます。ごはんは大か小がありますが」
「わしは大で」
「ボクは小でお願いします」
 店員は注文のオーダーを取り、しばらくするとわしらを呼び出して厨房に何故か連れてかれた。
 そこで何故か裸にさせられて白い粉を身につけられて黄色の液体につかされた。
「どうぞお入り下さい」
 最後に案内させられたのは大きな鍋の油である。
 まさか!わしらを!?
 そう、思ったわしらは必死に抵抗したが、店員は無理矢理わしらを油の底に蹴り飛ばした。
 じっくりとこんがりと焼けるわしら。
 サクサクとしたわしらを揚げて、特別メニューとして出される。
 ボクは小なので小さな人達に。
 わしは大なので大きな人達にそれぞれ召し上がった。

 エビフライ定食  おわり

 ここから、ボクとカノジョの秘密解説ショー始まるよ♪見たい方そのままカウントダウンページ進んでね。

 

 

 



 ボク&カノジョ「ボクとカノジョの秘密解説ショー。エビフライ定食編」

 カノジョ「あれ?まだ終わってなかったんだ」

 ボク「そうだね。この作話は山おじさんの回みたいだね」

 カノジョ「この話は大は巨人であり、小は小人達にボク達に食べられるという話ね」

 ボク「あー、なんだかエビフライ定食食べたくなる」

 元カノ「わたしも」

 カノジョ「ちょっと!?なんでいんのよ」

 元カノ「てへ♫」

 以上、秘密解説ショーでした♪

 解説オチ
 エビフライ定食の大は巨人、小は小人達が各自召し上がる。
 山おじさん達はエビフライにされた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【短編】怖い話のけいじばん【体験談】

松本うみ(意味怖ちゃん)
ホラー
1分で読める、様々な怖い体験談が書き込まれていく掲示板です。全て1話で完結するように書き込むので、どこから読み始めても大丈夫。 スキマ時間にも読める、シンプルなプチホラーとしてどうぞ。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

機織姫

ワルシャワ
ホラー
栃木県日光市にある鬼怒沼にある伝説にこんな話がありました。そこで、とある美しい姫が現れてカタンコトンと音を鳴らす。声をかけるとその姫は一変し沼の中へ誘うという恐ろしい話。一人の少年もまた誘われそうになり、どうにか命からがら助かったというが。その話はもはや忘れ去られてしまうほど時を超えた現代で起きた怖いお話。はじまりはじまり

【一話完結】3分で読める背筋の凍る怖い話

冬一こもる
ホラー
本当に怖いのはありそうな恐怖。日常に潜むあり得る恐怖。 読者の日常に不安の種を植え付けます。 きっといつか不安の花は開く。

短編集・1巻

仙 岳美
大衆娯楽
短編のまとめです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

怖い話短編集

お粥定食
ホラー
怖い話をまとめたお話集です。

ハハハ

辻田煙
ホラー
 苦しいキス。だが、花梨(かりん)はもっとそれを感じたかった。遊園地のパレードと花火を背に、花梨と紫苑(しえん)は互いに愛を囁く。  花梨にだけ見えている、みんなに生えている翼。花梨に嘘をついていない者だけが、「白い翼」を持つ。花梨の周囲のほとんどは「黒い翼」を生やしている中、紫苑は「白い翼」を背中に生やし、花梨に愛を囁いていた。花梨だけがそれを知っていた。  しかし、遊園地デート以後、久しぶりに夏休み中に会った紫苑の態度が、花梨にはぎこちなく見えてしまった。花梨は訊ねる。 「紫苑――私に隠していることない?」 「……なにも隠してないよ?」  それまで真っ白だった紫苑の翼は、花梨の問いをきっかけに真っ黒に染まってしまった――彼は花梨に噓をついた。  紫苑――恋人が嘘をついていることを知ってしまった花梨は、何を思うのか。  ……花梨に嘘をついてはいけない。絶対に。 ※【感想、お気に入りに追加】、エール、お願いいたします!m(__)m ※2023年8月26日、公開 ※この作品は、カクヨム・小説家になろう・ノベルアップ+にも投稿しています。 ※表紙の著作権は作家が持っています。

処理中です...