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斬黒須怪異談♾️X2♾️
0038話「ヤンデレサクラ」
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ピンポンパンポーン♪
この作話は歪んだヤンデレ恋愛描写があります。苦手な方はご注意ください。桜より♪
ピンポンパンポーン♪
羅奈「あ、桜何をしてるの?」
桜「ちょうどよかった。羅奈も桜になって?」
羅奈「へ?」
桜「あなたわたし、あなたわたし」
羅奈(桜)「あなたはわたしあなたわたし」
桜&桜「わたしもあなたも桜」
桜「これでみんな桜になる」
「1」
ーー「????」ーー
????「へへ。大人しくしろよな?」
????「いやあああ!?だ、誰か助けて!?」
ジリジリとゲスまみれた青白い男達は死んで間もない悪霊である。
そこに痛い気ない少女を無理矢理暴行して身体中を犯し続ける。
そして数時間及ぶ行為にもはや少女の悲鳴は小さくなる。
????「あなた達!!」
そこに新たな少女が現れて悪霊暴漢男達は新しいおもちゃが現れたと感じてその少女に襲いかかろうとするが愛用のスマホで逆に返り討ちして全てカルによって撃退された。
その犯された少女を介抱してすぐその場で被害に遭った彼女は霊急車に運ばれたがすでに彼女は身も心も壊れかけていた。
ーー「夢山大学病院個室」ーー
彼女の入院する個室に母親とその弟が訪れて母親がドアをノックする。
つばめ「桜、入るわよ」
翼「……姉貴」
桜はずっと窓の景色を眺めて目が虚で表情は暗かった。
桜「……」
家族見舞い来たつばめと翼は怒りを越して腹が立って仕方なかった。しかし、その桜に対して仕打ちをした悪霊暴漢男達はこの現世にいなく成仏していたがその残された被害者には救済は何もなかった。
そんな時に彼女達がやってくる。
????「桜さん!いますか?」
そこに現れたのは八木楓、梅田虫男、野花手鞠達だった。
桜「……」
楓「桜さん……」
楓は黙って桜を優しく抱いた。
桜はその時に耐え切れず涙がこぼれて頭の中にフラッシュバックしてよみがえり記憶が思い出してパニックなる時、楓が優しく母親が囁くように宥める。
しばらくして楓は、毎日のように桜のもとに通い会話し続けた。
その時、以前のように元気はでないが桜も少しずつだが明るさを取り戻していく。
「2」
しばらくして桜は積極的に病室から外に出歩き、景色を眺めたりしていた。そして食欲も常人と同じように体力を取り戻すほど回復していた。しかしながら以前のように元気がある明るさや幽霊と知らない男性の方を見かけると生理的に受け付けないほどの体質になっていた。そのため退院後は乙女ゲームを全て処分して売り払い、その目的に稼ぐためしていたアルバイトも全て辞めてしまった。そんな目標もない気力もない学校もすぐ早退する桜に彼女が誘われる。
楓「桜さん。よかったら、私の部活参加しない?」
その思いかげない提案に桜は少し考えた後、うなずき楓の部活に入部する。
その時彼女の中で心がときめくようになるが、以前から恋心抱いてた時からその気持ちが強くなり、返って楓に深く依存するようになっていくことに周囲はおろか家族や友人である楓さえも気づいてなかった。
ーー「八木家」ーー
すでに朝が近いがまだ八木家一同はまだ夢の中だった。
(ピンポーン)
と、八木家の玄関先にチャイムが鳴り響く。
(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン)
と、何度もしつこく鳴らすの見て楓おろか妹瑠奈も目を覚ましてしまう。
本日、現当主八木美月、鮫長浪雄、八木紗凪は、長期海外出張により、家を空けている。保護者の付き添いである梅田虫男、八木楓、八木瑠奈しか応対する者はいなかった。したがって家を留守にしてる次期当主である八木楓が必然的に対応することになった。
(ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン)
何度もチャイムを鳴らす輩に楓は少し顔を顰めてしまう。
楓「どちらさま?」と、玄関先のガラス引き戸を開けると、そこにいたのは、、、
桜「おはよう。楓」
その目の前にいたのは、永木桜だった。
楓「こんな時間帯……それよりも桜さん。髪型変えたんですね」
桜「どうかな?似合う」
桜は髪型を茶髪にやめて黒髪のセミロングしている。楓と同じ黒髪のセミロングである。
楓「……はい。立ち話もなんで上がって下さい」
その時、楓は白粉を身につけてないことをつい、うっかり忘れてしまったがこの時、桜は何も言わなかったのでそのまま居間に案内した後、楓は自分の部屋で忘れずに白粉をつけた。
桜「……」
「3」
楓「お待たせしました」
桜「おかまいなく」
と、楓がわざわざをお茶を用意する。ちょうど瑠奈も居間でスマホを取り出してくつろぐ。
楓「それで、桜さん。こんな朝早いというよりまだ夜更けの時間帯に何の用ですか?」
と、桜は目の前に出された熱いお茶をグビグビと飲み干してから言った。
桜「実はね。楓のおばさま達、今は海外にいて石山県内にはいないでしょう?だからね。私作って来たの」
と、桜が持ち出して来たバスケットに桜特製のサンドイッチを持ってきた。
瑠奈「うはぁぁ。ちょうどひとつもらーい♪」
楓「こら。瑠奈」と言いそうなったときに桜は瑠奈の手を払いのける。
瑠奈「……あ、ごめんなさい」
と、瑠奈は普段ならパクる行為だが桜の目が笑ってない笑顔に事情を察してしまった。
楓「……桜さん。すみませんね。私はこんなにたくさん食べられないから、私たち3人で食べましょう?」
その時に桜は一瞬無表情になるがニコッと笑って承諾した。
桜「いいよ♪楓も瑠奈ちゃんも一緒に食べよう」
瑠奈「……あ、うん。ありがとう」
と、楓達は早速桜が用意したサンドイッチを食べようとするがそのときに空気を読めない人物が乱入する。
虫男「あー。腹減ったな……あ」
楓「……」
瑠奈「……」
桜「あ、先生じゃないですか?」
虫男「い、いや、ちょっとな。それにはふかーい訳がな」
これより、虫男と同席するようになり、4人で気まずい雰囲気になりながらもサンドイッチを平らげた。
桜「……」
「4」
ーー「野花高校2年B組クラス内」
楓「おはようございます」
最近朝早く通学してる楓だが自転車は使わずつきっきりで桜のために一緒に歩いて付き添いしてるので普通の登校時間帯と変わりなかった。
亜華葉「おはよう。楓……大丈夫?目の隅、真っ暗よ?」
楓「……私なら大丈夫です」
楓は毎日寝不足だった。それは桜がいない時は毎日桜がスマホのチャット通知が大量に送られてくるのである。
それだけじゃなく、常に私生活に踏み込むのでストレスと寝不足でやつれていた。瑠奈はしばらく友人の家に泊まり込むほど日常生活に支障きたしていた。
桜「ねー?ねー?楓、今日は一緒に昼食食べない」
楓「……はい」
おまけに楓と同じく白粉肌を身につけて和服を着込むようになった。それらは全て歪んだ愛情によるのモノだった。
星夏「……少しよろしいですか?桜さん」
桜「……いま、忙しいの。後にしてくれるかな?」
と、星夏の問いかけに桜は無視する。
しかし、星夏も引き上がるつもりだけでなく、楓の友人達も立ち上がる。
亜華葉「桜さん。そこまでよ。あなたしつこいのよ?よくみなさいよ、楓の姿を」
楓「……」
楓は机を伏せて寝ている。表情は疲れ果てている。
桜「別になんでもないよ?いつもの通りじゃない?」
大軌「いいかげんにしろよ?お前、楓に執着しすぎだぞ?迷惑してるんだよ?」
桜「本当?楓」
楓「……すみません。桜さん」
桜「……そうなんだ」
星夏「わかってくれますか?」
桜「……」
桜は黙ってそのまま楓と離れて自分の席についた。
と、しばらくして担任の虫男がやってきて朝礼をしたが桜はずっと終始無言だった。
桜「……」
「5」
楓「そうですか……」
亜華葉「まぁ、きつく言っといたから、たぶん応えているけどね」
大軌「無視できなかったから、楓は悪くないからな」
楓「……ありがとう」
と、久しぶり幼なじみである3人は一緒に久しぶり帰宅した。
その時、楓はこの後、恐怖体験をすることになる。
ーー「八木家」ーー
楓「ただいま帰りました。……瑠奈帰っているの?」
と、鍵は空いており、楓はそのまま居間に向かうと、、、
台所に彼女が調理をしていた。
桜「おかえりなさい。楓」
楓「い、いやあああああああ!?」
楓は錯乱状態になり、慌てて桜は彼女の元に向かうが楓が全力拒否して突き放す。
桜「いったぁ……」
楓「近づかないで!!」
桜「ねー?どうしたの?楓がしばらくかまわないでいるから、少し時間置いてこうしてわざわざ出向いてるじゃない?」
楓「帰って!!お願いだから……」
と、楓は桜を玄関先の外まで追い返すが何度も玄関先に立ちガラス引き戸に立ち続ける。
そこで楓は警察に通報して桜はそのまま捕まり連行された。その後、重く見た八木家の当主美月は緊急帰国して永木家代表と話し合いを決めて桜と楓の関係を引き離すことを決めた。桜は学校を退学させてしばらく屋敷邸に幽閉することになった。
ーー「????」ーー
みんなどうして邪魔するの?
私はただ、楓とそばにいたいのに。
なんでこんな愛してるのに。
みんな邪魔するならーー。
ーーえてしまえばいい。
楓以外いればいい。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。
18782+18782
=37564
……待っててね。
楓。
「6」
楓は早朝久しぶり起きると誰もいなかった。それおろか、家族一同もいなく梅田虫男もいないとは珍しかった。
身支度するとき、朝食がきちんと用意されていた。味付けもきちんとされた和食だった。
彼女は喜んで全て平らげた。
そして、登校時間が来たので通学するが誰もいなく彼女1人だった。いや、その場にいる、人や動物や虫すら見かけないほどだった。
????「楓、もう起きたの?早いね」
その時に出会いたくない相手が現れた。
楓「!?さ、桜さん」
桜は普段通りに制服を着替えていた。
桜「ちょうどよかったね。一緒に登校しよう?」
楓「近づかないで!!」
桜「どうしたのよ?楓。それよりもご飯美味しかった?久しぶり和食だったから、ちゃんと美味しくできたでしょ?」
楓「ウプ」
と、楓は思わず地面に吐いてしまった。あれほど美味しく出来た料理でも彼女とわかれば身体が受け付けないほどだったからである。
桜「ネェ、大丈夫?」
楓「!?」
楓はずっしりと異様な雰囲気に漂う桜に警戒して、スマホを取り出してマジカルカメラアプリを開き自衛の手段として構える。
桜「ドウシタのカエデ?」
桜の声から異形なモノ達の声がする。
おそらくだが桜はナニカヤバいモノに取り憑かれていると踏んだ。
だから遠慮なく楓は「マジ」をいくつか桜に放つ。
桜「……」
しかし、桜は無傷であり、キズひとつつかなかった。
楓「教えてください。この周辺にいる住人はどうしましたか?」
すると、桜はにぃーと笑った。
桜「楓のためにぜーんぶころしちゃったよ。みんな邪魔だったから」
そのとき、楓はスマホを落として唖然してしばらく硬直したあと、その場で耐えきれずに涙が溢れて泣き叫んだ。
すると、桜が楓の元に近づき肩を触れて優しく囁く。
桜「……大丈夫?楓。わたしがずっとそばにいるからね」
その時、桜の頬に平手打ちする。
楓「あなたは!!友人でもなんでもありません!!あなたを……討伐します!!」
桜「……そうか。楓も私を否定する……わけないよね?」
楓「桜……?」
その場にいた桜が異形な姿に変貌する。
桜「イッショニナルノダカラ」
その時、桜は楓を気絶させて拉致してどこかに連れてかれた。
「7」
正夢「おい!!生存者はいたか?」
友紀「先生。ここにはいません。全部彼女に喰われた後ですね」
正夢「くっそ!!」
石山県内では緊急霊災害レベル5の発令出していた。それは野花市、花咲市内の住人おろか生物が忽然と姿を消し去る所業が起こっていた。そこに礼察庁は正夢や友紀達なども駆り出されて生存者救出と討伐緊急依頼出されたのである。そんな中唯一生き残りである目撃者神木剣はその正体は彼女、永木桜だと知る。剣自体も桜の危険を察知して家族総出避難して住人達を避難誘導したが妻と娘である命も失ってしまった。
剣「まってください。あそこに生存者がいるようです!」
正夢「お、おい!?草虫大丈夫か!?」
虫男「だ、大丈夫だ……」
虫男は右目が失っており、それほど悲惨な状態でキズだらけだった。
正夢「最強無視家様さえもこの有様か、本気でやべぇな」
虫男「面目ねぇな。ところで俺は大丈夫だ。今から彼女のもとに向かうぞ」
友紀「知ってるんですか?彼女の居場所?スマホにも居場所わからないですし」
虫男「ああ。こんなあろうかと、桜に発信器をつけておいたんだよ。なにせ無視予感でな」
剣「そうですか!なら、我々に「ダメだ」」
虫男は遮るとき、彼は身体をストレッチする。
正夢「おい!?怪我してるなら、無茶すんなよ!?」
虫男「大丈夫だ。このキズは階段で転んだキズだ。……目は桜にやられたけどな。」
友紀「とりあえず大丈夫そうならいけますね。」
虫男「彼女には酷だが、真実を伝えないといけない。なぜならーー」
その虫男に語る内容に友紀達もうなずき同行して向かった。
「8」
ーー「学校の屋上」ーー
桜「パンパカパンパンパカパン」
楓「……」
桜「チャーチャカチャンチャン」
楓「……」
桜「綺麗だよ楓。ようやくひとつなれるね♪」
楓「……」
桜は楓を拉致して学校の屋上まで連れて結婚式を開いていた。学校の屋上選んだのは、楓と桜が初めて友人に慣れた懐かしい思い出であるから。そして参列客である家族、友人、クラスメイト、その他住人達はいるがどこか目を虚であり生気はなくミイラ化していた。
桜と楓はウェディングドレスを着込んでいるが楓は座ったまま目と口をテープで縛られて身体ごと身動き取れなくしてる。
と、ちょうどそこに虫男達が駆けつけてくる。
虫男「桜!!もうやめるんだ!」
桜「なんだ草虫のくせにしぶといな!」
その桜の異形な影から巨大な腕が出現して虫男を叩き潰そうとするがすかさず避ける。
その叩き潰した後はコンクリートの割れた砂埃が舞った。
虫男「お前無茶するな。話「うざい」おい!?」
桜は虫男の話を無視して何度も叩き潰そうとする。
その時、正夢、剣が参戦してどうにか話を持ち込もうとして場を作る。
それが桜を苛立てさせてしまう。
桜「みんなウザいウザいウザい邪魔をしないでくれるかな?」
桜は髪の毛を掻きむしり苛立ち隠せない時に虫男は無視して叫んだ。
虫男「聞け!!桜、お前の想い人はな、、、、
ーーここにはいないぞ?」
桜「は?何言ってんのか?わかんないよ!!」
と、桜の異形な影から巨大な前脚が飛び出して虫男を蹴り飛ばそうとするが瞬時に避けた。
虫男「うぉぉい!?もう少ししたら当たったぞ?」
桜「はぁー!?当ててんのよ!!」
と、桜は虫男の鳩尾にボディブローをかまして倒れこむが必死に無視力(?)で耐え抜く。
虫男「きいたぜ。しかしなぁ。こちらもお返しに言っておこう。そいつをよく見ろよ。どう見ても八木楓に見えるか?」
桜「はぁ?何をいっーー?」
桜はまじまじと見てしまう。
そばにいた楓ではなく。
ーー榊原羅奈だった。
虫男「思い出せ!桜!あの悪霊暴行事件前に八木楓はダンプカーに撥ねられてすでに亡くなったんだよ。お前を庇ってな。」
桜「……うそよ」
桜は後ずさりをする。
虫男は追求をやめない。
虫男「お前が楓を失ったせいでお前は途方に暮れた時に学校の屋上で悪霊暴行事件が起きた。その時に助けに駆けつけたのも榊原羅奈だった。おまえさんはあの学校の屋上で「やめろやめろやめろー!!」」
桜は錯乱状態になり、後ずさりして屋上の端の上に向かい柵ごと取り憑かれた身体の重みで破壊されてそのまま倒れ込むように落下する。
虫男「さくらーーー!?」
虫男は急いで手をつかもうとするが間に合わなかった。
ーーーーー
ゆっくり走馬灯が流れる。
その時、頭上ごと落下する桜の目の前の地上付近に最愛の彼女が待ち受けていた。
その時、桜は微笑んで彼女に抱きしめようと両手を開く時。
その硬いコンクリートの地上にーー、、、
ーー真っ赤な桜の花が一輪咲いた。
桜「……」
ーー「永木屋敷邸・桜の部屋」ーー
桜は思わずハッと驚愕して目を覚ます。
その時に桜は自分の身体を確認して無事である事を確認する。
そして桜は友人達のチャット通知を確認して親友の楓にも通話したら、元の友人関係であることを確認できた。
どうやら、夜遅くに百合ゲームである「ヤンデレラ」をやりこんでそのまま悪夢に反映されたみたいだったので桜はそのゲームを明日売り払うことに決めた。
ーー「野花高校2年B組クラス内」ーー
桜「おはよう。みんな」
星夏「おはようございます。桜さん」
今日は珍しく星夏も朝早く登校していた。
そこに楓もいてあの悪夢の出来事が現実でないことを再確認する。
しかし、桜はまだ彼らクラスメイト達が少し青白いことに気がついてなかった。
その当人である桜自身もそうだった。
そして桜だけでなく石山県内全土ではエイエンを繰り返してることに誰もまだこの時は気づいてなかった。
ヤンデレサクラ 完
この作話は歪んだヤンデレ恋愛描写があります。苦手な方はご注意ください。桜より♪
ピンポンパンポーン♪
羅奈「あ、桜何をしてるの?」
桜「ちょうどよかった。羅奈も桜になって?」
羅奈「へ?」
桜「あなたわたし、あなたわたし」
羅奈(桜)「あなたはわたしあなたわたし」
桜&桜「わたしもあなたも桜」
桜「これでみんな桜になる」
「1」
ーー「????」ーー
????「へへ。大人しくしろよな?」
????「いやあああ!?だ、誰か助けて!?」
ジリジリとゲスまみれた青白い男達は死んで間もない悪霊である。
そこに痛い気ない少女を無理矢理暴行して身体中を犯し続ける。
そして数時間及ぶ行為にもはや少女の悲鳴は小さくなる。
????「あなた達!!」
そこに新たな少女が現れて悪霊暴漢男達は新しいおもちゃが現れたと感じてその少女に襲いかかろうとするが愛用のスマホで逆に返り討ちして全てカルによって撃退された。
その犯された少女を介抱してすぐその場で被害に遭った彼女は霊急車に運ばれたがすでに彼女は身も心も壊れかけていた。
ーー「夢山大学病院個室」ーー
彼女の入院する個室に母親とその弟が訪れて母親がドアをノックする。
つばめ「桜、入るわよ」
翼「……姉貴」
桜はずっと窓の景色を眺めて目が虚で表情は暗かった。
桜「……」
家族見舞い来たつばめと翼は怒りを越して腹が立って仕方なかった。しかし、その桜に対して仕打ちをした悪霊暴漢男達はこの現世にいなく成仏していたがその残された被害者には救済は何もなかった。
そんな時に彼女達がやってくる。
????「桜さん!いますか?」
そこに現れたのは八木楓、梅田虫男、野花手鞠達だった。
桜「……」
楓「桜さん……」
楓は黙って桜を優しく抱いた。
桜はその時に耐え切れず涙がこぼれて頭の中にフラッシュバックしてよみがえり記憶が思い出してパニックなる時、楓が優しく母親が囁くように宥める。
しばらくして楓は、毎日のように桜のもとに通い会話し続けた。
その時、以前のように元気はでないが桜も少しずつだが明るさを取り戻していく。
「2」
しばらくして桜は積極的に病室から外に出歩き、景色を眺めたりしていた。そして食欲も常人と同じように体力を取り戻すほど回復していた。しかしながら以前のように元気がある明るさや幽霊と知らない男性の方を見かけると生理的に受け付けないほどの体質になっていた。そのため退院後は乙女ゲームを全て処分して売り払い、その目的に稼ぐためしていたアルバイトも全て辞めてしまった。そんな目標もない気力もない学校もすぐ早退する桜に彼女が誘われる。
楓「桜さん。よかったら、私の部活参加しない?」
その思いかげない提案に桜は少し考えた後、うなずき楓の部活に入部する。
その時彼女の中で心がときめくようになるが、以前から恋心抱いてた時からその気持ちが強くなり、返って楓に深く依存するようになっていくことに周囲はおろか家族や友人である楓さえも気づいてなかった。
ーー「八木家」ーー
すでに朝が近いがまだ八木家一同はまだ夢の中だった。
(ピンポーン)
と、八木家の玄関先にチャイムが鳴り響く。
(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン)
と、何度もしつこく鳴らすの見て楓おろか妹瑠奈も目を覚ましてしまう。
本日、現当主八木美月、鮫長浪雄、八木紗凪は、長期海外出張により、家を空けている。保護者の付き添いである梅田虫男、八木楓、八木瑠奈しか応対する者はいなかった。したがって家を留守にしてる次期当主である八木楓が必然的に対応することになった。
(ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン)
何度もチャイムを鳴らす輩に楓は少し顔を顰めてしまう。
楓「どちらさま?」と、玄関先のガラス引き戸を開けると、そこにいたのは、、、
桜「おはよう。楓」
その目の前にいたのは、永木桜だった。
楓「こんな時間帯……それよりも桜さん。髪型変えたんですね」
桜「どうかな?似合う」
桜は髪型を茶髪にやめて黒髪のセミロングしている。楓と同じ黒髪のセミロングである。
楓「……はい。立ち話もなんで上がって下さい」
その時、楓は白粉を身につけてないことをつい、うっかり忘れてしまったがこの時、桜は何も言わなかったのでそのまま居間に案内した後、楓は自分の部屋で忘れずに白粉をつけた。
桜「……」
「3」
楓「お待たせしました」
桜「おかまいなく」
と、楓がわざわざをお茶を用意する。ちょうど瑠奈も居間でスマホを取り出してくつろぐ。
楓「それで、桜さん。こんな朝早いというよりまだ夜更けの時間帯に何の用ですか?」
と、桜は目の前に出された熱いお茶をグビグビと飲み干してから言った。
桜「実はね。楓のおばさま達、今は海外にいて石山県内にはいないでしょう?だからね。私作って来たの」
と、桜が持ち出して来たバスケットに桜特製のサンドイッチを持ってきた。
瑠奈「うはぁぁ。ちょうどひとつもらーい♪」
楓「こら。瑠奈」と言いそうなったときに桜は瑠奈の手を払いのける。
瑠奈「……あ、ごめんなさい」
と、瑠奈は普段ならパクる行為だが桜の目が笑ってない笑顔に事情を察してしまった。
楓「……桜さん。すみませんね。私はこんなにたくさん食べられないから、私たち3人で食べましょう?」
その時に桜は一瞬無表情になるがニコッと笑って承諾した。
桜「いいよ♪楓も瑠奈ちゃんも一緒に食べよう」
瑠奈「……あ、うん。ありがとう」
と、楓達は早速桜が用意したサンドイッチを食べようとするがそのときに空気を読めない人物が乱入する。
虫男「あー。腹減ったな……あ」
楓「……」
瑠奈「……」
桜「あ、先生じゃないですか?」
虫男「い、いや、ちょっとな。それにはふかーい訳がな」
これより、虫男と同席するようになり、4人で気まずい雰囲気になりながらもサンドイッチを平らげた。
桜「……」
「4」
ーー「野花高校2年B組クラス内」
楓「おはようございます」
最近朝早く通学してる楓だが自転車は使わずつきっきりで桜のために一緒に歩いて付き添いしてるので普通の登校時間帯と変わりなかった。
亜華葉「おはよう。楓……大丈夫?目の隅、真っ暗よ?」
楓「……私なら大丈夫です」
楓は毎日寝不足だった。それは桜がいない時は毎日桜がスマホのチャット通知が大量に送られてくるのである。
それだけじゃなく、常に私生活に踏み込むのでストレスと寝不足でやつれていた。瑠奈はしばらく友人の家に泊まり込むほど日常生活に支障きたしていた。
桜「ねー?ねー?楓、今日は一緒に昼食食べない」
楓「……はい」
おまけに楓と同じく白粉肌を身につけて和服を着込むようになった。それらは全て歪んだ愛情によるのモノだった。
星夏「……少しよろしいですか?桜さん」
桜「……いま、忙しいの。後にしてくれるかな?」
と、星夏の問いかけに桜は無視する。
しかし、星夏も引き上がるつもりだけでなく、楓の友人達も立ち上がる。
亜華葉「桜さん。そこまでよ。あなたしつこいのよ?よくみなさいよ、楓の姿を」
楓「……」
楓は机を伏せて寝ている。表情は疲れ果てている。
桜「別になんでもないよ?いつもの通りじゃない?」
大軌「いいかげんにしろよ?お前、楓に執着しすぎだぞ?迷惑してるんだよ?」
桜「本当?楓」
楓「……すみません。桜さん」
桜「……そうなんだ」
星夏「わかってくれますか?」
桜「……」
桜は黙ってそのまま楓と離れて自分の席についた。
と、しばらくして担任の虫男がやってきて朝礼をしたが桜はずっと終始無言だった。
桜「……」
「5」
楓「そうですか……」
亜華葉「まぁ、きつく言っといたから、たぶん応えているけどね」
大軌「無視できなかったから、楓は悪くないからな」
楓「……ありがとう」
と、久しぶり幼なじみである3人は一緒に久しぶり帰宅した。
その時、楓はこの後、恐怖体験をすることになる。
ーー「八木家」ーー
楓「ただいま帰りました。……瑠奈帰っているの?」
と、鍵は空いており、楓はそのまま居間に向かうと、、、
台所に彼女が調理をしていた。
桜「おかえりなさい。楓」
楓「い、いやあああああああ!?」
楓は錯乱状態になり、慌てて桜は彼女の元に向かうが楓が全力拒否して突き放す。
桜「いったぁ……」
楓「近づかないで!!」
桜「ねー?どうしたの?楓がしばらくかまわないでいるから、少し時間置いてこうしてわざわざ出向いてるじゃない?」
楓「帰って!!お願いだから……」
と、楓は桜を玄関先の外まで追い返すが何度も玄関先に立ちガラス引き戸に立ち続ける。
そこで楓は警察に通報して桜はそのまま捕まり連行された。その後、重く見た八木家の当主美月は緊急帰国して永木家代表と話し合いを決めて桜と楓の関係を引き離すことを決めた。桜は学校を退学させてしばらく屋敷邸に幽閉することになった。
ーー「????」ーー
みんなどうして邪魔するの?
私はただ、楓とそばにいたいのに。
なんでこんな愛してるのに。
みんな邪魔するならーー。
ーーえてしまえばいい。
楓以外いればいい。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。
18782+18782
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……待っててね。
楓。
「6」
楓は早朝久しぶり起きると誰もいなかった。それおろか、家族一同もいなく梅田虫男もいないとは珍しかった。
身支度するとき、朝食がきちんと用意されていた。味付けもきちんとされた和食だった。
彼女は喜んで全て平らげた。
そして、登校時間が来たので通学するが誰もいなく彼女1人だった。いや、その場にいる、人や動物や虫すら見かけないほどだった。
????「楓、もう起きたの?早いね」
その時に出会いたくない相手が現れた。
楓「!?さ、桜さん」
桜は普段通りに制服を着替えていた。
桜「ちょうどよかったね。一緒に登校しよう?」
楓「近づかないで!!」
桜「どうしたのよ?楓。それよりもご飯美味しかった?久しぶり和食だったから、ちゃんと美味しくできたでしょ?」
楓「ウプ」
と、楓は思わず地面に吐いてしまった。あれほど美味しく出来た料理でも彼女とわかれば身体が受け付けないほどだったからである。
桜「ネェ、大丈夫?」
楓「!?」
楓はずっしりと異様な雰囲気に漂う桜に警戒して、スマホを取り出してマジカルカメラアプリを開き自衛の手段として構える。
桜「ドウシタのカエデ?」
桜の声から異形なモノ達の声がする。
おそらくだが桜はナニカヤバいモノに取り憑かれていると踏んだ。
だから遠慮なく楓は「マジ」をいくつか桜に放つ。
桜「……」
しかし、桜は無傷であり、キズひとつつかなかった。
楓「教えてください。この周辺にいる住人はどうしましたか?」
すると、桜はにぃーと笑った。
桜「楓のためにぜーんぶころしちゃったよ。みんな邪魔だったから」
そのとき、楓はスマホを落として唖然してしばらく硬直したあと、その場で耐えきれずに涙が溢れて泣き叫んだ。
すると、桜が楓の元に近づき肩を触れて優しく囁く。
桜「……大丈夫?楓。わたしがずっとそばにいるからね」
その時、桜の頬に平手打ちする。
楓「あなたは!!友人でもなんでもありません!!あなたを……討伐します!!」
桜「……そうか。楓も私を否定する……わけないよね?」
楓「桜……?」
その場にいた桜が異形な姿に変貌する。
桜「イッショニナルノダカラ」
その時、桜は楓を気絶させて拉致してどこかに連れてかれた。
「7」
正夢「おい!!生存者はいたか?」
友紀「先生。ここにはいません。全部彼女に喰われた後ですね」
正夢「くっそ!!」
石山県内では緊急霊災害レベル5の発令出していた。それは野花市、花咲市内の住人おろか生物が忽然と姿を消し去る所業が起こっていた。そこに礼察庁は正夢や友紀達なども駆り出されて生存者救出と討伐緊急依頼出されたのである。そんな中唯一生き残りである目撃者神木剣はその正体は彼女、永木桜だと知る。剣自体も桜の危険を察知して家族総出避難して住人達を避難誘導したが妻と娘である命も失ってしまった。
剣「まってください。あそこに生存者がいるようです!」
正夢「お、おい!?草虫大丈夫か!?」
虫男「だ、大丈夫だ……」
虫男は右目が失っており、それほど悲惨な状態でキズだらけだった。
正夢「最強無視家様さえもこの有様か、本気でやべぇな」
虫男「面目ねぇな。ところで俺は大丈夫だ。今から彼女のもとに向かうぞ」
友紀「知ってるんですか?彼女の居場所?スマホにも居場所わからないですし」
虫男「ああ。こんなあろうかと、桜に発信器をつけておいたんだよ。なにせ無視予感でな」
剣「そうですか!なら、我々に「ダメだ」」
虫男は遮るとき、彼は身体をストレッチする。
正夢「おい!?怪我してるなら、無茶すんなよ!?」
虫男「大丈夫だ。このキズは階段で転んだキズだ。……目は桜にやられたけどな。」
友紀「とりあえず大丈夫そうならいけますね。」
虫男「彼女には酷だが、真実を伝えないといけない。なぜならーー」
その虫男に語る内容に友紀達もうなずき同行して向かった。
「8」
ーー「学校の屋上」ーー
桜「パンパカパンパンパカパン」
楓「……」
桜「チャーチャカチャンチャン」
楓「……」
桜「綺麗だよ楓。ようやくひとつなれるね♪」
楓「……」
桜は楓を拉致して学校の屋上まで連れて結婚式を開いていた。学校の屋上選んだのは、楓と桜が初めて友人に慣れた懐かしい思い出であるから。そして参列客である家族、友人、クラスメイト、その他住人達はいるがどこか目を虚であり生気はなくミイラ化していた。
桜と楓はウェディングドレスを着込んでいるが楓は座ったまま目と口をテープで縛られて身体ごと身動き取れなくしてる。
と、ちょうどそこに虫男達が駆けつけてくる。
虫男「桜!!もうやめるんだ!」
桜「なんだ草虫のくせにしぶといな!」
その桜の異形な影から巨大な腕が出現して虫男を叩き潰そうとするがすかさず避ける。
その叩き潰した後はコンクリートの割れた砂埃が舞った。
虫男「お前無茶するな。話「うざい」おい!?」
桜は虫男の話を無視して何度も叩き潰そうとする。
その時、正夢、剣が参戦してどうにか話を持ち込もうとして場を作る。
それが桜を苛立てさせてしまう。
桜「みんなウザいウザいウザい邪魔をしないでくれるかな?」
桜は髪の毛を掻きむしり苛立ち隠せない時に虫男は無視して叫んだ。
虫男「聞け!!桜、お前の想い人はな、、、、
ーーここにはいないぞ?」
桜「は?何言ってんのか?わかんないよ!!」
と、桜の異形な影から巨大な前脚が飛び出して虫男を蹴り飛ばそうとするが瞬時に避けた。
虫男「うぉぉい!?もう少ししたら当たったぞ?」
桜「はぁー!?当ててんのよ!!」
と、桜は虫男の鳩尾にボディブローをかまして倒れこむが必死に無視力(?)で耐え抜く。
虫男「きいたぜ。しかしなぁ。こちらもお返しに言っておこう。そいつをよく見ろよ。どう見ても八木楓に見えるか?」
桜「はぁ?何をいっーー?」
桜はまじまじと見てしまう。
そばにいた楓ではなく。
ーー榊原羅奈だった。
虫男「思い出せ!桜!あの悪霊暴行事件前に八木楓はダンプカーに撥ねられてすでに亡くなったんだよ。お前を庇ってな。」
桜「……うそよ」
桜は後ずさりをする。
虫男は追求をやめない。
虫男「お前が楓を失ったせいでお前は途方に暮れた時に学校の屋上で悪霊暴行事件が起きた。その時に助けに駆けつけたのも榊原羅奈だった。おまえさんはあの学校の屋上で「やめろやめろやめろー!!」」
桜は錯乱状態になり、後ずさりして屋上の端の上に向かい柵ごと取り憑かれた身体の重みで破壊されてそのまま倒れ込むように落下する。
虫男「さくらーーー!?」
虫男は急いで手をつかもうとするが間に合わなかった。
ーーーーー
ゆっくり走馬灯が流れる。
その時、頭上ごと落下する桜の目の前の地上付近に最愛の彼女が待ち受けていた。
その時、桜は微笑んで彼女に抱きしめようと両手を開く時。
その硬いコンクリートの地上にーー、、、
ーー真っ赤な桜の花が一輪咲いた。
桜「……」
ーー「永木屋敷邸・桜の部屋」ーー
桜は思わずハッと驚愕して目を覚ます。
その時に桜は自分の身体を確認して無事である事を確認する。
そして桜は友人達のチャット通知を確認して親友の楓にも通話したら、元の友人関係であることを確認できた。
どうやら、夜遅くに百合ゲームである「ヤンデレラ」をやりこんでそのまま悪夢に反映されたみたいだったので桜はそのゲームを明日売り払うことに決めた。
ーー「野花高校2年B組クラス内」ーー
桜「おはよう。みんな」
星夏「おはようございます。桜さん」
今日は珍しく星夏も朝早く登校していた。
そこに楓もいてあの悪夢の出来事が現実でないことを再確認する。
しかし、桜はまだ彼らクラスメイト達が少し青白いことに気がついてなかった。
その当人である桜自身もそうだった。
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ヤンデレサクラ 完
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