【一人称ボク視点のホラーストーリー全64話】ボクの小説日記

野花マリオ

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55話「霊峰黒山」

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 20〇〇年05月06日

 ボクと山おじさんは地元霊峰黒山で登山をした。
 そこで頂上までたどり着いたボク達は一息をつく。
 山頂は辺り黒かった。
 ふとなぜなんだろうかと疑問に思うと山おじさんが「おーい!」と向かいの山頂に大声でやまびこすると、黒かった山頂がざわざわと蟲のようなモノが辺りに散らばり黒かった山頂が禿げて白くなった。
「どうだ?ボク。この辺りはあの世のモノ達が巣立っているんだよ」
 ボクはへぇーと思わず感心するかよりかは肩がブルっと身震いして肌寒い山の空気がいっそうに寒く感じた。

 霊峰黒山  おわり

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 ネタバレ解説
元々から霊峰黒山は黒い山ではなく白い山だった。黒いこびりついてるのは黒い蟲たちのナニカである。
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