【一人称ボク視点のホラーストーリー全64話】ボクの小説日記

52話「カミナリおじさん」

　20〇〇年10月15日

　幼い頃のボクの近所でよくカミナリおじさんがいた。
　そう、怒るとカミナリが落ちるから、子供おろか周囲の大人さえでも恐れられていた。
　当時のボクは怖いという感じもなかったがその恐ろしさに気づく機会がやってくる……。
　その日、ボクと友人タクヤとキャッチボールで運悪くカミナリおじさんの家の窓ガラスを割ってしまったのだ。
　当然、ボクらカミナリおじさんにガミガミと怒られるがボク達はふと笑ってしまう。
　なぜならカミナリおじさんの頭の上のバーコードがゆらゆらと揺れていたから思わず爆笑したのだ。
　それを見たカミナリおじさんは激怒した。

　ーーその天空上から巨大なカミナリのアレが落ちたから……。

　その凄まじさは周辺の建物や人や物を吹き飛ばして破壊しつくほどだった。
　そしてカミナリおじさんが落としたアレはそのまま突き刺さったままだったから。

　カミナリおじさん   おわり

このままカウントダウンページを進むとネタバレ解説が見れるよ♪






　3









　2








　1





　ネタバレ解説
カミナリおじさんのアレは神話上に出てくる槍のこと。その破壊威力は兵器並だからね。