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8話「サイコロうらない」
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20〇〇年07月07日
休日ボクと山おじさんは町に出歩いた。
そこにたくさんの人が行列にならんでいる。
なんだろう?とボクはのぞいてみると、どうやら怪しい占い屋ができていた。
行列をならぶお客さんも若い男女や年配などいろいろだった。
ボクは興味を持ち山おじさんと一緒にならぶことにした。
しばらく1時間くらいならんでいるとようやくたどり着いた。
「今日はどんな運勢をうらないするのじゃ?」
と、占いのおばあさんが言った。
「明日、テストあるんだ。何点くらいとれそうかな?」
ボクは明日のテストは不安だった。
80点以上とればおこづかい増やすよ。と、お母さんは言われたのでボクはできれば取りたかった。
「よろしい!では、うらないしよう。サイコロを振って100点ならば出目は1。50点以上は2と4。50点以下は3と5。0点は6じゃ」
そう言っておばあさんは念仏を唱えながらサイコロを両手でこするようおがんだ。
「1がでますように、1が出ますように」
ボクも必死におがみ続けた。
おばあさんは奇声をあげながらサイコロを振った。
そしてコロコロと転がりようやく止まったその出目はなんと!
「1じゃ!」
「え!ホント?やった」
ボクは喜んだけど。でもしょせんはうらないである。
次に山おじさんはうらなってもらい明日の天気をうらないして結果は明日は雨らしい。
でも、ニュースが言うには明日は快晴らしいだけど大丈夫かなぁ。
ボク達はうらないを終えてお家に帰った。
次の日、ボクは学校に向かってとうとう念願のテストを受けた。
ボクは自信がなかったけど空白の余白を全問埋めた。
その日の学校帰り道にポツポツと雨が降っていた。
まさかね?ボクは半信半疑だった。
しばらくして先生からテストの結果が出たのでクラスみんなにテストを返却された。
「ボク!がんばったな」
先生がほめてくれた。
なんと100点だった。
あのうらないはどうやら本物だった。
ボクは念願のおこづかいをアップした。
ボクと山おじさんは再びあの占い屋さんに出向いた。
ボクはおばあさんにお礼をしようと美味しい和菓子を土産に持ってきた。
と、そこにおばあさんと若いお兄さんが揉めている。
なんだろう?と近づいてみると。
「なー。おばあさん。うってくれよ!」
「うらないよ!あんたにはあげないよ」
どうやら、相手は占い屋のおばあさんにサイコロを売ってほしいみたいだ。
お兄さんはしつこく何度もせがむとおばあさんはめんどくさそうに言った。
「仕方ないね。サイコロうらないで1の出目以外が出たらサイコロうってやるよ」
「ほ、本当か!?やってくれ」
「……ただし。1の出目が出たら天罰がくだるよ」
するとおばあさんはサイコロを振った。
そして6の出目が来たとたん何故か1の出目が出た。
「そんな!?イカサマだ!」
お兄さんがおばあさんをつかみかかろうとした途端に天罰が降った。
大きな雷がお兄さんに直撃した。
お兄さんは真っ黒焦げになった。
「やれやれ。言わんこっちゃないね」
サイコロのうらないは本物だった。
ボクはこの時おばあさんのサイコロ欲しいとは思わなかった。
サイコロうらない おわり
ここからはカウントダウンページ進むとネタバレ解説考察が始まるよ♪
3
2
1
ネタバレ解説考察
おばあさんのサイコロは振る出目は決まっているかもね。おばあさんはサイコロは絶対うらないように仕組まれてる可能性あるから、ボクはサイコロほしいとは思わなかったんだよ。
休日ボクと山おじさんは町に出歩いた。
そこにたくさんの人が行列にならんでいる。
なんだろう?とボクはのぞいてみると、どうやら怪しい占い屋ができていた。
行列をならぶお客さんも若い男女や年配などいろいろだった。
ボクは興味を持ち山おじさんと一緒にならぶことにした。
しばらく1時間くらいならんでいるとようやくたどり着いた。
「今日はどんな運勢をうらないするのじゃ?」
と、占いのおばあさんが言った。
「明日、テストあるんだ。何点くらいとれそうかな?」
ボクは明日のテストは不安だった。
80点以上とればおこづかい増やすよ。と、お母さんは言われたのでボクはできれば取りたかった。
「よろしい!では、うらないしよう。サイコロを振って100点ならば出目は1。50点以上は2と4。50点以下は3と5。0点は6じゃ」
そう言っておばあさんは念仏を唱えながらサイコロを両手でこするようおがんだ。
「1がでますように、1が出ますように」
ボクも必死におがみ続けた。
おばあさんは奇声をあげながらサイコロを振った。
そしてコロコロと転がりようやく止まったその出目はなんと!
「1じゃ!」
「え!ホント?やった」
ボクは喜んだけど。でもしょせんはうらないである。
次に山おじさんはうらなってもらい明日の天気をうらないして結果は明日は雨らしい。
でも、ニュースが言うには明日は快晴らしいだけど大丈夫かなぁ。
ボク達はうらないを終えてお家に帰った。
次の日、ボクは学校に向かってとうとう念願のテストを受けた。
ボクは自信がなかったけど空白の余白を全問埋めた。
その日の学校帰り道にポツポツと雨が降っていた。
まさかね?ボクは半信半疑だった。
しばらくして先生からテストの結果が出たのでクラスみんなにテストを返却された。
「ボク!がんばったな」
先生がほめてくれた。
なんと100点だった。
あのうらないはどうやら本物だった。
ボクは念願のおこづかいをアップした。
ボクと山おじさんは再びあの占い屋さんに出向いた。
ボクはおばあさんにお礼をしようと美味しい和菓子を土産に持ってきた。
と、そこにおばあさんと若いお兄さんが揉めている。
なんだろう?と近づいてみると。
「なー。おばあさん。うってくれよ!」
「うらないよ!あんたにはあげないよ」
どうやら、相手は占い屋のおばあさんにサイコロを売ってほしいみたいだ。
お兄さんはしつこく何度もせがむとおばあさんはめんどくさそうに言った。
「仕方ないね。サイコロうらないで1の出目以外が出たらサイコロうってやるよ」
「ほ、本当か!?やってくれ」
「……ただし。1の出目が出たら天罰がくだるよ」
するとおばあさんはサイコロを振った。
そして6の出目が来たとたん何故か1の出目が出た。
「そんな!?イカサマだ!」
お兄さんがおばあさんをつかみかかろうとした途端に天罰が降った。
大きな雷がお兄さんに直撃した。
お兄さんは真っ黒焦げになった。
「やれやれ。言わんこっちゃないね」
サイコロのうらないは本物だった。
ボクはこの時おばあさんのサイコロ欲しいとは思わなかった。
サイコロうらない おわり
ここからはカウントダウンページ進むとネタバレ解説考察が始まるよ♪
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ネタバレ解説考察
おばあさんのサイコロは振る出目は決まっているかもね。おばあさんはサイコロは絶対うらないように仕組まれてる可能性あるから、ボクはサイコロほしいとは思わなかったんだよ。
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