【完結済】ダークサイドストーリー〜4つの物語〜

野花マリオ

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最終物語「とべる」

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 1題目「とべる」

「どうした?きみならとべるぞ」
「……」
 僕は躊躇していた。
 まさかこれをとべるのか!?
 冗談じゃない!!
「お手本見せてください」
 と、僕は言うと。
「つべこべ言わずとべ!!」
 僕は突き飛ばされた。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぶべし」

 僕は高層マンションから飛び降り死んだ。

 とべる  終

 2題目「とべる」

「きみはとべるぞ!」
「……」
 この人マジで言ってるのか?
 この高さは半端ないぞ!?
 僕は当然逃げようとする。
 が、その命令する男の配下に捕まってその機械に乗せられる。
「じゃあとべろ!!」
 機械が作動して天空上のかなたまで目指してとんだ。

「あががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががが!?????」

 僕はお星様になった。

 とべる  終

 3題目「とべない」

 あー?とべないな。
 わかってるくせに。
 俺はわざととべなくしてる。
 あー、とべないな。
「さー。とべるだろ?きみは」
 そう、こいつはおれがとべないとあそこにとんでしまうからだ。
「はやく!」
「時間切れです。あなたがとべるをしましょう」
 そいつは必死の抵抗する。

「いやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」

 そいつはとんでみせたよ。
 首に吊られながらな。

 とべない  終

 4題目「とべるから」

「腹減ったな」
 と、そこに食べ物が落ちていた。
 美味しそうなケーキだ。
「いただきます」
 と、俺はケーキをつかむとなんらかの引力で引っ張られる。
「おいしいそうな肉」
 引っ張られた俺はそのまま喰われた。
 次の日、俺は生まれ変わりに先程釣れた男になっていた。そして今は高層のマンションに監禁されていた。そこで行われる儀式が俺の最期だった。

とべるから  終

とべるに続く。
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