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蜂鉢怪異談∞
212話「蝉ノ墓Ceremony」
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「1」※この作話は公開停止となった没話からとなります。
ーー205X年07月18日08時頃ーー
かつて存在したとある町。
蝉金町は名前を変えて蝉鐘町として復興する。
その町の支配権を持つ鐘技家は毎年の夏頃に蝉祭りを開催する。
その蝉の亡骸を集めて灰になるまで燃やして墓を作る。
その墓は毎年作るごとに古い墓は入れ替えする。
その墓の一部にかつて住んでいた旧蝉金街の住人が埋葬されている。
そこに彼らの亡骸が毎年夏から秋にかけて見かけるようになる。
その姿の風貌はまるで蝉ノヒトのようだったと語る。
かつてこの街に住んでた住人は蝉のように鳴かせていた。
それがたった一晩であの悲惨な事件に巻き込まれるとは到底思えなかった。
その旧蝉金街の生き残りである鐘技家は石山県の支配権限を取り戻すまでは旧蝉金街は廃墟街だったから。
そして鐘技家次期当主であり、蝉鐘街の蝉ノ墓の墓守する鐘技楓は今年亡くなった当主鐘技友紀の墓を参拝する。
楓が参拝する時に近くで蝉が鳴き始めて以前の生前姿の当主鐘技友紀が見守っていた。
そんな楓を懐かしき親友の姿と重ねてながら……。
(2)
ーー蝉ノ神社ーー
「これより、私、鐘技家次期当主鐘技楓とその我が妹君鐘技流奈が蝉の舞を披露します」
参拝客から拍手喝采を浴びる。
拝殿内で楓と流奈は各模様式の蝉の形をした巫女装束を着込み薄化粧して口紅を紅く染めて舞を披露する。
彼女達はどこか張り詰めた緊張感でありがらなも舞台に立ち舞う。
彼女達の巫女装束には鈴がいくつかついており、身体が動くたびに鈴が鳴り響く。
その鈴が鳴り響くと同時に青白い蝉のようなモノが飛翔する。
それはまさしく幻想的な世界観を表してるモノだったから。
その舞を披露するたびに青白い蝉達が呼応して飛び回り、蝉達が鳴かせているようだった。
こうして彼女達の舞を披露終えると蝉達の墓を作られて大勢の参拝客が訪れて参拝する。
そして毎年夏から秋にかけて蝉ノ墓を作られていく。
蝉ノ墓Ceremony 完
ーー205X年07月18日08時頃ーー
かつて存在したとある町。
蝉金町は名前を変えて蝉鐘町として復興する。
その町の支配権を持つ鐘技家は毎年の夏頃に蝉祭りを開催する。
その蝉の亡骸を集めて灰になるまで燃やして墓を作る。
その墓は毎年作るごとに古い墓は入れ替えする。
その墓の一部にかつて住んでいた旧蝉金街の住人が埋葬されている。
そこに彼らの亡骸が毎年夏から秋にかけて見かけるようになる。
その姿の風貌はまるで蝉ノヒトのようだったと語る。
かつてこの街に住んでた住人は蝉のように鳴かせていた。
それがたった一晩であの悲惨な事件に巻き込まれるとは到底思えなかった。
その旧蝉金街の生き残りである鐘技家は石山県の支配権限を取り戻すまでは旧蝉金街は廃墟街だったから。
そして鐘技家次期当主であり、蝉鐘街の蝉ノ墓の墓守する鐘技楓は今年亡くなった当主鐘技友紀の墓を参拝する。
楓が参拝する時に近くで蝉が鳴き始めて以前の生前姿の当主鐘技友紀が見守っていた。
そんな楓を懐かしき親友の姿と重ねてながら……。
(2)
ーー蝉ノ神社ーー
「これより、私、鐘技家次期当主鐘技楓とその我が妹君鐘技流奈が蝉の舞を披露します」
参拝客から拍手喝采を浴びる。
拝殿内で楓と流奈は各模様式の蝉の形をした巫女装束を着込み薄化粧して口紅を紅く染めて舞を披露する。
彼女達はどこか張り詰めた緊張感でありがらなも舞台に立ち舞う。
彼女達の巫女装束には鈴がいくつかついており、身体が動くたびに鈴が鳴り響く。
その鈴が鳴り響くと同時に青白い蝉のようなモノが飛翔する。
それはまさしく幻想的な世界観を表してるモノだったから。
その舞を披露するたびに青白い蝉達が呼応して飛び回り、蝉達が鳴かせているようだった。
こうして彼女達の舞を披露終えると蝉達の墓を作られて大勢の参拝客が訪れて参拝する。
そして毎年夏から秋にかけて蝉ノ墓を作られていく。
蝉ノ墓Ceremony 完
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