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空ノ蝉怪異談S【完結】
184話「なんかいようかいくん」
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「1」
ーー「八木家」ーー
『ボクはなんかいようかい?いまきたようかい』
お茶の間に流れるテレビアニメ。
タイトル「なんかいようかいくん」は石山県内に流れるローカル局のアニメである。石山県内のアニメオタクの間ではPAKURINA派かなんかいようかい派の二大グループ派閥ができるほどである。ちなみに八木楓はなんかいようかい派であり、幼い頃から欠かさず見てるほどだったから。
そんななんかいようかいくんをもとにした怪異談を部活で披露することになった。
ーー「オープニングテーマ曲」ーー
歌詞 なんかいようかいくん
歌 なんかいようかいくん
作曲 なんかいようかいくん
~♪
なんかーいようかいかい♫
なんだーいよーかいかいの♫
ぼくはうまーれたときからようかいなのさ♫
(本当かい?)
ようかいはぼくさ♫
(本当?)
マジだよ♫
ようかいなんかいめなのさ♫
ぼくはよーかいなんだっていーいーのだーーー♫
(ハクション)
おわりだよ♫
チャン♫
だいなんかいめ「なんかいようかい?いまきたようかい」
ーー「北丸の家」ーー
家のチャイムがなったので両親が仕事でいないボクは玄関先に出向き応対する。
「きたまーる!!いまきたようかい」
と、ボクの家にやってきたのは友人なんかいようかいくんだ。
「やぁ。なんかいようかい?」
「それ、やめてくれよな。いまきたようかいだよ?」
と、ボクは笑った。
「きてくれたんだね。さーあがってくれよ」
「おじゃましまーす」
と、なんかいようかいくんを2階の部屋にあがらせた。
ーー「ボクの部屋」ーー
「どう?結構力作なんだい?かんそうきかせてくれないか?」
「うん。そうだね」
ボクはなんかいようかいくんが持ち込んだSF自作小説を読んでいる。
なんかいようかいくんはいつもなんども訪ねてくるから、あだなは「なんかいようかいいまきたようかい」とつけられている。
今日はよんかいも来ていたからね。
(ピンポーン)
と、玄関先にチャイムがなった。
「あ、お客さんだ。ごめんしばらくまっててね」
「おー。はやくしろよ」
と、ボクは部屋から出てかいだんを下りた。
ーーーーーー
「はい、どちらさま?」
と、ボクは玄関先のドアを開ける。
「やぁ、いまきたようかいさ」
「え?君、なんかいようかいかい?」
ボクはおどろいていた。そこになんかいようかいくんがいたから。
「何を言ってるんだ?しょうしんしょうめいのなんかいようかいだよ?」
「いまきたのかい?」
「よんかいめだぞ?何を言ってるんだい?」
ボクとなんかいようかいくんと話がかみあわなかった。じゃあ、ボクの部屋に上がり込んでいるなんかいようかいくんは誰だろう?
『おーい!まだかい?ぼくはくたびれそうだよ』
2階のボクの部屋から確かになんかいようかいくんの声がする。つまりなんかいようかいくんが2人いることになる。
「む?あいつの声がしたぞ?すまないが勝手にあがらせてもらうぞ」
「あ、ちょっと!?」
その目の前にいるなんかいようかいくんはくつをぬいでドタドタと家の中にあがりこんでボクの部屋にまつ2階へ上った。
『ん?おそか……おまえは!?うわあああなにおする。やめろーー!?』
ボクの部屋から激しい争う物音がする。
「まずいぞ。2人を止めないと」
ボクは急いで2階の部屋にあがると同時に激しい争う物音がきこえなくなった。
そして部屋のドアを開くと、、、
ーーボクの部屋中に緑色に散らばった鮮血の飛沫がまみれていた。
そこになんかいようかいくんのシャツに緑色のシミができていた。
「わるいな。部屋をよごしてしまったよ」
2人いるはずのなんかいようかいくんは1人だけだった。
エンディングテーマ曲
「ようかいいまきたのかい?」
歌詞 なんかいようかいくん
歌 なんかいようかいくん
作曲 なんかいようかいくん
~♫
よー、よー、べりーよよよかい♫
よー、よー、ぶりーよよよんかいめ♫
ようかいいまきたようかいなんかいかいようかいなんかいいまきたよよようかい♫
ーー「八木家」ーー
「ようかいいまきたようかいなんなんかいようかく。あーーまた最初からーー!!」
八木家家族一同なんかいようかいくんのアニメを観ていた。
この古き良き昭和風アニメを懐かしく感じる八木沙凪は「なんかいめかしら?」と、わざとボケたふりをしていて、「ようかいだよ」と家族一同答えて笑った。
なんかいようかいくん 完
ーー「八木家」ーー
『ボクはなんかいようかい?いまきたようかい』
お茶の間に流れるテレビアニメ。
タイトル「なんかいようかいくん」は石山県内に流れるローカル局のアニメである。石山県内のアニメオタクの間ではPAKURINA派かなんかいようかい派の二大グループ派閥ができるほどである。ちなみに八木楓はなんかいようかい派であり、幼い頃から欠かさず見てるほどだったから。
そんななんかいようかいくんをもとにした怪異談を部活で披露することになった。
ーー「オープニングテーマ曲」ーー
歌詞 なんかいようかいくん
歌 なんかいようかいくん
作曲 なんかいようかいくん
~♪
なんかーいようかいかい♫
なんだーいよーかいかいの♫
ぼくはうまーれたときからようかいなのさ♫
(本当かい?)
ようかいはぼくさ♫
(本当?)
マジだよ♫
ようかいなんかいめなのさ♫
ぼくはよーかいなんだっていーいーのだーーー♫
(ハクション)
おわりだよ♫
チャン♫
だいなんかいめ「なんかいようかい?いまきたようかい」
ーー「北丸の家」ーー
家のチャイムがなったので両親が仕事でいないボクは玄関先に出向き応対する。
「きたまーる!!いまきたようかい」
と、ボクの家にやってきたのは友人なんかいようかいくんだ。
「やぁ。なんかいようかい?」
「それ、やめてくれよな。いまきたようかいだよ?」
と、ボクは笑った。
「きてくれたんだね。さーあがってくれよ」
「おじゃましまーす」
と、なんかいようかいくんを2階の部屋にあがらせた。
ーー「ボクの部屋」ーー
「どう?結構力作なんだい?かんそうきかせてくれないか?」
「うん。そうだね」
ボクはなんかいようかいくんが持ち込んだSF自作小説を読んでいる。
なんかいようかいくんはいつもなんども訪ねてくるから、あだなは「なんかいようかいいまきたようかい」とつけられている。
今日はよんかいも来ていたからね。
(ピンポーン)
と、玄関先にチャイムがなった。
「あ、お客さんだ。ごめんしばらくまっててね」
「おー。はやくしろよ」
と、ボクは部屋から出てかいだんを下りた。
ーーーーーー
「はい、どちらさま?」
と、ボクは玄関先のドアを開ける。
「やぁ、いまきたようかいさ」
「え?君、なんかいようかいかい?」
ボクはおどろいていた。そこになんかいようかいくんがいたから。
「何を言ってるんだ?しょうしんしょうめいのなんかいようかいだよ?」
「いまきたのかい?」
「よんかいめだぞ?何を言ってるんだい?」
ボクとなんかいようかいくんと話がかみあわなかった。じゃあ、ボクの部屋に上がり込んでいるなんかいようかいくんは誰だろう?
『おーい!まだかい?ぼくはくたびれそうだよ』
2階のボクの部屋から確かになんかいようかいくんの声がする。つまりなんかいようかいくんが2人いることになる。
「む?あいつの声がしたぞ?すまないが勝手にあがらせてもらうぞ」
「あ、ちょっと!?」
その目の前にいるなんかいようかいくんはくつをぬいでドタドタと家の中にあがりこんでボクの部屋にまつ2階へ上った。
『ん?おそか……おまえは!?うわあああなにおする。やめろーー!?』
ボクの部屋から激しい争う物音がする。
「まずいぞ。2人を止めないと」
ボクは急いで2階の部屋にあがると同時に激しい争う物音がきこえなくなった。
そして部屋のドアを開くと、、、
ーーボクの部屋中に緑色に散らばった鮮血の飛沫がまみれていた。
そこになんかいようかいくんのシャツに緑色のシミができていた。
「わるいな。部屋をよごしてしまったよ」
2人いるはずのなんかいようかいくんは1人だけだった。
エンディングテーマ曲
「ようかいいまきたのかい?」
歌詞 なんかいようかいくん
歌 なんかいようかいくん
作曲 なんかいようかいくん
~♫
よー、よー、べりーよよよかい♫
よー、よー、ぶりーよよよんかいめ♫
ようかいいまきたようかいなんかいかいようかいなんかいいまきたよよようかい♫
ーー「八木家」ーー
「ようかいいまきたようかいなんなんかいようかく。あーーまた最初からーー!!」
八木家家族一同なんかいようかいくんのアニメを観ていた。
この古き良き昭和風アニメを懐かしく感じる八木沙凪は「なんかいめかしら?」と、わざとボケたふりをしていて、「ようかいだよ」と家族一同答えて笑った。
なんかいようかいくん 完
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