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蜂鐘怪異談B2【完結】
177話「かいだんラップ3」
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「1」
ーー????ーー
とある廃墟の学校。
その夜分遅くに亡くなった幽霊の中年男性がさまようらしいの。
そう、私が今、体育館の倉庫に出向いて現れたから。
「う~ら~め~し~や~」
私はそこで叫んだ。
「今よ!!みんな!!」
「へ?」
その幽霊の中年男性は何のことか分からずじまいで密かに隠れていた友人達がシーツで取り押さえる。
「うぉい!?いや、ちょっ!?」
その幽霊の顔出しを絶好のシャッターチャンスにより、デジタルカメラで写真を撮りまくる。
「違うだろ!?」とその幽霊の中年男性は何かを叫んでフッと煙のように忽然と姿を消した。
次の日、部室で撮りまくった写真をパソコン上から現像すると、先程の幽霊は青白くぼやけていた。
「あーあ。綺麗に撮れてないね。南原さん」
「ま、仕方ないわよ。彼はレアですから」
巷のオカルトマニアで話題になってる南原十郎さん。かなり滅多に人前で現れないという超レアモノの人物である。
彼の写り込んだ写真には数万円の破格のネトオクで落札されるのだった。私たちはその写り込んだ写真を部活動の活動費として計上する。
「じゃあ気を取り直してもう一度やりましょう」
と私、中医莉亞が宣言するとーー、
「もう来なくてええよ!!」とどこかから中年男性の叫び声がしたが友人誰もどこにいるのか確認することは出来なかった。
かいだんラップ3 完
ーー????ーー
とある廃墟の学校。
その夜分遅くに亡くなった幽霊の中年男性がさまようらしいの。
そう、私が今、体育館の倉庫に出向いて現れたから。
「う~ら~め~し~や~」
私はそこで叫んだ。
「今よ!!みんな!!」
「へ?」
その幽霊の中年男性は何のことか分からずじまいで密かに隠れていた友人達がシーツで取り押さえる。
「うぉい!?いや、ちょっ!?」
その幽霊の顔出しを絶好のシャッターチャンスにより、デジタルカメラで写真を撮りまくる。
「違うだろ!?」とその幽霊の中年男性は何かを叫んでフッと煙のように忽然と姿を消した。
次の日、部室で撮りまくった写真をパソコン上から現像すると、先程の幽霊は青白くぼやけていた。
「あーあ。綺麗に撮れてないね。南原さん」
「ま、仕方ないわよ。彼はレアですから」
巷のオカルトマニアで話題になってる南原十郎さん。かなり滅多に人前で現れないという超レアモノの人物である。
彼の写り込んだ写真には数万円の破格のネトオクで落札されるのだった。私たちはその写り込んだ写真を部活動の活動費として計上する。
「じゃあ気を取り直してもう一度やりましょう」
と私、中医莉亞が宣言するとーー、
「もう来なくてええよ!!」とどこかから中年男性の叫び声がしたが友人誰もどこにいるのか確認することは出来なかった。
かいだんラップ3 完
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