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俗ノ花怪異談X【完結】
172話「うしろおねぇさん」
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「1」
ーー「イシヤマテレビ局内」ーー
「お憑かれ様でしたー」
初バラエティ番組終えた各スタッフは後片付けや収録編集作業などがある。
そんな新人ADの彼女は収録編集作業を行うが気になる部分を発見する。
ーーそれは番組の映像に出演者と映し出されるうしろ姿の黒の長髪の白のワンピースの若い女性。
そのうしろ姿の女性はずっとうしろむきだった。
新人ADはその収録した映像を早送りしてみた。
それでもうしろ向きであり振り向くことないので気になっていた。
そこでプツンと映像が途切れてしまう。
新人ADは慌てて機材をチェックする。
そこで新人ADは恐怖視聴することになる。
途切れた映像が再び映し出されるときに真っ暗な部屋に先程の若い後姿の女性が立っていた。
そのうしろ向き姿の女性はゆっくりと振り向く。
ーー首を捻じ曲げながら新人ADをニタニタと笑いかける。
そして首元をグネグネと回転してゆく。
その視聴を閲覧した新人ADは白目を向きながら口から泡を吹いて気絶した。
「2」
「……という怪異談ですの」
とある局内で収録するお茶の間で流れる出演者から悲鳴があがる。
その怪異談語る彼女は星田星夏。
石山県内ではタレント歌手として知られているが趣味の一環として怪異談語りをするのだった。
その番組はその怪異談で盛り上がり、収録終えた。
「お憑かれ様でしたー♪」
星夏は収録終えてそのままゆっくりと女性マネージャーの運転する軽自動車に乗り込み帰路の鐘技駅前に降りた。
ーー「電車内」ーー
外の景色はとても暗く日は落ちていた。
利用客は相変わらず混雑しており、学生やサラリーマンやOLである。
星夏の姿を見かけても多少の地元の住人は目にかけるが星夏の居眠り姿というより、爆睡してる所からちょっとした熱烈ファンからの警護により、うかつに声がかけなくなっていたのである。
『次の停車駅は花咲駅前~花咲駅前~』
車掌のアナウンスより、次に降りる駅に忘れずに星夏は降りる準備をした。
「3」
ーー「花咲駅前」ーー
星夏はあくびをしながら帰宅する。
その自宅で徒歩を向かう最中に鳥肌が立つような気配を感じたのだ。
星夏は周囲を確認するとーー、
うしろ向き姿の長い茶髪の白のワンピースの女性が立っていた。
そのうしろ向き姿の女性は振り向くと……。
ーー「星田星夏の部屋」ーー
「はっ!?」
星夏は寝室のベッドから目を覚まして勢いよく身体起こした。
周囲を確認すると自分の部屋のようだった。
最後のうしろ姿の長い茶髪女性の姿からそれ以降の行動が全く記憶がなかった。
それどころか悶々とした先程のうしろ姿の正面姿が気になっていてしょうがなかった。
星夏は学校に遅刻寸前なるまでうしろ向き姿の女性の事を考えていた。
「4」
ーー「野花高校一階廊下」ーー
「……さん。……夏さん!」
「はっ!?なんですの?えるみさん」
星夏は親友である古宮永えるみの会話にも頭が入らなかった。
そんなときに以前見かけたうしろ向き姿の長い茶髪の女性を遠くから見かける。
星夏はその場に彼女の跡を追いかけた。正体はーー。
ーー正体は永木桜だった。
先程のうしろ向き姿の女性とは違っていたのでがっくりとした星夏はそのまま友人えるみの元へ戻った。
ーーーーーーー。
星夏は学校の帰り道、まだあのうしろ向き姿の長い茶髪女性が気になっていた。
その正面姿を一度だけ拝見したいと思っていた。
その時踏切内に立っているうしろ向き姿の白のワンピースの長い茶髪女性が立っていた。
そこで星夏は声をかけてみる。
するとそのうしろ向き姿の女性はゆっくりと正面を向く。
星夏はそこで目を見開く。
ただ、そこで踏切内に電車が通過してそのうしろ向き姿の女性も消えた。
一瞬だが視えたのだ。
その正面の姿を拝見して星夏はうつむいてしまった。
そのうしろ向き姿の正面の顔は骸骨であり目元から黒い涙を流していたからだ。
「5」
星夏はしばらく怪異談語りを控えていたのはあの出来事が気になっていた。
そんな時に再びうしろ向き姿の長い茶髪女性の白いワンピースが彼女の前に現れる。
その時に星夏は罰悪そうにしていたが目を離した隙に消えていた。
そこで星夏はその場で謝罪すると再びうしろ向き女性が出現したの見て「あなたはわたくしを許してくれるの?」と問いかけるとそのうしろ向き姿の女性は再び目を離した隙に消えた。
その時に星夏は再び怪異談語りを本格的に再開したが決して茶化することは無くなった。
うしろおねぇさん 完
ーー「イシヤマテレビ局内」ーー
「お憑かれ様でしたー」
初バラエティ番組終えた各スタッフは後片付けや収録編集作業などがある。
そんな新人ADの彼女は収録編集作業を行うが気になる部分を発見する。
ーーそれは番組の映像に出演者と映し出されるうしろ姿の黒の長髪の白のワンピースの若い女性。
そのうしろ姿の女性はずっとうしろむきだった。
新人ADはその収録した映像を早送りしてみた。
それでもうしろ向きであり振り向くことないので気になっていた。
そこでプツンと映像が途切れてしまう。
新人ADは慌てて機材をチェックする。
そこで新人ADは恐怖視聴することになる。
途切れた映像が再び映し出されるときに真っ暗な部屋に先程の若い後姿の女性が立っていた。
そのうしろ向き姿の女性はゆっくりと振り向く。
ーー首を捻じ曲げながら新人ADをニタニタと笑いかける。
そして首元をグネグネと回転してゆく。
その視聴を閲覧した新人ADは白目を向きながら口から泡を吹いて気絶した。
「2」
「……という怪異談ですの」
とある局内で収録するお茶の間で流れる出演者から悲鳴があがる。
その怪異談語る彼女は星田星夏。
石山県内ではタレント歌手として知られているが趣味の一環として怪異談語りをするのだった。
その番組はその怪異談で盛り上がり、収録終えた。
「お憑かれ様でしたー♪」
星夏は収録終えてそのままゆっくりと女性マネージャーの運転する軽自動車に乗り込み帰路の鐘技駅前に降りた。
ーー「電車内」ーー
外の景色はとても暗く日は落ちていた。
利用客は相変わらず混雑しており、学生やサラリーマンやOLである。
星夏の姿を見かけても多少の地元の住人は目にかけるが星夏の居眠り姿というより、爆睡してる所からちょっとした熱烈ファンからの警護により、うかつに声がかけなくなっていたのである。
『次の停車駅は花咲駅前~花咲駅前~』
車掌のアナウンスより、次に降りる駅に忘れずに星夏は降りる準備をした。
「3」
ーー「花咲駅前」ーー
星夏はあくびをしながら帰宅する。
その自宅で徒歩を向かう最中に鳥肌が立つような気配を感じたのだ。
星夏は周囲を確認するとーー、
うしろ向き姿の長い茶髪の白のワンピースの女性が立っていた。
そのうしろ向き姿の女性は振り向くと……。
ーー「星田星夏の部屋」ーー
「はっ!?」
星夏は寝室のベッドから目を覚まして勢いよく身体起こした。
周囲を確認すると自分の部屋のようだった。
最後のうしろ姿の長い茶髪女性の姿からそれ以降の行動が全く記憶がなかった。
それどころか悶々とした先程のうしろ姿の正面姿が気になっていてしょうがなかった。
星夏は学校に遅刻寸前なるまでうしろ向き姿の女性の事を考えていた。
「4」
ーー「野花高校一階廊下」ーー
「……さん。……夏さん!」
「はっ!?なんですの?えるみさん」
星夏は親友である古宮永えるみの会話にも頭が入らなかった。
そんなときに以前見かけたうしろ向き姿の長い茶髪の女性を遠くから見かける。
星夏はその場に彼女の跡を追いかけた。正体はーー。
ーー正体は永木桜だった。
先程のうしろ向き姿の女性とは違っていたのでがっくりとした星夏はそのまま友人えるみの元へ戻った。
ーーーーーーー。
星夏は学校の帰り道、まだあのうしろ向き姿の長い茶髪女性が気になっていた。
その正面姿を一度だけ拝見したいと思っていた。
その時踏切内に立っているうしろ向き姿の白のワンピースの長い茶髪女性が立っていた。
そこで星夏は声をかけてみる。
するとそのうしろ向き姿の女性はゆっくりと正面を向く。
星夏はそこで目を見開く。
ただ、そこで踏切内に電車が通過してそのうしろ向き姿の女性も消えた。
一瞬だが視えたのだ。
その正面の姿を拝見して星夏はうつむいてしまった。
そのうしろ向き姿の正面の顔は骸骨であり目元から黒い涙を流していたからだ。
「5」
星夏はしばらく怪異談語りを控えていたのはあの出来事が気になっていた。
そんな時に再びうしろ向き姿の長い茶髪女性の白いワンピースが彼女の前に現れる。
その時に星夏は罰悪そうにしていたが目を離した隙に消えていた。
そこで星夏はその場で謝罪すると再びうしろ向き女性が出現したの見て「あなたはわたくしを許してくれるの?」と問いかけるとそのうしろ向き姿の女性は再び目を離した隙に消えた。
その時に星夏は再び怪異談語りを本格的に再開したが決して茶化することは無くなった。
うしろおねぇさん 完
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