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鐘技怪異談W❽巻【完結】
162話「独歳私刑」
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「1」
ーー「星金麻里奈の自宅」ーー
「麻里奈ごはんよー」
「はーい」
わたちは星金麻里奈。16歳。
立派なレディなの。
今日も夕飯にはわたちの大好きなエビフライを食べると、テレビでニュースをやっていた。
『賛成否決の投票をお願いしますーー』
内容は政治関連だったがわたちはこれをヒントを元にとある怪異談を思いついた。
そう、わたちは鐘技怪異談部の部員だったから。妹も野花怪異談部だからわたちと一緒だ。
夕飯を食べて食器を洗った後はノートに怪異談ネタを書き留めた。
次の部活でその怪異談を披露することになったの。
ーーーーーーー。
私の名前は時川文香、15歳。
最近暇つぶしに何か出来ないかとスマホでアプリ検索してると、ちょうどオカルトアプリを見つけたのだ。
そのタイトルは『独歳私刑』というアプリ。
まずランダムに不特定多数を選んだユーザー100人に好きな私刑をYESかNOを二択答えるモノである。
もし、YESが多数ならば好きな私刑に適用できるがNOが多数ならば私刑は適用されないからデメリットは少なかったから私は気に入りアプリをインストールした。
そこで初めて私刑が導入されて内容はヤギプリン毎日一個食べられるという私刑の内容に当然私はYESと答えた。
そしてすぐ集計されてYES78人でNO22人で多数可決された。
私刑は一日一回行われるみたいだった。
そこで私は眠気を感じてそのまま就寝した。
次の日、私の元にヤギプリンが置かれていた。
あのアプリは本物だった。
だから有効に活用としたが私はこのアプリの真の恐ろしさに気づくことはまだなかった。
「2」
今回私の成果はこれだ。
美人刑
太らない刑
モテる刑
歌が下手になる刑
動物が苦手になる刑
以上だ。
ただ、好きな犬に触れなくなるのは少し残念だった。
そして学校に登校するとみんなに告白されまくって大変だった。
そろそろいいかなという時に私はある私刑で逃れなくなるのだ。
「え?独歳私刑を途中でやめられなくなる刑って……」
私は困惑したが当然ながらNOした。
しかし結果は……。
YES98人NO2人である。
NOは当然私も含まれていた。
「どうしょう」と私はこの逃れない独歳私刑に巻き込まれてしまった。
「3」
今回の刑はこんな感じである。
独歳私刑に従わないモノは死刑になる刑
死ぬ時は一緒になる刑
独身刑
以上だ。
最後の独身刑でようやく私は独歳私刑から逃れることはできた。
なぜなら独身刑だから。
毎日ヤギプリンで命をつないでる私。
ひとりぼっちだが他の独身刑にいる方は別の場所に独身でいられるかもしれない。
「4」
わたちが怪異談を披露したその帰り道に修道服を着たおば……お姉さんに話かけられた。
「あなたはこれからわたしになるのよ」
「え?」
そのお姉さんの身体からブワーとナニカが溢れて私の口に入り込んだ。
ーーーーーーー。
わたちは星金麻里奈。
わたちは……。
わたしは、
わたしは、
わたしはわたしなの。
私は〇〇。
そう、エイエンから甦った彼女だから。
私の名前はーー。
独歳私刑 完
ーー「星金麻里奈の自宅」ーー
「麻里奈ごはんよー」
「はーい」
わたちは星金麻里奈。16歳。
立派なレディなの。
今日も夕飯にはわたちの大好きなエビフライを食べると、テレビでニュースをやっていた。
『賛成否決の投票をお願いしますーー』
内容は政治関連だったがわたちはこれをヒントを元にとある怪異談を思いついた。
そう、わたちは鐘技怪異談部の部員だったから。妹も野花怪異談部だからわたちと一緒だ。
夕飯を食べて食器を洗った後はノートに怪異談ネタを書き留めた。
次の部活でその怪異談を披露することになったの。
ーーーーーーー。
私の名前は時川文香、15歳。
最近暇つぶしに何か出来ないかとスマホでアプリ検索してると、ちょうどオカルトアプリを見つけたのだ。
そのタイトルは『独歳私刑』というアプリ。
まずランダムに不特定多数を選んだユーザー100人に好きな私刑をYESかNOを二択答えるモノである。
もし、YESが多数ならば好きな私刑に適用できるがNOが多数ならば私刑は適用されないからデメリットは少なかったから私は気に入りアプリをインストールした。
そこで初めて私刑が導入されて内容はヤギプリン毎日一個食べられるという私刑の内容に当然私はYESと答えた。
そしてすぐ集計されてYES78人でNO22人で多数可決された。
私刑は一日一回行われるみたいだった。
そこで私は眠気を感じてそのまま就寝した。
次の日、私の元にヤギプリンが置かれていた。
あのアプリは本物だった。
だから有効に活用としたが私はこのアプリの真の恐ろしさに気づくことはまだなかった。
「2」
今回私の成果はこれだ。
美人刑
太らない刑
モテる刑
歌が下手になる刑
動物が苦手になる刑
以上だ。
ただ、好きな犬に触れなくなるのは少し残念だった。
そして学校に登校するとみんなに告白されまくって大変だった。
そろそろいいかなという時に私はある私刑で逃れなくなるのだ。
「え?独歳私刑を途中でやめられなくなる刑って……」
私は困惑したが当然ながらNOした。
しかし結果は……。
YES98人NO2人である。
NOは当然私も含まれていた。
「どうしょう」と私はこの逃れない独歳私刑に巻き込まれてしまった。
「3」
今回の刑はこんな感じである。
独歳私刑に従わないモノは死刑になる刑
死ぬ時は一緒になる刑
独身刑
以上だ。
最後の独身刑でようやく私は独歳私刑から逃れることはできた。
なぜなら独身刑だから。
毎日ヤギプリンで命をつないでる私。
ひとりぼっちだが他の独身刑にいる方は別の場所に独身でいられるかもしれない。
「4」
わたちが怪異談を披露したその帰り道に修道服を着たおば……お姉さんに話かけられた。
「あなたはこれからわたしになるのよ」
「え?」
そのお姉さんの身体からブワーとナニカが溢れて私の口に入り込んだ。
ーーーーーーー。
わたちは星金麻里奈。
わたちは……。
わたしは、
わたしは、
わたしはわたしなの。
私は〇〇。
そう、エイエンから甦った彼女だから。
私の名前はーー。
独歳私刑 完
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