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野花怪異談N④巻【完結】
51話「ブッギー?ヤルカー!ー②ー」
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「5」
ーー「穴美の自宅」ーー
「じゃあ、今日もブッギーヤルカー!」
と、今回号令するのは穴太ではなく穴吉だった。
穴太はブッギーを穴美をあげた後、彼らの誘いを断って仕方なく他の友人である。穴香と穴郎を誘った。
いつものようにブッギーをやっていると突如誰かの空き腹が鳴る。
「穴美~!すまねぇ。俺なんか腹へっちまった。なんか食いもんねぇーか?」
「冷蔵庫にブッギーならあるわよ。お母さんの会社から大量に持ち込んでるから」
「おっ悪いな。じゃあテキトーにつまんでくるわ」
穴吉は冷蔵庫に向かった。
(わーい、わーい)
穴美の周囲に飛ぶ妖精は誰も気づかれずに無視されている。
「ねー。穴美」
「なあに?穴香」
「私にもブッギー貸してくれない?」
んーと少し迷いがあったが心が広い穴美は貸すことに決めた。
「いいわよ。貸してあげる」
「ありがとう」
「あ、オレも貸してくれないか?」
「わたしも」
「いいわよ。ちゃんと借りたら返してね」
この時、穴美は彼らから顰蹙を買われることに知らない。
(うふふ)
「じゃあまた明日ね」
「うん。またね」
穴香達は夕方遅くまでブッギーをやって帰った。
穴香の手にはブッギーを所持している。
穴美は穴香達を見送ると雪が降っていた。
穴美は忘れずに明日の学校へ行く時の防寒具を揃える準備した。
(そーり、そーり)
ーー「穴黒小学校6年3組クラス」ーー
「穴郎くん!穴郎くん!」
穴郎は机にひれつぶして寝ていた所で穴美に起こされた。
「どうしたの?穴美さん」
「これ!あなたに貸し……いえ、もらってちょうだい」
無理矢理手渡されたのはアナログゲームブッギーだった。
「え?いいの?これぼくに」
「う、うん。じゃあ、私はこれで」
穴美は去っていた。
穴郎はブッギーをもらうよりかは穴美からもらってくれるのが何より嬉しかったのか、頬を少しだけ赤く染めた。
「6」
ーー「穴郎の自宅」ーー
「じゃあ、いつものようにブッギーヤルカー!」
「う、うん」
穴美からブッギーをゆすりうけた1週間、穴美おろか他の友人達に誘っても何かといい訳をしてプレイするのは穴郎と穴吉の2人だけだった。
そして横目をチラチラと穴郎は穴吉のプレイを見ながら覚悟を決めて話を切り出した。
「ねー。穴吉くん」
「ん?なんだ~穴郎?」
「よかったら。ブッギーもらってくれない?」
穴吉は一瞬目を丸くするが突如目をきかせて問い詰める。
「も、もしかしてアナログのブッギー!?」
「う、うん。そうだよ」
「うそのう・そじゃないよな!?マのマジでカルじゃないよな!?」
「マジだよ」
穴吉は穴郎を思わず抱きしめた。
「おー!!アナログの穴の友よ!!」
穴吉からにじりゆる汗臭い体から少し複雑そうな穴郎だった。
ーー「穴吉の自宅」ーー
静かりまった夜。穴吉はいつものようにいびきをかいて寝ていた。
と、そこに穴吉の周りに飛ぶ妖精がクスクスと飛び周り何か物体らしき物を落としていた。そして次の朝日を迎える頃には穴吉の部屋は悲惨な状況になり、家族全員阿鼻叫喚事態になった。
ーー「穴黒小学校6年3組教室」ーー
穴太はいつものように机をひれつぶして寝ていたところを友人の穴美達に起こされた。
「な、なんだよ!?おまえら」
「これ!返すわ」
穴美はブッギーを穴太の机に叩きつけた。
(ビク)
「おい!?いらねーよ。こんなもん!」
穴太は負けじと穴美達に押し付けようとするが受け取らない。
「これ、あきたなら私たちに押し付けないでくれるかな!」
「押し付けてんのそっちだろ?おまえだってあげたらよろこんでたじゃねーか!?」
「こんなものだと最初からわかってれば、私たちだっていらないわよ!?」
穴太と穴美達は双方とも押し付けあいする。そして、とうとう穴太は堪忍袋が切れて、
「うるせー。いらねーたら、いらないんだよ!!こんなクソゲーヤルカー!!」
バァンと思いっきりブッギーを叩きつけた。
と、周囲に飛んでた妖精がワナワナと震え出して。
(あ、きたーーーー!!)
ブッギーの周囲に突然コレが溢れ出してきた。
「うわ!?」
「な、なに!?」
教室のあふればかりコレは穴太達おろかその場にいるクラスメイト達を巻きこむほどだった。
(フー。スッキリ)
この大惨事が起きた後、しばらく学校の給食はブロッコリーづくしだった。
「7」
カァー、カァーと夕焼けに鳴くカラスたち。
そこに1人さびしくブッギーを抱えながら帰宅する穴太。
あれ以来、家族や学校の友人からもムシされてしまい両親からもブッギーを処分しなければ家に戻るな始末だった。
穴太が深いため息を吐いてるとそこに新聞を読んでいるガイコツ頭の青年が穴太をじっと見ていた。
穴太はもしやと思い穴太はガイコツ頭の青年に近づく。
「おじさん。これあげるよ」
「おー。遠慮なくいただくぞ」
穴太はガイコツ頭の青年にブッギーを手渡すとスゥーと徐々に身体ごと消失した。
ーー「北臓の自宅」ーー
楓、虫男、翼、手鞠4人は北臓の自宅に訪れていた。
「あー。お待ちしておりました。さっさお上がりください」
「お邪魔します。北臓さん。これつまらないものですが」
「おおー!!これはこれは!!アナグロじゃないですか。これは私たちでぜひめしあがります」
たいていつまらない物といってもよろこばれるのがオチだったりすることが多い品である。
居間に来てみると先客がいたようで黒田ジョージがいた。
「あ、先輩も来てたんですか!!」
「おー。先にお邪魔してるぞ」
「さあさあ、みなさん丁度焼きあがった所です。どうぞ」
「あら、見事な焼き林檎ですね」
北臓が運び出された焼き林檎には甘い香が部屋中に漂う。
「美味しいそうですね。これも北臓さんのかってるムシのおかげですか?」
「はい。ムシたちもやる気出してるのか力を入れてますよ。なにせここんとこかってるので」
ははと冗談を言うようになった北臓。
北臓は最近蜂を飼うようになってから、自分で蜂蜜を製造している。そして最近人づきあいも増えてご近所さんや新しくできた友人達などにおすそわけしたところ好評であった。
「桜たちも来ればよかったな」
「彼女達は大のムシぎらいですから美味しいムシにはご縁がなかったみたいでしょうね」
この事実を知った彼女たちの反応はアナアナと泣き喚いていた。なお大軌はムシされてだいごに至っては神ゲーム制作に忙しかった。
「いやぁ。なにぶんコレを押し付けたばかりにおまけにハチミツとアレもらってありがとうございます」
「いえいえ。私のほうこそ助かりました。なにせ私はかってますからおかげで食費が浮きましたわ」
あははとジョージと北臓は談笑する。
「まさに押し付け合い友ですね」
「すみません。ジョージさんのアレとはなんですか?」
「北臓さんがかってるクモだよ」
虫男は林檎にかぶりつきながら手鞠に教えた。
「アレはいいもんですな。おかげでうちのガウガウとポネは仲良くやっていますよ。ふむふむそろそろ名前もつけないといかんですな」
「ぜひ、アレに名前をつけてやってください。喜びますから」
北臓は淹れた紅茶を一口飲む。
黙っていた翼が突然あーと叫んだ。
「どうした?翼」
「これってもしかしてブッギー?これ、めちゃくちゃ欲しかったやつだ!おじさんこれ貸してくださいというよりください」
ふむと少し悩む北臓は口を開く。
「うちはかってるからこれの扱いは困らないからいいんだけど君はコレを扱えるのかい?」
「大丈夫だよ。うちの倉庫にも似たような曰く付きあるからひとつやふたつ増えても会社でさばけられるから大丈夫だよ。あっ!?そうだ!おじさんにもひとつかふたつ貸してあげるね。ムシにはいい栄養出す品あるから」
と、翼は必死にセールストークを進める。
「ふむどうやら、彼の家が1番かってるようだな」
「そのようですな。私は1番かってると思ってましたが彼の財力には敵わないですな」
「北臓さん買収されましたね」
クスクスと楓達は笑った。
この後、ブッギーをみんなで長くプレイして遊んだ。
ーー「永木屋敷邸コレクションルーム」ーー
ここは、永木屋敷邸にあるコレクションルームである。
古今東西各所にちらばめてある曰く付きのモノがある。
そこにブッギーが飾られており、そのアナログゲームのブッギーはもちろんことそこにもう一つのブッギーがある。
そこに瘴気をやられないように防護ガスマスクを身につけた永木翼が訪れる。
そこにブッギーの妖精がブロッコリーを食べてるそばの近くのモアイに似た銅像がブッギーである。
(あ、でちゃう)
ブッギーの穴からもりもりと出るそれは椎茸である。
産まれたてなのかほかほかと生暖かかった。
このブッギーは亜季田奈羅というボードゲームについてる銅像である。
曰く付きのボードゲームであり、コレ(椎茸)を排出する。
ちなみに妖精は妖精武器門家についてる持ち主の生命力を吸い取るモノであり、これも多少危険であるがキ族に対しては全く無害である。
そして北臓からもらったのは亜季田奈羅であり、コレがある曰く付きのボードゲームである。
そしてブッギーから排出したコレをいくつか回収して永木屋敷邸の夕食として出される。
この分厚い椎茸ステーキは桜がおかわりするほど好評だった。
しかし、ブッギーから出るモノとは知らされないままその椎茸を贔屓にしていた。
ブッギー?ヤルカー! 完
ーー「穴美の自宅」ーー
「じゃあ、今日もブッギーヤルカー!」
と、今回号令するのは穴太ではなく穴吉だった。
穴太はブッギーを穴美をあげた後、彼らの誘いを断って仕方なく他の友人である。穴香と穴郎を誘った。
いつものようにブッギーをやっていると突如誰かの空き腹が鳴る。
「穴美~!すまねぇ。俺なんか腹へっちまった。なんか食いもんねぇーか?」
「冷蔵庫にブッギーならあるわよ。お母さんの会社から大量に持ち込んでるから」
「おっ悪いな。じゃあテキトーにつまんでくるわ」
穴吉は冷蔵庫に向かった。
(わーい、わーい)
穴美の周囲に飛ぶ妖精は誰も気づかれずに無視されている。
「ねー。穴美」
「なあに?穴香」
「私にもブッギー貸してくれない?」
んーと少し迷いがあったが心が広い穴美は貸すことに決めた。
「いいわよ。貸してあげる」
「ありがとう」
「あ、オレも貸してくれないか?」
「わたしも」
「いいわよ。ちゃんと借りたら返してね」
この時、穴美は彼らから顰蹙を買われることに知らない。
(うふふ)
「じゃあまた明日ね」
「うん。またね」
穴香達は夕方遅くまでブッギーをやって帰った。
穴香の手にはブッギーを所持している。
穴美は穴香達を見送ると雪が降っていた。
穴美は忘れずに明日の学校へ行く時の防寒具を揃える準備した。
(そーり、そーり)
ーー「穴黒小学校6年3組クラス」ーー
「穴郎くん!穴郎くん!」
穴郎は机にひれつぶして寝ていた所で穴美に起こされた。
「どうしたの?穴美さん」
「これ!あなたに貸し……いえ、もらってちょうだい」
無理矢理手渡されたのはアナログゲームブッギーだった。
「え?いいの?これぼくに」
「う、うん。じゃあ、私はこれで」
穴美は去っていた。
穴郎はブッギーをもらうよりかは穴美からもらってくれるのが何より嬉しかったのか、頬を少しだけ赤く染めた。
「6」
ーー「穴郎の自宅」ーー
「じゃあ、いつものようにブッギーヤルカー!」
「う、うん」
穴美からブッギーをゆすりうけた1週間、穴美おろか他の友人達に誘っても何かといい訳をしてプレイするのは穴郎と穴吉の2人だけだった。
そして横目をチラチラと穴郎は穴吉のプレイを見ながら覚悟を決めて話を切り出した。
「ねー。穴吉くん」
「ん?なんだ~穴郎?」
「よかったら。ブッギーもらってくれない?」
穴吉は一瞬目を丸くするが突如目をきかせて問い詰める。
「も、もしかしてアナログのブッギー!?」
「う、うん。そうだよ」
「うそのう・そじゃないよな!?マのマジでカルじゃないよな!?」
「マジだよ」
穴吉は穴郎を思わず抱きしめた。
「おー!!アナログの穴の友よ!!」
穴吉からにじりゆる汗臭い体から少し複雑そうな穴郎だった。
ーー「穴吉の自宅」ーー
静かりまった夜。穴吉はいつものようにいびきをかいて寝ていた。
と、そこに穴吉の周りに飛ぶ妖精がクスクスと飛び周り何か物体らしき物を落としていた。そして次の朝日を迎える頃には穴吉の部屋は悲惨な状況になり、家族全員阿鼻叫喚事態になった。
ーー「穴黒小学校6年3組教室」ーー
穴太はいつものように机をひれつぶして寝ていたところを友人の穴美達に起こされた。
「な、なんだよ!?おまえら」
「これ!返すわ」
穴美はブッギーを穴太の机に叩きつけた。
(ビク)
「おい!?いらねーよ。こんなもん!」
穴太は負けじと穴美達に押し付けようとするが受け取らない。
「これ、あきたなら私たちに押し付けないでくれるかな!」
「押し付けてんのそっちだろ?おまえだってあげたらよろこんでたじゃねーか!?」
「こんなものだと最初からわかってれば、私たちだっていらないわよ!?」
穴太と穴美達は双方とも押し付けあいする。そして、とうとう穴太は堪忍袋が切れて、
「うるせー。いらねーたら、いらないんだよ!!こんなクソゲーヤルカー!!」
バァンと思いっきりブッギーを叩きつけた。
と、周囲に飛んでた妖精がワナワナと震え出して。
(あ、きたーーーー!!)
ブッギーの周囲に突然コレが溢れ出してきた。
「うわ!?」
「な、なに!?」
教室のあふればかりコレは穴太達おろかその場にいるクラスメイト達を巻きこむほどだった。
(フー。スッキリ)
この大惨事が起きた後、しばらく学校の給食はブロッコリーづくしだった。
「7」
カァー、カァーと夕焼けに鳴くカラスたち。
そこに1人さびしくブッギーを抱えながら帰宅する穴太。
あれ以来、家族や学校の友人からもムシされてしまい両親からもブッギーを処分しなければ家に戻るな始末だった。
穴太が深いため息を吐いてるとそこに新聞を読んでいるガイコツ頭の青年が穴太をじっと見ていた。
穴太はもしやと思い穴太はガイコツ頭の青年に近づく。
「おじさん。これあげるよ」
「おー。遠慮なくいただくぞ」
穴太はガイコツ頭の青年にブッギーを手渡すとスゥーと徐々に身体ごと消失した。
ーー「北臓の自宅」ーー
楓、虫男、翼、手鞠4人は北臓の自宅に訪れていた。
「あー。お待ちしておりました。さっさお上がりください」
「お邪魔します。北臓さん。これつまらないものですが」
「おおー!!これはこれは!!アナグロじゃないですか。これは私たちでぜひめしあがります」
たいていつまらない物といってもよろこばれるのがオチだったりすることが多い品である。
居間に来てみると先客がいたようで黒田ジョージがいた。
「あ、先輩も来てたんですか!!」
「おー。先にお邪魔してるぞ」
「さあさあ、みなさん丁度焼きあがった所です。どうぞ」
「あら、見事な焼き林檎ですね」
北臓が運び出された焼き林檎には甘い香が部屋中に漂う。
「美味しいそうですね。これも北臓さんのかってるムシのおかげですか?」
「はい。ムシたちもやる気出してるのか力を入れてますよ。なにせここんとこかってるので」
ははと冗談を言うようになった北臓。
北臓は最近蜂を飼うようになってから、自分で蜂蜜を製造している。そして最近人づきあいも増えてご近所さんや新しくできた友人達などにおすそわけしたところ好評であった。
「桜たちも来ればよかったな」
「彼女達は大のムシぎらいですから美味しいムシにはご縁がなかったみたいでしょうね」
この事実を知った彼女たちの反応はアナアナと泣き喚いていた。なお大軌はムシされてだいごに至っては神ゲーム制作に忙しかった。
「いやぁ。なにぶんコレを押し付けたばかりにおまけにハチミツとアレもらってありがとうございます」
「いえいえ。私のほうこそ助かりました。なにせ私はかってますからおかげで食費が浮きましたわ」
あははとジョージと北臓は談笑する。
「まさに押し付け合い友ですね」
「すみません。ジョージさんのアレとはなんですか?」
「北臓さんがかってるクモだよ」
虫男は林檎にかぶりつきながら手鞠に教えた。
「アレはいいもんですな。おかげでうちのガウガウとポネは仲良くやっていますよ。ふむふむそろそろ名前もつけないといかんですな」
「ぜひ、アレに名前をつけてやってください。喜びますから」
北臓は淹れた紅茶を一口飲む。
黙っていた翼が突然あーと叫んだ。
「どうした?翼」
「これってもしかしてブッギー?これ、めちゃくちゃ欲しかったやつだ!おじさんこれ貸してくださいというよりください」
ふむと少し悩む北臓は口を開く。
「うちはかってるからこれの扱いは困らないからいいんだけど君はコレを扱えるのかい?」
「大丈夫だよ。うちの倉庫にも似たような曰く付きあるからひとつやふたつ増えても会社でさばけられるから大丈夫だよ。あっ!?そうだ!おじさんにもひとつかふたつ貸してあげるね。ムシにはいい栄養出す品あるから」
と、翼は必死にセールストークを進める。
「ふむどうやら、彼の家が1番かってるようだな」
「そのようですな。私は1番かってると思ってましたが彼の財力には敵わないですな」
「北臓さん買収されましたね」
クスクスと楓達は笑った。
この後、ブッギーをみんなで長くプレイして遊んだ。
ーー「永木屋敷邸コレクションルーム」ーー
ここは、永木屋敷邸にあるコレクションルームである。
古今東西各所にちらばめてある曰く付きのモノがある。
そこにブッギーが飾られており、そのアナログゲームのブッギーはもちろんことそこにもう一つのブッギーがある。
そこに瘴気をやられないように防護ガスマスクを身につけた永木翼が訪れる。
そこにブッギーの妖精がブロッコリーを食べてるそばの近くのモアイに似た銅像がブッギーである。
(あ、でちゃう)
ブッギーの穴からもりもりと出るそれは椎茸である。
産まれたてなのかほかほかと生暖かかった。
このブッギーは亜季田奈羅というボードゲームについてる銅像である。
曰く付きのボードゲームであり、コレ(椎茸)を排出する。
ちなみに妖精は妖精武器門家についてる持ち主の生命力を吸い取るモノであり、これも多少危険であるがキ族に対しては全く無害である。
そして北臓からもらったのは亜季田奈羅であり、コレがある曰く付きのボードゲームである。
そしてブッギーから排出したコレをいくつか回収して永木屋敷邸の夕食として出される。
この分厚い椎茸ステーキは桜がおかわりするほど好評だった。
しかし、ブッギーから出るモノとは知らされないままその椎茸を贔屓にしていた。
ブッギー?ヤルカー! 完
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